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ブランディングとマーケティングの違いとは!?|それぞれの成功事例から徹底比較
最終更新日 2024年10月17日(Thu)
記事作成日 2023年10月30日(Mon)
「ブランディング」と「マーケティング」は、いずれも購買につなげるための活動ことのことです。
それらの違いについては、何となく意味が違うということはわかっていても、その違いについて詳しく理解している人は少ないのではないでしょうか。
しかし、「ブランディング」と「マーケティング」の違いについてしっかりと理解できていないと、実際に実施しても狙った結果が得られないことがあります。
そこで今回は、知っておきたい「ブランディング」と「マーケティング」についてや、それらの違いについてご紹介していきます。
実際に活用されたブランディングとマーケティングの成功事例もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ブランディングとは
マーケティング業界では頻繁に耳にする「ブランディング」という言葉ですが、いったいどのようなものなのでしょうか。
ブランディングとは
「ブランディング」のもとになった「ブランド」という言葉の語源は、「焼印をつけること」を意味するノルウェーの古い言葉から派生したといわれています。
それがアメリカに伝わり、カウボーイが自分の所有する牛と他の牛を区別するために、牛の尻に自身のマークの焼き印をつけることの意味に代わり、いつしかこのマークがブランドと呼ばれるようになったのです。
このことから分かるように、「ブランド」とは、一言で定義するなら「識別」のこととなります。そして、ブランドとして識別されるために行われるすべての活動を、「ブランディング」というのです。
現代のマーケティング業界においては、消費者や顧客に「他社製品と自社製品の違いをはっきりさせるもの」といった意味で使われています。
ブランディングに期待される役割とは
企業がブランディングを行う際、ブランディングには以下に挙げるような役割が期待されます。
- 競合他社との差別化
- ファンやリピーターの獲得
- 顧客ロイヤルティの向上
- 商品やサービスの差別化
- 価格競争への巻き込まれにくさ
ブランディングの目的とは
ブランディングの目的は、消費者が商品やサービスを思い浮かべるときに、真っ先に思い浮かべるモノになることです。
「カレールーといえば○○」、「チョコレートといえば○○」というように、消費者に共通した認識を浸透させるために行われます。
ブランディングによって、ブランドそのものに価値を感じさせることができるので、購入に結びつけることができます。
ブランディングの具体的なステップとは
ブランディングを実施する際には、以下のような具体的なステップを踏むことになります。
- 市場調査でポジショニングを行う。
- ターゲットを絞る
- コンセプトデザインを行う
- ブランドイメージを統一する
- 訴求方法を策定する
商品やサービスの価値を高めるためには、誰かに代弁してもらうことも有効です。そして、そのためには企業自らが仕掛け人になる必要があります。
近年では、TwitterやInstagramなどのSNSで活躍しているインフルエンサーを起用して、ブランドのイメージアップに成功している企業も増えています。
ブランディングの効果とは
ブランディングで得られる効果には、以下のようなものがあります。
- 商品やサービス認知の向上
- 顧客や取引先からの信頼性の向上
- 競合優位性の獲得
さらに、ブランディングを成功させることによって、「安定した売り上げ」や「優秀な人材」の確保も実現できます。
マーケティングとは
それでは、「マーケティング」とは、いったいどのようなものなのでしょうか。
マーケティングとは
「マーケティング」とは、一言でいうと「商品やサービスが売れる仕組みをつくること」です。
英語の「marketing」は、「市場」を意味する「market」が語源になっています。商品やサービスの売買が行われる市場において、価値のある商品を消費者に届けるための活動が「marketing」になります。
現代のマーケティング業界では、消費者の求めている商品・サービスを調査して供給する方法などを決定することで、企業が儲け続ける仕組みをつくることを意味します。
マーケティングに期待される役割とは
マーケティングには、企業側と消費者側に向けての役割があります。
企業側:商品を買ってもらうための仕組みを構築する
企業としての存続意義を定着させるために、提供する商品やサービスを顧客に購入・利用してもらえる仕組みを構築することが期待されます。
消費者側:商品を見つけるための仕組みを構築する
自分の望む商品やサービスを購入するために、企業が提供する商品やサービスを見つける仕組みを構築することが期待されます。
このように、マーケティングには、企業と消費者双方の「買って欲しい」「売って欲しい」という欲求を結びつける役割があります。
マーケティングの目的とは
ドラッガーは、「マーケティングの理想は販売を不要にすること」と述べています。
これは、「営業やセールスなどの売り込みをすることなく自然に売れる仕組みを作ること」がマーケティングの最終的な理想だと言うことです。
企業だけが利益を出す方法を一時的に実施するのではなく、企業も消費者もWin-Winの関係になる仕組みを構築することが、マーケティングの目的になります。
しかしながら、このような仕組みは、一朝一夕に構築できるものではありません。しっかりとした戦略をもってプロセスを踏んでいく必要があります。
マーケティングの具体的なステップとは
