コラム

Xでのエンゲージメント率を高める方法!【有効的な5つの運用術】

最終更新日 2025年3月7日(Fri)

記事作成日 2023年10月11日(Wed)

Webマーケティングにおいて「エンゲージメント率の向上」は常に対面する欠かせない課題であり、目標達成のための施策に奮闘する企業は多いでしょう。エンゲージメント率を分析して指標をクリアすることで、企業は販売促進に王手をかけることができます。
この記事では、エンゲージメントとは何か、計算方法・目安も併せて解説し、Xにおいてエンゲージメント率を高める具体的な方法をご紹介していきます、Xでアカウント運用中の企業様や、今後運用を検討している企業様はぜひ参考にしてみて下さい。

 

Xマーケティングにおけるエンゲージメントとは?

Xマーケティングにおけるエンゲージメントとは?

エンゲージメント(engagement)を直訳すると、「婚約」「約束」「契約」「誓約」という意味になります。インターネット上で「エンゲージメント 高める」などと検索すると、雇用関係にある会社と従業員の二者間における信頼性の構築、愛着心や満足度を高め方に関する記事が上位に表示されます。

では、Webマーケティンにおけるエンゲージメントの意味を考えていきましょう。

 

Webマーケティングの基本「エンゲージメント」とは

エンゲージメントの高さを持続する会社と従業員の間では、エンゲージメントの低い会社と比較して離職率が低く、生産性が向上して営業利益率が高まるという素晴らしい結果が出ています。

しばしばWebマーケティングでも使われるエンゲージメントも同様に、「情報を提供する者」と「閲覧する者」の関係性や好感度を表す言葉です。

エンゲージメントは、投稿に対してユーザーがどのようなアクションを起こしたのか、具体的に数として示す1つの指標となります。

SNS利用が盛んになっている今日、企業アカウントは「SNS上のホームページ」という役割を果たしており、エンゲージメントも非常に重要視されています。

 

Xでの具体的なエンゲージメントとは

ここからは、人気SNSプラットフォーム「X」のエンゲージメントに特化して、お伝えしていきます。

【主なエンゲージメント内容】

  • ポストの詳細がクリックされた数
  • いいね、リポスト、リプライの数
  • ポスト内の画像やリンクがクリックされた数
  • ポスト内の動画の再生総回数
  • ハッシュタグがクリックされた数


上記で挙げたようなユーザーのアクションから、アカウントとユーザーの関係性やユーザーがアカウントに対してどんなことに関心を持っているのか、内容が明確になります。

それぞれの数値が高いほど関係性が良好と判断され、X上でAIが優良アカウントと認識します。

 

Xでエンゲージメント分析する3つのメリットと重要性

Xでエンゲージメント分析する3つのメリットと重要性

Xでエンゲージメントを向上させるには、定期的な結果分析が不可欠です。エンゲージメント分析がなぜ重要なのか、下記で3つのメリットを交えてご説明します。

 

その1:ユーザーの関心・アクティビティの把握

Xでのエンゲージメント分析は、ユーザーの関心・興味が高い内容、またそれに伴うアクティビティの把握ができます。「いいね」「リポスト」「リプライ」で人気なポストを確認し、その後ユーザーがどのように行動しているかを知ることが可能です。

Xで活動が活発な時間帯や属性などの詳細を知ることで、Xに留まらず今後の企業・商品全体を通したPR戦略にも役立つでしょう。

 

その2:コストパフォーマンスの向上

ただやみくもに投稿を繰り返しても、企業アカウントの実績は伸びません。

企業アカウントが個人インフルエンサーと大きく相違する点は、限られた勤務時間内でいかに高い効果を出せるか、つまり生産性の向上がキーポイントです。

外注でSNS運用代行サービスなどを利用せず自社運用する場合、成果を求めるにはコストパフォーマンスの向上は至極当然でしょう。エンゲージメント分析により、効率的にコストパフォーマンスがアップできます。

 

