コラム

SNS運用の重要性やメリット、運用のコツを成功事例から学ぶ

最終更新日 2024年10月17日(Thu)

記事作成日 2022年10月18日(Tue)

近年、Webマーケティングにおいて重要性が加速しているのが、SNSの運用による認知拡大や売上促進です。

SNSを取り巻く消費者行動が変化するのにともない、SNS運用が企業に与える影響も大きくなっています。

SNS運用は今まで以上に直接的に企業の売上やブランドイメージの向上に貢献しているのです。

SNS運用はBtoB企業にとどまらず、BtoC企業でもビジネスの成功をもたらしています。

この記事では、現代におけるSNS運用の重要性と運用のポイントを成功事例とともに紹介します。

 

SNS運用とは

SNS運用とは

SNS運用とは企業アカウントで情報発信を行い、商品やサービスの認知拡大や売上アップを図ることです。

SNSを通して多くの人に自社の商品を知ってもらうだけでなく、ブランドイメージの向上を図ることも可能です。

企業のSNSアカウントを運用するにあたって、投稿内容はすべて企業に帰属します。

そのため、発信する内容には細心の注意を払う必要があります。

 

SNS運用の仕事内容

SNSを運用するときは、主に以下のような業務を行います。

  • KPI, KGIの設定
  • 投稿の作成
  • コメントへの返信
  • 効果測定
  • 競合調査
  • SNSトレンド調査
  • SNS企画の起案
  • PRを依頼するインフルエンサーの選定

SNS運用を成功させるには、やみくもに投稿だけしていれば良いというわけではありません。

目標設定や競合・マーケットの調査などを丁寧に行い、自社アカウントを伸ばすための戦略を立てて運用することが大切です。

SNS運用の戦略の1つである「PR」は、インフルエンサーを選定して自社の商品を紹介してもらうといった方法です。

インフルエンサーを活用したSNSマーケティング手法については下記のページで詳しく紹介していますので参考にしてください。

インフルエンサーの意味とは?マーケティングへの活用方法や注意点

 

各SNSの特徴

SNSにはそれぞれ特徴があるので、運用の目的やターゲットとするユーザーによって使い分けることが大切です。

各SNSの特徴を順番に紹介します。

  • Twitter

Twitterは「トレンド」機能があり、リアルタイムの情報を閲覧できるSNSです。

また、「リツイート」機能によって多くの人に投稿を見てもらえる可能性があるので、潜在顧客にアプローチしやすいのも特徴です。

拡散性が高いのはメリットですが、炎上しやすいSNSでもあるので投稿内容は慎重に精査する必要があります。

  • Instagram

Instagramは画像や動画に特化したSNSであり、商品やサービスを視覚的にアピールできるSNSです。

「ハッシュタグ」機能を活用すれば、フォロワーが少なくても多くのユーザーに投稿を見てもらえて閲覧数を伸ばせる可能性があります。

Instagramには「ストーリー」でリアルタイムの情報が発信できるので、通常の投稿と合わせて活用すれば企業のブランディングやPRがかなえられます。

  • YouTube

動画投稿をメインとするYouTubeは、国内外問わず多くのユーザー数を持つSNSです。

ユーザー層は若者が中心ですが50代〜60代の利用率も高いため、幅広い世代へのアプローチが可能です。

登録や動画のアップロードは無料なので、コストを抑えてプロモーションができるのがメリット。

共有機能で他のSNSと連携して宣伝できるのもポイントです。

  • FaceBook

Facebookは原則実名で登録することから公式性が高いSNSです。

公開範囲を指定することができて匿名性も低いので、企業の公式的な情報を発信するのに向いています。

匿名で投稿できるTwitterと異なり炎上しにくいのはメリットですが、拡散性が低いのでアプローチできる範囲が限られてしまうのがデメリット。

「Messenger」機能を使えばユーザーと直接コミュニケーションをとることが可能なので、採用活動などに用いられることもあります。

  • LINE

LINEはスマホユーザーのほとんどが日常的に利用しているSNSです。

ユーザー数が圧倒的に多く年齢層も幅広いので、多くの人にプロモーションできます。

「LINE公式アカウント」では、商品やサービスの紹介やキャンペーン情報の通知だけでなく、クーポンの配布やアンケートをとることも可能です。

顧客と個別にチャットのやりとりもできるのもメリットのひとつです。

ただし、LINE公式アカウントは不特定多数のユーザーには拡散されにくく、友だち登録をしてもらわないと配信ができない点はデメリットです。

 

