コラム

Instagram攻略のカギは「発見タブ」にあり!新規ユーザーにリーチするために理解しておくべきこと

最終更新日 2025年3月7日(Fri)

記事作成日 2024年8月30日(Fri)

Instagram(インスタグラム)の発見タブとは、「一人ひとりの興味・関心に基づいてInstagram全体から集められたコンテンツを発見できる場所」のこと(Meta公式より)。

この「発見タブ」から情報を得ているユーザーは増加傾向にあり、Instagramを攻略する上で発見タブは重要な機能として注目されていることをご存知ですか?

Instagtramでのユーザーの動きについて、いまだに
「ユーザーはフィードの情報しか見ていない」
「ユーザーはInstagramのハッシュタグ検索で情報をリサーチしている」
などと思っている方は要注意!

この記事では、自社商品・サービスのInstagramアカウントを運用している方に向けて、ユーザーが発見タブを通して情報にリーチするプロセスと、その上でInstagram発見タブで露出を増やすにはどのような運用をすべきか、そのポイントについてお伝えします。

インスタグラム「発見タブ」の重要性が増している理由

発見タブは、新しいユーザーや潜在的なフォロワーに自社のコンテンツと出会ってもらうための主な入り口です。Instagramのアルゴリズム変更が繰り返されるなかでも、「発見タブ」の存在は重視されています。

<Instagram 発見タブでの表示例>

発見タブには、フィード投稿やリール、広告も表示されます。

Insatgram(インスタグラム)の発見タブ

自社商品やサービスのアカウントを運用している場合、「発見タブでの露出を増やすことが、フォロワー数の増加やエンゲージメントの向上に直結する」といえます。

しかし、Instagramをプライベートであまり利用しない方にとっては、この発見タブの重要性についてあまり実感がないかもしれません。ユーザーにとって発見タブがどのように作用するのかを理解した上で、運用のコツを押さえていきましょう。

インスタグラム発見タブの利便性とは

なぜ発見タブを活用するユーザーが増えているのでしょうか?理由として考えられるのは、情報に辿り着くまでの利便性です。

発見タブではユーザーの好みを学習し、1人ずつ異なる投稿をおすすめを提案しています。つまりユーザーは発見タブの存在により、求める情報を効率良く収集できるのです。

発見タブによってリードタイムが短縮

企業にとっては、Instagramの発見タブによって自社の商品やサービスを認知してもらえる機会が増えています。かつ、従来は「検索」や「比較」といった段階を踏んで商品が認知されていたのに対し、以下のように発見タブによりプロセスが短縮される可能性があります。


【認知までの従来のプロセス】

  1. ハンドケアをしたいけど、何を使えばいいの?
  2. 方法やアイテムを調べてみよう
  3. ハンドクリームがいいかもしれない
  4. どんなクリームがいいかもう一度調べよう
  5. この商品が良さそう、と興味を持つ

【発見タブをきっかけとした認知〜購買までのプロセス】

  1. ハンドケアへの関心が高いユーザーの発見タブに自社のコンテンツが表示される
  2. ユーザーは発見タブで商品と出会い、他の選択肢を調べる段階をスキップできる
  3. ハンドケアするならこの商品がいいかも、と興味を持つ

インスタ発見タブ〜購買のリードタイム

 

「発見タブをきっかけに購入したいと思ったことがある」人は74%

実際に、「発見タブをきっかけに購入したいと思ったことがある」という人は74%にものぼることがわかっています。発見タブはユーザーにとっても企業にとっても恩恵が多く、Instagramの運用において欠かせない機能なのです。

インスタグラム発見タブで得た情報から購買意欲が高まるユーザー

 

インスタグラム発見タブを意識してインスタ運用してみよう

では、企業が発見タブで自社の商品やサービスの露出を増やすためには、具体的にどのような運用をすれば良いのでしょうか?

