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最終更新日 2024年9月17日(Tue)
記事作成日 2024年2月21日(Wed)
SNSを意識して展開される昨今のコンテンツマーケティングでは、ただ良質なコンテンツを投稿するだけでは、効果的な集客が難しくなってきました。
どのようにしてターゲットを引き付け、エンゲージメントを強化し、ブランドの認知度を高めていくのか、SNSによって多様化したユーザーの価値観までを意識した、より高度な戦略が求められています。
この記事では、SNSにおけるコンテンツマーケティングの概要やその手法、応用編としてUGCの活用例、またターゲット別の具体例をご紹介します。
目次
「コンテンツ」「マーケティング」と切り離してみると、なんとなく両者のイメージがつきますが、「コンテンツマーケティング」の明確な意味をご存じでしょうか。
本章では、コンテンツマーケティングの基本のキを解説します。
コンテンツマーケティングとは、有益な情報やエンターテインメントを提供することにより、潜在顧客の関心を引き付けたり、顧客との信頼関係を構築するマーケティング手法です。このアプローチにより、最終的な購買行動に繋げることを目指します。
ポイントは、直接的な宣伝や広告に頼らず、顧客が興味を持ちうる価値あるコンテンツによって、自然な形で商品やサービスへの関心を高めることです。
企業がコンテンツマーケティングを行う最大の目的は、自社ブランドの価値を高めることにあります。良質なコンテンツを通じて、企業は独自の専門知識や価値観を顧客に伝えることができ、それが消費者にとっての信頼性の証しとなるのです。
現代では、SNSを用いたコンテンツマーケティングが企業のプロモーションや情報発信において欠かせない役割を担うようになりました。
企業のSNSアカウントでコンテンツマーケティングを行う際に、重要な点を2つ解説します。
SNSコンテンツの企画段階で重要なのが、ターゲットの徹底的な分析です。
多くの人が集まるSNSにおいても、まずは「ブランディング」が求められます。
ターゲットとなるユーザーの年齢、性別、興味関心、ライフスタイルなど様々な側面からデータを収集し、彼らがどんなコンテンツに共感し、関与してくれるのかを理解することが重要です。
これらを基にしながら「ターゲット」を明確化していきます。
ターゲットが決まり、実際に運用を始めたら、PDCAを繰り返す必要があります。PDCAを回す上で必要なのが、インサイトを正しく抽出することです。
特に、マーケティングの世界では「データに基づく意思決定」が重要視されます。SNSのデータ分析は、ユーザーのインサイトを掴むために不可欠だからです。
上記のインサイトの掴み方は、SNSのプラットフォームが提供するアナリティクス機能の活用が基本で、ユーザーの反応の高さを伺うことができます。
ここまでに解説したことは、企業主体で行う自社アカウントの運用に関することで、SNSにおけるコンテンツマーケティングの「基本編」です。
コンテンツマーケティングの「応用編」では、ユーザー主体となって認知度を拡大させる「UGC」への理解が必要です。
ユーザー生成コンテンツ、略して「UGC」とは、インターネットやSNSを使う一般ユーザーが作成し、シェアするさまざまな形式のコンテンツのことを指します。
写真や動画、ブログ記事、レビューやコメント、SNSでの投稿などが含まれます。
実体験を共有することで、客観性や信頼性が高く、貴重な情報源となります。
ユーザー参加型キャンペーンは、UGCの力を活かしたマーケティング戦略です。
よくあるのは、特定のハッシュタグをつけてSNS上でユーザーが写真や動画を投稿するキャンペーンです。多くの参加者を獲得し、ブランドの認知度向上に大きく貢献します。
成功例の一つに、国際的なコーヒーチェーン店が行った写真投稿キャンペーンがあります。顧客がブランドのコーヒーカップと共に写真を撮り、専用のハッシュタグをつけてSNSに投稿するというものでした。このキャンペーンはユーザーによって生み出された多彩なコンテンツを通じて広告効果を上げ、結果的に大きな話題を呼び、売り上げが増加したと言います。
上記のようなキャンペーンではなく、思いがけないことがきっかけでUGCが創出されるケースもあります。
某コンビニエンスストアで発売されているアイスは、パッケージの可愛さで話題が沸騰し、自分流にアレンジを加え、Instagramに投稿されるようになりました。
