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SNSでの広報が強いのはなぜ?効果を高めるポイントを徹底解説
最終更新日 2024年9月6日(Fri)
記事作成日 2024年6月29日(Sat)
SNSで企業アカウント運用を検討する会社の多くはSNSの広報効果を期待しているのではないでしょうか。
会社のネームバリューやブランド力がよほど高くない限り、広報効果を初めからすぐに得られるわけではありません。
そこでこの記事では、自社でSNS運用をはじめる際に知っておきたい、広報ノウハウを解説していきます。
SNSで期待できる広報効果
買い物や食事、旅行などの下調べとして、少し前まではYahoo!やGoogleなどの検索エンジンで検索して情報を得ることが一般的でした。
しかし、近頃はSNSのでの発信に力を入れる企業が圧倒的に多くなっています。
SNSが広報ツールとして注目されるわけは次の2つです。
SNSはインターネットユーザーの70%が利用している
インターネットユーザーの7割以上の人がSNSを利用している現状です。
近年は、テレビや雑誌の代わりSNSで情報収集するユーザーもいるほど。
従来のマスメディアだけでは情報を行き渡らせることが難しく、それをカバーするために企業がSNSに注目しています。
SNS検索が購買前の行動に入っている
SNSでの広報は直接的、または間接的に購買パターンへ影響を及ぼしています。
「興味のある商品やサービスを実際に購入する前にSNSを検索して商品を絞り、口コミを確認してから購入する」という購買パターンが増えているためです。
このように「お得な情報を得たい」「購入を失敗したくない」というユーザーの意識がSNS検索での購買前の行動に組み込まれていることもSNSが強い広報効果を持っている理由です。
SNSで広報活動をする5つのメリット
ユーザーがSNSで情報を集めることが主流になっているのは明らかです。
そのため企業がSNSで広報を行うことは必要不可欠になってきていることがわかります。
ここでは、SNSを使った広報のメリットをまとめました。
無料から始められる
SNSは無料で始められるのでコストがかかりません。
もちろん拡散させるために広告機能を利用する際には、費用が発生する場合もあります。
しかし、基本的な投稿は無料でできるので、フォロワーを増やせたら一度の投稿でたくさんのユーザーに情報を届けることができます。
ユーザーとコミュニケーションができる
SNSはユーザー同士が交流できるようになっているため、顧客と双方向のコミュニケーションを取ることが可能です。
ユーザーからの質問に答えたり、ライブ配信を行ったりすることで生きたコミュニケーションがとれて、ファンやリピーターの育成につながります。
SNSに上がってきた意見を参考にして、マーケティングの戦略や商品開発に活かせることもメリットです。
潜在層にもアプローチができる
SNSでの広報は、特性的な仕組みを利用して「いま探しているわけではないけれど興味を持っている」という潜在層にもアプローチが可能です。
アルゴリズムによってフォロワー以外のアカウントにも投稿を表示してくれるので、自ら情報を取りに来たユーザーに情報を流すことができます。
潜在ニーズのあるユーザーは顧客になり得る可能性があるので、SNSでの広報が有効なアプローチになります。
効果測定と分析が可能
SNSによっては、簡易的なアクセス解析機能が備わっています。
(Facebook、Instagram、X(旧Twitter))
投稿の閲覧数やフォローの数、いいねの数が分かるので、反応の良かった投稿やシェアの多い投稿を把握できます。
反応を分析することで、効果的な広報のために運用の改善を図れます。
SNSの拡散能力を活用できる
シェア(共有)機能が付いているSNSには拡散してもらえるチャンスがあります。
投稿の内容によっては、たくさんのフォロワーやその他のユーザーによって拡散されることでバズり、大きな広報効果を得られることも期待できます。
SNSを使った広報活動のデメリット
SNSでの広報はメリットだけでなくデメリットもあります。
デメリットも把握して利用することが大切です。
炎上するリスクがある
投稿の内容によっては多くの誹謗中傷にあう「炎上」が起きるリスクがあります。
