導入のご検討・新規登録はこちらから
- インフルエンサーマーケティングのLIW TOP
- コラム
- TikTok上の「繋がる」とは?企業がSNSを取り入れるべき理由と5つの成功事例を紹介
TikTok上の「繋がる」とは?企業がSNSを取り入れるべき理由と5つの成功事例を紹介
最終更新日 2024年10月18日(Fri)
記事作成日 2023年11月24日(Fri)
「TikTokでユーザーと繋がりたいが、どう運用すれば効果的かわからない」とお悩みの広報担当者の人もいるのではないでしょうか。TikTokで情報発信を行っている企業は増えていますが、ユーザーとの繋がりがどうメリットがあるのかいまいちピンと来ない人も多いでしょう。
本記事では、TikTokで繋がることで得られるメリットや取り入れている企業の成功事例を解説します。記事を読めば、TikTokでユーザーと繋がることの大切さや、企業にもたらす効果がわかる内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
TikTokの「繋がる」とは双方向のコミュニケーションを取り認知度拡大につなげること
TikTok上で企業とユーザーが繋がると、双方向のコミュニケーションが実現します。TikTokは、ユーザーがコンテンツに反応しやすい作りが特徴です。「気になる」「面白い」と感じたユーザーがコメントで感想を送ってくれれば、コミュニケーションのきっかけが生まれます。
さらに、ユーザーと繋がることで、認知度を高める効果もあります。例えば、ハッシュタグを使ったキャンペーンやインフルエンサーとのコラボレーションです。ユーザー自身がコンテンツを投稿してくれることにより拡散力が高まり、商品の認知度拡大や売上の向上に繋げられます。企業がTikTokをうまく活用してユーザーと繋がれば、ターゲット外の層にも認知度が広がるでしょう。
TikTokで繋がる方法は6つ!企業アカウントがすぐにできるアクションプラン
企業がユーザーと繋がる方法は主に6つです。
- インフルエンサーとのコラボレーション
- チャレンジ企画やキャンペーンの実施
- コメントを活用したコミュニケーション
- ダイレクトメッセージの活用
- ライブストリーミング(TikTok LIVE)
- フォロワーの投稿をシェア
活用方法のアイディアや、それぞれの特徴を解説します。
インフルエンサーとのコラボレーション
企業が幅広いユーザーと繋がるには、インフルエンサーとのコラボレーションが効果的です。インフルエンサーはフォロワーを確立しているので、多種多様なユーザーにリーチできるからです。企業がターゲットとしているユーザー層の範囲外にまで、インフルエンサーの拡散力を使ってアピールできます。
例えば、化粧品ブランド某社では、美容インフルエンサーとの提携により、売上が倍になったケースがあります。インフルエンサーが、商品を使用してメイクアップのチュートリアル動画を投稿したり、おすすめコスメとして紹介したりすると、ユーザーの関心が一気に高まり購入に繋がります。コラボ施策なら、インフルエンサーの強力な拡散力が助けとなり、様々なユーザーに認知できるでしょう。
チャレンジ企画やキャンペーンの実施
チャレンジやキャンペーンの実施は、企業アカウントの認知度を高める効果的な方法です。企画をきっかけにユーザー間の交流が活発になることもあり、広範囲にわたって認知が広まるでしょう。また、ユーザー自身が楽しんで参加するため、広告感が薄れます。
例えば、ハッシュタグを使ったダンスチャレンジは、幅広い年齢層のTikTokユーザーに人気です。ユーザーの関心を引き、ハッシュタグから多数のシェアと自然な認知度拡大を促進できるでしょう。一般ユーザーが参加しやすく、共感を呼ぶキャンペーンは、企業に対してポジティブな印象を与えます。
コメントを活用したコミュニケーション
コメントを活用してユーザーと繋がるのは、企業アカウントにとって重要なマーケティング戦略の1つです。ユーザーが投稿に対してコメントをし、企業が丁寧に返信すると好感度が上がります。また、ユーザーのコメントを参考にした動画やキャンペーンを提供すると、企業に対してポジティブな印象が生まれ、信頼関係を築きやすいです。
例えば、新製品に関するユーザーの質問に対して積極的に回答すれば、それを見た他のユーザーにも疑問対象のきっかけを提供できます。親身なコメントが好印象となれば、フォロワーやいいねなどのポジティブな反応ももらいやすいです。