その3:チームにおける施策の効率化

Webマーケティングでは、「インプレッション数→エンゲージメント数→コンバージョン数」の順に先端が鋭くなるようピラミッドができます。Xに置き換えたピラミッドを、定期的にチームで共有しましょう。チーム内での対話や業務の共有は、今後のミッションにおける施策の効率化へ繋がり、社内やチーム間におけるエンゲージメントを高めることもできます。

Xでインプレッション・エンゲージメント・コンバージョン分析は、最終目標である「コンバージョン率」を上げる通過点として、また、次章で解説するXにおけるエンゲージメント率の目安に近づくためにも欠かすことができません。

Xでエンゲージメントを確認する方法

Xでは自分が投稿したコンテンツに対するエンゲージメントは、「アナリティクス」のページへアクセスすることで確認できます。

初回の場合には、「アナリティクスを有効にする」をクリック(タップ)し、成功すれば投稿のインプレッション数など詳細が表示されます。

月別の投稿のインプレッション数や、新規で獲得したフォロワー数、プロフィールへの訪問者数などの詳細データが把握でき、今後のアカウント運用の戦略立てに役立つでしょう。

 

Xにおけるエンゲージメント率の計算法と目安

Xにおけるエンゲージメント率の計算法と目安

本章では、Xにおけるエンゲージメント率の「計算法」と「目安」をご紹介します。

 

Xにおけるエンゲージメント率の計算方法

 

【エンゲージメント率の算出法】
エンゲージメント率=エンゲージメント数÷インプレッション数×100
※インプレッション数とは、タイムラインにポストが表示された数です。

 

エンゲージメント数としてカウントされる具体的な内容は、以下の通りです。

  • いいね
  • リポスト
  • リプライ
  • 画像のクリック
  • 動画のクリック
  • プロフィールのクリック
  • 詳細のクリック
  • ハッシュタグのクリック
  • 投稿によってフォローされた数

 

Instagramでエンゲージメント数にカウントされる内容は、「いいね」「コメント」「投稿の保存」の数です。比較すると、Xはエンゲージメント数にカウントされるアクションが多いことが分かります。

Xにおけるエンゲージメント率の目安

上記の通り、SNSごとにエンゲージメント数にカウントされるアクションに違いがあります。そのため、エンゲージメント率が一般的な値よりも低いからと肩を落とさず、運用するSNSの目安に合わせて施策していきましょう。

Xで企業アカウントをする際、エンゲージメント率には実はかなり幅があります。

デンマークにあるメディア企業「Influencer Marketing Hub」が約3,500人を対象にした調査によれば、Xのエンゲージメント率は「0.3~1.4%」となっています。

また、2016年にアメリカのインフルエンサー・マーケティング会社「Markerly」が200万人のインフルエンサーを対象にした調査では、フォロワー数に応じてエンゲージメント率に変化が見られました。

フォロワー数 エンゲージメント率
10万人以上 1.7%
1~10万人  2.4%
1000人~1万人  4%
1000人未満 8%

 

国ごと、またフォロワー数ごとに違いが見られることから、Xにおけるエンゲージメント率の目安を一概に断定は難しい状況です。ただし、これらの結果を加味した上で言えば、企業アカウントが目指す1つの指標としては「5%」がボーダーとなるのではないでしょうか。

 

Xでエンゲージメントを高めるのに有効的な5つの運用術

Xでエンゲージメントを高めるのに有効的な5つの運用術

Xでのエンゲージメントの概要が分かったところで、実際に何をすればエンゲージメント率が上がるのかが気になるポイントです。下記では、企業がエンゲージメントを高めるのに有効的な5つの運用術をご紹介します。

 

1 投稿時間をフォロワーやペルソナの属性に合わせる

まずは、Xのタイムライン上に投稿を表示させてエンゲージメントを獲得する手法として、投稿時間をフォロワーやペルソナの属性に合わせることが大切です。

男性会社員は朝の通勤時間、主婦はランチタイム、学生は放課後など、あえてターゲットに見られやすい時間を狙い、インプレッションを増やした上でエンゲージメントアップへと繋げます。

