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【企業担当者必見!】インフルエンサーマーケティングの事例から成功イメージをつかもう
最終更新日 2024年9月17日(Tue)
記事作成日 2024年3月15日(Fri)
「インフルエンサーマーケティングって、具体的に何をすればいいの?」
「取り組んでいる企業の事例を参考にしたいけど、情報がなかなか手に入らない…」
インフルエンサーマーケティングが気になっているものの、このように悩んでいませんか?
最近SNSでは、企業がインフルエンサーにPR投稿を依頼し、商品やサービスを宣伝する手法をよく見かけるようになりました。
しかし自社でSNSを運用している企業からすると、インフルエンサーマーケティングは新しい取り組みであり、実施のイメージがわかないケースが多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、インフルエンサーマーケティングの具体的な成功事例や、実施のポイントを紹介します。
インフルエンサーマーケティングで自社の商材を多くのユーザーに広め、認知の拡大などにつなげていきましょう。
目次
インフルエンサーを起用したマーケティング事例3選
さっそく、インフルエンサーマーケティングに成功した企業の事例を3つ紹介します。3つとも異なる業界の企業ですが、目的を明確にしてインフルエンサーマーケティングを実施したことで、認知度拡大や商品の購入につなげています。
1.Tomofun株式会社(ペット)
Tomofun株式会社は、愛犬のためのドッグカメラ「Furbo」の販売を行っています。飼い主がアプリを通じて外出先からペットを見守ったり話しかけたりできる商品です。
Tomofun株式会社の課題は、SNS上での認知獲得と情報拡散でした。具体的には、20〜30代のペットオーナーをターゲットとして、インフルエンサーとタイアップしたフィードやストーリーズ投稿を公開。
1万以上のフォロワーを抱えるインフルエンサーを10名採用し、施策を実施しました。キャンペーンは合計で100万人以上のフォロワーにリーチし、9,695のいいねを獲得しています。
平均エンゲージメント率が高いインフルエンサーを起用したことで、フィード投稿のエンゲージメント率が通常のPR投稿の3倍を獲得。文字入り投稿の有益性により、フォロワー数を超えるインプレッションを獲得できました。
2.ピーアールコンビナート株式会社(住宅設備メーカー)
ピーアールコンビナート株式会社は、住宅設備の大手メーカーです。玄関ドアの新商品の発表にあわせて、インフルエンサーマーケティングを実施しました。従来の発表会やメディアへのPR活動は、toCへのコミュニケーションが難しく、以前から悩んでいたそうです。
フォロワー数の多さより、エンゲージメントが高いインフルエンサーを優先して起用しました。フォロワーに共感される投稿作りを目的としたからです。
購入機会や販路が限られる商材ながらも、熱量のあるインフルエンサーへの依頼でピンポイントなターゲットに共感されるよう意識しました。
さらに、細かく指示を出すのではなく、インフルエンサーによる自由な投稿をうながした点もこだわりです。
商品のファンになってくれるようなインフルエンサーを選定し、投稿内容を本人にゆだねることで企業の宣伝感をなくした成功事例です。
3.株式会社モスフードサービス(ファストフード)
引用:https://www.instagram.com/p/Cu6z6PsPCZ4/?img_index=1
株式会社モスフードサービスは、地域の特産品を使った商品を開発して、地域活性化や地産地消を応援しています。「まぜるシェイク埼玉県産いちご」をZ世代に訴求したいと考え、インフルエンサーマーケティングを実施しました。ターゲットのZ世代は、InstagramやTikTokと相性が良いと考えたためです。
※Z世代:1990年後半から2010年ごろまでに生まれた若者のこと
過去のマーケティングでは、クーポン付きの新聞折り込みチラシやスタンプカードによるキャンペーンを行いましたが、Z世代にはうまく届かなかったそうです。
そこでインフルエンサーに投稿を依頼し、SNSを通じた発信に注力することに。その場で飲んでいるかのような臨場感やおいしさを、動画で視覚的・聴覚的に伝えました。投稿をきっかけに購入した消費者からは、ポジティブなコメントが多く寄せられています。
インフルエンサーマーケティング事例成功の秘訣は「Web広告との掛け算」による副次的効果を作ること
ユーザーの行動は「インフルエンサーによるPR投稿を見て満足」では終わりません。PRをきっかけに自らも商品に関する情報収集を始めたり、Web広告を見て「◯◯さんがこの前紹介していた商品だ!」と気づいたりすることがあるからです。
このときユーザーはPR投稿のおかげで、商品やサービスに対する認知がある状態で次の情報に触れられます。そのためWeb広告を目にしたときには、広告のメッセージがより響きやすくなるでしょう。
