導入のご検討・新規登録はこちらから
- インフルエンサーマーケティングのLIW TOP
- コラム
- TikTokユーザー数と年齢層を紹介。企業の成功事例や相性が良い業界も解説
TikTokユーザー数と年齢層を紹介。企業の成功事例や相性が良い業界も解説
最終更新日 2024年10月18日(Fri)
記事作成日 2023年11月24日(Fri)
TikTokの運用をはじめるにあたって、ユーザー数と年齢層の内訳が自社のターゲットと重なるか把握したい、と思う企業の担当者様がいるのではないでしょうか。
若年層向けのイメージが強かったTikTokですが、30代以降の利用者も増えており、幅広い年齢層に人気のSNSに成長しています。利用者層を把握した上で運用を行わないと、思うような効果は得られないでしょう。
そこで本記事では、TikTokのユーザー数と年齢層を数値とともに紹介します。企業のマーケティング成功例も解説していますので、運用に悩んでいる企業の担当者様はぜひ最後までお読みください。
目次
日本のTikTokのユーザー数は約1,700万人以上
日本におけるTikTokの月間アクティブユーザー数は、2021年8月時点で1,700万人に到達しました。10代の利用率が圧倒的に多い印象ですが、30代以降のユーザー数も年々増え続けています。動画という非言語ツールと短尺動画は世代を問わず共通して楽しめることが、成長の要因だと予想できます。
利用人口の増加に伴い、様々な企業もTikTokに参入しました。広報活動を行う上で、TikTokは欠かせない位置付けへと変化しています。
マーケティングリサーチ業者による発表では、TikTokの利用者数が年々増加していると明らかになりました。他のSNSと比べて伸び率の増加が好調であり、さらなる成長を見込めます。
TikTokでは30代以上ユーザー層も増えている
TikTokの利用者の平均年齢は35.9歳です。10〜20代の世代が圧倒的に多いと思われがちですが、30代以降の利用者も年々増え続けており、ユーザーの平均年齢が上がっています。さらに、60代以上の利用者も増えているので、日本では多くの年齢層に浸透してきていると言えます。
男女比では、10〜20代は女性、30〜40代では男性の利用割合が多い傾向です。幅広い年代かつ男女ともにコンテンツを届けられるTikTokは、企業の宣伝活動でも活用できるでしょう。
【国別】世界のTikTokユーザー数と年齢層を解説
TikTokは2017年のリリースからたった4年で、世界の月間アクティブユーザー数が10億人を突破しました。これは、Instagramの2倍にあたる成長スピードです。
日本以外の利用傾向にも目を向けると、国によってTikTokユーザーの年齢や特徴が異なることがわかります。TikTokの利用者数が多い以下の国について、特徴やアクティブユーザー数を解説します。
- 中国:TikTok発祥の国
- アメリカ:中国に次いで利用者数2位
- イギリス:若年層・女性ユーザーが多い
世界に向けた情報発信を視野に入れている企業担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
TikTokが生まれた中国
TikTok発祥の中国は、1日あたりのアクティブユーザー数が約6億人を超え、世界で最も利用者数が多い国です。40歳未満のユーザー数が約9割を占めているので、中高年層以上には中々浸透していません。
また、中国のTikTokは、EC機能が充実しているのが特徴です。女性には美容や育児などのコンテンツが人気で、日本のユーザーと好みに大きな違いは見られません。男性からはゲームや軍事関連のコンテンツへの注目度が高いです。
中国に次いで利用者数2位のアメリカ
アメリカには、約1億人以上のアクティブユーザー数がいます。中国に次ぎ、世界で2番目に利用者数が多いです。特徴として、10代の利用者が多い傾向にあります。日本よりも10代のユーザー数は約8%、20代は約6%多く、若年層への浸透率が高いことがわかります。
一方で、50代以上のユーザー数が約7%と、日本の約21%と比較して低いのも特徴です。アメリカのTikTokユーザーは、日本より若者向けコンテンツの人気が高いと言えます。ゲームや映画などのエンターテイメントをはじめ、フィットネスなどスポーツに関するコンテンツも人気です。
若年層の女性ユーザー層が多いイギリス
イギリスのアクティブユーザー数は、約2,000万人以上です。情報収集ツールとして、TikTokを活用する若者が増えています。
34歳以下のユーザーが、全体の約8割を占めており、特に多い年代は、13〜24歳の女性です。美容やアパレル以外にも、アートやテクノロジー分野のコンテンツも人気が高いです。
TikTokのユーザー層と相性の良い5つの業界
日本のユーザー層の傾向と照らし合わせて、TikTokとの相性が良いと予想できる業界を5つ紹介します。
- フード業界
- スポーツ業界
- ファッション業界
- 美容業界
- 教育業界
活用例とともに解説するので、自社のコンテンツ作りで参考にできないか、ぜひ探してみましょう。
フード業界|動画だからこそリアルな質感を伝えられる
TikTokではテキストで表現しきれないシズル感や音を伝えられるため、食べ物の動画との相性が良いです。また、調理工程を具体的に映したり、美味しそうに食べる様子を臨場感とともに共有できたりと、魅せ方が複数あるのもポイント。
企業自身が動画を作るだけでなく、ユーザー自身が商品を紹介してくれるUGC(User Generated Content)も、マーケティングの一環になります。ユーザーが自社の商品をおすすめとして動画を投稿したり、アレンジレシピを紹介したりしてくれることで、認知度が広がるでしょう。
スポーツ業界|あるあるネタから本格的なノウハウの発信まで幅広く投稿