ただし、夜のゴールデンタイムは多くのユーザーが利用する一方で、アカウント力が弱いと優先的に上位表示されず競合のポストに負ける可能性が否めません。

 

2 ハッシュタグを効果的に活用する

ハッシュタグを活用すると、ワード検索からの投稿表示、ハッシュタグのクリック誘導に効果的です。

テキストコンテンツがメインであるXでは、投稿1つあたりの閲覧時間が短いのが特徴です。一回の検索でサッと素早く下へスクロールし、ユーザーは多くの投稿を目にします。

利用におけるユーザーの手軽さから、ハッシュタグからの検索数流入を狙うのはとても効果的です。

ただし、Xの公式サイトでは「ハッシュタグを使う際のヒント」として、1つの投稿に対してハッシュタグは2つ以内を推奨しています。3つ以上使ってしまうとマイナス評価を受ける可能性があるので、注意しましょう。

 

3 「いいね」「リポスト」「リプライ」で関係性を築く

Xのエンゲージメント率を高めるために特に重視したいのは、「いいね」「リポスト」「リプライ」のアクションです。Xのアルゴリズム上、アクション数が増えるほど企業アカウントとして優良認定されやすくなります。

積極的にこれらのアクションをしてくれるユーザーは、エンゲージメント数の獲得だけでなく顧客としても非常に有力で捕まえておきたいユーザーです。アクションをしてくれるユーザーには得に丁寧に接し、こちらからも程よい距離感を保ちながら交流していくことで、良好な関係性を築いていきましょう。

 

4 得するキャンペーンを実施する

ユーザーが企業アカウントをフォローする心理は、ほとんどがキャンペーンやセールといった「お得情報」をゲットすることです。

反対に言えば、企業アカウントにおいてX上で得するキャンペーンを定期的に実施すれば、短期間でフォロワー数が増え、エンゲージメントなどの結果に繋がると言えるでしょう。

多くの人気企業アカウントが取り入れている「フォロー」と「リポスト」をWで行うことでキャンペーンに参加できる仕組みにすると、高い拡散力で好循環が繰り返されます。

 

5 過去のアクションにおける反応を分析する

最後に絶対的に欠かせないのは、Xで過去のアクションにおける反応を分析することです。

例えば、表示回数の伸びた投稿は、ユーザーの興味が高いコンテンツであることが分かります。一定期間後にセルフリポストで再投稿することで新規ユーザーの目に留まり、更にフォロワー数やエンゲージメントの獲得へと繋げられます。

過去のアクション分析をすることは、コンバージョン達成に欠かせないコミットとなるでしょう。

6 サブスクリプションに登録する(2024年3月28日追記)

Xは2021年6月に有料のサブスクリプション「X Premium」サービスをスタートしました。

2023年1月11日に日本でのサービスが開始し、個人のみならず企業も加入できるプランを打ち出しています。

個人と企業で加入プランが違い、認証マークの色が異なるため、ユーザーも一目で認識できるようになっています。

X Premiumに加入することで、タイムラインのおすすめに優先的に上位表示されるため、ユーザーの目に留まりやすくなるでしょう。また、ポストの一部を太文字に変更したり、長文投稿をしたりと、編集機能が高まり、視認性を高めた利用が可能です。

これにより、効果的にエンゲージメントを高めていくことができるでしょう。

まとめ

まとめ

この記事では、Xにおける「エンゲージメント」にフォーカスをあて概要や重要性、計算法や目安を解説しました。また、Xでエンゲージメントを高める具体的な方法について、すぐに試せる運用法をご紹介したので、この記事を読んだ方は今日から早速取り組んでみて下さい。

※本記事で解説したXのアルゴリズム・サービス・料金を含む一連の内容は、2024年3月28日時点における情報です。

 

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