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商品が飛ぶように売れる動画活用法6選!視覚で魅せるECサイト制作
最終更新日 2024年9月6日(Fri)
記事作成日 2024年5月17日(Fri)
ECサイトにおける販売促進に今や欠かせない存在の、動画コンテンツ。画像以上に多くの情報を伝えることのできる動画は、商品の魅力をより分かりやすくユーザーへアピールし、サイト全体の売上アップへと直結します。
一方で、どのような動画を制作したら良いか分からないいなど、企業にとってハードルが高いという課題も。
この記事では、ECサイトでの動画活用のメリット・デメリットと、顧客の心を掴む具体的な活用方法をご紹介します。
目次
「動画EC」と「動画広告」の違い
EC業界では、サイト内に動画を設置することで顧客への訴求力を高め、売上アップを図ることが戦略の1つとして常識化しつつあります。「動画EC」と呼ばれるこの手法は、どのような手法でしょうか。
「動画EC」と「動画広告」はどちらもよく使われる言葉ですが、以下のような違いがあります。
動画ECとは
動画EC(エレクトロニック・コマース)とは、インターネット上で商品の紹介・販売を行う電子商取引の一種で、特に動画コンテンツを利用して商品の魅力を伝えることを指します。動画ECの特徴として特に注目される点は、生の商品情報が視覚的に提供されることです。
- 商品の特徴や細部
- カスタマーレビュー
- 製品の生産背景
例えば、このような内容を動画として消費者に伝えることができます。また、動画ECでは、視聴者が直接商品ページへアクセスできるリンクを設けるなど、購入までスムーズに誘導できる導線作りも不可欠です。
動画広告との違い
企業における商品の販売促進戦略では、同じように動画を用いた広告でPRするケースがあります。両者の明確な目的の違いとしては、一般的に動画ECは、商品掲載サイト内での「販売プロモーション」を目的としています。一方の動画広告は、他のさまざまなメディアへの露出を増やし、ユーザーへの認知・販売促進を目的とする広告手法です。
動画ECは商品購入を検討している人への後押し、動画広告は商品を知らなかった人へ購入を検討してもらうきっかけ作り、というようなイメージでしょう。
ECサイトで動画を活用するメリット3選
ECサイトへの動画コンテンツ導入は、従来の静止画像だけの商品紹介とは異なり、購買行動に大きな影響を与えることが期待されます。現代の消費者ニーズに応える強力なツールであり、商品の魅力を伝えたり、豊富な商品情報を提供したりすることで、ECサイトの魅力を大いに引き立てます。これらの具体的なメリットを3つ紹介しましょう。
メリット①商品を際立たせられる
動画コンテンツは、テキストや静止画像とは異なる方法で消費者の興味を引きつけます。商品の特徴を実際に見て感じることができるため、消費者は商品に対する理解を深めやすいです。
例えば、動きのある映像で、使い心地や機能性をリアルに伝えることができます。特に体型を気にする世代のレディース服など、素材や着た時のシルエットをビジュアルで伝えるのに適しているでしょう。そうすることによって、消費者の意思決定に役立つ情報を直感的に提供し、購入までの後押しを実現します。
メリット②信頼度のアップに繋げられる
世の中には、オンラインで商品販売を行うたくさんの企業があります。しかし、販売先の住所がマンションの一室であったり、商品が日本製じゃなかったりすると、消費者は不安を覚えます。そんな時は、まさに動画の活用がピッタリです。
- 社内や商品の管理状況
- 生産工程
- 格安・高額商品の理由
- 返品・返金制度
このような点を伝えることで、消費者の不安に寄り添い、安心できるショッピングタイムを提供します。
メリット③SEO効果の向上に繋がる
動画の活用は、SEO対策としても有効です。検索エンジンはユーザーに価値ある情報を提供する、動画コンテンツを含むページを高く評価する傾向にあります。
また、動画の設置によって、ユーザーのサイトへの長時間滞在や、コンバージョン率の向上が期待できます。この点も、SEO評価に有効でしょう。