スポーツ業界では、試合のハイライト動画や、あるあるネタなどのコンテンツがよく投稿されています。スポーツは幅広い年齢層に人気があり、若い層だけではなくミドル層にも楽しめるコンテンツが多いです。
スポーツジムのコーチがトレーニングのコツを紹介したり、プロのスポーツチームが試合のダイジェスト動画を投稿したりして、企業が積極的にTikTokを活用しています。人気のインフルエンサーを起用して、自社の商品をPRしてもらう戦略も行えるでしょう。
ファッション業界|若いユーザーのおしゃれニーズをキャッチ
10〜20代の利用者数が多いTikTokでは、ファッション業界とも相性が良いです。TikTokで動画を見て購入したり、コーデの参考にしたりする人が多いです。今までは、雑誌やインターネットでファッションについて調べることが主流でしたが、一般ユーザーの購入レポート動画やインフルエンサーとのタイアップ動画も、情報収集の選択肢となります。
SNSの中でも、TikTokの縦動画は服の魅力や雰囲気を伝えやすいです。自社の新商品や、季節のコーデを紹介するなど、多様な企画で集客できます。
美容業界|文字では伝わらない質感などを重視できる
美容業界ではメイク用品だけでなく、美容家電の紹介動画なども投稿されています。メイク関係のコンテンツでは、動画により商品の色や質感を伝えやすい点が特徴です。
また、インフルエンサーに商品を紹介してもらうマーケティング戦略も活発です。「憧れのインフルエンサーが使用しているコスメ」というだけで、お揃いを購入するファンもいます。
インフルエンサーの持ち物紹介やメイク風景を写すVlogなど、企業が予期せぬ形でUGCが増えるメリットもあります。
教育業界|気軽にみられる短尺講義など
TikTokで、勉強法や学生向けの受験対策などを発信している企業アカウントがあります。
TikTokのショート講義をきっかけにユーザーに「さらに勉強したい」と感じさせ、YouTubeの長尺動画やWebサイトへの誘導ができます。投稿する人の勉強経験に基づいて作られている動画が多いので、信ぴょう性が高く、すぐに役に立つ内容が魅力です。
学生だけでなく、資格勉強や自己研鑽している社会人に向けた発信も可能です。例えば、塾・予備校や、仕事などのスキルアップを目的としたオンライン講座の公式アカウントがあります。
教育事業は流行に左右されにくく、安定した人気を生み出しやすいでしょう。
TikTokのユーザー数と年齢層を活用した成功事例
ユーザー数と年齢層をうまく活用した、実際のTikTokマーケティングの事例を紹介します。スポーツと健康をサポートする、某大手製薬企業の事例です。
某大手製薬企業が販売するドリンクは、元々ターゲット層が30〜50代の女性でした。認知を広めるため、インフルエンサーを起用して、TikTokで商品を宣伝してもらう広告を配信。若い女性のインフルエンサーを起用したことにより、10〜20代のユーザーに拡散され、今までにない年齢層への接点を作れたのです。
便秘解消やダイエットにも効果があると話題が生まれ、結果として売上が上がりました。インフルエンサーを起用して、多くの再生数やいいね数を獲得し、若年層の認知拡大に成功した事例です。
企業がTikTokを最大限活用するために理解しておくこと3つ
企業がTikTok運用をする上で、理解すべきことを3つ紹介します。
- 初期段階から爆発的に拡散されることがある
- TikTokのレコメンド機能の高さ
- 世界中のTikTokユーザーに発信できる
何も知らない状態でやみくもにはじめても、思うような効果は得られません。これから運用をはじめる方や、動画を投稿しているけど効果が出ていないと悩む企業の担当者様は、ぜひご確認ください。
初期段階から爆発的に拡散されることがある
TikTokは、フォロー・フォロワーの関係がなくても、動画の質に応じて大きく拡散されるケースがあります。他のSNSは、日々投稿を行い、アカウントの評価を高め、ジワジワと閲覧数を増やす流れが一般的です。
ただ、TikTokのアルゴリズムではアカウント自体の総合的な判断ではなく、動画1本ごとに質を評価する傾向があります。フォロワー数が100人といった小規模なアカウントでも、たくさんの人に見てもらえる可能性があるのがTikTokの特徴です。
TikTokのレコメンド機能の高さ
TikTokでは、レコメンド機能により、ユーザーごとに最適化されたおすすめ動画が提案されます。
TikTokを使えば使うほど、ユーザーが興味・関心を持つであろう動画がタイムラインに流れやすくなるのです。自社アカウントで決めたターゲット層を強く意識した動画を作れば、レコメンド機能により半自動的に狙ったユーザーへと届くでしょう。
世界中のTikTokユーザーに発信できる
TikTokのユーザーは、世界中に10億人以上います。音楽やダンスといった非言語コミュニケーションなら、世界中のTikTokユーザーに向けて発信できます。
動画が拡散されれば、海外のユーザーにも広く情報が届くでしょう。グローバルな活動をしている企業や、認知度拡大のため海外ユーザーにも拡散したい場合は、TikTokが向いてます。
まとめ
TikTokは、日本国内だけでも1,700万人以上のユーザーに親しまれています。他のSNSと比較してもTikTokの成長スピードは高いため、今後も市場の拡大が予想されます。
TikTokならではの拡散力の高さやターゲットに届きやすいレコメンド機能を、ぜひマーケティングに活用してみてください。とはいえ、発信のノウハウに自信がない企業担当者の方も多いでしょう。
LIWでは、企画戦略から実行までを一貫してサポートを行い、課題の解決に導きます。6,000社の実績データを基に、成功パターンを共有して、目標に向けてサポートさせていただきます。多様な業種の企業様に対しても、ご支援可能です。TikTok運用に限らず、SNSマーケティングでお悩みの方は、ぜひLIWまでご相談ください。
https://service.liddell.tokyo/liw/