コラム

Instagramのエンゲージメントと共感指標の向上【SNSビジネスの成功法則②】

最終更新日 2025年3月7日(Fri)

記事作成日 2023年10月24日(Tue)

SNSのインフルエンサーマーケティングで重要なのは、圧倒的に「共感」です。
フォロワー・ユーザーから共感が生まれなければ、インフルエンサーマーケティングは失敗に終わると言っても過言ではありません。
Instagramで強い共感を生み出すためには、まずは生成コンテンツに対していかにエンゲージメント(愛着心、思い入れ)を高めるかが鍵です。
この記事では、Instagramで高いエンゲージメントを引き起こすために大切な5つの要素を紹介します。それぞれを数値化する計算式についても解説しますので、アカウント運用中の企業様はぜひお試しください。

本記事は、弊社代表福田による書籍「影響力を数値化 ヒットを生み出す「共感マーケティング」のすすめ」を一部抜粋しており、以下記事の続きになります。

共感マーケティングを引き起こす!インフルエンサーによる「ヒト売れ」とは【SNSビジネスの成功法則①】

Instagramでエンゲージメントを数値化する5つの指標


弊社は多くのインフルエンサーマーケティングに携わる上で、重要な5つの共感指標を見つけました。

  1. 影響の範囲の値(リーチエフェクト/ Reach Effect/RE)
  2. 承認の値(アプルーバルエフェクト/ Approval Effect/ AE)
  3. 発見の値(ハッシュタグエフェクト/Hashtag Effect/ HE) 
  4. 参考の値(キャプションエフェクト/  Caption Effect/ CE)
  5. 印象の値(イメージエフェクト/  Image Effect/ IE)

これら5つを用いることで、共感指数を数値化できます。
つまり、抽象的なエンゲージメントを数値として具現化できるということです。

具体的な計算方法は、以下のとおりです。

【 (RE+CE+ HE+IE)×AE=共感指数】

ただし、この計算式はインフルエンサーの影響力ではなく、投稿が生み出す共感の強さを示すものです。

Instagramでエンゲージメントを高める5つの共感指数

インフルエンサーマーケティングでエンゲージメントを測るための共感指標は、次の5つに分類されます。

  • 影響の範囲
  • 承認
  • 発見
  • 参考
  • 印象


以下では、それぞれの持つ意味と数値化するための計算方法について、具体的に解説します。

1. 影響の範囲の値

影響の範囲の値は、その投稿がどのくらいのフォロワーの目に触れるか(リーチするか)を示します
まず、その投稿がどれほど大きな共感を呼ぶかは、どれだけ多くの人の目に触れたかが大きく関係します。

影響の範囲の値の計算式は、以下のとおりです。

【フォロワー数-フォロー数×0.2=影響の範囲の値】

重要なのは、フォローの数です。
フォロワー数が同じインフルエンサーがいたとしても、フォロー数が多いのか少ないのかによって影響の範囲の値は変わります。
フォロー数は、低ければ低いほど良く、仮にフォローが0であるならば、影響の範囲の値は大きくなります。

実際のところ、フォローバック率は20%ほどあるため、調整のために上記では0.2をかけました。

2.承認の値

承認の値は、一つの投稿に対する「いいね」やコメントの数で計測されます
以下の計算式で表されます。

【(いいねの数+26×コメントの数)÷影響の範囲の値=承認の値】

上記の「26」という数字は、過去のインフルエンサーの「いいね」とコメントを観察していた係数です。
コメントと「いいね」では、コメントを書く方がユーザーのエネルギーが必要になります。そのため、コメントをもらえた方が、より影響力の高い承認を得られると考えます。

3.発見の値

発見の値は、ハッシュタグによってフォローされていないユーザーに見つけられる確率を示します
数式は、以下のとおりです。

【ハッシュタグの投稿件数×ハッシュタグの時代性=発見の値】

基本的にハッシュタグは、フォローされていない人に投稿を見つけてもらうための役割を持っています。
そのため、ハッシュタグが多いほど、見つけてもらえる可能性が高まるので、発見の値は上がります。

