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【24年10~12月】モーメントカレンダーを活用したX(Twitter)運用方法
最終更新日 2024年10月22日(Tue)
記事作成日 2024年10月16日(Wed)
SNSマーケティングを成功させるためには、ユーザーが興味を持ちやすいタイムリーな話題を活用することが欠かせません。特に「いま起きていること、その一瞬の機会を大切にする」という特性があるXでは、なおさらのことです。
そこでぜひ役立てたいのが「モーメントカレンダー」。特に年末に向けた10月から12月は、ハロウィンやブラックフライデー、クリスマスといった注目度の高いイベントが目白押しです。
本記事では、X(Twitter) モーメントカレンダーの概要や活用方法、成功事例を紹介し、2024年の年末に向けたSNS戦略のヒントとなる情報をお届けします。特に企業の広報担当者様はぜひチェックしてみてください。
目次
X(Twitter) モーメントカレンダーとは
X(Twitter)の モーメントカレンダーは、企業や個人がSNSの投稿計画を立てる際にとても便利なツールです。
季節ごとのイベントや特別な記念日、祝日などの情報が1日ずつ毎日まとめられており、このカレンダーを参考にすることで、効果的な投稿を行うことができます。
ここでは、モーメントカレンダーの特徴と、具体的な活用方法について詳しくご紹介していきます。
イベントカテゴリは4種類ある
X(旧Twitter)の「モーメントカレンダー」には、さまざまなイベントが掲載されており、それらは大きく以下の4つのカテゴリに分けられています。
- 記念日・祝日
- 季節
- スポーツ
- エンターテインメント
自社の商品・サービスに合うカテゴリを活用することで、季節感やトレンドに合った投稿を計画し、フォロワーとのコミュニケーションを深めることができます。
【10月のモーメントカレンダーのイベント一例】
カテゴリ | イベント例 |
記念日・祝日 | 国際コーヒーの日(1日)、スポーツの日(14日) |
季節 | ハロウィン(31日)、寒露(8日) |
スポーツ | FIFAワールドカップアジア予選(10日・15日) |
エンターテインメント | HAZIKETEMAZARE FESTIVAL 2024(26日) |
これらを上手く取り上げることで、ユーザーの日常に寄り添った投稿ができます。発信ネタが切れてしまった場合にも、季節の移り変わりを感じさせたり、フォロワーの興味を引きつけたりすることができます。
1日あたり2~6つ程度のイベントがある
モーメントカレンダーには、1日にだいたい2〜6つのイベントが設定されています。
例えば、12月24日には以下のイベントが設定されています。
- クリスマスイブ
- ブルボンプチの日
- 地蔵の縁日
さらに翌日、12月25日には、実に5つものテーマが用意されています。
- クリスマス
- 昭和改元の日
- スケートの日
- 未来を担う水素電池の日
- プリンの日
このように、同じ日でも複数のイベントが設定されているので、クリスマスのような王道のテーマを活用するのもよし、ニッチな記念日を選んで「今日はプリンの日!皆さんの好きなプリンは何ですか?」といった投稿をするのも良いでしょう。
企業やブランドにとっては、商品の魅力を伝えたり、季節感を演出したりする絶好の機会になりますし、フォロワーにとっても「今日はこんな日だったんだ」と新しい発見をしてもらえるかもしれません。
大きなイベントや話題性のあるテーマだけでなく、日常に潜むささやかな記念日を取り上げることで、より親しみやすい投稿ができるのもモーメントカレンダーの魅力です。
前年の同時期に盛り上がった話題が分かる
モーメントカレンダーでは、前年の同時期にどのような話題が盛り上がったかを知ることができます。
例えば、10月は「ハロウィン」に関する投稿が459万件あり、仮装やパーティーの話題が大いに盛り上がりました。
また、11月は「ブラックフライデー」が86万件、12月は「クリスマス」が1,187万件、「年末年始」の投稿が1,615万件と、特にクリスマスプレゼントや年越しイベントに関する話題で多くのエンゲージメントを獲得しました。
こうしたデータを活用することで、企業は昨年のトレンドを参考にした効果的な投稿計画を立てることができます。
X(Twitter) モーメントカレンダーの運用手順
モーメントカレンダーを使った実際の運用手順は、以下の通りです。
