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Threads(スレッズ)の将来性について 広告プラットフォームとしての利用価値とは
最終更新日 2024年10月17日(Thu)
記事作成日 2023年9月25日(Mon)
世界の検索エンジン市場の90%ほどを占めている「Google広告」ですが、近年Google広告の単価は高騰していて、使用を躊躇する企業も多くなってきています。
さらに、顧客の多様化によって、広告プラットフォームにも多様化が求められるようになってきました。
実際に、Googleユーザーであっても、InstagramやX(旧称:Twitter)を、情報収集の手段として頻繁に利用しています。
マーケティングでは、多様化するユーザーに合わせて広告配信の手法を的確に使い分けることによって、より多くの潜在顧客にリーチすることが可能となるでしょう。
最近では、メタ(Meta)から新しいSNSである「Threads(スレッズ)」が登場しています。2023年7月6日のリリースから5日で登録者数1億人を達成するという快挙を成し遂げたということでも、大きな話題になりました。
ライバル的存在であるXからトラフィックを奪う可能性があるとみられているThreadsですが、マーケティングにおける利用価値については未知数になっています。
そこで、今回は、Threads(スレッズ)の将来性や広告プラットフォームとしての利用価値について、詳しく分析していきたいと思います。
これからの新しいマーケティング方法や情報発信手段を模索している方々に役立つ内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Threads(スレッズ)の認知度と登録について
Threadsリリースから約2週間後の2023年7月にJob総研が行った 「2023年 SNS利用の実態調査」では、764人の社会人男女を対象に調査が行われました。
https://job-q.me/articles/15244
Threadsの認知度について
「Threadsを知っていますか?」という質問に対して、50.5%が「知っている」と回答しています。
さらに、年代別で見ると20代が最多となり、次いで30代となっていて、若い世代における注目度が高いことが分かります。
Threadsの登録について
また、登録に関しては、「登録していない」の割合が72.5%になっていますが、20代の40.5%は登録を済ませています。50代では13.0%という値から、登録に関しては世代間に大きな差があることが分かります。
「登録していない」の割合は72.5%です。しかし、「知ってはいる人」のうち27.5%は登録をしているということになります。
Threadsは話題性のある登場であったとはいえ、SNS分野に興味が薄い消費者にとっては、XやInstagramに比べてまだまだ認知度が低いサービスになりますが、認知する人数が増加するにつれて、登録者数の増加も見込めるサービスであると言えるでしょう。
Xの利用状況とは
総務省が発表している「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」(https://www.soumu.go.jp/main_content/000887659.pdf)によると、Xのサービスは幅広いユーザー層に利用されていることが分かります。
Xは40代でも約45%、50代でも約34%が利用しており、幅広い年齢層から広く利用されるプラットフォームです。
しかし、Xの登場時、若者向けサービスのイメージが強く、40代や50代の反応は芳しくありませんでした。
時間の経過とともにあらゆる年代に知名度が浸透していったのです。
XやInstagramの場合、前例がないまったく新しい状況からのスタートでした。しかし、Threadsの場合は育める土壌が育っていることから、知名度の浸透はXやInstagramよりもスムーズであるといえるでしょう。
Threads(スレッズ)の将来性について
1年近く続くXの迷走劇に戸惑いを隠せないXユーザーや企業にとって、Threadsの登場は一筋の希望となっています。
それにともなって、Xと類似した機能を多く有するThreadsの可能性に目を向ける消費者やマーケターが増加してきています。
Threads利用の継続について
前章でも述べたJob総研による調査結果によっても、そのことをうかがい知ることができます。
Threadsを登録している人の82.1%が、「今後も継続したい」と回答しているのです。
Instagramを提供するメタ社の新サービスということも、Threadsが信頼性を確保できている大きな要因となっています。
さらに、Instagramを利用しているユーザーにとって登録が簡単なことや、操作性がXやInstagramに酷似していることも、使用のハードルを下げる要因になっています。
また、日本国内に留まらず、パリに本社を構える市場調査会社のイプソス(IPSOS)が行った世論調査によると、米国在住のXユーザーの半数近くが「Threadsに乗り換える可能性がある」と回答しているのです。
高いエンゲージメント率も
エンゲージメント率に関しても、驚くべき現象が発生しました。XとThreads両方のアカウントを持つ30ブランドを比較した調査において、ThreadsがXを上回ることがあったのです。