ダイレクトメッセージの活用
個別に連絡を取って繋がりたいときは、ダイレクトメッセージを活用しましょう。例えば、キャンペーン参加へのお礼や、当選者の発表を個別に行う際にダイレクトメッセージでの繋がりが役立ちます。
ただし、キャンペーンなどの特別な機会以外は、コメントを通してコミュニケーションを取りましょう。企業アカウントからいきなりダイレクトメッセージが届くと、ユーザーは驚きます。個別でやり取りをしなければいけないケースに限って活用すると良いでしょう。
ライブストリーミング(TikTok LIVE)
TikTokのライブストリーミング機能「TikTok LIVE」では、リアルタイムでユーザーと繋がれます。ライブストリーミングならではのユーザーの反応を楽しめるため、企業とユーザーの距離感を縮められます。さらに、その場でコメントを通した質問募集や対話もでき、ユーザーとの関係を深められるでしょう。
例えば、お笑いを中心にマネジメントや興行を行う某社が、ライブストリーミングを活用しました。日替わりでライブ配信を実施し、知名度の高い芸人がTikTokライブで漫才をする施策です。配信中のコメント欄が盛り上がったことから、ユーザーの満足度向上や一体感によるプラスの効果が生まれたと予想できます。
他にも、配信で自社の商品を紹介する「ライブコマース」を実施する企業もあります。ライブストリーミングを上手く活用すれば、自社の商品やサービスに関心を持ってもらうきっかけを作れるでしょう。
フォロワーの投稿をシェア
ユーザーが自社の商品について投稿してくれたときは、積極的にシェアしましょう。「シェア」とは「人に広めたい」と感じた動画を、TikTok以外の媒体を使って紹介する機能です。
一般のユーザーが作ってくれた自社に関する有志のコンテンツは「 UGC」(User Generated Content)とも呼ばれます。
例えば自社が運営するInstagramのストーリーズで「TikTokでフォロワーの方がこんな動画を作ってくださいました」と紹介したり、商品のランディングページでお客様の声として掲載したりして、UGCをTikTokの外に持ち出すのです。
投稿したユーザーは、企業にシェアされることに嬉しさを覚え、より深い繋がりを感じるでしょう。企業は、UGCを積極的にシェアすることで、好感度が上がったり、購入を迷うユーザーへの情報提供ができたりとメリットが生まれます。
TikTokの繋がりをうまく活用している企業アカウント5選
TikTokをうまく活用している、企業アカウントを5つ紹介します。具体的な事例を交えつつ解説しますので、SNSを担当している方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.ピザ配達で知られる大手チェーン店
ピザ配達で知られる大手チェーン店は、ハッシュタグを活用してユーザーを巻き込んだマーケティング戦略を行っています。例えば、購入者がハッシュタグをつけて投稿することで、拡散性を利用して売上の向上に繋げました。また、人気インフルエンサーに協力してもらい、新商品のチーズたっぷりのピザを食べる動画を投稿しました。
インフルエンサーを起用することで、商品の宣伝感を無くし、売上を上げています。ユーザーを巻き込んだ企画やインフルエンサーとのタイアップにより、自社商品の売上向上に成功している事例です。
2.医薬品・ヘルスケア製品で知られる大手企業
医薬品・ヘルスケア製品で知られる某社は、インフルエンサーが商品を使用した、細かいレビュー投稿が人気です。ドラックストアなどで購入できるプチプラ商品が多いので、若い世代から支持を得ています。
ターゲット層と同世代のインフルエンサーを起用して親近感を持ってもらい、いいねやコメントなどの反応をとりやすくしているのも特徴です。日焼け止めの特徴を説明した比較動画は、特に人気が高いです。商品の購入を検討しているユーザーに、動画でわかりやすく有益な情報を届けています。
3.グローバルに展開する日本発のカジュアルウェアブランド
海外にも出店する大手アパレル某社は、自社商品に関するハッシュタグを使った動画投稿キャンペーンを開催。日本だけでなく、海外でも同時にキャンペーンを行いました。
動画投稿の条件は、お気に入りの自社商品を着ることです。グランプリに選ばれると、海外店舗にあるモニターや公式SNS内で流れる映像に出演できる特典付きで、キャンペーンを実施しました。
