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X(旧:Twitter)のアルゴリズムが変わったって本当?PR運用戦略を解説
最終更新日 2024年10月16日(Wed)
記事作成日 2024年5月23日(Thu)
※2024年10月10日作成の記事です。
デジタル時代がさらに進化する2024年において、SNSを利用した集客・運用戦略は日を追うごとに重要性が増しています。
フォロワー数の獲得でアカウントが成長することによって、自社のブランドやコンテンツ力をより広域に拡散させることが可能です。
各SNSプラットフォームにおいて評価されるアカウントのメカニズムを攻略し、戦略的なアプローチをかけることで、集客数や売上実績の大幅改善が見込めます。
この記事では、2023年にアルゴリズムを初公開したX(旧:Twitter)に特化して、その内容や実際の運用方法について解説していきましょう。
目次
X(旧:Twitter)アルゴリズムが変わった根拠や目的
2022年にイーロン・マスク氏がXを買収して以降、プラットフォームには大きな変化がもたらされました。アプリ内の機能は度重なるアップデートを経ていますが、ユーザーからは特にアルゴリズムの変化が注目されています。
このアルゴリズムを理解し活用すれば、企業のPR戦略においても大きな武器となる可能性があるからです。2024年現在、Xは引き続き進化を遂げており、効果的な投稿戦略がビジネスの成功にますます重要となっています。
「Github」と「公式ブログ」による公開内容
Twitter社から発表されたアルゴリズムの具体的な内容に関して、2023年3月31日(日本時間4月1日)、ソフトウェア開発のプラットフォーム「Github社」と「X公式ブログ」で言及しています。
Githubでは、下記図のTwitterレコメンデーションアルゴリズム(構築と提供を担当する一連のサービスとジョブ)や、推奨アルゴリズムの主なコンポーネント(構成要素)について発表しています。
(出典:Github公式ホームページ)
また、公式ホームページでは、レコメンデーションアルゴリズムに関する具体的な解説をしています。
一般的なSEO(Search Engine Optimization)と同様、過去ツイートの人気度やユーザーからのアクションが多いアカウントが評価に繋がるようです。
興味を持つユーザーへ「おすすめタイムライン」コンテンツ表示
公開されたアルゴリズムの中でもPR運用における有力情報として注視したい、3つのポイントをピックアップしました。
まずは、フォロー外のアカウントへ訴求効果が高まる、おすすめタイムラインへの「優先表示機能」です。ユーザーの行動履歴から、ハッシュタグを基に興味・関心が高いツイートを自動的に表示します。
つまり、コンバージョンに繋がりやすい人のおすすめタイムラインへ表示されることで、フォロワー獲得や販促を狙えるのです。
最高のツイート1500件の抽出・ランキング付け
タイムラインの表示順序は様々な候補ソースが考慮された上で、数億件の中から最適な「フォロワーの750ツイート」「フォロワーでない人の750ツイート」の合計1,500ツイートが抽出されます。(抽出割合は、ユーザーによって異なる場合が有ります。)
選ばれた1,500ツイートは、下記で解説するエンゲージメント予測で高い点数順にランキング付けされ、広告ツイートも混同して表示されます。
XPremium(旧Twitter Blue)はアルゴリズムで優遇される
数億件の中から1,500件のツイートへのランクイン、さらに上位表示させるのはどれだけ理解していても、実際には至難の業とも言えます。そこで、手っ取り早いのが有料プラン「XPremium」です。
経営者思考の強いイーロン・マスク氏の思惑でもあり、早い話「サブスクリプションサービスのXPremiumに加入してお金を払うことで、優先的な扱いを受けられる」という事業戦略です。
具体的にXPremiumには、以下の3種類があります。
- ベーシック: ウェブサイトで月額3ドルまたは年額32ドル(または現地通貨での相当額)
- プレミアム: ウェブサイトで月額8ドルまたは年額84ドル(または現地通貨での相当額)
