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初めての企業インスタ、何から進めるべき?アカウントの始め方完全マニュアル
最終更新日 2024年9月17日(Tue)
記事作成日 2024年8月1日(Thu)
競合企業のマーケティングを参考に、自社でもインスタへの参入を考えている方が多いのではないでしょうか。
運用をスタートさせるには、インスタの本格運用で必須なアカウント切り替えの方法や、アカウント設計の基本を抑えることが大切です。この2点により初期戦略を進めたら、ハッシュタグやハイライトなどアプリ内機能の活用で応用的な使い方にもチャレンジしましょう。
本記事をぜひマニュアルとしてご活用の上、効果的なインスタアカウントを設計し、企業のインスタグラムを始めてみてください。
*当記事は現在開催中の《今さら聞けないインスタ解説セミナー》の内容を抜粋してお届けしております。次回セミナーへのお申し込みも受付中です、ぜひお気軽にご参加ください!
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目次
企業アカウントに欠かせない!インスタグラム作成の事前準備
企業アカウントをスタートするには、事前準備としてアカウントタイプの切り替えをおこないましょう。インスタでは一般向けのアカウントのほかに以下2種類の「プロアカウント」が用意されています。
- ビジネス
- クリエイター
ビジネスアカウントは小売店やブランドとして、クリエイターアカウントはアーティストやインフルエンサーとしての利用が想定されています。そのため企業が販促を狙いとしてインスタを使うなら、ビジネスアカウントの選択が合うでしょう。
数値分析や広告出稿ができるようになるため、本格的に運用するには必須でアカウントを切り替えるのがおすすめです。
【アカウント切り替えの手順】
|
アカウント設計でインスタの世界観を固める方法4ステップ
アカウントを切り替えできたら、次はその内容を固めるステップです。アカウント設計が曖昧なまま運用をスタートしては、目的や立ち回りにブレが生じユーザーへ的確に届けられません。
事前にアカウント設計を組み立てて社内で共有し、一貫した発信ができるよう準備しましょう。
1.インスタグラムの目的を決める
行き当たりばったりな運用とならないよう、しっかりと目的を絞ることが大切です。ユーザーにどのような情報を届け、どのような体験をしてもらいたいのか整理してみましょう。
例えば美容商材を扱う企業なら
- 商品を使ったbefore・afterを見せる
- 商品のテクスチャをリアルに知ってもらう
- 使い方をわかりやすく紹介する
などの目的案をピックアップできます。そして「目的を達成するにはリール(動画)での発信が合いそうだ」など今後の仮説へとつながるでしょう。
このとき、アイディア出しに詰まったら競合他社のアカウントがどのような目的で動いているのか分析すると参考になります。
2.インスタグラムのターゲットを決める
商品が完成していてマーケティングを始めている場合、その商品のターゲットをインスタにも流用できます。
しかし、ターゲットを広く設定していたり、まだ決まっていなかったりする場合もあるでしょう。その際は「自社の投稿をどのようなユーザーに見てもらいたいか」という観点でイメージを膨らませてみてください。
ターゲットを決めるには、想定する人物の細かなプロフィールを挙げることがポイント。人物像を鮮明に思い描くほど具体的な運用が可能となります。
年齢・性別といった基本情報にとどまらず起床時間や職業まで想定するようにしましょう。その人に伝えるには何時ごろに投稿すれば良いのか、どのような写真加工が好まれるのかなど、戦略が見えてくるはずです。
3.インスタグラムアカウントのテーマを決める
ここでいうテーマとは「何を重視して運用するか」です。アカウントの世界観に直結し、印象を左右する大切な要素となるでしょう。
テーマとしてよく候補となるのが「参考値重視型」と「ビジュアル重視型」の2つです。
参考値重視型 | ビジュアル重視型 | |
メイン要素 | ・文章 ・解説 |
・演出 ・見た目 |
投稿タイプの例 | ・フィード(スライド) | ・リール ・フィード(写真) |
合うターゲット | 知識や情報を求める層 | 世界観を重視する層 |
内容の例 | ・商品レビュー ・FAQ ・知識解説 |
・使用シーンの紹介 ・Vlog ・HOW TO |
また、この2つの要素を投稿によって使い分ける「混合型」のアカウントもあります。
- アカウントの目的を達成できるのは?