この企画をきっかけに、幅広いフォロワーやいいね数を獲得しています。ユーザーにモデルになってもらうことで、宣伝らしいイメージを無くしました。ユーザーに自ら楽しんで参加してもらいながら、同時に自社の認知度拡大や売上の増加に繋げる上手なマーケティング戦略です。
4.国内外の美食・旅コンテンツで注目を集めるメディア
動画コンテンツを制作・配信する某社は、食・旅をテーマにしたライフスタイルメディアを運営しています。食に関しては、ユーザーからの「◯◯作れますか?」というコメントに答える動画を積極的に投稿しています。
「コメントを送れば動画で作ってくれるかも?」と、ユーザーが飽きにくい設計としたのです。また、それぞれの動画でよく似た構成としたことで、アカウントに統一感が生まれています。動画をひと目見て「◯◯社のいつもの動画だ」と想起でき、ユーザーに認知してもらいやすいマーケティング戦略を取っています。
5.健康と栄養を追求する大手食品会社
国民的お菓子ブランドの某社は、特定のハッシュタグのついた動画をユーザーに投稿してもらい、自社商品の知名度を高める戦略を実施しました。さらに、ユーザーが動画作りで使える素材として、若者に人気のインフルエンサーに作曲や振り付けを依頼した楽曲を提供。
特定の期間だけでなく季節によってキャンペーンを行い、今まで以上に愛される商品に成長しています。
TikTokで繋がりを大切にすることのメリット3つ
TikTok上でユーザーとの繋がりを大切にすると得られる、企業へのメリットを3つ紹介します。
- 認知拡大による売上アップを見込める
- 企業価値が高まり採用応募に繋がる
- 商品開発に活かせるデータが集まる
TikTokの魅力を最大限に引き出し、マーケティングにぜひ活用しましょう。
認知拡大による売上アップを見込める
TikTokでの繋がりを大切にすると企業の認知度が上がり、結果として売上の増加に繋がります。コメントへの返信やいいねでフォロワーとのポジティブな繋がりを増やせば、動画への評価が上がって多くのユーザーにリーチする可能性が上がるからです。動画の拡散(バズ)を繰り返せば、企業の魅力がより広範囲に知られるでしょう。
ユーザーが、自社の商品を使用している様子をTikTokに投稿してくれると、企業側が費用をかけることなく大きな広告効果を得られます。TikTokで企業の認知度を高められれば、長期的な売上の向上に繋がる可能性があるでしょう。
企業価値が高まり採用応募に繋がる
TikTokで繋がりを重視した結果、企業に魅力を感じ就職を希望するユーザーも集まります。また、TikTokを使って人材を募集する、SNS採用を取り入れている企業もあります。
TikTokで採用活動をするメリットは、企業の価値観や従業員の人柄などを動画で映し出せる点です。求人情報やメディアサイトだけでは見えない、社内の雰囲気を伝えられます。ユーザーが「この会社は働いていて楽しそうだな」と感じると、応募を検討するきっかけとなるでしょう。
例えば某製造業者では、TikTokを毎日更新して若者世代への認知を拡大。フォロワー60万人を超えるアカウントに成長し、TikTokをきっかけとした20代からの応募件数が増えました。
TikTokを通じて募集サイトだけでは伝えられない企業イメージを発信すれば、自発的な人材の獲得へと結びつく可能性があります。
商品開発に活かせるデータが集まる
TikTokを通じて情報発信を継続するとデータ収集を兼ねられ、商品開発に活かせます。フォロワーの行動や好みをリアルタイムで分析することで、既存商品の改善や、ユーザーの意見を取り入れた新商品開発ができるでしょう。
飲食企業の場合、ユーザーにより投稿されたアレンジレシピを参考にしたり、「こうだったらいいのに」といったコメントを商品に取り入れたりして、サービス化に繋げられます。
まとめ
TikTokを活用すれば、企業と消費者間の双方向のコミュニケーションが可能です。数あるSNSの中でも、TikTokは若い世代を中心に利用者数が広がっています。
ただ、何からはじめたらいいのかわからない担当者様や、運用しているのに効果が出ない、と課題を持っている方も多いでしょう。
LIWでは、SNSの企画戦略から実行までを一貫してサポートしています。7,000社の実績データを基にマーケティング戦略を立てますので、様々な業種の企業様に対してもご支援可能です。
SNSを運用しているけれどいまいち効果が出ない、社内にノウハウやリソースがなくて困っている企業様担当者様は、ぜひLIWまでご相談ください。
https://service.liddell.tokyo/liw/