コラム

YouTubeで企業アカウントを運営するメリット7選!成功したチャンネルについても紹介

最終更新日 2025年3月7日(Fri)

記事作成日 2023年11月24日(Fri)

「YouTubeを運用するメリットはある?」
「他のSNSでも動画は投稿できるのにYouTubeを使う意味は?」
「実際に成功している企業チャンネルはどのような施策をしているの?」

このような疑問を持っている企業のSNS担当者の方が多いのではないでしょうか。

YouTubeといえば動画やライブ配信をメインとするプラットフォームですが、他のSNSでできないことではありません。また配信者の声として「再生数が伸びず稼げなくなった」ということから、オワコンと言われることもあります。

しかし総務省の「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、10代〜60代におけるYouTubeの利用率は87.1%、特に10代〜30代は90%以上と明らかになりました。つまり、現在も幅広い世代で利用されているため、企業の発信の場としてまだまだ活用できると予想できるのです。

本記事では、YouTubeで企業チャンネルを運用するメリットや実際に成功している企業について紹介します。YouTubeで幅広い世代にアプローチして成果を出したい方は、ぜひ最後までお読みください。

 

YouTubeで企業チャンネルを運用するメリット7選

YouTubeで企業チャンネルを運用するメリット7選

YouTubeで企業チャンネルを運用するメリットは、主に以下の7つがあります。

  1. 新規顧客の獲得につなげやすい
  2. わかりやすい情報を提供できる
  3. 企業や商品・サービスについて知ってもらえる
  4. 分析に有効なデータが得られる
  5. ユーザーを教育する機会になる
  6. 低予算で運用を始められる
  7. 収益化ができる

自社で求めている効果を発揮できるか、この章でぜひ確かめておきましょう。

 

1.新規顧客の獲得につなげやすい

YouTubeでは、動画が視聴されることがきっかけで、新規顧客との接点を作れます。全年代を通して9割弱のユーザが、普段からYouTubeを閲覧しているからです。特に10代〜30代に関しては、利用率が90%を超えています。

参考元:総務省|令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

動画投稿できる他のSNSと比べても、YouTubeは利用率の高さが際立っています。また、検索エンジンの検索結果にYouTubeの動画が優先的に表示されることがあり、より人の目に触れる機会を増やしやすいです。

多くの人の目に触れる機会があるYouTubeなら、今まで自社のマーケティング施策で取りこぼしていたユーザーにまで情報が届く可能性があります。

 

2.わかりやすい情報を提供できる

YouTubeのメインコンテンツである動画は、画像や文字だけの媒体よりも情報をわかりやすく伝えられます。

  • テロップ
  • 映像
  • BGM

などの材料により、視覚や聴覚を多角的に刺激できるためです。臨場感があってリアリティあふれる動画でわかりやすく伝えることは、業界を限らず効果的なマーケティングとなるでしょう。

 

3.企業や商品・サービスについて知ってもらえる

YouTubeなら長尺の動画で、商品やサービスに関してリアリティある情報を届けられます。例えばメイク用品の色や質感、食べ物の美味しそうな湯気などは、テキストだけの媒体では表現しきれません。

YouTube以外のSNSでは、アップロードできる動画の長さと画質が限られている場合が多く、商品やサービスを思う存分に紹介できない場合があります。

利用者やスタッフの表情まで詳細に伝えられ、商品の魅力をより濃く伝えられるでしょう。

 

4.分析に有効なデータが得られる

YouTubeでは、無料で利用できる「YouTubeアナリティクス」の機能で、動画の再生状況などを数値化できます。オフラインの広告やテレビCMよりも、客観的かつ細かなデータを得られる点が魅力です。

例えば動画がどのあたりまで再生されているのか示す「視聴維持率」や、視聴者層に関するデータにより、有料ツールに劣らない分析が可能です。

動画に取り入れた工夫の効果を分析すれば、次の投稿をより効果的なものへとブラッシュアップできるでしょう。

 

