コラム

企業のデジタルマーケティングにおいてSNSが果たす役割とは?主要SNSの使い分け・注意点も解説

最終更新日 2025年3月7日(Fri)

記事作成日 2024年3月27日(Wed)

SNSは今や、デジタルマーケティングを行う企業にとって、欠かせないマーケティングツールとなっています。
しかし、ただ導入すればいいと言うわけではなく、使い方一つで結果は大きく左右されます。
本記事では、SNSを活用し、企業がデジタルマーケティング成功への道を切り開くためのポイントを解説します。主要SNSの特徴や活用法、SNSマーケティングを導入すべき理由を見ていきましょう。

企業のデジタルマーケティングに必須の主要SNS、使い分けポイント

企業のデジタルマーケティングに必須の主要SNS、使い分けポイント

現代を生き残れる企業になるためには、SNSマーケティングやAIの活用など、先行くデジタル時代についていかなくてはなりません。
その選択肢は多様で、まずはそれぞれが異なる特徴を持つSNSプラットフォームを、効果的に使い分けることが重要です。

その1:Youtube

Youtubeは世界で最も人気のあるSNS動画プラットフォームで、企業にとっても価値のあるマーケティングチャネルです。Youtubeを活用するメリットは、有益情報の発信によって高いエンゲージメントと長い滞在時間をユーザーに提供できる点です。
また、動画の間に流れる広告は、数秒の間に多くの情報量を視聴者に与えられることが大きな魅力です。

Youtubeマーケティングの特徴 ・世界最大の動画配信SNSサービスである
・利用ユーザーの年代が幅広い
・視覚的な訴求効果が高い
・開始数秒でユーザーの心を掴むことが大切

その2:Instagram

Instagramは画像や短い動画をメインとしたコミュニケーションが可能なSNSで、特に若年層に人気が高いです。企業がInstagramをマーケティングに活用する際には、美しいビジュアルコンテンツを通じて商品の魅力を伝えることが重要となります。

Instagramマーケティングの特徴 ・画像とショート動画の両方でPRできる
・インフルエンサーとのコラボが望める
・UGCが期待できる
・ストーリーズやライブ配信機能でリアルタイムのコミュニケーションができる

その3:X

Xはリアルタイム性が高く、情報の拡散速度が速いことが特徴のSNSです。短い文字数で情報を伝えるため、ユーザーの興味を引きつける工夫が重要になります。企業がTwitterで成功を収めるには、タイムリーな情報発信やトレンドを反映したツイートを行うことで注目を集めることが可能です。

Xマーケティングの特徴 ・拡散性が高い
・ユーザー参加型のキャンペーンが手軽にできる
・カスタマーサポートツールにも向いている
・イベントでユーザーにリポストを促しやすい

その4:TikTok

TikTokはショートビデオコンテンツを中心に展開するSNSで、特に若年層を中心に絶大な人気を誇っています。このプラットフォームの最大の特徴は、高いエンゲージメント率を誇るインタラクティブなコンテンツを簡単に作成・共有できる点です。
特に、ユーザーに親近感を持たせるコンテンツが有効で、爆発的に広がる可能性があります。

TikTokマーケティングの特徴 ・若年層向けのサービスや商品に特に向いている
・TikTok特有のハッシュタグチャレンジなどができる
・インフルエンサーとのコラボが望める
・UGCが期待できる

企業のデジタルマーケティングにおけるSNS活用の意味とは

企業のデジタルマーケティングにおけるSNS活用の意味とは

これまでインターネットを利用したマーケティングと言うと、自社ホームページを制作し、検索エンジンからの流入者を図るWebマーケティングが主流でした。
しかし、正解が分からない「SEO対策」を続け、検索の上位表示がされなければ、せっかく制作しても人目につかず、新規顧客の獲得が難しいものでした。
SNSが誕生・普及し、昨今「SNSマーケティング」という言葉が生まれた背景を企業は理解しておく必要があります。

SNSマーケティング独自の特性・強みとは

現代社会におけるSNSマーケティングの最大の特徴は、リアルタイムでの双方向のコミュニケーションが可能であることです。
従来の広告媒体と比較して、ユーザーからの即時的なフィードバックを受け取れるため、企業は市場の動向や顧客満足度をすぐに把握できるのが大きな強みです。
また、アルゴリズムを活用してターゲット層に直接リーチすることができるため、効率性が高い手法となっています。

SNSマーケティングにおける企業のメリットは認知の拡大

SNSを利用した検索機能の利点は、その手軽さと拡散力にあります。
「シェア」や「リポスト」といったSNSの機能を活かすことで、企業やブランドの認知範囲を画期的に広げ、結果的にマーケットの拡大を図ることが可能です。
企業にとって新たな顧客層を開拓する大きなチャンスとなるでしょう。

SNSマーケティングはWebマーケティングと切り離された独自のメカニズムを持っています。ハッシュタグの活用やキャンペーン展開などを通じて、企業は自社製品やサービスの魅力を効果的にアピールし、多くの人々に認知してもらうことができるのです。

企業がSNSマーケティングを導入すべき3大理由とは?

企業がSNSマーケティングを導入すべき3大理由とは?