- X公式サイトよりモーメントカレンダーをダウンロードする(要登録)
- モーメントカレンダー内に複数ある話題・イベントから1つのテーマを選択する
- 企業のメッセージやプロモーションに関連付けて、コンテンツ制作をする
- モーメントカレンダーの内容を元に、ハッシュタグを付けて投稿
モーメントカレンダーには「●●●の日」というように、1日あたり4~5個のテーマが設定されています。複数の選択肢があるので、コンテンツアイデアも豊富に浮かぶでしょう。
Xは手軽に投稿しやすいSNSではありますが、戦略的な運用のためには、その場で考えて投稿するといった場当たり的な運用ではなく、モーメントカレンダーを活用して1~2ヵ月前から時間に余裕を持って、コンテンツ内容の考案するのがおすすめです。
X(Twitter) モーメントカレンダーの活用方法
モーメントカレンダーを上手に活用することで、企業は季節や特定の記念日に合わせた投稿計画を立てることができます。特に、イベントに関連付けて自社の商品やサービスを紹介することで、ユーザーの関心を集めやすくなります。
ここでは、モーメントカレンダーを活用するための具体的な方法を紹介します。
イベントに紐づけて自社商品を紹介する
季節や特定の記念日に関連付けて、自社の商品やサービスを紹介することは、効果的なプロモーション方法です。
ハロウィンシーズンには仮装グッズや関連商品の紹介を行い、ユーザーが投稿を通じて仮装を楽しむ様子をシェアすることで、自然と投稿が拡散されやすくなります。
クリスマスシーズンには、ギフトセットや年末年始の特別キャンペーンを行い、プレゼントを探しているユーザーの購買意欲を刺激します。この方法は、特に季節商品の販売に効果的です。
また、弊社ではちょっと応用編の使い方をおすすめしています。
「ハロウィン=かぼちゃ」→「かぼちゃのプリンを作ろう!」→「かぼちゃプリンにおすすめの可愛い容器はこれ!」と、写真付きでかわいい食器をアップしてみてはいかがですか。
Xでのマーケティングはこの「こじつけ」が、意外と大事だったりします。以下の記事でも「紐づけ」の紹介をしておりますので、ぜひごらんください。
イベントキーワードでバズりやすい投稿を探す
モーメントカレンダーに記載されたイベントキーワードから、バズりやすい投稿をリサーチし、それを参考に自社の投稿を行うことも効果的です。
例えば、ハロウィンの時期には「ハロウィン仮装」や「ハロウィンパーティー」といったキーワードを使った投稿を検索し、その中で伸びている投稿を探します。
ユーザーの興味が集中しているテーマを把握できれば、自社の投稿をそのテーマに合わせて企画してみましょう。
ハッシュタグ・キーワード検索を活用して流入を増やす
先に述べた「バズりやすい投稿」テーマが分かったら、効果的にハッシュタグやイベントキーワードをつけて発信します。
投稿内容を最適化することで、検索流入やフォロワー以外のユーザーからのアクセスを増やすことが可能です。ユーザーが特定のイベントのハッシュタグで投稿を検索した際、自社の投稿が表示されることで、新規ユーザーのフォロワー獲得やコンバージョンにつながります。
トップ画面からのスクロールなどで投稿に触れるよりも、ハッシュタグ検索から行きつく方がユーザーへ高い訴求効果が見られます。
キャンペーンや広告など投稿企画の参考にする
モーメントカレンダーを参考にして、特定のイベントに合わせたキャンペーンや広告の企画をするのも効果的です。
例えば、ハロウィンの時期には仮装コンテストを実施し、特定のハッシュタグをつけた投稿を促すことで、ユーザーは気軽にキャンペーンに参加できます。
また、クリスマスの時期には「クリスマスプレゼントキャンペーン」として、抽選で商品をプレゼントするなど、ユーザー参加型のキャンペーンを実施することで、フォロワー数増加やエンゲージメントの向上を目指すことができます。
X(Twitter) モーメントカレンダーの活用事例
本章では、実際にモーメントカレンダーを活用した企業の投稿事例をいくつか紹介します。これらの事例を参考にしながら、自社のSNS運用に取り入れてみてください。
10月1日「コーヒーの日」のポスト
マクドナルドは、コーヒーの日を記念して「#マックのコーヒー記念カキコ」というハッシュタグを使用したキャンペーンを実施しました。
キャンペーン内容は、期間中に指定のハッシュタグを付けてリプライすると、抽選で100名に1,000円分のマックカードをプレゼントするというものです。ユーザーが気軽に参加できる形式で自然に投稿が拡散され、アカウントの認知度拡大につながりました。
