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X(旧Twitter)の企業アカウント運用ガイド|メリット・デメリット・基本ステップ・成功事例
最終更新日 2024年10月17日(Thu)
記事作成日 2023年6月27日(Tue)
近年、企業がマーケティング戦略にSNSを取り入れることは、もはや一般的になりました。
テキスト主体のX(旧Twitter)は、情報の即時性や拡散力を強みとするプラットフォームとして、企業の成長に大きく貢献します。
本記事では、企業の広報・マーケティング担当者の皆さんに向け、X(旧Twitter)をうまく運用するための具体的なノウハウをお伝えします。
目次
企業がX(旧Twitter)を運用する前に理解しておくこと
企業がX(旧Twitter)を運用する際には、まずそのプラットフォームの基本的な特性や機能を理解することが重要です。
Xは他のSNSと異なり、短文による情報の発信と、リツイートによる迅速な拡散が特長です。この特性を活かすことで、企業は効率的にブランドの認知度を高められます。
企業がX(旧Twitter)でアカウント運用する重要性
X(旧Twitter)は全世界で3億人を超えるユーザーが集まるプラットフォームであり、日本でも4,500万人ほどのアクティブユーザー数を誇ります。
その規模を活かせば、企業の製品やサービス、価値観を即座に世界に広めることが可能です。企業アカウントから情報を発信することで、製品リリースやイベント情報などをターゲットに向けてダイレクトに伝えることができます。
ハッシュタグを活用したキャンペーンでは、フォロワーだけでなくそれを見つけた他のユーザーも参加することができ、大規模な拡散を見込むことができます。また、ユーザーとの直接的なコミュニケーションにより、ニーズや不満点を把握し、それを元にした新商品開発や改善案を考案することも可能となります。
フォロワーからの反響を即座に確認することで、市場の動向を把握し、製品開発やマーケティング戦略のブラッシュアップにつなげることができます。
企業がX(旧Twitter)を運用するメリット6選
では、X(旧Twitter)で企業アカウントを運用するメリットは何でしょうか。
本章では、その5つのメリットを紹介します。
1.自社の商品やサービスを多くの人に知ってもらえる
企業でX(旧Twitter)を運用すれば、自社の商品やサービスを効率よく多くの人に知ってもらえます。
X(旧Twitter)のユーザー数は約4,500万人と日本の人口の約3分の1にあたるので、多くの人にPRできる可能性があります。
広告やキャンペーンなどを活用して上手にX(旧Twitter)を運用すれば、従来の方法ではリーチできなかった範囲にまでアピールできるでしょう。
2.拡散性が高い
X(旧Twitter)はリポスト(旧:リツイート)によって多くの人に投稿を周知できる機能があります。
リポスト(旧:リツイート)されると、自分の投稿がリポストしてくれた人のフォロワーの目に入ることになり、自分が発信した情報をより多くの人に知ってもらえるのです。
いわゆるインフルエンサーとよばれる人にリポスト(旧:リツイート)してもらえれば、さらに投稿が拡散できる効果が期待できます。
3.リアルタイムで情報を伝えられる
X(旧Twitter)は文字だけですぐに投稿が可能であり、リポスト(旧:リツイート)による拡散性も高いSNSです。
リアルタイムで情報を広められるのは、X(旧Twitter)ならではのメリットあり、大きな特徴です。
ニュースがテレビよりも先にX(旧Twitter)で広まるといった現象も珍しくはないことで、最近は災害時にもX(旧Twitter)でタイムリーな情報を確認できます。
4.自社のブランディングができる
上手にX(旧Twitter)アカウントを運用すれば、自社のブランディングに利用できます。
テレビCMや雑誌などに広告を出すには費用がかかりますが、X(旧Twitter)は無料で利用できてお金をかけずブランディングできるのがメリットです。
無料で投稿できる文字数は140文字と限られてはいるものの、自社サービスの世界観を作れるのがX(旧Twitter)の魅力です。
5.コミュニケーションがとれる
X(旧Twitter)を活用してユーザーとダイレクトにコミュニケーションできるのもメリットです。
匿名でも利用できるX(旧Twitter)上では、企業の公式アカウントに一般ユーザーがリアクションしていることも珍しくありません。
X(旧Twitter)を通してユーザーとコミュニケーションをとることで、自社の商品やサービスをより近い距離でアピールできます。
6.PRに活用できる
X(旧Twitter)は様々な用途で利用できるSNSであり、企業のPRにも活用できます。
実際に、リアルタイム性や拡散性の高さを活かしてX(旧Twitter)で広報する企業も多く存在しています。