ECサイトで動画を活用するデメリット2選と対策
ECサイトでの動画の活用は、販売促進に向けた多くのメリットがあります。しかし、一方で制作コストや、動画を閲覧するためのユーザー環境面でのデメリットも存在します。これらの問題に対して、どのような解決法があるのか考察していきましょう。
デメリット①コストと時間のバランスを考えた動画制作が必要
動画は高いプロモーション効果を持っている一方で、その制作には相応のコストと時間が必要です。特に高品質な動画を作成しようとすると、専門の機材や技術、編集作業が必要になりがちです。これを克服するためには、以下の2点が鍵となります。
- 制作プロセスの見直し
- コストパフォーマンスの向上
例えば、外部の制作会社へ依頼する際は、オーダーではなくテンプレートを使用したり、動画の再利用をしたりすることです。スキルアップを図り、外部委託に費用をかけることなく社内で制作できるケースもあるでしょう。
また、社外と社内の中間的なバランスを取るなら、「インフルエンサーの起用」を推奨します。インフルエンサーは、日々たくさんの人の心を掴むために努力しており、短い時間(ショート動画)で商品の魅力を伝えるという点で、非常に長けているからです。
フォロワー数に応じた価格設定ができるため、自社の予算に合わせて好みのインフルエンサーを起用できます。
デメリット②サイトが重くなり表示速度が遅くなる
動画を用いることで、データ容量が重くなりサイトに負荷がかかってしまうのがデメリットです。これは上記のメリットに挙げた「SEO対策」にも、悪影響となりかねません。これは、自社サイトか他のECサイトかによって、対応が異なります。
- 自社サイトの場合:企業サイドで制作動画のデータ圧縮対策が必要
- 他社サイトの場合:提供サイトの方法に乗っ取り動画を制作する
また、SEO評価と同じように、表示速度が遅くなることでユーザーが商品ページから離脱することが懸念されます。また、スマートフォンなどのデバイスで契約データ容量が少ない人にとっても、Wi-Fi環境が無い場所では同様でしょう。アップロードする動画尺度に注意しながら、実践してみてください。
ECサイトにおける6つの動画活用法
本章では、ECサイトで動画を活用する6つの具体的な方法に焦点を当てて、それぞれのアプローチと実際の運用例をご紹介します。これらの活用法は、顧客との繋がりを作り出し、最終的な売上アップに直結する可能性が高いことから、非常に価値があるのです。
①商品の使い方・特徴を伝える
商品を紹介する動画は、単に見た目を披露するだけではなく、その特徴や機能性を明確に伝えることが大切です。例えば、高性能な掃除機を販売する場合、その吸引力や使いやすさを実際に動いている様子を通じて見せることが有効です。
また、専門的な説明を交えながら製品のメリットや操作方法を説明することで、消費者に対し製品への理解を深めてもらうことが可能になります。
②商品の生産過程を伝える
透明性と信頼性を提供するために、商品の生産過程を紹介する動画は大変有効です。
消費者は、どのように商品が作られているかに興味を持っています。
- 原材料の調達
- 製造工程
- スタッフによる梱包
これら一連の流れを動画で視覚化することで、その品質やブランドの倫理観をアピールできます。特にオーガニック製品やハンドメイド商品など、その過程に価値を見いだす顧客にとっては、購買意欲を高めるポイントとなります。
③商品の比較検証を行う
顧客が製品を選ぶ際には、他の製品との比較を行いたいと考えることが多いです。自社製品と他社製品を比べ、明確な性能の違いを提示する比較検証動画は購入決定の手助けとなり、消費者の信頼を獲得する手段にもなります。
ただし、誠実で公平な情報提供を心がけることが大事です。一方的な自社製品の優位性ばかりを強調したり、他社製品を特定できるような形で否定的な配信をしたりすると、相手方の企業から損害賠償請求されるようなトラブルに繋がりかねません。
④商品PRをする