ポイントは、Instagramの主要機能を優先順位に従って効果的に活用することです。ユーザーとの接点が生まれやすい機能に絞ると、次のように優先順位を定義できます。

<優先順位>
①フィードアクション
②ストーリーズアクション
③リール

インスタグラム発見タブに表示させるための投稿内容やユーザーアクションの優先順位

発見タブ掲載のための運用優先度①フィードアクション

発見タブにコンテンツを表示させるには、まずはフィード投稿へのアクションを獲得することが大切です。「いいね」や保存をもらえると、そのフォロワーに自社アカウントのストーリーズが表示されやすくなるためです。

インスタグラム発見タブにコンテンツを表示させるコツ①フィード

発見タブ掲載のための運用優先度②ストーリーズアクション

次に、ストーリーズでフォロワーと相互コミュニケーションをとれていることもプラスとなります。ストーリーズにアンケートや絵文字ボタンを設置し、フォロワーにアクションを起こしてもらいましょう。
クイズ機能もフォロワーが参加しやすく手軽にコミュニケーションがとれるためおすすめです。

インスタグラム発見タブにコンテンツを表示させるコツ②ストーリーズ

発見タブ掲載のための運用優先度③リール

さらにリールを投稿すると、発見タブに表示される可能性が高まります。

インスタグラム発見タブにコンテンツを表示させるコツ③リール

「フィード」「ストーリーズ」「リール」は投稿の目的が異なる

3つの優先順位をお伝えしましたが、それぞれ投稿の目的が異なります。

  • フィード投稿とストーリーズは、既存フォロワーからのアクション集め
  • リールは、発見タブでの拡散狙い

このように目的を持って使い分けることで、発見タブへの露出を意識して運用をしてみてください。

インスタグラム発見タブに載せるために重視すべき3つの指標

インスタグラム発見タブに載せるために重視すべき3つの指標

発見タブにコンテンツが載りやすくなるよう、さらに踏み込んで仕組みを知っておきましょう。アルゴリズムや発見タブを攻略するために特に意識したいのが次の3つの指標です。

指標①アカウントとの親密度

指標②コンテンツへの関心度

指標③アカウント・コンテンツの新規性

この3つは、Instagramの中で正確に数値化されているわけではありません。

しかし、これらのポイントを意識して運用することで、発見タブへの掲載を後押しできます。

この3つの指標を意識し、どのような施策を打っていけば良いのでしょうか。具体的な施策をそれぞれご紹介します。

発見タブ掲載のための施策①ユーザーアカウントとの親密度を高める

ユーザーアカウントとの親密度を高める

instagramでは、アカウント同士が接触を重ねるごとに「親密度」が上がると考えられています。

アカウントとの接触が多い(親密度が高い)ユーザーのホーム画面では自社のフィード投稿が優先的に表示される可能性があるため、運用ではぜひ親密度を意識しましょう。

1.アカウントを回遊させる

フィード投稿を見てくれたユーザーが、プロフィールやハイライトから他コンテンツも閲覧してくれる状態を「回遊性が高い」と表現します。

アカウントを回遊してくれる=自社アカウントと接する時間が長くなる

と解釈でき、親密度にもプラスになると考えられています。

すぐにできる工夫は、プロフィール閲覧を促すこと。

例えばフィード投稿の最終ページやキャプションで「ほかにも◯◯について投稿しているのでプロフィールからチェックしてくださいね」と伝えてみてください。

キャプション=投稿の下に表示されるテキスト部分

2. 滞在時間を伸ばす

ユーザーがコンテンツやプロフィールに立ち止まって見てくれた時間も、親密度を測る上で参考にされています。

  • キャプションを読む時間
  • 画像の内の文字を読む時間
  • コメントを読み書きする時間

ユーザーによるこのような行動が積み重なると滞在時間が増えます。

例えばフィード投稿なら、文字なしよりも文字入りの投稿、さらに1枚でも多い方がユーザーが長くコンテンツを楽しんでくれるでしょう。

3. コミュニケーションを大切にする

ユーザーからリアクションをもらって終わりではなく、自社からも反応を返してコミュニケーションをとるように心がけましょう。

普段からコミュニケーションを重ねているアカウントほど、未フォローユーザーへおすすめ投稿として表示されやすくなるためです。

コミュニケーションをとる上でポイントとなるのが「ダークソーシャル」でのやり取り。

ダークソーシャルとは、他ユーザーから見られないクローズドな場を意味する言葉です。

他ユーザーにもやり取りが伝わるコメントよりも、ストーリーズへのアクションやダイレクトメッセージをきっかけにしたコミュニケーションがダークソーシャルにあたり、親密度へ寄与しやすいと考えられています。