マーケティングには様々な方法がありますが、具体的には以下のようなステップを踏むことになります。
- 市場調査と分析
- ターゲットの設定
- 自社が提供できる価値を分析
- 価値の提供方法の決定
- 広報宣伝活動(販促活動)
- 効果の検証とPDCAを回す
広報宣伝活動では販促プロモーションを行いますが、最近ではWEBやSNSを活用した施策への注目度が向上してきています。
マーケティングの効果とは
マーケティングを行うことによって、以下のような効果を得ることができます。
- 商品やサービスの認知向上
- 潜在顧客の育成
- 顧客満足度とロイヤリティの維持
さらに、マーケティング施策は実施したまま放置するのではなく、実施後に効果測定を行なって検証することで、より効果的なマーケティング活動へとつなげられます。
マーケティングとブランディングの違い
この章では、ブランディングとマーケティングの違いについて、以下のような視点から説明していきます。
活動内容
ブランディングは、企業などが、企業自体や自社の商品やサービスの価値やイメージを高めようとする活動です。
一方、マーケティングは、商品を大量かつ効率的に売るために行う、市場調査・広告宣伝・販売促進などの企業の諸活動になります。
このようなことから、マーケティングの手法のひとつとして、ブランディングがあるといえます。
情報発信の最終目的
マーケティングでは、自らが直接的にメッセージを発して、相手に自分のイメージを伝えます。
一方、ブランディングでは、何らかの方法で情報発信をして、相手に自分のイメージを持ってもらいます。
どちらも情報発信を行いますが、ブランディングでは、理想的な自分のイメージを相手に自主的に感じてもらうことがポイントになります。
そのためには、企業自らが直接メッセージを発するよりも、影響力の大きい第3者から発信してもらう方が高い効果を発揮します。
ゴールデンサークル理論
マーケティングコンサルタントであるサイモン・シネック氏が説く「ゴールデンサークル理論」で分類すると、ゴールデンサークルの中心にある「Why(なぜやるのか)」について考えるのが、ブランディングになります。
一方、その「Why」に伴って、「How(どうやるのか)」と「What」(なにをやるのか)と、手段や手法を考えるのがマーケティングになります。
ブランディングとマーケティングは相互に関係し合う
ブランディングとマーケティングは独立した存在ではなく、相互に関係し合うものであり、ビジネスを発展させる上では切り離せない関係です。
しかし、ブランディングとマーケティングの間の違いを理解して、ブランディングとマーケティングを使い分けることが必要になります。
マーケティングとブランディングの企業活用事例
ここでは、実際にマーケティングとブランディングを活用して成功した企業の事例をご紹介します。
ラフラ・ジャパン株式会社「RAFRA(ラフラ)」
https://service.liddell.tokyo/case/1492/
テーマ:ブランドの世界観を丁寧に届けるSNS施策
課題:ブランド規模・コンセプトに合った方法でのPRや世界観の共有
効果:ビジュアルで伝わる「ブランドの空気」を大切にweb経由での認知を拡大
メインの流通販路がドラッグストアではなくバラエティショップだったため、店内での消費者とのタッチポイントが小さいことが課題であった「RAFRA(ラフラ)」。限られた予算の中で効果的に露出・認知拡大が図れるマーケティングとして、インフルエンサー施策やSNS活用を実施。
世界観を伝えるツールとしてInstagramアカウントが成立し、「ブランドの空気」をビジュアルで伝えることに成功しました。
ラフラ・ジャパン株式会社「プラウドメン」
https://service.liddell.tokyo/case/1511/
テーマ:ビジネスパーソンの日々に寄り添うメンズブランドを魅せる
課題:新規開拓とブランドイメージの保守
効果:web経由での認知を拡大
メンズコスメブランドの「プラウドメン」は、店舗での認知が圧倒的に強い一方で、SNSでの認知施策ができていなかったことが課題でした。
しかし、InstagramとFacebookというSNSが持つユーザー層の特性を利用した施策を行い、ビジュアルで伝わる「ブランドの空気」を大切にしつつ、web経由での認知を拡大。既存顧客にも違和感を与えることなく、新規層にもアプローチを成功させました。
株式会社 大丸松坂屋百貨店
https://service.liddell.tokyo/case/1955/
テーマ:ファッションもサブスク。業界に新しい風を起こす一手、二手。
課題:ファッションのサブスクという業態自体の認知度が低い
効果:初期登録者数目標の2倍を超える反応を獲得
株式会社 大丸松坂屋百貨店の社内ベンチャー事業である「AnotherADdress」は、未知の「ファッションのサブスクリプション」の魅力を伝える方法を模索していました。
CtoCプレスリリースサービスの活用によって、2倍以上の会員登録を実現。さらに、インフルエンサーとのタイアップ投稿によってリーチ率70%と、新たな認知に繋げられました。
まとめ
この記事では、ブランディングとマーケティングの徹底比較や、それらの成功事例についての紹介を行いました。
企業自身からの発信だけでは、ブランディングを成立させることが出来ません。また、効果的なブランディングを行うためには、自社のフェーズに合わせて最適なマーケティングを行うことが必要になります。
弊社が提供しているLIWはフォロワー単価1〜2円という安価でインフルエンサーマーケティングを活用できるサービスです。
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