従来のWebマーケティング手法では、「既存の顧客」や「事前に設定したターゲット層」にのみアプローチするのが一般的でした。
しかし、SNSマーケティングでは、これらの概念を覆す「想定外の市場」との出会いがあり、予期せぬ需要を掘り起こすことがあります。
以下では、企業がSNSマーケティングを取り入れるべき理由について解説しましょう。

理由1:検索エンジンからSNS検索へ移行しているから

現代のマーケティングにおいては、WebマーケティングからSNSマーケティングへとその重心が移りつつあります。 Googleなどの検索エンジンによる情報収集のみならず、XやInstagramなどのSNS検索が主流になり始めています。
検索エンジンからSNS検索へ移行しているから

SNSプラットフォームはユーザーの関心事や気分、トレンドを反映した情報が即座に流れる場であり、検索エンジンでは拾いきれないリアルタイム性やトレンド性の高い情報に対応が可能です。

理由2:最新マーケティングはSNS×Webの同時運用が有効であるから

SNSマーケティングは企業戦略にとても有効的ですが、単体で利用するだけでなく、Webマーケティングと連動させることでさらなる効果を発揮します。
SNSで関心を引くコンテンツを提供し、その流れで企業のウェブサイトに訪問を促すことで、サイトのトラフィック増加につながります。
同時に、ウェブサイトを通して詳細な情報や製品の詳細を伝えることで、SNSだけでは不十分な認知や信頼構築を補完することができるのです。
SNSでのコンテンツとウェブサイトのコンテンツが一貫性を持ち、相互にユーザーを誘導できるような戦略が必要です。

理由3:SNSマーケティングは企業の「想定外の市場」であるから

SNSマーケティングは、企業が想定しえなかった「新たな市場」獲得となるケースが多々あり、それがまた面白みがあるとも言えます。
ここで1つ、タオル美術館様(一広株式会社)の事例をご紹介しましょう。

タオル美術館様は、定期的にInstagramで商品の発信を行っていました。
ユーザーのアクション分析をしていたところ、犬の刺繍が入ったタオルの投稿が非常に高かったのです。

保存

5

123(約25倍)

リーチ

4,724

37,361(約8倍)

集計項目 通常の商品 犬の刺繍が入った商品
いいね 200 1,832(約9倍)

これにより「愛犬家層」への商品企画に力を入れ、売上アップを図る、というものです。
犬だけではなく猫や分鳥類など、新たな「ペット商品」の企画に繋がる可能性もありますし、犬のタオル以外の商品開発にも繋がります。

SNSマーケティングの真価は、企業の「未開拓地の発見」と言えます。

(詳細は、以下の記事でご紹介しておりますので、ぜひご一読ください。)
WebマーケティングとSNSマーケティングの違いとは?掛け合わせ施策を事例とともにご紹介

SNSを活用し、デジタルマーケティングを加速させるための注意ポイント

SNSを活用し、デジタルマーケティングを加速させるための注意ポイント

SNSの利用は自社ブランドの認知度向上につながる一方で、効果を実感するまでにはさまざまな試行錯誤が必要です。
そこで重要なのが、ターゲット設定、競合調査、定期的な情報発信、KPIの測定、有効な広告の活用などのポイントを押さえた戦略を展開することです。

ポイント1:ターゲット設定と競合調査をすること

SNSマーケティングではまず、ターゲットや競合を的確に把握し、効果的な戦略を立てることが重要です。

  • 性別
  • 年齢
  • 趣味
  • 興味関心

これらの詳細な情報を収集し分析することで、より効果的なコミュニケーションが可能になります。
SNSマーケティングの初心者企業がやってしまいがちな注意点は、多くの人にリーチできる場だからと言って、ターゲット層を広範囲に設定しすぎることです。
ターゲット層は一点に絞り、潜在的顧客の獲得はSNSのメカニズムに任せましょう。
また、競合調査では、同業他社がどのようなSNS活動を行っているのかを把握し、それらから学び、差別化を図るべきです。自社の強みを見つけ、上手に訴求しなくてはなりません。

ポイント2:定期的な情報発信をしてKPI測定を行うこと

魅力的なコンテンツを定期的に発信し、ユーザーとのコミュニケーションを活発にすることで、ブランドへの関心度を高めていきます。
さらに、それらの活動にどの程度の効果があるのかを測定するためにKPIを設定し、分析していくことが大切です。いいねやシェアの数、アカウントへのアクセス数、コンバージョン率など、定期的にデータをチェックすることで、必要な改善点を見つけ、戦略を見直していくべきです。

ポイント3:効果的なタイアップ・広告を活用すること

SNS内での広告は、ターゲットへのアプローチを強化する手段として非常に有効です。
しかし、ただ広告を出稿するだけではなく、ターゲットの関心を引く内容やクリエイティブなデザインでなければ効果は期待できません。
タイアップ広告やインフルエンサーとのコラボレーションなどをすることで、企業が直接広告をするPR感が抜け、好感度を得やすい広告にすることができます。

企業の直接広告には嫌悪感を抱く人も多いため、とても有効的な方法です。その中でも、美容商品などの体験広告ができる企業ジャンルには、特におすすめの手法です。

まとめ

まとめ

デジタルマーケティングにおける効果的なSNS活用には、運用するSNSの適正な選定やSNS広告、そしてWebマーケティングとの統合といったポイントが重要です。各ポイントを把握し、計画的にマーケティング活動を行なっていくことで、ブランドの認知度増加や顧客との強固な関係構築、最終的な売上げの向上を目指すことができます。
常にユーザーのニーズと最新のトレンドを把握しながら、これらのポイントをバランスよく取り入れることで、企業のデジタルマーケティングの加速に繋がるでしょう。

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