インフルエンサーマーケティングで植え付けたブランドイメージを、Web広告で再強化し、最終的な購買行動へとつなげるのです。インフルエンサーマーケティング単体でKGIを測るのではなく、Web広告との掛け算による全体的なプランニングで副次的効果を拡大させましょう。
インフルエンサーマーケティング事例でよくある2つの課題
インフルエンサーマーケティングでは認知度拡大や売上の向上などメリットが多くありますが、一部の課題もあります。
施策の実施後に「イメージと違った」と後悔しないよう、課題として議論に上りやすいことをここで予習しておきましょう。
コストが高くなりやすい
大規模なフォロワーを持つ有名インフルエンサーを起用する場合、依頼費用が課題となるケースがあります。
フォロワー1人あたり1円での依頼と仮定すると、フォロワー100万人のインフルエンサーで100万円の予算が必要です。フォロワーが多いほどPR投稿の閲覧数アップを期待できるものの、予算の確保が難しい場合もあるでしょう。
コスト面の課題を克服するには、依頼すべきインフルエンサーを慎重に選ぶことが重要です。例えば、ユーザーとの関係が良好だったり、ニッチな分野で影響力を持っていたりするマイクロインフルエンサーは、フォロワー数がトップクラスでなくても十分なPR効果を期待できます。
自社と相性の良いインフルエンサーの選定が難しい
自社と親和性の高いインフルエンサーを起用できるかも、インフルエンサーマーケティングでよくある課題です。自社のブランドイメージや価値観にマッチするインフルエンサーに依頼しなければ、チグハグなPRで終わってしまいます。
例えば、ファッション系インフルエンサーとひと口に言っても、ジャンルは様々。成人向けのフォーマルファッションを手がけるブランドが、原宿系ファッションを得意とするインフルエンサーに依頼しても、ミスマッチなPRとなるでしょう。
依頼したいインフルエンサーのコンテンツやフォロワー層を確認し、自社の方針と合っているかよく確認することが大切です。
マーケティング効果を最大化させるインフルエンサーアサインのポイント
インフルエンサーマーケティングを成功させるには、依頼相手の選定が鍵を握ります。PRしたい商材と相性がよかったり、自社の価値観に近い考え方のインフルエンサーを起用したりすると、マーケティングの効果をより引き出せるでしょう。
見込み顧客に響きやすい施策を実現するために、インフルエンサーをアサインするポイントをお伝えします。
商材とインフルエンサーとの親和性を調べる
様々なインフルエンサーが活躍していますが、得意ジャンルや世界観などは人それぞれです。
例えば、美容について発信しているインフルエンサーに、調理家電のPRをしてもらっても、ユーザーからは違和感を持たれることがあるでしょう。直接的な美容商材ではなくても「綺麗を保つための食事を支える、調理家電」など、インフルエンサーの世界観に寄り添った依頼をすることが大切です。
インフルエンサーの質を重要視する
インフルエンサーの質とは、主に以下の3点を参考にできます。
- 投稿頻度、コンテンツの内容
- 平均エンゲージメント率、エンゲージメント数
- コメントの量や質
質の高いコンテンツをアクティブに更新していて、ファンやフォロワーから慕われているインフルエンサーをアサインしましょう。
インフルエンサーのフォロワー属性を確認する
フォロワー属性とは、以下のような情報を言います。
- 性別
- 年齢
- 地域
- 興味
- 関心
リーチしたいターゲット層が、インフルエンサーのフォロワー属性と一致しているか確認しましょう。
インフルエンサーと商材との間で「美容」という共通点があっても、フォロワー属性がマッチしないと訴求効果が薄れてしまいます。インフルエンサーのフォロワーが10代中心なのに、商材のターゲットが30代では、せっかくPRしてもらってもユーザーに響きません。
まとめ:記事のポイントをおさらい
《この記事のポイントを再確認!》
☑️インフルエンサーマーケティングはSNS施策の新たなスタンダードであり、多くの企業が実践している
☑️「Web広告との掛け算」で副次的な効果を生み出すことがインフルエンサーマーケティングのポイント
☑️実施の際はコストの高さやインフルエンサーの質が課題となる。フォロワーの多さだけではない慎重なインフルエンサーアサインが大切
SNSを中心に、インフルエンサーマーケティングが積極的に行われています。
インフルエンサー自身が商品やサービスを活用し、リアルな感情を投稿に乗せて届けてくれることが、従来の広告と大きく異なる特徴です。体験を根拠とした投稿は宣伝らしさの薄い魅力的なコンテンツとなり、インフルエンサーのフォロワーたちにきっと響くことでしょう。
さらに、ユーザーがSNS以外の媒体でWeb広告を目にしたときに「◯◯さんが紹介していたアイテムだ!」など、好意的にとらえてくれる効果も期待できます。
企業の取り組み事例を参考に、インフルエンサーマーケティングでどのような施策を実施すべきかぜひイメージしてみてください。