新商品やキャンペーン情報をX(旧Twitter)で発信すれば、効率良く多くの人に知ってもらえる可能性があるのです。
企業がX(旧Twitter)を運用するデメリット4選
X(旧Twitter)は有効活用すれば非常に強力な広報ツールとなりますが、使い方を間違えると炎上や企業イメージの低下などに繋がるリスクもあります。
投稿ひとつで思わぬ影響が出る可能性もあるため、X(旧Twitter)運用のデメリットをしっかり理解しておきましょう。
1.炎上リスク
X(旧Twitter)を運用する際には、特に炎上リスクに注意が必要です。X(旧Twitter)は拡散力が高いため、一つの投稿で企業のブランドイメージが瞬時に損なわれることがあります。そのため、企業アカウントでは社内で運用ルールを定め、コンプライアンスに沿った投稿を徹底することが重要です。
また、問い合わせ対応も重要な要素です。適切な対応ルールを設定することで、ユーザーからの信頼を得て、ブランドイメージを向上させることができます。
対応ルールを決める際は、問い合わせに対する返答の方法、速さ、質、対応の量などを考慮し、敬語の使い方や謝罪文のマニュアル化なども含めて社内でしっかりと準備しておくことが推奨されます。
2.運用に手間がかかる
X(旧Twitter)の運用には労力と継続が必要であり、手間がかかります。
企業アカウントの運用の効果を出すためには、頻繁な投稿やユーザーへのリアクションなどのタスクをこなしながら継続して発信することが大切です。
運用にかかるコストに見合う成果を出す必要があるので、手間と成果のバランスを考えながら運用するのが難しいと感じることもあるでしょう。
3.成果が出るまでに時間がかかる
X(旧Twitter)を活用して広報やPRを成功させるには、多くのユーザーに情報を見てもらう必要があるのでフォロワーの獲得が不可欠です。
より多くの人のタイムラインに投稿を表示させるためにも、時間をかけてアカウントを育てていく必要があります。
X(旧Twitter)運用をはじめればすぐに成果が出るというというわけではないので、時間がかかってしまうのはデメリットです。
4.運用代行業者に依頼する場合費用がかかる
X(旧Twitter)そのものは無料で利用できますが、運用を第三者に依頼すると費用がかかるというデメリットがあります。
運用代行業者はSNSの運用経験が豊富で炎上対策や成果をあげるためのノウハウを持ったスペシャリストです。
X(旧Twitter)運用の代行を依頼すれば自分たちで管理する手間や炎上などのリスクを削減できますが、その分費用がかかるという点は注意しましょう。
とはいえX(旧Twitter)の運用に慣れていない人やリスク対策を重視したい場合は費用対効果が得られる可能性が高いので、手段のひとつとして検討してみても良いですね。
企業のX(旧Twitter)運用における基本4ステップ
X(旧Twitter)の運用は一見シンプルに見えますが、成果を出すにはしっかりとした戦略とフローが必要です。
そこで、X(旧Twitter)運用の基本を4つの段階に分け、それぞれ具体的に解説します。
- 運用目的の設定
- ターゲット・ペルソナの明確化
- 投稿時間の最適化
- 有益な情報の発信
これらのステップを踏むことで、X(旧Twitter)をビジネスに活用するための戦略がより明確になるでしょう。
STEP1.企業の運用目的を明確にする
X(旧Twitter)運用の最初のステップは「目的設定」です。
多くの企業は、SNSで認知を高め、売上を上げたいと考えますが、これでは考えが漠然として、具体性に欠けています。
(例)
- キャンペーンやプロモーションの場にする
- 新商品の認知度を上げる
- ユーザーからのフィードバック収集をしてエンゲージメントを高める
上記のように運用の目的をより明確にすることで、投稿内容や交流方法に方向性が出ます。
また、「 XからECサイトへ月●●件誘導、うち●●件売上に繋げる」というように、達成指標を設定することで運用の成果を数値的に捉えることが可能となります。
STEP2.具体的なペルソナ設定をする
X(旧Twitter)運用では、自社の商品やサービスを必要としているユーザー(ターゲット)を明確に設定し、そのユーザーがどのような人物(ペルソナ)であるかを具体的にイメージすることが重要です。
- 年齢
- 性別
- 職業
- 趣味
- ライフスタイル等
まずは、これらの基本情報を集めます。
これらの情報を元に具体的なペルソナを作り上げることで、その人物が何を求めているのか、どのような情報に興味を持つのかが見えてきます。
例えば、「目尻のシワ取りクリーム」を販売する会社であれば、40~50代女性、子育ても落ち着いてきて、仕事が休みの土日にはネットショッピングや友人と出かける、というような具体的な設定です。