- ターゲットに好まれそうなのは?
- 商品やサービスの魅力がよく伝わるのは?
- 競合と差別化できるのは?
このような観点でアカウントのテーマを決めて、特化すべきポイントを明確にしましょう。
4.インスタグラムの公式プロフィールを考える
ここまでに決めた要素をプロフィールとして表現しましょう。主に設定すべきなのは次の箇所です。
- アイコン
- ユーザー名
- 自己紹介文
- 外部リンク
これらの項目がまとまったプロフィールページは、店舗で言えば外観であり、ユーザーからの第一印象となります。信頼性にも関わるため「どんな企業が」「誰に」「何を」伝えているのか、わかりやすくまとめましょう。
また、プロアカウントの機能で問い合わせボタンや営業情報の設置も可能です。
【実践編】企業インスタで取り入れたいテクニック7選
アカウント設計によりインスタの全体像が整ったところで、いよいよ実践に移りましょう。プロアカウントに切り替えたことで、一般アカウントにはなかった機能も多く解放されます。
色々な機能を試しながら、情報の届け方を探ってみてください。
1.ハイライト機能を活用する
ハイライトとは、24時間限定で公開される「ストーリーズ」を、いつでも見返せるようまとめたコーナーのこと。テーマごとにストーリーズをまとめて、プロフィールページに設置できます。
長い期間にわたってユーザーに見てもらいたいお知らせや、反響の大きかった投稿などが目立つよう、ハイライトにまとめましょう。
設置できるハイライトの数に上限はありません。しかし1つのハイライトに入れられるストーリーズは100枚までとなっています。
ユーザーが欲しい情報へすぐアクセスできるよう、わかりやすくハイライトを分類してくださいね。
ハイライトの活用方法や設置方法は、「インスタでハイライトを効果的に活用する3つの方法!新規追加や編集方法など作り方も解説」で詳しくお伝えしています。
2.ハッシュタグで露出を増やす
アプリ内検索からの流入を増やすにはハッシュタグの活用が効果的。ハッシュタグとは、投稿内容に関連するワードをインスタに知らせるための機能です。1つの投稿につき30個までのハッシュタグをつけられます。
つけるべきハッシュタグに迷ったら、検索画面で表示される投稿件数をヒントにユーザーニーズの規模を推測しましょう。
【ビッグワード】
【ミドルワード】
【スモールワード】
|
これらの3種類のキーワードをバランスよくハッシュタグとして組み込むことがポイントです。
さらに、自社商品やサービスに関するオリジナルのハッシュタグを作る施策もおすすめです。ユーザーが自社商品について調べやすくなったり、購入者がハッシュタグをつけて投稿することでオーガニックな口コミが増えたりする効果を期待できます。
【オリジナルハッシュタグの例】
ハッシュタグ選定のポイントについて深く知りたい方は、関連記事「【インスタ運用】ハッシュタグ選定のやり方を伝授!効率化ツールもご紹介」の確認もおすすめです。
3.キャンペーンを開催する
キャンペーンにより、フォロー内外を問わずたくさんのユーザーから自社アカウントへの注目を集められます。
様々なキャンペーン方式があるので、自社アカウントが伸ばしたいことを明確にして内容を決めましょう。例えばフォロワーの増加を課題としている場合、アカウントのフォローを応募条件に組み込んだキャンペーンが最適です。
キャンペーン参加へのリターンとしてよく設定されるのは、当選者への商品プレゼントです。
- 企業…1人でも多くのユーザーに商品を知ってもらえる
- ユーザー…無料で商品をお試しできる
このように、お互いにとってメリットがあるWin-Winな企画となるでしょう。
キャンペーン開催のノウハウが気になる方は、関連記事「Instagramのキャンペーンに種類はある?開始前に決めることや成功事例もご紹介」をご参考ください。
4.予約投稿機能で安定的に投稿する
多くのユーザーに見てもらうには、ターゲット層がインスタをよく開いているピークタイムに投稿するのが効果的です。しかし企業でのインスタ運用では担当者の就業時間や休日の都合があり、ピークタイムでの投稿が難しいこともあるでしょう。
解決策として、アプリ内の予約機能を活用するのがおすすめです。
いつも決まったタイミングで投稿することで、「いいね」などの計測条件を均一化できるメリットもあります。