発見タブ掲載のための施策②コンテンツへの関心度を高める

コンテンツへの関心度を高める

コンテンツに対するユーザーからの関心度が、発見タブへの表示に影響しています。

例えばユーザーが料理に関する投稿をよく閲覧していたら、その人は料理への関心度が高いとInstagramから判断され、関連のあるコンテンツが表示されやすくなるのです。

ユーザーからの関心度を高めるには、次のような運用方法が効果的です。

1. ユーザーからの関心度を分析する

投稿したコンテンツがどの程度ユーザーから関心を集めているか、分析しましょう。

具体的には、投稿ごとのインサイト画面を見て興味を持たれている内容を把握するのです。

リーチ数が伸びていたり、いいねがよく集まったりしている投稿が「ユーザーから興味を持たれている(関心度が高い)」と判断できるでしょう。

関心を集めている投稿の共通点を探し次回の投稿に落とし込むことで、ユーザーからの関心度をさらに高められます。

2. 数値化されないアクションにも注目する

Instagram側が関心度の根拠としているのは、いいね・保存といった数字化できる情報だけではありません。

例えば「キャプションの続きを読む」などインサイトで分析対象になっていない行動もあるでしょう。

しかし「続きを読む」までタップしてじっくりと情報を楽しんでくれるフォロワーは、まさにアカウントやコンテンツに強い関心を持っていると予想できます。

3. ストーリーズのシェア機能を活用する

ストーリーズでは、一般ユーザーが投稿したコンテンツを紹介(シェア)することができます。

ユーザーは自分の投稿が企業アカウントで紹介されたことに喜びを感じ、アカウントにさらに関心を持つようになるでしょう。

さらに、元コンテンツを投稿したユーザーが「◯◯社さんのアカウントで紹介されました」といった報告ストーリーズを作ってくれると、そのフォロワーからも新たな関心を集められるでしょう。

発見タブ掲載のための施策③アカウント・コンテンツの新規性をキープする

アカウント・コンテンツの新規性をキープする

Instagramでは、24時間以内に投稿された新しいコンテンツを「新規性が高い」と判断し、発見タブなどで表示されやすいよう後押ししてくれる仕様があります。

ユーザーの目に留まる機会を増やすため、常に新しいコンテンツを提供し続けることが大切です。

新規コンテンツを多くの人に見てもらうには、投稿する時間帯を工夫するようにしましょう。

多くのユーザーがInstagramを楽しんでいる時間帯に投稿するのです。

コンテンツへのリアクションを投稿後早いうちに集めることで、アルゴリズム上で優位に働くと予想できます。

ユーザーが活発に行動する時間帯は、プロフィール画面にある「プロフェッショナルダッシュボード」から「合計フォロワー数」を開くと、画面下のほうで確認できます。

最もアクティブな時間帯

まとめ

近年のアルゴリズムアップデートでは、新規ユーザーを獲得しやすい仕組みによく変更されています。この仕組みを自社アカウントのパワーに変えるには、発見タブへの掲載を狙うようにしましょう。


【発見タブ掲載のポイント】

  1. アカウントとの親密度
  2. コンテンツへの関心度
  3. アカウント・コンテンツの新規性

発見タブは新規ユーザーとの接触の機会となり、商品・サービスへの認知や興味を高めるために効果的です。また、発見タブ特有の「その人におすすめの投稿をピンポイントで表示する」という仕組みにより、購買にも直結しやすいでしょう。

リデルでは企業のInstagram運用をさまざまな形でサポートしています。
「どのようなことができるの?」「費用体系は?」などご興味のある方は、まずはお気軽にお問合せください!

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