- プレミアムプラス: ウェブサイトで月額16ドルまたは年額168ドル(または現地通貨での相当額)
「認証バッジ」は、プレミアムもしくはプレミアムプラス加入者のみ付与されます。Xの事業戦略背景から言うと、「プレミアムプラス>プレミアム>ベーシック」の順に優先的な扱いをされるのではないかと考えられます。
X(旧:Twitter)がオープンソースに変わったことで生まれるメリット4選
オープンソースとしてアルゴリズムが公開され、Xはどのように変化したのでしょうか?変化によるメリットに注目し、Xで生まれた新たな可能性について紹介します。
Twitterプラットフォームの透明性向上
Twitterは公式ブログで、「Twitterの透明性のある新時代」と題して、「私たちのプラットフォームを透明化する責任がある」「透明性のある新時代の第一歩を踏み出した」と伝えています。
さらに「最高水準の透明性」を目指して、ユーザーの安全性やプライバシー確保、性的搾取や不正操作など悪意あるユーザーからの保護へ取り組む姿勢を見せています。
ユーザーとの信頼関係構築
プラットフォームの透明性を挙げることで、ユーザーは安心して意見や近況などを投稿できます。
実際に「Twitterヘルプセンター」のホームページ上では、ルールページに「安全」「プライバシー」「信頼性」について触れており、違反者はアカウント凍結のペナルティを受けています。ユーザーからの信頼性が高まることで、X利用者はさらに増加していくでしょう。
競合他社との公平化によるSNS活性化
集客や販促を目的とするSNSメディアは、他にも様々な種類があります。総務省が発表する「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、主要SNSメディアにおける全世代平均利用率はLINE94.9%、TikTok32.5%、X(Twitter)49.0%、Instagram56.1%、Facebook30.7%でした。
多くの人が連絡手段として利用する「LINE」を除けば、X以外の3メディアはアルゴリズムをすでに公開しています。Xもアルゴリズムの公開によって競合他社との公平化を目指し、ユーザー獲得とSNS活性化を目指したかったのではないでしょうか。
新機能やサービスの提供に繋がる可能性
オープンソース化によりソースコードを公式に公表したことで、利用ユーザーは自由自在に改変や研究ができるようになりました。オンラインやWEB技術に長けた開発者が、このアルゴリズムを利用して更によい新機能やサービスを生み出すきっかけとなり、さらに便利で画期的なシステムへの進化が見込めます。
【2024年最新版】X(旧:Twitter)のアルゴリズムが変わって評価対象となった項目
では、明確化されたアルゴリズムを基に、実際にどのような投稿が評価されるのか、見ていきましょう。
プラス評価となるポスト(旧:ツイート)例4選
プラスに評価される項目では、行動するごとにアルゴリズム上有利になると考えられます。
ユーザーからアクションをもらう
評価基準の1つに「いいね」をもらえば0.5点、「リポスト(旧:リツイート)」をもらえば1点という加算方式を用いています。Githubに公開されたエンゲージメントによれば、評価ポイントは以下のように細分化されています。
- 「いいね」をもらう
- 「リポスト(リツイート)」される
- 「コメント」をもらう
- 「プロフィールへ飛び、他の投稿にいいね」をもらう
- もらった「コメント(リプライ)」に「コメント(リプライ)」を返す
- 自分のポストをクリックし、アクションをもらう
- ポストに対して2分以上「滞在」される
中でも、コメント(リプライ)に対して、投稿者(自分)が「返信・いいね・リプライ」などの行動を起こせば、一気に75点加算されるのは大きなポイントです。
画像や動画付きで投稿する
リプライ同様、動画や画像を添付したポスト(旧:ツイート)は、文字に限定した投稿の2倍の評価を得られます。
テキストコンテンツであるXでは、動画や画像はとても効果的です。上手に取り入れてみてください。
XPremiumへ加入する
加算方式は明らかではありませんが、先述の通りXPremiumに加入して投稿すれば、優先的=プラス評価になります。
月額数百円程度ですので、アカウントを短期間で伸ばしたい企業は、積極的に
検討してみてください。