とくに、Xと比較される機会の多いThreadsでの「いいね」の獲得に関しては、Xの8倍もの数を獲得したアカウントもあり、高いエンゲージメントを獲得できる可能性を示唆していると言えるでしょう。
Threads(スレッズ)を広告プラットフォームにするメリットとは
意図的にマーケティングに注力しても、SNSの公式アカウント開設後、短期間に大量のフォロワーを獲得することは難しいものです。
しかし、ThreadsはXやInstagramと比較しても、驚くべきスピードで1億人というユーザーを獲得しています。
Instagramの恩恵によって
それを可能にした大きな要因は、Instagramです。同じメタ社が提供しているというメリットを活かし、登録作業の簡素化を実現させたのです。
デジタル機器を使いこなす世代であっても、登録作業には抵抗を感じる人が多くなります。ましてや、それ以上の年代になると、使用以前に登録の時点で足踏みしてしまう人も多くなります。
Instagramの登録が必要という条件はありますが、自身のInstagramのアカウントから自動で情報を引き継いでくれるという利便性は代表的な他のSNSにはない特徴であり、大きなメリットともいえるでしょう。
より細かなターゲット設定も
さらに、Instagramでフォローしている全アカウントをThreadsでも自動でフォローできますが、Threadsでフォローしたいアカウントを個別に指定できる仕組みになっています。
ユーザーはInstagramとThreadsでフォローの使い分けができるので、マーケティングを行う企業にとっても、より細かなターゲット設定が可能になるというメリットがあります。
Threads(スレッズ)の広告利用について
結論から言ってしまうと、現時点ではThreadsが広告プラットフォームになる具体的日時について、メタ社では言及していません。
期待の大きいThreadsにおける広告プラットフォーム利用
しかし、話題性の高いThreadsにおける広告プラットフォーム利用の可能性は、多くの企業によって探られている。
実際の施策を検討するブランド各社とマーケティング各社にとって、Threadsの広告フォーマット利用開始日は大きな関心事になっています。
「Threadsは今後2年間で年間1兆円以上の収益を生み出す可能性がある」と分析した世界的アナリストと同じように、多くのマーケターがThreadsの広告プラットフォームでの可能性を確信しているからです。
2023年の第1四半期に好調な売り上げを果たしたメタ社にしても、Threadsの貢献による売上高の上積みは大きな関心となっています。
成功体験を踏まえた運用開始日の決定
このような多くの企業やマーケターから注目される広告プラットフォームの実装ですが、メタ社は、広告導入時期については口を閉ざしています。
Threadsが広告を導入するのは、「ユーザー基盤が一定の必要量に達してからではないか」と憶測されますが、「一定の必要量」も基準があいまいなため、広告サービス開始のタイミングを掴むことが難しくなっているのです。
しかし、Threadsが広告サービス開始のタイミングを公表しないのには、メタ社の戦略的な判断があるという意見もあります。
メタ社の人気アプリであるInstagramやFacebookにしても、登場時の話題性によって新規に登録したユーザーが完全に定着してから、ホーム画面のフィードに広告を表示するという段階を踏んできています。
これらの成功体験を踏まえ、メタ社はThreadsでの「広告運用実装のベストタイミング」を待っていると考えられるのです。
そこには、注目度の高い時点で出稿することは無駄であり、アプリに慣れた大量のユーザーがじっくりとコンテンツ閲覧ができるようになるまで、広告導入を控えるという魂胆が見え隠れしています。
それだけ、メタ社はThreadsの広告運用に自信を持っているということであり、適切なタイミングで運用を開始すれば、企業はその恩恵にあずかれるということなのです。
まとめ
この記事では、Threads(スレッズ)の将来性や広告プラットフォームとしての利用価値について解説しました。
Threadsの可能性を語る上で、Xについて言及しないわけにはいきません。混乱や困惑を引き起こすXに危機感を持つユーザーやマーケターは、Threadsに大きな期待を抱いています。
写真や動画を通したコミュニケーションを目的とするSNSであるInstagramを提供しているメタ社の強みをいかせれば、Z世代の消費者に訴求するチャンスが高くなります。
さらに、Facebookを代表するようにメタ社はビジネス利用が多く、そのような特徴もマーケティングに生かすことが可能です。
しかし、将来性が高く広告プラットフォームとしての利用価値が高いと言えるThreadsですが、早めの運用開始が必要となります。
企業におけるマーケティングコミュニケーションやキャンペーン情報の発信など、様々な情報を視覚的に拡散できるSNSによる情報拡散の影響は無視できなくなっています。
Threadsで広告運用が開始になる際には、ユーザーによる情報拡散やマスコミの報道などが活発に行われることとなり、注目度が再びアップすると考えられるからです。
そこからThreadsでの広告運用の準備を始めても、話題が集まる絶好の機会を逃すこととなり、多くのThreads広告に埋もれてしまうことにもなりかねません。
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