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2023年9月27日(Wed)
インフルエンサーマーケティングでは、主にインスタグラムが使われます。
そこで本記事では、インスタグラム運用のコツやインフルエンサー選定のポイントについて解説します。
インスタグラムとインフルエンサーの両者を企業が理解することで、より具体的にインフルエンサーマーケティングのイメージが掴みやすくなるでしょう。
インフルエンサーマーケティングを行うのであれば、企業側がインスタグラムなどのSNSアカウントを持つ必要がないと考えるかもしれません。
しかし、企業がSNSアカウントを持っていないというのは、大きなデメリットになります。
企業のSNSアカウントは、ユーザーにとってコーポレートサイトと同じレベルの価値があります。
多くのユーザーは、インフルエンサーの投稿で商品やサービスに興味を持った後、必ず企業のアカウントを確認します。
そのときに、企業アカウントがなければ、つながりの機会を損失してしまうのです。
インフルエンサーは、あくまでフォロワーの共感を得る存在であり、人と人との関係性で繋がっています。
この人と人との関係性があることで、ユーザーはインフルエンサーの取り上げた商品やサービスに興味を持ちます。
そこで、ユーザーが次につながりを求めるのは、商品です。
このときに、商品やサービスと繋がれない状態、つまり企業公式アカウントの情報がなければ、フォロワーの熱はそこで冷めてしまいます。
つまり、インフルエンサーマーケティングによって仕掛けた意味がなくなってしまうのです。
とくにインスタグラムのショッピング機能も実装されている昨今では、インスタグラムはただのSNSではなく、ひとつの市場といえます。
この市場を持たないということは、大きな市場を避けているのと同じです。
インフルエンサーマーケティングを行う上で、企業側もある程度のインスタグラム運用の知識をつけておく必要があります。
先述したように、インフルエンサー頼りにならず、企業側の信用度や認知度がなければ、インフルエンサーマーケティングは失敗してしまうからです。
とくに重要なインスタグラム運用のコツを解説していきます。
インスタグラムのアカウントは、企業のコーポレートサイトやランディングページを作るのとほぼ同じです。
そのため、コンセプトから明確にしなければいけません。
コンセプトが明確になっていないと、フォロワーの共感を得られず、フォロワーは増えません。
なぜなら、ユーザーに魅力が伝わりにくいからです。
コンセプトがバラバラで雑多な情報ばかりの投稿では、そのアカウントが何を伝えたいのかわからなくなってしまいます。
企業公式アカウントは、ひとつのHPでもありブランディングです。
企業の世界観を伝えられるように、はっきりとしたコンセプトを決めて、コンセプトに忠実に投稿していきましょう。
インスタグラムは、他SNSと比べて画像要素の強いSNSです。
そのため、何よりも写真にこだわらなければいけません。
とくに企業公式アカウントであれば、写真を撮った後の加工だけではなく、写真を撮る前から気を付ける必要があります。
照明の明るさや背景など、こだわる部分はいくつもあります。
ただ、注意しなければいけないのが、カタログにならないようにする点です。
カタログのように商品だけを載せていても、ユーザーの心は動きません。
写真からストーリーを感じられるような、動きの見える写真を撮るように工夫しましょう。
ストーリーズは、2016年8月にインスタグラムに追加された機能です。
公開から24時間でインスタグラム上から消える投稿ですが、この機能は多くのユーザーに利用されています。
なぜなら、ストーリーズは、リアルタイムの情報を知れる上に、24時間しか見られないという希少価値があるからです。
普段の投稿は作り込まれていて時差のあるものですが、ストーリーズはタイムラインのように活用できます。
このリアルタイム性を活かせば、タイムセールの告知などに使えます。
24時間見られるわけではないので、ユーザーのお得感にも繋がります。
インスタグラムのメインは写真ですが、写真だけではフォロワーは集まりません。
いずれかの方法で文字としての情報を与えることで、ユーザーに想像が生まれます。
ただし、もちろん文章があればどんなものでも良いわけではありません。
文章説明においても、ターゲットにすべきフォロワーを意識する必要があります。
たとえば、10代の若年層をターゲットとしているならば、絵文字や顔文字を使ったカジュアルな文章、30代あたりをターゲットとしているならスッキリしている敬語の文章が適しています。
ハッシュタグは、インスタグラムで使われる「#〇〇」といったものです。
ハッシュタグをつけることで、ユーザーが気になる商品や投稿を見つけやすくなります。
つまり、ハッシュタグは企業にとっての流入経路と考えてください。
しかし、流入経路だからといって、ただハッシュタグをつける際には「どんな人が何を見たくて検索するか」を熟考する必要があります。
たとえば、渋谷にいる若者にファッションの投稿を届けたいときに「#渋谷」とつけるのは、良い例とはいえません。
「#渋谷」で検索する人は、渋谷の街並みに興味がある可能性が高いからです。
ファッションであれば「#渋谷コーデ」などのハッシュタグの方が、ターゲットに近い層にリーチできます。
インスタグラム運用において重要な鍵を握っているのは、コミュニケーションです。
エンゲージメントを高めるには、ユーザーとのコミュニケーションが不可欠です。
