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Instagramのショッピングタグとは?5つの利用ステップやメリットを大公開!
最終更新日 2024年9月6日(Fri)
記事作成日 2024年6月29日(Sat)
「Instagramのショッピングタグってどんなメリットがあるんだろう」
「使ってみたいけれど、設定方法が分からない」
企業アカウントを運用し、このような悩みを抱えている人もいるでしょう。
Instagramのショッピングタグ機能を使えば、投稿された画像をタップするだけで、ユーザーをECサイトの商品購入ページに誘導できます。ブランドの知名度が低かったり、ECサイトを作り込んでいなかったりする場合でも、画像でダイレクトに魅力を伝えられるのが独自の魅力です。ショップは無料かつ簡単に作成できるので「まずは商品を販売してみたい」という方にはとても便利です。
最近のアパレルブランドでは、店舗を持たず、Instagramのショッピングタグなどを利用したD2Cの販売形態を取るケースも増えているようです。
当記事では、Instagramのショッピングタグの機能詳細や利用条件、設定方法を紹介しています。また、ショッピングタグを使うメリットも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Instagramのショッピングタグ機能とは
まず、Instgramのショッピングタグの役割と開設に必要な設定を解説します。
ショッピングタグの役割
Instagramのショッピングタグは、投稿された画像をタップすることでネットショップの商品購入ページに飛べる機能です。画像に写っている商品に「商品タグ」を付けることで、ネットショップに移動できます。プロフィール画面にある「ショップを見る」ボタンをタップすると、商品タグがついた全ての商品を閲覧することが可能。
日本では2018年6月から利用できるようになり、アパレルブランドなどを中心に、多くの企業が活用しています。
ショッピングタグ機能の利用に必要な設定
ショッピングタグ機能を使用するには、次の3点を整える必要があります。
- アクセス権限が付与された状態のFacebookのビジネスページ
- カタログ
- Instagramのビジネスアカウント
ただし、Instagramのショップのみで販売する場合は、Facebookビジネスページはなくても問題ありません。
Instagramのショッピングタグの利用条件
ここでは、Instagramのショッピングタグ機能を利用できる国と販売できない商品例を紹介します。
利用できる国
Instagramのショッピングタグ機能が利用できる国を、以下にまとめました。
北米 | カナダ・アメリカ |
ラテンアメリカ | ブラジル・メキシコ |
ヨーロッパ・中東・アフリカ | デンマーク・フランス・ドイツ・イタリア・オランダ・ノルウェー・スペイン・スウェーデン・スイス・ウクライナ・英国 |
アジア太平洋 | オーストラリア・インド・インドネシア・日本・韓国・台湾・タイ |
(参照元:Instagramショッピングの対象となる国や地域)
日本もショッピングタグ機能の利用対象国です。海外ユーザーに向けた商品販売では、相手国のInstagramでショッピングタグが反映されるかも確認しましょう。
販売できない商品の例
Instagramのショッピングタグ機能では、次の品物の販売が制限されています。
- 成人向け製品
- アルコール
- 使用済みの化粧品
- 動物
- デジタルコンテンツ
- 医薬品
- タバコ製品
また、メタ社の利用規約とポリシーに反するものも販売不可です。詳しい内容については、Instagramで販売できない商品をご参照ください。
(参照元:Instagramで販売できない商品)
Instagramでショッピングタグをつける5つのステップ
Instagramのショッピングタグを利用するまでの流れは、以下の通りです。
- 「ショップを作成」のページを開く
- チェックアウト方法を決める
- 利用するビジネスアカウントを選択する
- ショップに使用するカタログを選ぶ
- 販売者契約を確認して同意する
順に解説します。
1.「ショップを作成」のページを開く
まず、Facebookのコマースマネージャーにアクセスし、「ショップを作成」のページを開きます。
この際、すでにShopifyやBigCommerceなどのパートナープラットフォームで販売を行っている場合は、商品をインポート・同期することでショップを作成可能。「パートナープラットフォームと同期」をクリックすると、パートナーのウェブサイトに移動します。
2.チェックアウト方法を決める
続いて、チェックアウト方法を決めます。「他のウェブサイトでチェックアウト」と「FacebookまたはInstagramでチェックアウト」があります。
自社のECサイトに誘導する際には、「他のウェブサイトでチェックアウト」を選択してください。
3.利用するビジネスアカウントを選択する
Facebookビジネスページで販売を行う場合は、ページの選択を行うか、新しいページを作成します。