発信の内容によっては、企業や商品・サービスへの印象を大きく損ねてしまい、顧客や顧客の信頼を失う事態にまで発展する可能性があります。
炎上リスクを避けるには、発信での細心の注意が必要です。
効果を感じられるまで時間がかかる
アカウント作成後、フォロワーを0人から1000人規模や1万人規模にしていくには、時間がかかります。
最初は、投稿に#(ハッシュタグ)を多めに入れたり、頻繁に投稿したりと、地道な基盤作りが大切です。
アカウント運用に労力がかかる
アカウントが影響力を持つまでには時間がかかり、運用には相応の労力が必要になります。
コンテンツがユーザーにとって有益な内容になっている必要がありますし、投稿頻度も最低1日1回以上の投稿は必要です。
多くの人の目に触れる機会が増えるようトレンドも織り交ぜつつ、フォロワー獲得が期待できるコンテンツを発信できるようにネタ収拾にアンテナをはりましょう。
SNSでの広報効果を高めるポイント
SNSでの広報効果を上げるポイントには次の4つがあります。
- SNSの利用目的を整理
- 商材のターゲットを整理
- SNSの特徴、機能を把握する
- 媒体選定
闇雲に投稿を重ねていっても結果につなげることは難しいです。効率よく広報効果を得られるようそれぞれのポイントについて解説していきます。
SNSの利用目的を整理
まずSNSの運用にあたり、「認知の拡大」と「販売促進」のどちらが主なのか利用目的を明確にしておきましょう。
例えば、自社HPへの誘導する内容なのか、商品の使い方やメリットを伝える内容なのか等、利用目的によって運用方法や投稿内容、ユーザーへのアプローチ方法が変わってきます。
商材やサービスのターゲットを整理
その商品やサービスのターゲットとなるのはどんな人物、どんな層なのか、明確にしておくことが重要です。
ペルソナを設定することで、コンテンツの内容もかたまりますし、最も広報効果のあるSNSを選部参考になります。
SNSの特徴、機能を把握する
SNSの特徴や機能を把握しておくことも、SNSでの広報効果を高めるためには大切なポイントです。
SNSによって、強みや弱みといった特徴、利用者層のボリュームが異なりますし、リンクの貼り方やボタンの設定などの機能もちがいます。
その時々の発信内容によって、最も適したSNSで発信できるように目的とターゲットに合わせてすみ分けしておくと便利です。
媒体選定
SNSによって、動画の長さやフォーマットも変わってきます。
静止画とどのように組み合わせるのかなども踏まえた上で媒体を選定しましょう。
主要なSNSの特徴については次の章で紹介しますので、参考にしてみてください。
広報で使える6つのSNS
広報効果の高い主要なSNSについて、特徴やメリット・デメリットなどを詳しくご紹介します。
どのようなターゲットの際に、どのSNSで発信するのが良いのか参考にしてみてください。
X(Twitter)
主に10〜30代の若年層がユーザーの中心です。
高い拡散力があるため、悪い方向に働かないようにコンテンツの内容には注意が必要です。
大手の参入もあるので、大手企業のキャンペーンに見劣りしたり、被ったりしないようにしましょう。
項目 | 内容 |
月間利用者数(国内) | 月間利用者数5,895万人 |
ユーザーの年齢層 | 10~30代中心、20代では8割が利用 |
特徴 | ・140文字以内のテキスト投稿 ・匿名性が高い ・リアルタイム性と拡散力が高い ・大きなリーチが期待できる |
メリット | ・リアルタイムの情報共有に良い ・情報の拡散力が強い ・気軽にコミュニケーションできる ・40代、50代の利用も増えてきている |
デメリット | ・文字制限がある ・短文なので誤解を生じるリスクがある ・匿名性が高いので分析しずらい |
活用シーン | ・大勢のユーザーに向けた情報の発信 ・リアルタイムで情報共有したいとき |
広告フォーマット | ・プロモビデオ広告 └タイムラインや検索結果に配信・ビデオウェブサイトカード └テキスト、動画、CTAボタンで構成 一般的な動画広告の2倍のクリック率・Twitter Amplify└認知獲得やブランディングに有効・ファーストビュー└トレンドに24時間表示される ツィート想起率141%以上 |