ハッシュタグの人気度を調べた結果、前日と比べてハッシュタグの使用率が0.2%以上増えた場合を『トレンド』と呼び、それ未満の場合を『コモン』と呼びます。また、トレンドのハッシュタグには、コモンに比べて2倍の重みを付けています。

4.参考の値

参考の値は、その投稿がどれだけ見た人の参考になったかを示す指標です。
計算式は、以下のとおりです。

【ハッシュタグ関連キーワード数×テキスト文字数=参考の値】

上記の「 テキスト文字数」とは、キャプションとハッシュタグに使われた文字数の合計です。

ただし、なかには内容と一切関係ないハッシュタグをつけて興味を惹こうとする人もいるので、ハッシュタグで使われた言葉と キャプション内で使われた言葉に相関がある場合に『参考値』が高くなるようにしています。

5.印象の値

印象の値は、投稿の視覚的なインパクト(感覚値)の大きさを示します。
計算式は、以下のとおりです。

【エンカウント率×クリエイティブ値=印象の値】

エンカウント率とは「初めて見た写真か」「インスタグラムでよくある写真か」という要素です。
多くの人をフォローしている人に 「初めて見た」と思わせることができれば、このエンカウント率の数字は大きくなります。

クリエイティブ値というのは、写真の出来を数値化したものです。
明るさの調整やフィルターの選択、構図や配置、角度などを判定していきます。

Instagramにおける共感指数を計測した事例

実際に私たちが共感指数を導いた例について解説します。
対象者は、フォロワー数1,300人、フォロー数90のインスタグラマーです。

計算式に当てはめてみると、以下のような数値になりました。

  • 影響の範囲の値/RE…1,284
  • 承認の値/AE…0
  • 発見の値/HE…625
  • 参考の値/CE…652
  • 印象の値/IE…1,125

これらの値を、上記で解説した【 (RE+CE+ HE+IE)×AE=共感指数】の計算式に当てはめると、以下のようになります。

【(1,284+652+625+1,125)×0=2,359】

2,359は決して高い数字ではないので、まだまだ改善の予知があるといえます。

Instagramでエンゲージメントを高めるには

Instagramでエンゲージメントを向上させるには、いずれか1つの値を高めれば良いのではなく、5つの共感指数をバランスよく高める必要があります。

たとえば、人の目を惹く写真をアップして「印象の値」が上がっても「発見の値」や「影響の値」が小さければ、その写真が注目されることはありません。

対して、キャプションで写真の内容を細かく説明して「参考の値」を最大化したとしても、その投稿が説明文だけで満足され、いいねやコメントが残されなくなってもいけません。「承認の値」が下がってしまうからです。

各要素を理解し、次に繋げていくことで、共感指数を高められます。バランスを取りながら、それぞれが次に繋がるようにInstagramの投稿を工夫することが重要です。

共感指数を高める5つの優先順位

共感指数の5つに優先順位をつけるとしたら、以下の順番になります。

  1. 影響の範囲の値
  2. 発見の値
  3. 参考の値
  4. 印象の値
  5. 承認の値

なぜこの順番になるのか解説します。

まず、インスタグラマーは、どれだけ多くの人の目に触れたかの指標である「影響の範囲の値」を増やしていかなければいけません。
上記で解説したように、影響の範囲の値は、フォローの数が少なければ少ないほど良いです。

では、そのために何をするべきかというと、多くの人に見つけてもらう必要があります。つまり「発見の値」のアップに注力すべきです。
もしも企業アカウントがこの流れで進めていくのであれば、インフルエンサーの力を借りて「インスタフォロワー募集キャンペーン」などを展開すると良いでしょう。

このような足場があって「参考の値」や「印象の値」の高さが力を発揮します。

そして、最後についてくるのが「承認の値」です。
「承認の値」については、特別な方法はありません。
前提となる4つの値をクリアした投稿であれば、自然と承認の値は増えていきます。

投稿で「承認の値」をアップさせるインフルエンサーの工夫

上記で「自然と承認の値は増えていく」と解説しましたが、自然増だけに留めるインフルエンサーはほとんどいません。
多くのインフルエンサーは、コメントや「いいね」の承認の値を増やすために、投稿を工夫しています。