(20) マクドナルド on X: “【#マックのコーヒー記念カキコ】をつけて本日10/2(水)中にリプライすると、抽選で2日合計100名様に1,000円分のマックカードが当たるンゴ。 詳細は画像をタップ (゜д゜)つ” / X
10月1日「印章の日」のポスト
永江印祥堂は、10月1日の「印章の日」に合わせて自社を紹介する投稿を行い、地域に根付いたハンコ屋としてのアピールを行いました。 「いいね」をください、というシンプルな内容でアクションを促しています。
本件は「島根県」の会社から発信されたものですが、ユーザーの「ついつい応援したくなる」気持ちを上手に利用しています。こちらは、なんと8,135件の「いいね」が付いています。インプレッション数の高さは、今後のアルゴリズムにも高評価となるでしょう。
(20) 永江印祥堂【公式】 on X: “印章の日なので島根のハンコ屋にいいねをください…!一生のおねがいです…!” / X
10月1日「スヌーピーの日」のポスト
スヌーピーミュージアム東京は、10月1日の「スヌーピーの日」を記念して、特別なコミックチケットを用意し、SNS上で特別感を演出する投稿を行いました。
この投稿では、チケットの限定デザインや特典内容を紹介し、来館を促すメッセージを発信しました。 このような限定感のあるイベント投稿は、ユーザーの「行きたい」気持ちを刺激し、実際の来館や販売促進に効果的です。
また、イベントの記念日を活用することで、SNS上での話題性を高め、ブランドのファン層を拡大することができます。
【24年10~12月】X(Twitter) モーメントカレンダーの注目イベント
年末にかけては、多くのユーザーがSNSを積極的に利用する時期です。そのため、いかにイベントや記念日を活用したマーケティング戦略をできるかがとても重要です。
最後に、2024年の10月から12月に特に注目すべきイベントを紹介し、どのように活用すべきかを解説します。
1.ハロウィン【10月31日】
ハロウィンは、仮装やパーティー、特別なキャンペーンなどで盛り上がる時期です。また、「#ハロウィン」や「#ハロウィン仮装」といったビッグキーワードのハッシュタグを使った投稿は、多くの潜在的なユーザーの目に触れられる貴重な機会です。
仮装コンテストや「仮装してみた」のような投稿で、他社と差別化してみると良いでしょう。
2.ブラックフライデー【11月29日】
ブラックフライデーは、年末商戦のスタートを告げるイベントとして、特別セールやディスカウントを行うのに最適なタイミングです。
この時期には多くの企業が「#ブラックフライデー」や「#セール情報」といったハッシュタグを使い、消費者に向けてお得な情報を積極的に発信します。
また、ボーナス前でユーザーの購買意欲を高めやすい時期でもあるので、「限定セール」や「タイムセール」をこまめに実施し、売上アップを目指していきましょう。
ブラックフライデー期間中の長期で行うよりも、「今日だけ」や「あと3時間」といった限定感を出すことがポイントです。
▼ブラックフライデー対策についてはこちらの記事をご参考ください!
【2024年】ブラックフライデー/サイバーマンデー対策!今年はX(Twitter)商戦がおすすめ
3.サイバーマンデー【12月2日】
サイバーマンデーは、ブラックフライデーに続くオンラインセールの大きなイベントです。特にオンラインショップを運営している企業にとっては、売上を大きく伸ばせる絶好のチャンスです。
- ブラックフライデーの買い逃し層
- 安くクリスマスプレゼントを購入したい層
- 年末に必要な商品を購入したい層
サイバーマンデーはこのような購買意欲の高い層が狙えること、そしてボーナス前で財布の紐が緩くなりやすい時期であることが特徴です。
ブラックフライデーで終わらず、サイバーマンデー期間中もユーザーの興味を引く投稿を積極的に行ってください。フォロワーとの接点を増やしながら、効果的にセールを促進しましょう。
まとめ
企業広報は、X(Twitter) のモーメントカレンダーを使えば、SNSの投稿を計画的かつ効果的に運用できます。特に季節のイベントや記念日、話題性の高いテーマに合わせて発信することで、ユーザーの関心を引きやすくなり、フォロワーとのコミュニケーションを深めることができるのが大きなメリットです。
ぜひ、2024年の10月から12月に向けて、モーメントカレンダーを参考にしながら計画的にコンテンツを準備し、売上アップを目指してください。
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