向いている商材 | ・ユーザー拡散を促すキャンペーン ・季節性や時事性の高いもの ・若者ターゲットの商材 |
30〜50代のビジネスマンユーザーが多いこともあり、toB向けとの相性が良いといわれています。
国内利用率は少な目ですが、世界的には高いシェアのあるSNSです。
セミナーやLP誘導を目的にするならFacebook広告も積極的に利用すると良いでしょう。
項目 | 内容 |
月間利用者数(国内) | 月間利用者数2,800万人 |
ユーザーの年齢層 | 30代以上 |
特徴 | ・公式サイトのようなオフィシャル感 ・透明性が高い ・コミュニティがつくれる ・ |
メリット | ・精度の高いターゲッティングができる ・世界的に見ると利用者が最も多い ・実名登録が原則なので信頼性が高い ・ビジネスアカウントが無料 |
デメリット | ・30代以下のユーザーが少ない |
活用シーン | ・セミナー情報などの宣伝 ・フォーマルな交流 |
広告フォーマット | ・インストリーム広告 └再生から数秒後にスキップできる ・フィード広告 └タイムラインに表示される ・ストーリーズ広告 └ストーリーズ画面に15秒表示される |
向いている商材 | ・セミナーや講座 ・BtoB商材など |
InstagramはFacebookと同じMeta社が運営しているため、同じようにターゲティングが高いのが特徴です。
縦長の動画は人気があり、70〜80%くらいの人が視聴しているため、積極的な活用がおすすめです。
項目 | 内容 |
月間利用者数(国内) | 月間利用者数4,610万人 |
ユーザーの年齢層 | 10~30代、特に20~30代女性 |
特徴 | ・画像や写真などのビジュアルがメイン ・20代の利用率は7割以上 |
メリット | ・世界観をつくりやすい ・写真や動画で訴求できる ・購入までの導線づくりが得意 |
デメリット | ・拡散力は高くない ・コンテンツ制作に労力がかかる ・活用が難しい業種がある |
活用シーン | ・動画を活用した広告 ・美容、アパレル、日用品のPR |
広告フォーマット | ・フィード広告 └ユーザーのタイムラインに流れる・ストーリーズ広告└日本では利用率70%以上 認知獲得からコンバージョン向上も・発見タブ広告└自社商材の認知獲得に向いている・リール広告 └利用時間の2割を占める人気 ユーザーの80%以上が音声ありで視聴 |
向いている商材 | ・ファッションやコスメ系のEC ・来店促進 |
TikTok
TikTokはショート動画配信プラットホームで42%のマーケッターに利用されています。
10〜20代の利用が多いものの、平均年齢は34歳と幅広い年齢層がユーザーとして広まりつつあります。
また、ながら見するユーザーが少なく、投稿をじっくり見てもらえる可能性が高いです。
項目 | 内容 |
月間利用者数(国内) | 月間利用者数1,700万人 |
ユーザーの年齢層 | 10~20代の若年層が中心 |
特徴 | ・世界では億単位のユーザーが使用 ・ブランディングに相性が良い・音声ONの再生が160% ・購買意欲が高い |
メリット | ・ショートムービーで発信の負担が軽い ・PRに広告感が少ない ・おすすめに表示されるとバズる可能性・ユーザーに受け入れられやすい |
デメリット | ・売上までの導線づくりが必要
・toBには向かない ・はじめの2~3秒が勝負 ・戦略的な運用が必要 |
活用シーン | ・認知獲得
・音声を活かした配信 |
広告フォーマット | ・TopView └スキップできない広告・インフィード広告└予算内で安定した成果を見込める・#チャレンジ └ユーザー巻き込み型の広告通常の2.5倍のエンゲージ率 |
向いている商材 | ・マンガ、音楽、ゲーム、スポーツ
・美容 ・食料品 |
LINE
コミュニケーションツールとして幅広い世代に日々利用されています。
拡散力は他のSNSと比較すると劣りますが、友だち追加してもらえればメルマガよりも高い開封率で情報を届けることができます。
情報発信の頻度が高いとブロックされてしまうことがあるので、バランスが大切です。
項目 | 内容 |
月間利用者数(国内) | 月間利用者数9,400万人 |
ユーザーの年齢層 | あらゆる層が利用 |
特徴 | ・他のSNSにはない層にもアプローチ