そして、そのペルソナに合わせたコンテンツを提供することで、効果的なコミュニケーションを行う方向性が見えてきます。
STEP3.ターゲットがアクティブになる時間帯に投稿する
X(旧Twitter)のユーザーは24時間いつでも情報をチェックしているわけではありません。
そのため、多くのフォロワーがアクティブになる時間帯に合わせて投稿を行うことで、情報を多くのユーザーに届けることができます。具体的な投稿時間はユーザーの属性や生活スタイルによります。
(例)
- 働く男性:通勤時間、就業後
- 専業主婦:11~13時頃
- 学生:通学時間帯、夕方、21時以降
上記のような時間帯に合わせ、最適なタイミングで発信しましょう。
STEP4.フォロワーが求める有益情報の提供
X(旧Twitter)上でフォロワーの反応を引き出すためには、彼らにとって価値ある情報を提供することが必要です。
特に、お得なキャンペーンや限定クーポンなどは喜ばれ、フォロー解除が起こりづらくなります。
他にも、新製品の情報、製品の使い方やライフハック、企業の最新ニュース、スタッフなど、フォロワーが共有したくなるような内容を考えてみましょう。
また、一方的な情報発信だけでなく、ユーザーのポスト(旧:ツイート)に対するリプライやリポスト(旧:リツイート)、質問箱を設けるなどの形でコミュニケーションを取ることで、フォロワーとの信頼関係を深め、より有益な情報発信につなげることが可能です。
企業が続けるべきX(旧Twitter)運用中の実践
X(旧Twitter)での成功は一夜にして得られるものではありません。
実践的なアクションプランを作成し、それをコンスタントに実行していくことが重要です。
この章では、X(旧Twitter)で成功するためのアクションプランとして、エンゲージメントを高める投稿の特徴、トレンド活用法、競合や人気アカウントからの学び、ユーザーとの効果的なコミュニケーション方法を紹介します。
1.フォロワーの関心を引くテーマ選び
まず、投稿内容はフォロワーが関心を持つテーマにすることです。
ハッシュタグを利用して特定の話題にリンクするテーマを選ぶとよいでしょう。
視覚的に惹きつける要素(画像や動画など)を使い、質問を投げかけるなどして、フォロワーに対話を促す内容にするとより良い反応が得られます。
これらを踏まえた上で、適切なタイミングで投稿を行いましょう。
2.トレンドに合わせた自然な投稿
X(旧Twitter)では、トレンド(流行りのキーワードや話題)を取り入れた運用が効果的です。
X(旧Twitter)のトレンドリストを確認し、自社の業界や商品、サービスに関連するものがないかチェックしましょう。
そして、そのトレンドに合わせた投稿を行うことで、多くのユーザーに露出するチャンスを得られます。ただし、無理に関連づけるのではなく、自然な形でトレンドを取り入れることが大切です。
3.ユーザーとのエンゲージメント強化
X(旧Twitter)では、一方的な情報発信だけでなく、ユーザーとのコミュニケーションが重要です。
- ユーザーからのメッセージやリプライに対して迅速に対応する
- ユーザー参加型の質問を投げかける
- 商品等に対する意見を求める
このように積極的にユーザーとのコミュニケーションを取ることで、自社に対する関心を深め、エンゲージメントを高めることができます。
また、ユーザーとのコミュニケーションから得られるフィードバックは、商品開発やサービス改善、さらにはマーケティング戦略の見直しに繋がる貴重な情報となります。
4.競合や人気アカウントの運用分析
競合や人気アカウントのX(旧Twitter)運用を観察することで、成功する要因や改善点を見つけることができます。
定期的に競合のアカウントをチェックし、彼らがどのような投稿を行い、どのような反応を得ているかを分析しましょう。
また、その中で特に反響が大きかった投稿は何か、その要因は何かを考えることで、自社の運用に活かすことが可能です。
5.アナリティクス機能を使ったデータ分析
競合や人気アカウントだけでなく、自社アカウントの調査ももちろん必要です。
X(旧Twitter)のアナリティクス機能を利用して、投稿のインプレッション数やエンゲージメント数、フォロワー数の推移などを定期的に確認します。
収集データからどの投稿がよい反応を得られたのか、その理由は何かを分析していきます。分析結果を基に、投稿内容や時間、ハッシュタグの使い方などを改善していきましょう。
こうした分析と改善は、X(旧Twitter)で運用を続ける限り行うべき作業です。結果はすぐには現れませんが、継続的な努力を通じてユーザーとの良好な関係を築いていくことが求められます。
X(旧Twitter)を活用した企業の成功事例
本章では、実際にXを活用して売上貢献などに成功した企業の事例を紹介します。
キャンペーンと上手に組み合わせることで、成功したケースもあります。
成功企業1.ウェンディーズ