フォロワー数を獲得する
自分がフォローしている数に対して、自分のフォロワーになってくれる数が少ないと、アカウントの評価が低くなる可能性があります。つまり、フォロワー数よりフォロー数が多すぎると、影響力が低いと見なされることがあります。
積極的に自分の投稿を魅力的にすることで、フォロワーを増やし、より高い評価を得ましょう。
マイナス評価となるポスト(旧:ツイート)3選
Xでは、アルゴリズムにマイナスに働く減点のような制度もあります。
ポスト(旧:ツイート)内にURLを貼付する
ユーザーが貼り付けられた外部URLへ移行してしまい、X(旧:Twitter)を利用する時間が終了してしまう恐れがあり、マイナス評価を受けやすくなります。
ブロック・ミュート・フォロー解除される
言わずもがなですが、ユーザー・フォロワーが見ていて不快な気持ちになるなど、何らかの悪い要因によりブロックやミュート、フォロー解除をされると、減点対象となります。
特に、自分の「ポストを報告」されてしまうと、-369ものスコアがついてしまうため注意が必要です。
規約やルール違反をする
X(旧:Twitter)による内部の見回り以外にも、「不正行為」や「スパム」などの危険行為は他のユーザーから報告ですぐに発覚しますので、モラルを遵守したツイートを心がけましょう。
伸びるアカウントにすべく評価されやすいツイートとは?
上記を考慮して、「成長アカウント」を目指すにはXPremiumに加入した上で、「リポスト(旧:リツイート)・リプライキャンペーン」などを実施してみることです。
キャンペーンによってユーザーに何らかの恩恵を与えることで、リポスト(旧:リツイート)・リプライに繋がり、加算点を得やすくなります。また、リプライ欄に2分以上滞在してもらえればさらに+10点の加点をしてもらえます。
アルゴリズムが変わってもX(旧:Twitter)アカウントを成長させるには?
「評価されるツイート」の攻略により、成長アカウントへのメソッドが開けてきました。
しかし、評価されやすい投稿を続けることとプラスアルファで、下記でご紹介する2点のポイントも同時進行で解析が重要です。
エンゲージメント率の向上で評価されるアカウントづくり
記事内に何度か出てきた「エンゲージメント」ですが、これは発信されたツイートに対して起こったアクションや反応数の指標のことです。
エンゲージメント率を高めるための「PDCAサイクル」は、Webマーケティングにおける基本の「き」です。
「P=エンゲージを得られる発信内容の計画」「D=ツイートにより実行」「C=各アクション数の把握」「A=エンゲージメント率向上に向けた改善」を日々、継続的に行いましょう。
X(旧:Twitter)アナリティクス分析で数値の明確化
Webマーケティングに携わる方にとって、Webサイトのアクセス数などを解析する「Googleアナリティクス」は馴染み深いと思います。実はX(旧:Twitter)にも同様のシステム(無料)である「X(旧:Twitter)アナリティクス」が存在しており、X(旧:Twitter)アカウントに対して起こった様々なアクションを数値化して分析することが可能です。
X(旧:Twitter)アナリティクスでは「エンゲージメント率」はもちろん、「コンバージョントラッキング」も確認できます。コンバージョントラッキングとは、コンバージョン(ゴールとしている成果)に繋がったアカウント数を記録する機能のことです。ツイートを見た後にユーザーがとった行動が把握できるので、費用対効果の解析、さらに他の新規顧客獲得に繋げるヒントを得られます。
まとめ
この記事では、X(旧:Twitter)が正式公開したアルゴリズムの内容を活用して、成長アカウントに伸ばすまでの具体的な流れについてお伝えしました。
アルゴリズムの潜在的な仕組みを理解することで、フォロワー数やリプライ獲得までの近道となります。一定数のフォロワーを獲得してしまえばツイートにおける拡散力も強くなりやすいですが、早急な成果を求めるのであれば「XPremium」への加入は不可避と言えそうです。
※本記事で解説したサービス・料金を含む一連の内容は、2024年10月10日時点における情報です。
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