・ターゲッティングの精度が高い ・ユーザー数とアクティブ数がトップ |
メリット | ・ユーザーが多い
・メルマガよりも開封率が良い ・集客や販促にも利用できる |
デメリット | ・ブロックされる可能性
・登録者によって費用が変わる ・友達追加されないと情報が届かない ・拡散力はない |
活用シーン | ・キャンペーンや新作情報など |
広告フォーマット | ・クリエイティブ、タイトル、ディスクリプションをファミリーサービスや広告ネットワークなどに配信 |
向いている商材 | ・検討期間を必要としないもの
・健康食品や美容商品 |
YouTube
幅広い年齢層のユーザーが利用しているので、さまざまな商品やサービスの宣伝に向いているといえます。
ユーザーの70%がYouTube広告で見た商品を購入したことがあると回答するなど、購買への影響力も高いといえます。
項目 | 内容 |
月間利用者数(国内) | 月間利用者数7,000万人 |
ユーザーの年齢層 | 10代~60代の幅広い世代 |
特徴 | ・世界最大の動画共有プラットホーム
・あらゆる世代の利用率が高い ・たくさんのジャンルがある ・45歳以上のユーザーが2,000人以上いる |
メリット | ・ユーザーの年代や性別が幅広い
・活字よりも伝わりやすい ・検索エンジンにも表示される |
デメリット | ・ノウハウやスキルがいる
・コンテンツ制作のハードルが高い ・運用コストや労力がかかる ・長期的な視点での運用が必要 |
活用シーン | ・購買意欲の向上に効果がある |
広告フォーマット | ・インストリーム広告
└5秒後にスキップ可能なものと 15秒以下のスキップ不可のものがある ・インフィード動画広告 └サムネイルやテキストで構成 関連動画や検索結果で配信 ・バンパー広告 └再生中に表示されるスキップ不可の 6秒以内の広告 ・アウトストリーム広告 └動画内ではなくパートナー上の WEBサイトやアプリへの表示 ・マストヘッド広告 └ホーム画面上部で最大30秒再生 |
向いている商材 | ・EC
・食料品 ・金融商品や不動産 |
SNSでの広報を成功させるには?
SNSでの広報を成功させるためには、以下の3つの方法があります。
- 実践と分析、改善を繰り返し行う
- SNS運用代行を利用する
- インフルエンサーの活用
実践と分析、改善を繰り返し行う
SNSでの広報は継続的に行っていってこそ、効果を上げられます。
効果や反応をアップしていくためには、投稿の実践とその分析結果からコンテンツを充実させるための改善して、また投稿をするといったように繰り返しブラッシュアップしていくことが必要不可欠です。
SNS運用代行を利用する
自社でSNSを運用するのも良いですが、アカウントを自社の代わりに運用してくれる代行会社を利用するのも効果的です。
投稿を代わりに行ってくれるほか、ユーザーの反応を分析し、改善しながら戦略的に広報活動を進めてくれます。
SNSに不慣れなスタッフが本業外で兼業するよりも効率的な運用ができ、心強いサポートが受けられるでしょう。
インフルエンサーを活用する
すでにSNSで活躍しているインフルエンサーを起用するのもSNSでの広報手法として効果的です。
フォロワーやファンに大々的にPRをしてもらえることに加えて、2次拡散や3次拡散する可能性も期待できます。
しかし、インフルエンサーを起用する場合には商品やサービスとイメージが合っているか、ターゲットと普段の投稿が合っているか等の見極めが大切です。
SNS広報にチャレンジしよう
本記事では、SNSでの広報活動を成功させることをテーマに解説しました。
SNSで効果的に広報するためには、どんな目的でどのSNSを利用するのかといった緻密な計画性や戦略が非常に重要です。
商品やサービスのイメージやターゲットに合ったコンテンツをフォロワーの心理や興味を刺激することを念頭に置いて投稿をしていく必要があります。
SNSによる運用課題を解決するためのワークスペース「LIW(LIDDELL INFLUENCER WORKSPACE)」は、XアカウントをはじめとするSNSプラットフォームにおけるマーケティング施策の企画戦略から実行までを一貫してサポートしています。
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