ここで言うコミュニケーションは「いいね」や「コメント」を指します。
一般的に企業公式アカウントから「いいね」や「コメント」をもらうのは、稀なケースです。
だからこそ、いいねやコメントをもらったユーザーは、企業公式アカウントに愛着を持ち、多くの人に拡散したくなります。
さらに「いいね」をもらったユーザーがお返しとして「いいね」をしてくれるので、自然とエンゲージメント率が上がっていきます。
一定のエンゲージメント率を得られるようになったら、次にフォロワーに見せるべきなのは、アカウントの姿勢です。
「いいね」やコメントをつけることも大事ですが、沢山の人に「いいね」やコメントをしていると、フォロワーは良い気持ちになりません。
企業公式アカウントに愛着をもっていたとしても、どこかで気持ちが醒めてしまいます。
そのため、コンセプトを決める時点で、どの程度のフォロワーになるまでコメントやいいねを繰り返すのかを決めておきましょう。
ハッシュタグについても同様です。
ハッシュタグの上限ギリギリまでつける投稿を毎回繰り返していると、過剰な必死さがユーザーに伝わってしまいます。
インフルエンサーのなかには、ある程度のフォロワーを獲得した時点で、あえてハッシュタグをつけなくするケースもあります。
多くの人にリーチすることはできませんが、現在のフォロワーの満足度を高めるために、アクションを止めるという選択肢も必要です。
自社の商品やサービスをインフルエンサーに依頼する際には、フォロワーの数だけで考えてはいけません。
重要なのは、インフルエンサーがどれだけ効率的かつ魅力的にフォロワーへアピールしてくれるかどうかです。
そのために、以下7つのポイントを意識しておきましょう。
とくにエンゲージメントについては、しっかり見極めてください。
フォロワー数が多いだけでエンゲージメントが低いインフルエンサーでは、情報の拡散力に期待できません。
インフルエンサーへ依頼する際には、普段からそのインフルエンサーがどのような投稿をしていて、どのような世界観を築いているのかを確認しておきましょう。
たとえば、同年代で以下のようなインフルエンサーがいると考えてみてください。
上記のなかで海外系ハイブランドのPRを依頼する場合、Aが適切ですが、ここで伝えたいのは同じ年代、同じ性別、同じフォロワー数であっても、これだけの違いがあるということです。
このようなインフルエンサーの世界観を理解せずにフォロワーの数だけで判断してしまうと、ミスマッチが起きてしまいます。
上記の例では、たとえAのフォロワー数が少なかったとしても、企業が依頼すべきなのはAのインフルエンサーです。
先述したように、各インフルエンサーには、自分の世界観があります。
そのため、インフルエンサーに合った商品やサービスをPRしてもらうのが一般的です。
しかし、必ずしも世界観とマッチしなければならないかというと、そうではありません。
重要なのは、インフルエンサーが、その商品やサービスをPRできるかどうかです。
たとえば、カジュアルで細身、若年層向けの女性ファッションをメインとしているインフルエンサーに、プロテインのPRを依頼したとします。
一見、ミスマッチに見えますが、効果が出るか出ないかはインフルエンサー次第です。
もちろん、そのインフルエンサーが「自分に合っていない」というのであれば、依頼すべきではありません。
しかし、インフルエンサーがプロテインに魅力を感じて、上手なPR方法ができるならばチャンスと考えましょう。
インフルエンサー独特の方法で商品を価値観に溶け込ませてくれれば、新たな層を取り込めます。
これこそが、従来のCMとは違う、インフルエンサーならではの魅力なのです。
インフルエンサーマーケティングを行う上で、企業側が注意すべきなのは、インフルエンサーの影響力を尊重し、力を借りるという姿勢です。
企業側がインフルエンサーを利用してPRするという考え方ではいけません。
インフルエンサーは、企業がどれだけ努力しても獲得できない数のフォロワーを、自身の努力で獲得しています。
その力を借りるわけですから、企業が上、インフルエンサーが下といったような、主従関係で考えてはいけません。
企業がインフルエンサーに細かく指示を出したり価値観を無視したりすることは、これまでインフルエンサーが守ってきた「リテラシー」を壊してしまう可能性があります。
この「リテラシー」は、インフルエンサーが知名度を高めていくなかで考えてきた「共感の獲得・いいねの獲得・世界観の構築」などです。
インフルエンサーは、なによりもリテラシーを大事にしています。
なぜなら、リテラシーが壊れると、フォロワーが離れてしまうと知っているからです。
つまり、企業側が世界観を無視した指示をするというのは、インフルエンサーとしての価値を奪ってしまうことと同等です。
当然、インフルエンサーはそのことを理解しているので、どれだけ魅力的なPR案件でも、引き受けてくれないでしょう。
インスタグラム企業アカウント運用のコツを解説しましたが、実際の細かな流れを知って、インスタグラムでフォロワーを獲得していく難易度について理解できたのではないでしょうか。
インフルエンサーは、このような地道な努力やトライ&エラーを繰り返して、多くのフォロワーを獲得しているのです。
インフルエンサーマーケティングにおいて企業側は、まずこのインフルエンサーの力を理解しなければいけません。
その上で、インフルエンサーの世界観を知り、適切なインフルエンサーに依頼すべきです。
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