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一広株式会社「タオル美術館グループ」
タオルの産地として有名な愛媛県今治市。
その今治市の人気観光スポットとなっている「タオル美術館」を運営する一広株式会社は、タオル製造、卸売、小売に至るまでの一貫体制を確立するタオル美術館の中核企業です。
時代の変化を敏感にくみ取り、リアル店舗だけではなく、ECサイトやSNSも活用し、ユニークなギフトタオルの提案なども積極的に発信されています。
今回は、一広株式会社 代表取締役社長 越智康行様に、これまでの取り組みや今後の展望などをお伺いしました。
タオルの製造・卸し・小売りをすべて行っているのが強みです。直営店を全国のモールに約60店舗、百貨店に約30店舗展開しております。店舗では、刺繍の無料サービスを長年行っており、リピートしていただく、一定のお客様はいらっしゃるのですが、新たなお客様の数が伸び悩んでいたことが課題でした。
12~13年前にはCMも打ちました。認知度は上がったかもしれませんが、なかなか来店促進には繋がりませんでした。CMは非常に高額のため、1度きりで終わってしまい、費用対効果も分かりませんでした。
以前は、タオルをECで売っていくことは難しいと思い、あまり力を入れておらず、ECの開拓やコーチングが非常に遅れていました。また、大手ECサイトへ積極的に出店することもありませんでしたが、3年ほど前よりECサイトの施策も強化する方向性を計画していました。
デジタル時代にあわせ、SNSの施策をやっていかないといけないとは思いつつ、なかなか手を出せずにいました。
まだInstagramに詳しくなかったころ、「タオル美術館の投稿すごいよ」と親友に言われました。
当時、「タオル美術館」に関する投稿数が1万、2万とありましたが、なぜ、そこまでの投稿数になったのかもわかりませんでした。
よく調べてみると、タオル美術館へご来館いただいた方が写真を撮り、Instagramで共有し、その投稿を見た人が来館してくださるという仕組みが分かったのです。
これ流れをもっと活用して美術館への来館や店舗へ来店してくださる方を増やしたいと思い、SNSマーケティングに強いと評判なリデルにサポートをお願いしようと思いました。
公式Instagramアカウントのフォロワー数が1万人を超えたらできる施策も広がるので、まずはそれを目標に写真の撮り方、見せ方、発信の仕方を毎月コンサルしてもらいました。
1年半ぐらい続けて、フォロワー数が1万人を超えたところで、投稿の質を上げるために写真の見せ方やリール投稿なども取り入れ、だいぶ形ができてきたのかなという感じはしています。
1万人という一つの壁を超えて、次は10万人を目指したいと思っています。もちろん、フォロワー数の増加のみならず、ECサイトや店舗への来店を促進する戦略を考え、様々な施策にチャレンジしたいです。
また、インフルエンサーに商品をPR投稿してもらい、その投稿を広告に回す「体験コンテンツ広告」を2021年の10月からスタートしました。この広告手法により、PR投稿などのインフルエンサー施策の数値化ができたというところも大きなポイントになっています。
施策への投資額に対して売り上げが何倍返ってくるかの指標であるROASが、最終的には企画ごとに全部分かってくるので、まだまだ取り組みを始めたばかりですが、今後引きがいいコンテンツに一気に投資を行い来店促進を図っていけることになるのではないかと思っています。
1~2年はこの方法を展開しながら、公式アカウントのフォロワーを増やすとともに、タオルギフトとしての商品ブランド力を強め、ギフトのマーケットでのシェアを伸ばしていきたいと考えています。
タオル美術館は、多様化するお客様のニーズに柔軟に対応し続ける企業を目指し、社員一人ひとりが、タオルを通じて、様々なライフスタイルに合わせたご提案をすることを、常に大切にしております。
「つくりたいのは、お客様が心から感動するもの」。
常に人々の心の豊かさと生活文化の向上に貢献する、その思いでアジアNo.1のタオル製造卸小売業を確立し、タオルのエクセレントカンパニーを目指していきたいと願っています。
タオル美術館は、多様化するお客様のニーズに柔軟に対応し続ける企業を目指し、社員一人ひとりが、タオルを通じて、様々なライフスタイルに合わせたご提案をすることを、常に大切にしております。
「つくりたいのは、お客様が心から感動するもの」。
常に人々の心の豊かさと生活文化の向上に貢献する、その思いでアジアNo.1のタオル製造卸小売業を確立し、タオルのエクセレントカンパニーを目指していきたいと願っています。