たとえば、質問の余地を残すキャプションを書いたり、アンケートやクイズ形式でコメントを促したり、インフルエンサーによって工夫の方法は様々です。

いずれにせよ、バランスをとりながらも次の値を増やすように、常に工夫をした投稿を行っています。

最重要の要素はユーザーや商品ごとに違う

優先順位をつけてみたものの、共感指数のスパイラルが回りはじめた後、5つのうちどの要素が最も重要になるかは、実際にはユーザーや商品の層によって異なります。

たとえば、質の高い腕時計への共感を得るならば「参考の値」に注力してください。
高額な腕時計や質の高いもの、つまり、比較的年齢層の高いユーザーに共感してもらうには、写真の美しさだけでは共感を得られないからです。
性能やブランドの歴史、デザインコンセプトの解説などが不可欠となります。

ただし、同じ高額商品でも対象となる年齢層が低くなるならば、必要になるのは、説明ではなくイメージです。
そのため、印象の値や影響の範囲の値を高めるべきなのです。

反対に、同じ年齢層でも比較的手に取りやすい価格帯の商品の場合は、より多くの人に共感してもらえるよう、承認の値を高めていくのが効果的でしょう。

これらを理解しておくと、インフルエンサーに依頼する際の選別条件として役立ちます。
要素の値に合わせたインフルエンサーの選び方について以下にまとめました。

要素の値に合わせたインフルエンサーの選び方

要素の値 インフルエンサーの特徴
影響の範囲の値 フォロワーの多いインフルエンサー
印象の値 写真の技術が長けているインフルエンサー
参考の値 言葉の力が強いインフルエンサー
発見の値 ハッシュタグのつけ方にセンスのあるインフルエンサー

年齢や自社の商品・価格帯に合わせて、上記の表を参考にしてインフルエンサーを選別すると良いでしょう。

Instagramでのエンゲージメント向上にはインフルエンサーが必須

エンゲージメントを高めるには共感指数の向上が非常に重要です。そして、経験や学習を通じて共感指数のスパイラルを高めていく方法を熟知しているインフルエンサーの力が欠かせません。

特に影響力の範囲の値については、そもそもフォロワー数が多いことが必須であり、インフルエンサーに依存します。

写真加工や言葉選び、ハッシュタグの選定は企業の努力でスキルアップができますが、Instagramで共感を得られる投稿を完全に理解している企業は少なく、多くの場合「なんとなく」で終わりがちです。

フォロワーに対する「魅せ方」を熟知しているインフルエンサーの起用は、単なる選択ではなく、戦略的な「マーケティング」なのです。

企業の「とりあえずのインスタグラム」では共感指数は上がらない

企業がインスタグラムを利用する上で注意しなければならないのは、「とりあえずのインスタグラム発信」です。

インスタグラムを見れば、お手本になるような投稿はいくつかあります。
しかし、なんとなくその投稿を真似ても、共感指数は上がりません。

  • どのターゲットに向けて
  • どのような内容で
  • どのような写真で

発信するかによって、共感指数の高まり方が異なるからです。

また、今回解説した「共感指数の要素の値」を理解してインスタグラムを運用するには、自社でインスタグラムに集中する社員が必要です。

他業務の傍らでインスタグラムを効果的に運用しようとしても、多くの場合は失敗します。そのため、インスタグラムに特化した、共感指数について理解のあるインフルエンサーに依頼するべきです。

共感指数を理解したインフルエンサーマーケティング

インスタグラムで集客施策を考えるのであれば、本記事で解説した「共感指数」への理解が必須です。

共感指数を理解していないと「なんとなくのSNSマーケティング」の域を出られず、エンゲージメントが高まらないからです。

ただし、自社で共感指数をすべて意識してインスタグラムを運用していくのは困難ですので、一度インフルエンサーマーケティングを検討してみてください。そして、インスタグラム運用やインフルエンサーマーケティングをご用命であれば、ぜひ弊社にご相談ください。

LIWでは、マーケティング施策の企画戦略から実行までを一貫してサポートします。7,000社の実績データを基に成功パターンを共有させていただきますので、多業種の企業様に対してもご支援させていただきます。
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