新製品発表や期間限定キャンペーンなど、一定期間のうちに行いたい商品のPRにおいて、動画は特に強力なツールです。魅力的な映像と音楽、インフルエンサーの起用など、様々な手法を組み合わせることで、視聴者の記憶に残るコンテンツを作成することが可能です。
さらに、動画はシェアされやすい性質を持っているため、SNSを通じて拡散しやすく、大きな「バイラル効果」を期待できます。
⑤カスタマーレビューを伝える
実際に商品を購入した顧客の声は新たな顧客を獲得する上で非常に影響力があり、動画によるカスタマーレビューの伝達は信頼性の高い手法です。商品を使用して満足している様子や、実際にどのようなメリットがあったかといった体験談を映像化し、リアルな使用感を伝えることができます。
- インタビュー形式で顧客の感想を収録
- 使用前後の変化をビフォーアフター動画で示す
これらは、サイトへの滞在時間を伸ばし、さらに他の顧客の購入を後押しをする効果的な活用法です。
⑥メルマガを配信する
メルマガ内に動画コンテンツを埋め込むことで、情報発信の手段を一新し、顧客の積極的な関心を引き出すことができます。
例えば、クーポン情報や特別な割引情報など、重要なお知らせを映像を通じてダイレクトに伝えることで、顧客とのより深い関わりの構築が可能です。動画を使ったメルマガは、単なるテキスト情報よりも視覚的に訴える力が強く、高い開封率やクリック率を達成する可能性があります。
また、リンクをクリックすることで動画を視聴する形式ならば、顧客をECサイトに誘導することもできるため、ダイレクトな販売促進につながるでしょう。
ECサイトでの動画活用による売上アップは「約9割」
ECサイトと動画コンテンツの掛け合わせは、実際の売上向上に大きく貢献していることが明らかになりました。動画制作サービスを行う株式会社サムシングファンが行った調査では、対象者の約9割がECサイトの売上がアップしたと回答しています。以下で、調査結果の一部を紹介しましょう。
【調査概要】
調査概要:EC事業の動画活用に関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
調査期間:2022年6月23日〜同年6月24日
有効回答:卸売・小売・製造業のEC/DtoC担当者110名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
ECサイトの動画で伝えている情報は?
本調査では「Q2.動画で購入者や見込み顧客に伝えている情報を教えてください。(複数回答)」(n=110)という問いに対して、以下のような回答結果となりました。
トップは「商品の性能や品質」の55.5%、僅差で「インフルエンサーを活用したプロモーション動画」が53.6%となっています。インフルエンサーの起用は今後も動画EC分野において、ますます需要が高くなっていくと予想されます。
ECサイトでの動画活用で売上アップした企業の割合は?
また、「Q4.動画活用前と比較し、動画を活用することにより売上は上がりましたか。」(n=110)という質問に対して、以下の回答結果となりました。
「非常に上がった」が19.1%、「やや上がった」が68.2%で合計87.3%となっており、極めて高い結果であることが伺えるでしょう。さらに、この87.3%の企業を対象に「Q5.動画活用前と比較し、売上はどの程度上がりましたか。」(n=96)と質問したところ、「130~150%」が最も高い34.4%となりました。
売上が1.5倍以上アップしたと回答する企業は23.9%で、ECサイトでの動画活用は販売促進への可能性を秘めていると言えます。
まとめ
本記事では、ECサイトにおける動画活用のメリット・デメリットとその対策を解説し、具体的な6つの活用法を紹介しました。ビジュアルコンテンツの重要性、SEO評価との繋がり、レビュー動画を通じたユーザーとの関係性など、動画を活用する上で抑えるべきポイントがたくさんあります。
そして、ECサイトでの動画活用もまた、インフルエンサーの活躍の場となっています。EC動画でインフルエンサーの起用をお考えの方は、弊社にお任せください。
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