オレンジやイチゴなどのオリジナルのフルーツを乗せたり、チョコレートやクッキーを乗せたりして、ハッシュタグとともに多くの人がアップロードしています。
中には、好きなキャラクターをかたどった自作のお菓子で、アレンジを楽しむ人もいます。
このように、企業の思惑とは違う方法で、ユーザーが主役となってUGCが連鎖し、増大していくのも、SNSにおけるコンテンツマーケティングの面白さの1つです。
コンテンツマーケティングは一貫性のあるコンテンツを作り上げることで、ターゲットへ強い訴求効果があります。従来難しかった「共感」を生み出すことで、高いコンバージョン行動へと繋げます。
一方で、企業が実践するにあたってデメリットも考慮しなくてはなりません。以下では、SNSにおけるコンテンツマーケティングのメリット・デメリットを解説します。
SNSが認知や集客ツールとして使われる以前、例えば20代後半~30代の女性に特化したメディアと言えば、雑誌が主流でした。
しかしターゲットにアプローチするまでには、実際にターゲットが本屋へ行き、多くの雑誌の中から該当の雑誌を選び、掲載ページを読む、という長い過程がありました。
雑誌に代わり、現代ではSNSではアルゴリズムを利用して瞬時に表示され、以下のようなメリットを生み出しています。
特に、CPA(顧客獲得単価)面では、高いパフォーマンスを与えます。
一方で、SNS上のコンテンツマーケティングだけでは完全とは言えず、課題は残ります。
即効性が無く、効果を得るためには継続的なコンテンツ生成を行わなくてはなりません。
すでに認知度の高い商品やサービスを持つ企業であれば話は別ですが、これからSNSのコンテンツに力を入れて宣伝していく場合、有料広告などの施策も必要となるでしょう。
ターゲット別に的を絞ったSNSコンテンツを制作することで、より効果的なマーケティングが可能になります。ターゲットごとの関心や行動パターンを把握し、それに適したコンテンツを作成することが重要です。ここでは、個々のターゲットに合わせたコンテンツの作り方について、考え方から実践的なテクニックまでを解説していきます。
若年層はオンラインでのやり取りが活発で、特に、革新的で視覚的に魅力的なコンテンツが求められます。
この世代は新しいトレンドに敏感で、娯楽的な要素を好みます。動画コンテンツなど創造性を刺激し、シェアすることが自然となるようなコンテンツは、拡散力の面で高い効果を望めるでしょう。
(具体的な施策)
この層は安定した職業に就いていることが多く、家族やキャリア、生活の質に関心が高いのが特徴です。彼らに向けたSNSコンテンツは、有益な情報提供や、信頼性の高い商品・サービスに関するものが望まれます。
(具体的な施策)
一例として、これらのトピックは共感を呼ぶと考えられます。
このターゲット層には、情報の正確性や詳細さが求められるため、細部にまで気を配った高品質なコンテンツ作りが重要です。
40代から50代のビジネスパーソンをターゲットに設定した場合、日々忙しく過ごしていることから、情報は手短に、しかも価値あるコンテンツでなければなりません。
限られた時間で処理できる、ビジネスのスキルアップや業界情報を得るための効率的な学習材料が求められます。
(具体的な施策)
SNSの選定にも注意が必要で、例えば若年層のユーザーが多いTikTokよりも、テキストコンテンツのXが向いているでしょう。
主婦層をターゲットとする場合、日々の生活に役立つ情報や節約術、生活を豊かにするヒントといった内容で心を掴めます。
(具体的な施策)
このように、日常生活に密着した体験型のコンテンツが有効です。また、家族のための健康情報や子育てに関するアドバイスなど、安全で心地良い家庭環境を作るためのコンテンツが求められます。
主婦層は同じ悩みを持つ人とのコミュニティを大切にする傾向があるため、同じような環境にいるユーザーと交流できるコンテンツは、高いエンゲージメントを期待できるでしょう。
SNSでのコンテンツマーケティングは、何度も目に触れることで好感度を持つ「単純接触効果」が高く、効果的にアプローチができます。さらに、UGCの活用によって認知拡大や売上アップに繋がるなど、大きな可能性を秘めています。
SNSコンテンツマーケティングで成功するためには、正しい知識と運用戦略で、プロモーションをすることが大切です。
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