SNS運用の重要性が増している要因

SNS運用の重要性が増している要因

近年急速にSNS運用の重要性が増しているのは、SNSの使い方が変化しているためです。

現在多くの企業がSNS運用に本腰を入れ始めている要因を解説します。

 

SNS普及率の向上

SNS運用の重要性が増している要因の1つは、SNS普及率が増加しているためです。

SNSの利用者割合が年々増加しているため、より多くの幅広いユーザーに情報を届けられるようになっています。

2022年に総務省が発表した「令和3年通信利用動向調査」によると、全世代の約8割がSNSを利用していることが分かります。

特に2021年から2022年までに60歳〜69歳で11.1%、70歳〜79歳で13.2%も利用者割合が増加しました。

多くの人が利用するSNSでのプロモーションに注力すれば、商品やサービスの売上アップやブランド価値が狙えます。

 

SNSを取り巻く消費者行動の変化

SNSが人々の購買行動に大きく貢献するようになったのも、SNS運用の重要性が増している要因です。

近年はSNS上で商品やサービスの口コミを検索する人が増えており、SNSがユーザーの行動に影響するようになりました。

また、インフルエンサーのSNS投稿をきっかけに商品に興味を持つ人も増えています。

※インフルエンサー:SNSで多くのフォロワーを抱え、大きな影響力を持つアカウントのこと

 

SNS運用をマーケティング手段に採用するメリット

SNS運用をマーケティング手段に採用するメリット

SNS運用をマーケティングに活用すると、顧客の獲得やコスト面、効率の良さなど様々なメリットがあります。

 

新規顧客の獲得につながる

急激に拡大しているSNS市場で情報発信すれば、これまでアプローチできなかった新しい顧客層まで情報を届けられるようになります。

新しい顧客層を開拓できて、ユーザーを増やせる可能性もあります。

 

コストを抑えて運用できる

どのSNSも基本的に無料で利用できるため、導入する際の初期コストがかからないのがメリットです。

 

拡散性が高く認知拡大に繋がりやすい

SNSは情報の拡散性が高いので、多くのユーザーの目に留まりやすいメリットがあります。

特にTwitterの拡散性は非常に高く、「リツイート」によって何万、何十万もの新しい潜在顧客にアプローチできる可能性があります。

「リツイート」を上手く利用すれば、広告コストをかけずに情報を拡散できます。

 

ブランドイメージの向上に貢献しやすい

近年はSNSを通してブランドイメージを作り上げる企業が増えています。

SNSに投稿する内容や、起用したインフルエンサー、タレントのイメージがそのままブランドのイメージに直結します。

 

ファンの育成にも効果的

SNSのフォロワーにとって価値のある情報を発信し続ければ、一般顧客をファンやロイヤルカスタマーへと育てられる期待が持てます。

常にアップデートされた情報が投稿されれば、顧客離れを防ぐことも可能です。

 

SNS運用の成功事例

SNS運用の成功事例

SNS運用の成功事例として、当社で実際に行ったインフルエンサーの活用例をご紹介します。

 

AYURA(アユーラ)のSNS運用成功事例

株式会社アインファーマシーズが運営するAYURAでは、当社のSNS運用代行サービスを通してInstagramフォロワーとの相互コミュニケーションの活性化、リブランディングに成功しました。

プロモーションをきっかけに運用をスタートしたInstagramは、社内のリソース不足もあり投稿数をこなすだけのものとなっていました。

リブランディングにあたり、メインターゲットとする20代後半〜30代とのコミュニケーションを活性化させるにはSNSを活用するのが良いのではないかと考え、リデルが提供するサービスを利用することに。

リデルではSNS運用の知見を持ったインフルエンサーと担当者が、二人三脚でサポートしています。
単純に数字を伸ばすだけでなく、ブランドの方向性や考えを理解したうえでのコンテンツ政策や運用を行い、Instagramに合ったブランドの世界観を作り上げます。

AYURAはリブランディングのタイミングではあったものの、SNS運用によって思い描くブランドの世界観が相違することなく届けられ、フォロワーとの相互コミュニケーションの活性化も実現しました。
https://service.liddell.tokyo/case/825/

 

