コラム

Pinterestの成功事例からビジネスに活用すべき理由を紹介

最終更新日 2025年3月7日(Fri)

記事作成日 2023年10月30日(Mon)

皆さんはPinterest(ピンタレスト)というサービスをご存じでしょうか?

Pinterestとは、Web上にある様々な画像や動画を検索し、保存、共有できるサービスです。2010年にサンフランシスコで設立されてから現在までに月間アクティブユーザーが4億人超えという、今とても熱いSNSとなっています。

そこで本記事ではPinterestの特徴や使い方、おすすめの活用方法などについて紹介していきます。興味のある方は是非、最後までご覧になってみてください。

 

Pinterest(ピンタレスト)のビジネスアカウントで出来ること

Pinterest(ピンタレスト)のビジネスアカウントで出来ること

Pinterestのビジネスアカウントでは、個人アカウントでは利用できないいくつかの機能があります。

 

アクセス解析が出来る

Pinterestのビジネスアカウントでは『Pinterest Analytics』という機能を使って、ピンやボードのパフォーマンスを分析することが可能です。

インプレッション数、エンゲージメント数、ピンクリック数といった基本的な項目から、アウトバウンドクリック数、月間合計オーディエンス数など、細かな分析をすることまで可能です。

 

webサイト認証が使える

webサイト認証とは、アカウントのトップページに自社サイトのURLを表示することが出来る機能です。

この機能を使えば、ユーザーは簡単にWebサイトを見ることができます。webサイト認証の方法には

  • HTMLの追加
  • HTMLファイルのアップロード
  • TXTレコードの追加

といった方法があるので、やりやすい方法を選びましょう。

 

広告サービスの『Pinterestアド』を利用できる

Pinterestでは『Pinterestアド』という広告サービスを使うことができます。

これまで日本では展開されていませんでしたが、2022年6月より日本でもPinterestアドが利用可能になりました。現在ではPinterestを使う多くの企業が、Pinterestアドを利用しています。

 

リッチピンの機能が利用できる

リッチピンとはWebサイトの情報を自動的にピンと同期する機能です。通常のピンのさらに高性能バージョンと考えると良いでしょう。リッチピンには以下の3つがあります。

 

  • プロダクトピン

詳細なメタデータを特定の形式で追加し、購入可能な商品であることがPinterestユーザーにわかるようにするピン

  • レシピリッチピン

ウェブサイトから保存したレシピに、料理名、分量、調理時間、レシピの評価、食べ物の好み、材料の一覧を表示するピン

  • リーディングリッチピン

ブログの記事に掲載している画像を、他ユーザーがピンする時に記事タイトル、説明文、著者、記事のリンクURLといった項目を自動連携するピン

 

プロフィールカバーを設定できる

プロフィールカバーはPinterest内でのプロフィール上部の画像のことです。この部分に自社のイメージ画像を表示できるのは、ビジネスアカウントならではの機能です。

 

Pinterest(ピンタレスト)がビジネスに向いている理由

Pinterest(ピンタレスト)がビジネスに向いている理由

最近だとPinterestをビジネスに活用する企業が増えてきていますが、その背景にはどういった理由があるのでしょうか。

Pinterestがビジネスに向いているとされる理由について見ていきましょう。

 

発見されるチャンスが平等である

Pinterestは他のSNSや検索エンジンに比べて圧倒的に『非指名検索』の数が多いです。

調査では、Pinterest検索の約97%がブランドや企業名を特定しない非指名検索なので、まだまだ世間に認知されていないブランドや企業、サービスでも平等に表示されるチャンスがあります。

その他の検索エンジンやSNSでは、既に有名企業が検索上位を占めるSEOをかなり強化しているため、Pinterestで認知度を高めることを選ぶ企業が増えています。

 

目的をもって検索するユーザーが多い

Pinterestは『○○へ旅行にいきたい!』『○○なインテリアが気になる』といったように、何か未来の目的をもって検索しているユーザーが多いとされています。

そのため、他のSNSよりも購買意欲が高いユーザーが多く、Pinterestで認知度を高めることは売上アップに大きく貢献する可能性があるのです。

 

広告がコンテンツとして受け入れられやすい

Pinterestの広告は他のSNSと大きく異なる特徴があります。

それは『表示のタイミングが最適で、コンテンツとして受け入れられやすい』という点です。

例えばPinterestではいくら広告費を使ったからといって、料理を検索している時に服の広告は表示されません。あくまで通常の検索と同様に、その広告を表示するのに適切なタイミングで、その他コンテンツとなじむように表示されます。

そのためユーザーは広告と気づきにくく、また気づいていても検索内容と一致しているため、興味を持ってもらいやすいのです。

 

ポジティブなプラットフォームである

Pinterestは『ポジティブなプラットフォームであること』に重きをおいています。

具体的にはネガティブなワードや賛否両論を呼びやすいテーマは、Pinterestの広告から排除されています。

例えばPinterestでは2021年7月より『Pinterestは体型に関係なく、だれもが自分の居場所だと思える環境をつくる』ことを目的として、減量を謳う文言と画像の掲載を禁止しました。

