コラム

Instagramのフォロー&いいねキャンペーンは禁止って本当?実施時の注意点や対策を紹介

最終更新日 2025年3月7日(Fri)

記事作成日 2023年11月24日(Fri)

Instagramで企業アカウントがキャンペーンを開催しているのを見かけ、自社でも施策を取り入れようか考えている担当者の方がいるのではないでしょうか。ただ、Instagramのガイドラインの詳細が気になり、実施して良いのか判断できずに悩むこともあるでしょう。

InstagramなどのSNS領域は変動が激しく、規約の変更により施策の実施可否が変わる可能性があります。アカウントが停止・凍結されるとユーザーとの接点を失うため、施策を立案する際はガイドラインを確認しながら慎重に進めなければなりません。

この記事では、Instagramで行うフォロー&いいねキャンペーンについて解説します。ブランド認知の向上や影響力を付けたいと考えているものの、キャンペーンによるアカウントの凍結リスクが気になる方はぜひ参考にしてください。

 

Instagramのフォロー&いいねキャンペーンは完全には禁止されていない

Instagramのフォロー&いいねキャンペーンは完全には禁止されていない

結論から言うと、Instagramのフォロー&いいねキャンペーンは完全に禁止されているわけではありません。

以前はフォロワーを獲得するために、いいねやフォローを条件にしたキャンペーンが数多く行われていました。しかし、度重なる規約の変更により、Instagramではフォロワーを獲得するためのキャンペーン自体が、禁止になったという解釈が広まっています。

一方で、Instagramのコミュニティガイドラインに違反すると、アカウントの凍結につながる恐れもあるため実施する際は注意が必要です。

 

 

Instagramのフォロー&いいねキャンペーンで禁止されていること

Instagramのフォロー&いいねキャンペーンで禁止されていること

Instagramのフォロー&いいねキャンペーンにおいて、コミュニティガイドラインで違反に該当する内容は、大きく分けて2つあります。

  • アクションに対して報酬や商品の配布を行う
  • ユーザーが意図せず参加している状況にする

キャンペーン実施時にコミュニティガイドライン違反とならないよう、順番に見ていきましょう。

 

アクションに対して報酬や商品の配布を行う

フォローやいいねなど、ユーザーのアクションに対する報酬や商品の配布は禁止されています。コミュニティガイドラインに記載があるため、違反するとアカウントが凍結する可能性があります。

一方で、フォローやいいねを条件としたキャンペーン自体が完全に禁止されているわけではありません。プレゼント発送の連絡のためなど、副次的な理由でフォローを募るのなら、コミュニティガイドラインには違反しないからです。

つまり「いいねしてくれた人に1万円プレゼント」はアクションへの報酬なのでNG、「当選者にDMを送る際に困らないようフォローを依頼する」は、副次的な理由と判断できます。

Instagramでキャンペーンを行う際は、エントリーの条件や文言に気を遣わなければなりません。

 

ユーザーが意図せず参加している状況にする

ユーザーが意図せず参加対象になるようなキャンペーンは、Instagramでは禁止されています。

Instagramのプロモーションガイドラインでは「規約と資格要件を設定すること」という記載があるため、対象者や応募条件を明確にする必要があります。そのため、ユーザーが自分の意思でキャンペーンに参加しているとわかるような仕組みでなければいけません。

例えば「フォロワーは自動的に全員がキャンペーンに応募したとみなす」といった状況にはせず、必ずユーザーからの意思確認を挟みましょう。

ストーリーメンションやコメントを使って、ユーザーが自分の意思で応募を表明できるような要項を考えてみてください。

 

 

Instagramのフォロー&いいねキャンペーンでトラブルを防ぐためにできる対策

Instagramのフォロー&いいねキャンペーンでトラブルを防ぐためにできる対策

Instagramのフォロー&いいねキャンペーンで、トラブルを防ぐためにとれる対策が3つあります。注意して実施しなければ、ガイドライン違反だけでなく、ユーザーとのトラブルに発展する可能性が考えられます。

  • キャンペーン用のハッシュタグをつくる
  • ガイドラインを細かく確認する
  • 投稿を使用する際は許諾をとる

アカウントが停止されたり、ユーザーからの信頼を失ったりしないよう、1つずつ確認していきましょう。

 