タオル美術館グループのSNS運用・インフルエンサーマーケティング活用成功事例


タオルの産地で有名な愛媛県今治市にある一広株式会社。
一広株式会社が運営するタオル美術館グループでは、当社のSNS運用代行サービスによってInstagramのフォロワーを大きく増やしました。
そしてリアル店舗だけでなくECサイトも活用して新規顧客獲得とチャネル拡大の創出に成功したのです。

タオル美術館の課題点は、新規の顧客数が伸び悩んでいることでした。
以前はTVCMを打ち出したこともありましたが思うような結果は出ず、広告費が高額であるため一度きりで終わってしまったので費用対効果が得られなかったとのこと。

来館した顧客が投稿したInstagramがきっかけでタオル美術館の認知度が上がったことから、SNS運用に興味を持ち、新規顧客獲得という課題点の解決のため、リデルのSNS運用代行サービスを利用するに至りました。

リデルではInstagramに投稿する写真の撮影方法、見せ方、発信方法のコンサルティングを毎月実施しました。
また、インフルエンサーが商品をPRした投稿を広告に回す「体験コンテンツ広告」にもチャレンジ。

その結果、Instagramのフォロワーは1,000人台から約13,000人へと増加。
さらに、体験コンテンツ広告のなんと費用対効果は850%に!

施策への投資額に対する売上指標であるROASが最終的には企画ごとに全部分かるようになったため、「経営の意思決定が非常にスムーズになった」というお声もいただいております。
リアル店舗、ECサイトへの来店促進やチャネル拡大の実現に向けた展望も開けました。
https://service.liddell.tokyo/case/630/

 

鈴木栄光堂のSNS運用・インフルエンサーマーケティング活用成功事例

鈴木栄光堂では主力ブランドの商品をリニューアルしたものの、元々の知名度が低かったことが課題点でした。
リニューアルした商品のファン獲得の土台作りのため、Instagramアカウントを開設するも活用しきれていない状態。
そこで、商品を拡散力のあるインフルエンサーに紹介してもらうためにリデルのインフルエンサー施策を導入することにしました。

インフルエンサーとのグループインタビューを実施し、限定パッケージを開発。
また、プレゼントキャンペーンでは500人のインフルエンサーに参加してもらいキャンペーンを盛り上げる施策を行っています。

Instagramのフォロワーは開設後1ヶ月で700フォロワーを獲得し、現在1.2万人のフォロワーを抱えるアカウントになりました。

インフルエンサーの発信によって商品の知名度がアップし、売上アップにも貢献したのです。
https://service.liddell.tokyo/case/631/

 

SNS運用の手順7ステップ

SNS運用の手順7ステップ

SNS運用を成功させるには以下の7つのステップで進めます。

いきなり闇雲に投稿を続けるよりも目標と戦略を持って進めることが大切です。

  1. SNSマーケティングの目的を設定
  2. 目的に沿ったSNS媒体を選定
  3. ソーシャルリスニングを実施する
  4. SNS媒体の特性を理解し、コンテンツ企画を作成する

 

SNS運用成功のコツ

SNS運用成功のコツ

ここまではSNS運用を成功させるポイントを紹介してきましたが、SNS運用がかえってマイナスにはたらくケースもあります。

SNS運用における注意点を紹介しますので、理解した上で成果を挙げられるように徹底しましょう!

 

投稿内容は可能な限り多重チェックする

SNSに投稿する内容は、可能な限り複数人で事前にチェックしましょう。

単独で投稿をしていると、投稿内容が不適切なことに気付かないまま発信してしまい、SNSが炎上してしまう可能性があります。

企業のSNS運用において最も致命的なのは、発信した内容が意図せず炎上してしまうことです。

一度炎上してしまうと、しばらくの間はSNSによる情報発信が意味をなさなくなってしまうことも。

炎上すると積み上げてきた企業のイメージが一気に崩れ落ちることにもなりかねません。

成果をあげるためのSNSで損害を負ってしまっては元も子もないですよね。

SNS担当者個人の感性で作成した内容が、企業全体へ損害を与えるのは非常に恐ろしいものです。

発信する前には複数人で内容を確認してから投稿するようにしましょう。

 

SNS運用の目的と戦略を設定してから始める

SNS運用を始めるときは、まず目的と戦略を明確にしましょう。

目的がはっきりしないまま「他の企業もやっているから……」と何となく情報を発信していても、良い方向には変わりません。

SNS運用をしているのに思うような成果が出ないときは、SNS運用の目的や目標が明確に設定されていないことが原因である可能性もあります。

途中からでも問題ないので、SNS運用の目的をはっきりと設定して、目標の達成のための改善点や課題点をあげて、数値目標として設定しましょう。

 