そのことによって『ダイエット』というキーワードを含む検索は20%以上減少したそうです。その一方で『ボディポジティブ』の検索数は2倍、『自分の身体を受け入れる 名言』の検索数は3倍に増加しました。

こういった誰もがポジティブな気持ちで活用できるプラットフォームを徹底していることで、ユーザーは安心して利用することができるのです。

 

Pinterest(ピンタレスト)による企業の成功事例

Pinterest(ピンタレスト)による企業の成功事例

さて、ここからは実際にピンタレストの活用で成果をだしている事例について見ていきましょう。

 

伊藤久右衛門

伊藤久右衛門は、京都府宇治市に本社をおく企業です。宇治茶のほかに、抹茶を使ったスイーツや茶そばなどの食品類を販売しています。

そんな伊藤久右衛門のPinterestアカウントは、2023年10月現在でフォロワーは22人ですが、月間の表示回数は173万を超えています。

伊藤久右衛門ではPinterestを運用する際に、季節感やインパクトあふれるクリエイティブな写真を投稿し『宇治抹茶パフェアイスバー』等のSNS映えするキャンペーンを積極的に打ち出していきました。

その結果、最大10倍という高い費用対効果とエンゲージメント率を獲得し、クリック率は最大4%を実現したのです。このことで伊藤久右衛門は、ブランド認知と新規ユーザーの獲得の両方で優れた成果をあげています。

 

Veuve Clicquot(ヴーヴ・クリコ)

Veuve Clicquot(ヴーヴ・クリコ)は、1772年創立の250年に及ぶシャンパーニュ造りの歴史を誇るフランスの高級シャンパンブランドです。

そんなヴーヴ・クリコは、Pinterestでの投稿をブランドイメージであるイエローカラーで統一し、オシャレな雰囲気のシャンパンや料理などについて発信してきました。

また、シャンパンで食卓を彩っている画像をPinterest広告で積極的に打ち出した結果、ブランド好感度を高めることに成功しています。

具体的には商品認知度は5%、購入意向は2.2%上昇しました。

 

北欧、暮らしの道具店

クラシコムが運営している北欧、暮らしの道具店は『フィットする暮らし、つくろう。』をテーマに、北欧を中心に国内外の雑貨や衣料品などを販売するECサイトです。

Pinterestでは『fashion』、『food&recipe』、『green&flower』、『idea』といったボードをつくり、統一感のあるピンを作成することで、月間の表示回数は834万を超えています。

 

メルカリ

フリマアプリを運営するメルカリは、多くのユーザーが『メルカリ』に関するピンを投稿、リピンしています。

そのため、メルカリのPinterestからの流入割合は9.78%と非常に高い数値を出しています。これはPinterestが持つWebへの導入力をうまく活用している事例といえるでしょう。

 

Pinterest(ピンタレスト)の成功事例に学ぶ共通点

Pinterest(ピンタレスト)の成功事例に学ぶ共通点

最後に、ここまで紹介したPinterestでの成功事例から、うまくいく企業の共通点について考えていきたいと思います。

 

早くからPinterest(ピンタレスト)を活用している

現在日本でPinterestをビジネスに活用している企業は増えてきていますが、他のSNSや検索エンジンと比べると少ないです。

海外では既に多くの有名企業がPinterestで成果を挙げている現状をみると、現在日本で積極的にPinterestを活用すれば先行者利益が狙える状況と言えます。

そのため、Pinterestがリリースされた当初からいち早くビジネスに活用した企業は成功しやすくなっていると考えられます。

 

運用目的や方向性が定まっている

Pinterestで成功している事例の多くが、方向性や目的を明確にしています。

これらが明確になっていると、Pinterestの投稿に統一感や世界観が生まれ、多くのユーザーに見てもらいやすいです。

 

ピンやリピンを継続的に増やしている

Pinterestでは魅力的なピンやリピンの数が多いほど、ユーザーに表示される回数が多くなります。

成功事例の多くがカタログレベルでピンを作成していることを踏まえると、こういった作業を継続的に続けているかが大きなポイントであると考えられます。

 

まとめ

まとめ

いかがでしたか。

企業はPinterestを上手く活用することで、ビジネスでより大きな成果をあげる可能性があります。

『どういった運用をすれば良いか分からない!』という場合は、本記事で紹介した企業のPinterestにおける成功事例を参考にしてみて下さい。

 

LIWは、Pinterestをはじめ、マーケティング施策の企画戦略から実行までを一貫してサポートしており、6,000社の実績データを基に、成功パターンを共有し、多業種の企業様へのサポートを実現します。​【認知・周知 ▷ 広告・宣伝 ▷ 制作・運用 ▷ 接客・販売 ▷ 調査・開発】 ​の5つのメイン機能を一元管理し、SNSやインフルエンサーマーケティングの成功へと導きます。

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