【予約機能の使い方】
- リールやフィードのキャプション入力の画面まで進めて「詳細設定」をタップ
- 「この投稿を日時指定」の欄を有効にする
- 予約したい日付を指定する
5.ショッピング機能を使う
有形商品を持つブランドにおすすめの機能です。フィードの投稿画像と商品の購入ページをリンクさせることで、数タップで買い物できるよう導線を敷けます。
ショッピング機能を使うには、先にFacebook側での設定を済ませましょう。
- Facebookページを作成する
- Facebookコマースマネージャで自社商品のカタログを作る
- インスタグラムのプロアカウントと紐付ける
ショッピング機能とあわせて広告も活用することで、より広いユーザーへとリーチを拡大できます。
利用条件の詳細は、「Instagramのショッピングタグとは?5つの利用ステップやメリットを大公開!」で事前にチェックしてみてください。
6.ビジネスチャットで効率化する
インスタのプロアカウントでは、ダイレクトメッセージを使ったカスタマーサポートをツールで効率化できます。
例えばメッセージをフォルダ分けして整理したり、返信文章のテンプレートを用意したりできます。ユーザーとのコミュニケーションが活発になると想定されるアカウントでは、ビジネスチャットで対応の負担を軽減できるしょう。
【返信テンプレートの作り方】
- メッセージ画面右上の「…」から「ツール」を開く
- 「返信テンプレート」をタップ
- 「新しい返信テンプレート」をタップ
- 固定で返信したい内容を入力する
なお、手順2で「よくある質問」を選び、FAQを作っておくのもおすすめです。
7.ノート機能で発信する
ノートとは、24時間で自動的に削除されるテキスト投稿のこと。投稿できるのは最大60文字のテキストで、ダイレクトメッセージの画面に表示されます。
画像にテキストやアクションボタンで装飾して載せるストーリーズよりも、手軽に公開できるでしょう。
ノートをタップすると、投稿者にメッセージを送れることが特徴です。そのためメッセージでのリアクションをうながすようなテキストを投稿し、フォロワーとのコミュニケーションを生むなどして活用できます。
メッセージでのコミュニケーションはフォロワーとの親密度UPに寄与するので、アルゴリズムにも優位に働くと予想できます。
【ノートの投稿方法】
- ホーム画面右上からメッセージ画面を開く
- 「ノートを入力」をタップ
- 移動した画面でも「ノートを入力」をタップ
アカウント分析で企業インスタグラムの精度を高めよう
ほかのマーケティング手段と同様に、インスタでも施策の効果検証を繰り返すことが重要です。
そのためには、アプリ内の「インサイト」機能を活用してみてください。インサイトは、投稿へのエンゲージメントやフォロワー数などを示すレポート機能です。プロアカウントに切り替えることで無料で使えるようになります。
【インサイトの確認方法】
- プロフィールページの「プロフェッショナルダッシュボード」をタップ
- 「インサイト」から各数値をチェックする
インサイトを定期的に確認し、運用方針や投稿内容を柔軟に見直すことが成功への鍵です。数字に基づいた改善を繰り返すことで、より多くのユーザーに情報を届けられるようになるでしょう。
まとめ
インスタで企業アカウントを運用するには、最低限次のステップで行動を進めましょう。
- プロアカウントに切り替える
- アカウント設計を考える
- 投稿を始める
- インサイトを分析する
特にアカウント設計は、段階を追って進めることがポイントです。ターゲットやコンセプトをしっかり固めることで、ブレのない一貫した運用が可能になります。
また、ハッシュタグやハイライト機能など、アプリ内のさまざまな機能を効果的に活用することで運用の幅が広がり、より多くのユーザーにリーチできるようになるでしょう。
インスタの運用経験がない企業でも、本記事を参考にぜひ投稿を始めてみてください。
*当記事は現在開催中の《今さら聞けないインスタ解説セミナー》の内容を抜粋してお届けしております。次回セミナーへのお申し込みも受付中です、ぜひお気軽にご参加ください!
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