SNSの運用代行を活用する

SNS運用で効率よく最大限の成果を目指すのであれば、SNSの運用代行サービスを利用するのも1つの選択肢です。

SNSは基本無料で始められるので初期費用はかかりませんが、運用を継続していくうちに人件費やランニングコストがかかります。

いつまでも成果が出ないまま運用を続けてコストだけがかかるよりも、運用代行サービスを利用して短期間でSNS運用の成果を出す方が効率的です。

特に、ゼロからSNS運用を始める場合はある程度フォロワーを獲得するまでユーザーの目に留まりにくく、成果が出にくいもの。

はじめのゼロイチだけでも運用代行サービスを利用してみて、軌道に乗ったら自社での運用に切り替えるのも効果的です。

 

SNS運用のよくある失敗と原因

SNS運用のよくある失敗と原因

近年多くの企業がSNS運用を導入していますが、中には失敗しているSNSアカウントも存在します。

SNS運用を失敗したアカウントの多くに共通する失敗例と原因を5つ紹介します。

あらかじめ失敗例を認識しておき、回避できるように心がけましょう。

 

投稿頻度が低い

投稿頻度が低いアカウントはユーザーにとって価値がないとみなされ、認知度も下がりフォロワーを伸ばせません。

SNSユーザーは自分にとって有益なアカウントをフォローしたいはずなので、価値のある情報を適切な頻度で発信し続ける必要があります。

 

自分本位な投稿が多い

投稿が自分本位な内容に偏るのは、ユーザーにとっては有益ではなく、フォロワーの獲得に繋がりにくいので避けましょう。

自分本位な投稿とは、商品の宣伝やPR、運用者の個人的な投稿などを指します。

自社商品やサービスの宣伝はもちろん大切ですが、ターゲットとしているユーザーが求めている内容を考えて、ユーザー本位の内容を発信することが大切です。

 

KPI設定が理想に寄りすぎている

現実離れした目標数値を設定して理想だけを追いかけるのは避けましょう。

理想に寄りすぎた数値を目標として掲げてしまうと、いつまでも達成できず目標設定の意味が無くなってしまいます。

運用開始して間もない頃は適切なKPIが見えないこともありますが、しばらく経ってデータがある程度集まったら現実の数値を見てKPIを調整しましょう。

 

競合との差別化ができていない

競合の企業のSNSアカウントと差別化ができていないと運用の成果があがりにくくなります。

今やSNS運用はほとんどの企業が導入している戦略なので、競合とまったく同じことをしていても後発側が勝つことはできません。

事前に競合や市場の分析をしたうえで、どのような戦略をとるのか、どのポジションを目指すのかといった方向性を定めて他社との差別化を図りましょう。

 

不適切な投稿をしてしまう

最後に、SNS運用で一番怖いのは不適切な投稿による炎上です。
一度炎上してしまうとSNS運用による効果はゼロどころかマイナスに。
どんな内容で情報発信をするのかを考えることも大切ですが、反対にどんな内容の投稿はしないのか決めておくことも同じように大切です。

SNS運用において最も避けなければいけないのは、不適切な投稿による炎上です。

一度炎上してしまうと、SNS運用の成果はプラスどころかむしろマイナスになってしまいます。

企業全体のイメージダウンや売上減少に繋がるおそれもあります。

どのような内容を投稿するのか考えておくのも大切ですが、投稿しない内容をあらかじめ決めておくことも同じくらい大切です。

社内で運用ルールを決めておき、徹底するよう心がけましょう。

 

まとめ

まとめ

この記事では、SNS運用の重要性や成功のポイントを、成功事例とともに紹介しました。

SNS運用において最も難易度が高いのは、フォロワーが少ない状態から一定数のフォロワーを集めるまでのフェーズなのです。

ある程度のフォロワーが集まれば、そこからはSNSの仕組み上フォロワーは増えやすくなります。

近年、この0を1にする段階で飛び道具的に取り入れられているのが、「インフルエンサーマーケティング」や「SNS運用代行サービス」です。

弊社が提供するインフルエンサーマーケティングは、フォロワー単価1〜2円でキャスティングから企画戦略まで一貫して徹底的にサポートします。
初めてインフルエンサーマーケティングを導入する場合でも安価で試すことができますよ。

また、SNS運用のプロであるインフルエンサーによるSNS運用代行サービスもご用意しています。

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