キャンペーン用のハッシュタグをつくる

Instagramでフォロー&いいねキャンペーンを行う際は、専用のハッシュタグを用意するとスムーズに運用できます。「キャンペーン専用ハッシュタグを付けて投稿すること」とエントリー条件にすることで、ユーザーが意図して参加している意思表示になるためです。

ブランド名や商品名のハッシュタグだけでは、キャンペーンの参加を希望しないユーザーの投稿が混ざってしまう可能性があります。キャンペーンとは関係のない投稿と区別できるよう、オリジナルのハッシュタグを用意しましょう。

 

ガイドラインを細かく確認する

Instagramでフォロー&いいねキャンペーンを実施する際は、こまめにガイドラインを確認しましょう。

Instagramのガイドラインは常に更新されており、内容が変わるタイミングは決まっていません。そのため、以前はルールの範囲内であったキャンペーンでも、直近でガイドラインが変更されて違反対象になることが考えられます。キャンペーンを実施するタイミングでは、いつも以上にガイドラインの確認を行いましょう。

 

投稿を使用する際は許諾をとる

Instagramのフォロー&いいねキャンペーンに関連する投稿をホームページなどに使う際は、投稿主に必ず許可を取りましょう。なぜなら、コミュニティガイドラインでは、Instagramの投稿はユーザーの所有物である旨の記載があるからです。

キャンペーンに限らず、Instagramに投稿されているコンテンツを自社のホームページなどで使う際は、ダイレクトメッセージで使用の許可を取ってから掲載しましょう。

 

 

Instagramで参加型のキャンペーンを行う3つのメリット

Instagramで参加型のキャンペーンを行う3つのメリット

企業がInstagramで参加型のキャンペーンを行う場合、主に3つのメリットがあります。Instagram上で期待できる効果だけでなく、SNS以外で活用できる点もあるのがポイントです。

  • 認知を広げられる
  • ユーザーとの接点ができる
  • UGCを増やせる

それぞれ、企業目線ではどのような効果が得られるのかを踏まえて解説します。

 

認知を広げられる

Instagramのキャンペーンを通じて、自社ブランドやサービスの認知を広げられます。キャンペーンをきっかけにアカウントの存在を知ってくれたユーザーが、フォロワーやファンになってくれる可能性があるからです。

認知が広がれば、商品の購入やサービス利用につながり売上向上を期待できるため、Instagramで行うキャンペーンを効果的に活用していきましょう。

 

ユーザーとの接点ができる

キャンペーンにより、新規ユーザーとの接点を増やせます。

キャンペーンがきっかけでフォロワーが増加するとエンゲージメントが伸び、アカウントの影響力がつきます。発見欄やハッシュタグ検索の結果で表示される可能性が増え、1回の投稿で多くのユーザーに情報が届くようになるでしょう。ユーザーとの関係構築ができれば、商品の購入や継続利用につながるため、企業にとって大きなメリットです。

 

UGCを増やせる

キャンペーンの内容次第で、UGCを増やせます。UGCとはUser Generated Contentsの略で、一般ユーザーによって作られたコンテンツのことです。

自社サービスに関連するUGCが増えると、投稿を見た他ユーザーの購買欲が高まります。また、投稿の許諾を取ったUGCは、LPや商品ページに掲載することでCVR対策にも活用できます。

 

 

Instagramで行うキャンペーンの認知を広める3つの方法

Instagramで行うキャンペーンの認知を広める3つの方法

Instagramでキャンペーンを成功させるポイントは、企画内容だけではありません。キャンペーンの認知が広がるような施策も、あわせて取り入れていきましょう。

  • 告知を行う
  • 広告配信を行う
  • インフルエンサーに投稿を依頼する

より多くのユーザーとコミュニケーションが生まれるようなキャンペーンを実施したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

告知を行う

キャンペーンを実施する際は、さまざまな方法で告知を行いましょう。

1回の投稿だけでは埋もれてしまうため、定期的に告知を行うことが重要です。ホームページや他のSNSを運営している場合は、それぞれで告知することでInstagramアカウントの認知にもつながります。