Facebookページのカテゴリを選択するダイアログボックスが表示されるので、次の中から自社の活動と合ったものを選んでください。
- ローカルビジネスまたはスポット
- 会社または団体
- ブランドまたは商品
- アーティスト、バンドまたは著名人
- エンターテイメント
- 慈善活動またはコミュニティ
また、ショップを掲載するInstagramビジネスアカウントもこの段階で選択します。
4.ショップに使用するカタログを選ぶ
ショップのカタログ要件を満たしたものの中から、利用するカタログを選びましょう。カタログとは、販売したい商品の一覧をFacebookアカウントに保存する機能です。
カタログは以下の要件を満たしている必要があります。
- 有形商品のみで構成されていること
- 別のショップで利用されていないこと
- カタログの選択者がビジネスマネージャ管理者であり、そのビジネスアカウントがカタログの所有者であること
- 有効な商品リンクが含まれていること
なお、カタログは後から別のものに変更できないので要注意。ただ、カタログ内で販売する商品を追加したり、複数のアイテムをコレクションとしてまとめて表示したりすることは可能です。また、ショップのデザインも後からカスタマイズできます。
5.販売者契約を確認して同意する
ショップの詳細を見直し、販売者契約を確認して同意したら、「設定を完了」をクリックしましょう。
Facebookによるコレクション審査で承認が降りてから、利用者にショップが表示されます。
Instagramのショッピングタグを使う5つのメリット
Instagramのショッピングタグを利用するメリットは、以下の5つです。
- 無料で利用できる
- 認知度アップを目指せる
- 商品に興味を持ってもらいやすい
- ECサイトに誘導しやすい
- フィード広告に転用できる
順に解説します。
無料で利用できる
Instagramのショッピングタグは、無料で利用できます。Facebookページとの連携やカタログ作成を行う手間はありますが、コストをかけずにスタートできるのはかなり魅力的です。
あまり予算がない事業者の方や、試験的にショップを導入したい方でも気軽に開設できるでしょう。
認知度アップを目指せる
ECサイトの認知度をアップさせる上で、ユーザーの母数が多いInstagramの活用は効果的です。ネットショップを開設しても知名度がなければアクセスされないのに対し、Instagramでは、アカウントに興味を持ってもらえれば、ショップを見てもらえる可能性が上がるからです。
日頃の発信内容や投稿のクオリティにこだわり、アカウントの存在が広く認知されれば、ECサイトへの流入効果が見込めます。発信に力を入れることで、Instagramのユーザーを中心にショップの認知度アップを目指せるでしょう。
商品に興味を持ってもらいやすい
商品ページまでの動線がスムーズであり、購入に繋がりやすいことがショッピングタグの最大のメリットです。
実際、マーケティング系の某社によるアンケートでは、「購入した商品をSNSで見る前から買う予定であったか」という質問に対し、6割以上が「購入の予定はなかった」と回答しています。掲載する画像・レイアウト・文章などにこだわることで商品の購入率を向上できるのです。
ECサイトに誘導しやすい
ユーザーを自社のECサイトに誘導しやすいのも、Instagramのショッピングタグのメリットです。例えば、興味のあるブラウスの写真を見つけた際に、Instagramのショップで販売されているものなら、タップするだけで購入先のURLに移動できます。
ブランド名を調べたり、検索エンジンで商品ページを探したりする工程をカットできるのもポイントです。Instagramを見て興味を持ってくれたユーザーを取りこぼすことなく、ECサイトに送れるでしょう。
フィード広告に転用できる
Instagramのショッピング投稿は、そのままフィード広告の素材として使えます。フィード広告とは、通常の投稿と並んでタイムラインに挿入される広告枠のことです。広告と明示されているものではありますが、一般ユーザーの投稿に溶け込む見た目で表示されるため、広告らしさを軽減できる特徴があります。
ショッピング投稿をフィード広告として出稿することで、ダイレクトに商品詳細ページへ誘導できる、さらなる集客効果が見込めるでしょう。
まとめ
Instagramのショッピングタグとは、投稿された画像をタップすることでネットショップの商品購入ページに飛べるよう設定できる機能のことです。アクセス権限が付与されたFacebookのビジネスページ・カタログ・Instagramのビジネスアカウントを揃えれば、無料で作成できます。
利用するメリットとして、コストをかけずに企業やブランドの認知度をアップできることや、商品に興味を持ってもらいやすいことが挙げられます。なお、フィード投稿に転用しやすいので、新規フォロワーの獲得にも繋がりやすいです。
Instagramのショッピングタグ機能を活用して、自社の商品やサービスを幅広いユーザーにアピールしてみてください。
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