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Xで人気の企業アカウント5選!人気アカウントの4つの共通点
最終更新日 2024年10月17日(Thu)
記事作成日 2023年9月25日(Mon)
企業がSNSを利用したマーケティング戦略で成果を出すには、「人気企業アカウント」になるため多くのフォロワーから支持を得ることが大きな課題です。魅力的な投稿・PRによって、万遍なく幅広い層のユーザーを獲得しなくてはなりません。
この記事では、2023年9月現在Xでフォロワー数の多い人気企業アカウントをピックアップし、それぞれの特徴や共通点、運用術についてご紹介していきます。多くの学ぶべきポイントを習得し、自社の企業アカウント運用においてアウトプットしてみて下さい。
目次
Xで人気の企業アカウント5選をご紹介
今回は、Xでアカウント運用している人気企業5つ厳選し、業種別にご紹介します。
いずれも名の知れた大手企業ですが、運用における独自の工夫が素晴らしいものばかりです。
※利害関係などの観点から、社名については非公開とします。
某コンビニエンスストアアカウント
まず、今回の調査を行う中で、コンビニエンスストア業界は全体を通してフォロワー数が多く、人気の高い業種であることが分かりました。その中でもフォロワー数が一番多いコンビニエンスストアは、なんと790万人以上からフォローをされています。
独自に設定したキャラクターのアイコンが内容を発信しているかのような工夫がされており、親しみやすさが滲み出ています。
ポストをカウントしてみると、1日最低でも5回以上の投稿が毎日繰り返されており、頻繁更新でも嫌みのないお得な情報が多く「見るのが楽しくなる」内容です。
某コーヒー店アカウント
コーヒー店のアカウントとしては突出した、730万人超えフォロワーという異例の数字を持つ企業があります。こちらのポスト自体は1日1~2回程度で、投稿の間隔が1日空いている日もあります。
ポスト内容としては、コンビニエンスストアのように「お得」を感じる内容ではなく、話題の新発売商品や季節限定商品などを案内、紹介する投稿です。
多くのファンの心情に「発売されたから行かなくては」と訴えかける、販売促進に繋げる雰囲気づくりが非常に上手くされています。
某ファストフード店アカウント
前出のコーヒー店と同様、新発売商品や季節限定商品の案内が多めの某ファストフード店アカウントは、フォロワー数600万人を超えています。投稿の続きを明日に持ち越すポストは、マーケティング目線で思わず「なるほど」と言いたくなるでしょう。
本アカウントでは商品を購入すると一緒に付いてくる、子供のおもちゃにも力を入れたポストをしています。子供を持つ忙しい親世代としては、定期的に変更されるおもちゃの内容を、Xを見ただけで把握できるのは、とても便利なツールです。
某テーマパークアカウント
約350万人のフォロワーから支持されている某テーマパークのアカウントでは、季節のイベントやチケット情報などを発信しています。
「お得」「セール」「キャンペーン」など、支出を抑えられる情報はほとんどポストしない中でこれだけのフォロワー数がいる大きな理由は、「ファン化」でしょう。見ているだけで行った気持ちになれたり、「いつかここに行きたい」と目標になったり、日常と切り離した非現実感がファンの心を掴みます。
某ニュース・メディア系アカウント
先述のアカウントとは少々違う側面を持つのが、約380万フォロワーを持つ某ニュース・メディア系アカウントです。経済面から見たニュースを24時間体制で発信しているため、毎時5件以上ものポストがされています。会社員などテレビや新聞を見る時間がない多忙な人にとって、隙間時間で手軽にリアルタイムのニュースを読めるのは非常に有益でありがたいでしょう。
こちらのアカウントは経済に特化しているため、芸能・エンタメなど幅広い情報を得たいユーザーは他のニュースアカウントをフォローする必要があります。
Xで人気を集める企業アカウント4つの共通点
では、今回上記5つの人気企業アカウントから発見した、4つの共通点を読み解いていきます。
日常の一コマにある親しみやすさ
いずれにおいても、日常の一コマから近い距離の内容であることが挙げられます。コンビニエンスストアやファストフード店、コーヒー店は日常を通して多くの人が利用しており、またニュースは毎日取り入れたい内容です。テーマパークは連休に向けた旅行の計画や、毎日に疲弊した時の「もう少しがんばった後の楽しみ」として、日常に紐づいています。程よい「親近感」が、ユーザーから好まれているようです。
季節商品やイベントによる「限定感」を創作
上記5つ以外でも特にコンビニや飲食系のアカウントでは、リアルタイムで「旬」を意識した発信で、季節商品やイベントによる「限定感」が見られます。Xをフォローすることによって、「季節商品」や「イベント」を見逃すことなく敏感に察知できるのです。四季折々の風情を楽しむ日本人ならではの戦法かもしれません。
得するキャンペーンの発信でフォローの恩恵を享受
コンビニエンスストアが高い支持を得られている大きな理由が、「得するキャンペーンの発信」でしょう。フォローしてX上のキャンペーンに参加することで、コンビニスイーツや「〇〇円引き」などのクーポンが当選したり、ポイントを多くもらえたりとユーザーへの恩恵が多くあります。