また、キャンペーン実施前に予告投稿を行うのも効果的です。キャンペーン前から告知を行い、アカウントをチェックしてもらうようにすることで、エンゲージメントを増やす効果が期待できます。

 

広告配信を行う

キャンペーンの告知投稿を、広告配信することでより認知を広げられます。

広告配信時はクリエイティブテストを行い、訴求を変えることでユーザーのエンゲージメント率がどのように変わったかチェックしましょう。

仮に最初の告知で興味を持たなかったユーザーが、切り口を変えた2回目の訴求を見て、キャンペーンに参加するなどのケースがあるからです。広告配信をして終わりにせず、数値を分析しながらクリエイティブの改善を行い、認知を広げられるようにしましょう。

 

インフルエンサーに投稿を依頼する

インフルエンサーにキャンペーンの告知を依頼するのも、認知を広げるには効果的法です。

インフルエンサーとは、主にSNSでの情報発信によって大きな影響を与えられる人のことです。インフルエンサーに投稿を依頼することで、自社アカウントだけではアプローチできない層へキャンペーンの認知を広げられます。依頼する際は自社が想定しているターゲットと、インフルエンサーのフォロワー属性を考慮しながら選定しましょう。

 

 

Instagram上で成功したキャンペーン事例3選

Instagram上で成功したキャンペーン事例3選

ここでは、Instagram上で行われたキャンペーンの成功事例を3つ紹介します。業種が異なる事例でも企画内容は参考になるはずですので、自社のキャンペーンに生かせる部分がないか1つずつ見ていきましょう。

 

1. テーマパーク事例

国内のテーマパーク公式アカウントが企画したキャンペーン事例です。

このテーマパークでは、指定のハッシュタグをつけて投稿するとスロットに参加でき、当たれば園内でプレゼントがもらえるキャンペーンを行いました。

プレゼント企画により来園する理由がつくられているため、SNS上で完結していない点が特徴です。Instagram内でキャンペーン関連の投稿を増やし、テーマパークの認知を広げつつ、来園につなげられた成功事例です。

 

2. 化粧品ブランド事例

化粧品ブランド企業によるキャンペーンの事例です。

6つのカラーバリエーションがある自社製品について、ユーザーに欲しい色や思い入れのある色を選び投稿してもらうことを、キャンペーンの参加条件としました。

すでにブランドを利用しているユーザーから、商品を推奨するコメントが投稿されるなど多くの反響を集めました。商品やブランドの認知だけでなく、新規フォロワーの獲得にもつながった事例です。

 

3. 食品事例

食品系企業で行われたキャンペーンも、参考になる事例の1つです。

商品が写った写真をキャンペーン専用ハッシュタグと共に投稿することで、エントリーが完了する仕組みです。30日間お試しできるよう自社商品を提供し、良さを体感してもらったことで、UGC投稿を増やせました。利用者によるコンテンツが増えることで、認知の向上だけでなく、購入を迷うユーザーへの口コミ提供も兼ねています。

 

 

まとめ

まとめ

Instagramのフォロー&いいねキャンペーンは、完全に禁止されているわけではありません。キャンペーン専用のハッシュタグを用意するなど、Instagramの規約に違反しないように企画しましょう。

キャンペーンの実施経験がなく、どのように進めれば良いか不安がある場合はLIWへご相談ください。

LIWでは、マーケティング施策の企画戦略から実行までを一貫してサポートします。7,000社の実績データを基に成功パターンを共有させていただきますので、多業種の企業様に対してもご支援させていただきます。

LIWでは【認知・周知 ▷ 広告・宣伝 ▷ 制作・運用 ▷ 接客・販売 ▷ 調査・開発】

の5つのメイン機能を一元管理し、貴社のSNSやインフルエンサーマーケティング成功に導きます。

SNSやインフルエンサーマーケティングでお悩みの方は、LIWまでご相談ください。

https://service.liddell.tokyo/liw/

 

関連記事

お問い合わせ

会社名
メールアドレス
電話番号
何を見てLIWを知りましたか?
お問い合わせ内容

個人情報の取り扱い
下記のリンクより個人情報取り扱いについてご確認のうえお申し込みください。
 
個人情報取り扱いについて

SHARE

導入のご検討・新規登録はこちらから