アメリカのファストフードチェーンは、他社と差別化を図るために独自のユーモラスなトーンでポスト(旧:ツイート)を行い、大きな話題を呼んでいます。
中の人を親しみやすいキャラクターに設定することで、X運用に成功している企業は多いです。
Tweets by Wendys_jp
成功企業2.Netflix
インターネット上で映画やドラマ、アニメなどを見ることが出来るNetflix。
フォロワーとのコミュニケーションを大切にし、新作情報だけでなく、視聴者にリポストを促進するキャンペーン投稿も行っています。
これにより、ブランドの存在感を強化し、視聴者との強い絆を作り上げています。
Tweets by NetflixJP
成功企業3.スカイスキャナー
スカイスキャナーは、X(旧Twitter)をカスタマーサポートの一環として活用し、旅行者に質問を投げかける形式で投稿しています。
ユーザーからの回答に対して、リアルタイムでレスポンスを返すことで、高い評価を得ています。
「今まで行ったことがない旅先どこか1つに無料で行けるとしたら、どこを選ぶ?」
「今までに行ったことがあって、自分以外のほとんどの人が行ったことがないと思う旅先は?」
などの投稿は、写真付きで回答されており、旅行好きユーザーから熱い支持を得ています。
成功企業4.オハヨー乳業株式会社
最後に、LIDDELL株式会社が提供するLIW(LIDDELL INFLUENCER WORKSPACE )を利用して、X(旧Twitter)でインフルエンサーマーケティングを実施した事例です。
以前より商品PRでは、Instagramのみを使っていましたが、課題であった若年層へのアプローチのためにX(旧Twitter)運用をスタートすることに。
その結果、今まで網羅できなかった若年層まで自社の情報を届けることに成功しました。
熱意のあるインフルエンサーがPR色を出しすぎず自然で工夫した投稿をすることで、今まで届かなかった顧客層へのアプローチが叶ったのです。
企業のX(旧Twitter)運用で広告配信は必要か
X(旧Twitter)広告は、そのリアルタイム性と直接的なリーチ力が特長です。
情報がリアルタイムで共有されるX(旧Twitter)での広告出稿は、企業のメッセージをタイムリーにユーザーに伝えることができます。
細かなターゲティングが可能なため、自社の製品やサービスに興味がありそうなユーザーにピンポイントで配信でき、広告による効果に期待が高まります。
詳しくは、公式のサポートhttps://business.twitter.com/ja/campaign/ad-lp-s1.htmlをご確認ください。
X(旧Twitter)広告の配信手続き
X(旧Twitter)広告を配信するにあたっては、まずリーチするユーザー層と広告の目的を設定します。
X(旧Twitter)の広告は有料コンテンツです。
- テキスト広告
- 画像広告
- 動画広告
- カルーセル広告
- モーメント広告
Xでは、主に上記のような広告スタイルがあります。予算や広告配信の内容を決め。これらが整えば広告の配信を開始し、結果をもとに改善策を立案します。
X(旧Twitter)広告の効果的な最適化方法
X(旧Twitter)広告を最適化するには、定量的な目標(KPI)を設定し、それに基づいて広告の成果を分析することが重要です。
広告文やビジュアル、ターゲティング設定などを見直し、必要に応じて修正を加えていくことが求められます。効果的な広告運用を続けるためには、評価と改善のサイクルを常に繰り返すことが大切です。
まとめ
この記事ではX(旧Twitter)運用のメリットやデメリット、投稿戦略、アカウント運用のノウハウを紹介しました。
X(旧Twitter)は無料で投稿できる世界最大級のSNSであり、近年多くの企業がX(旧Twitter)を活用したマーケティングを導入しています。
リアルタイムに情報を共有できるのが魅力で、新規顧客開拓、商品の認知拡大、販売促進などの効果が期待できます。
とはいえX(旧Twitter)運用は投稿の企画から分析までに時間や手間がかかり、自社で通常の業務と並行して運用をしていくのは容易ではありません。
時間と労力をかけても思うような成果が出ず、X(旧Twitter)運用を挫折してしまう企業も多いのが現状です。
SNS運用において最も難易度が高いのは、フォロワーが少ない状態から一定数のフォロワーを集めるまでのフェーズです。
ある程度のフォロワーが集まれば、そこからはSNSの仕組み上フォロワーは増えやすくなります。
LIDDELLでは、【認知・周知 ▷ 広告・宣伝 ▷ 制作・運用 ▷ 接客・販売 ▷ 調査・開発】の5つのメイン機能を一元管理し、貴社のインフルエンサーマーケティングを成功に導きます。
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