人はお金を節約してお得に購入できることに喜びを感じますので、キャンペーンをすることで「フォローしていて良かった」「得をした」と喜ばれるのです。
ゴールド認証バッジを取得している
調査では、上記で挙げたいずれの企業も、Xの「ゴールド認証バッジ」を取得していることが分かりました。ゴールド認証バッジを取得するためには月額135,000円を支払い、Xの有料プランへ加入が必須です。個人では申請できないゴールド認証バッジを取得すると、長文ポストや動画配信が可能となり、ポストが優遇されて上位表示されるなど、企業アカウントの成長を後押しします。
決して安くない金額ですが、人気上位アカウントがこぞって加入しているとなると、日本中に存在する多くの企業から勝ち抜くには必要なのかもしれません。
フォロワー数700万超の人気アカウントから学ぶX運用術
総務省統計局によると、日本の2023(令和5)年8月1日現在の総人口は、概算で1億2454万人とされています。前章でご紹介したフォロワー数1位である約790万人という数字から換算すると、日本国民の約15人に1人がフォローしている計算になります。
2023年現在のXユーザー数が公表されていないため算出できませんが、ユーザー数から換算するとさらに高率でフォローされていることになるでしょう。
フォロワー数700万人を超えた2つの企業からみる、マネしたい「運用術」を3点お伝えします。
フォロー・リポストによるフォロー促進術
人は「お金が好き」で、自分が得をすることを好みます。
この心理を上手く利用したのが上述したキャンペーンの実施ですが、さらに上手く読み解いているのがキャンペーン参加に「フォロー・リポスト」を必要とする運用術です。
生活圏に多く存在するコンビニエンスストアにおいて、普段お金を出して購入しているコンビニスイーツが無料でもらえるとなれば、多くの人が積極的にフォロー・リポストするでしょう。
これによって、フォロワー数が増えるだけでなく、Xから「ユーザーに支持されるアカウント」とみなされ、評価が上昇していきます。
世界観で心を掴むファン化運用術
某コーヒー店アカウントから学ぶのは、「世界観の演出術」です。
現在、一杯のコーヒーを飲むなら、コンビニエンスストアで気軽に購入できてしまいます。
しかし、お店での「空間」を大切にしている本企業は、一杯のコーヒーで得られる「幸福感」と「感動」を大切にすることで「ファン」を増やしています。
同じコーヒーを提供する飲食業が競合ではなく、第5次ビジネスと言われる「感動」を提供しているがゆえ、他の飲食店と差別化されファンの心を掴んだのでしょう。
企業売上でなく顧客満足度を意識した嫌われないポスト
企業アカウントの運用理由は、ほとんどが顧客からの「コンバージョン」です。
最終的に商品やサービスを購入してもらうことが目標ですが、企業側の思惑が前面に主張されている、ユーモアがなくただ商品を紹介している、というポストをたびたび見かけます。
対面営業においても「売りたい」が前面に出ている担当者は顧客から疎まれ、売れるものも売れなくなってしまいます。1日に複数の頻繁投稿をする企業アカウントは、この点には特に要注意です。
Xで企業アカウントを運用するにはルールの確立が大切
企業アカウントを運用していくにあたり、成長アカウントにする以前の問題として、事前に社内でルールの確立をしておくことが重要です。発信者同士の顔が見えないSNSでは、何気ない一言での「炎上リスク」や「イメージダウンリスク」があります。他にも、フリー素材でない画像や動画を使用するなど、法律に触れてしまう可能性があるからです。
また、企業アカウントは継続的な運用と、どの担当者が発信しても同じキャラクター・世界観になること、この2点にはとりわけ慎重に体制を整える必要があります。
【最低限社内で決めておくルール項目】
- 運用頻度や内容の設定
- 公序良俗に反する投稿をしない
- 質問などのコメントへの対応の仕方
- 個人情報の取り扱い
- 画像や動画の使用方法(無断転載の禁止)
- 誹謗中傷や攻撃的なコメント、メッセージへの対応
- 第三者にマイナスとなる投稿を避ける
- SNS側の禁止事項、マイナス評価となる行為の確認
- ステマ(ステルマーケティング)を行わない
SNSの利用規約を一読した上で、上記について運用方針を定めていきましょう。社内の担当者が変更となった際、スムーズに引継ぎができるようマニュアル化しておくことで継続的な運用ができます。
まとめ
本記事では、Xにおいて厳選した人気企業アカウントの特徴や共通点、真似したい運用術について解説しました。
今回ご紹介した人気企業では、フォロワーを獲得するためにユーモアのある発言で「世界観の創作」とフォロー・リポストによる「お得なキャンペーン参加方式」の利用が組み込まれています。
日常にそっと寄り添う形でこれらを取り入れ、継続的に行っていくことで徐々にフォロワー数増加が見込めそうです。企業アカウントは一言で「バズらせる」手法よりも、フォロー離れされないよう着実にファンを掴む手法での運用が望ましいでしょう。
※本記事で解説したXのサービス・料金を含む一連の内容は、2023年9月20日時点における情報です。
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