5.ユーザーを教育する機会になる

視聴者がすぐに顧客にならずとも、動画やライブ配信の閲覧を通して、ユーザーを教育できます。

例えば自社の動画でマーケティングの方法を紹介したとします。動画の中で「マーケティングを成功させるにはコンサルティングを受けることが重要」と繰り返し強調すれば、視聴者の記憶に「コンサルティングを検討しようかな」と印象が残る可能性があります。さらに、コンサルティングサービスの例として自社の事業を紹介することで、さらに強く教育できます。

セミナーを1,000回開くよりも、回数の上限なく何万回でも再生されるポテンシャルがあるYouTubeの方が、手間もコストもかけずにユーザーを教育できるでしょう。

 

6.低予算で運用を始められる

YouTubeのチャンネル運用は、どのような企業でも無料から始められます。撮影と編集の機材さえあれば動画は作れるため、莫大な初期投資が必要ありません。

マーケティングにかけられる予算が限られている企業には、無料で始められるYouTubeが特に助けとなります。YouTubeなら一度の投稿により半永久的に視聴者の目に触れる、ストック型の宣伝となるでしょう。

動画の作成を外注したとしても、1回のアプローチごとに費用がかかるテレビCMなどと比べれば、安価にプロモーションできます。

 

7.収益化ができる

パートナープログラムへの参加で、YouTubeの機能を使った収益化ができます。例えば、自社商品をショッピングタグを使って紹介したり、メンバーシップ機能で会員限定の有料コンテンツを配信したりできます。

外部リンクへ誘導する意外にも収益を得るための選択肢が広がり、自社の商品・サービスを色々な手段で訴求できるようになるでしょう。

なお、パートナープログラムでYouTubeを収益化するための最短条件は「チャンネル登録者数が 500 人以上」「直近90日間で動画の総再生回数が 3,000時間(またはショート動画の再生が300万回以上)」などです。

 

YouTubeで企業チャンネルを始めるデメリット3つ

YouTubeで企業チャンネルを始めるデメリット3つ

YouTubeで企業チャンネルを始める際には、以下のデメリットもあります。

  • 競合相手が多い
  • コンスタントな発信が必要である
  • ノウハウやスキルがないと結果が出にくい

運用開始後にイメージとのギャップを感じないよう、デメリットも事前に把握しておきましょう。

 

競合相手が多い

YouTubeでは個人ユーザーも数多くチャンネルを開設しているため、必然的に競合も多くなります。

競合が多いと、多くのコンテンツの中で自社の動画が埋もれてしまう可能性があります。動画のクオリティを高めたり、タイトルやサムネで目を引いたり、競合チャンネルと差別化するための工夫が欠かせません。

自社が参入を予定している領域ではどのような競合チャンネルがあるのか事前に調べ、アカウント設計の参考にしてみてください。

 

コンスタントな発信が必要である

YouTubeで成果を出すには、一定数の動画をアップロードし、その後もコンスタントに発信することが大切です。

動画投稿でもライブ配信でも、十分な効果を得るには長期的な運用を前提とした社内リソースが必要です。動画の作成を外注するにも、安定的に費用を捻出することとなるので、依頼を継続できるだけの資金計画を立てましょう。

質の高い動画を継続的に投稿できるよう、計画的なチャンネル運用が求められます。

 

ノウハウやスキルがないと結果が出にくい

ノウハウなしに闇雲に動画を公開しても、十分な結果は得られません。YouTubeで結果を出すには、他のSNSと同様にアルゴリズムを理解することが大切だからです。

また、YouTubeの仕組みだけでなく、ユーザーに好まれる動画作りのスキルも欠かせません。単なる「動画作りのコツ」のみならず、企画の立案や構成考案、編集にいたるまで段階ごとにノウハウが求められます。

自社スタッフではアルゴリズムの理解や動画作成に不安がある場合は、制作会社やコンサルタントの力を借りることも検討してみてください。

 

YouTubeでの企業チャンネル成功事例5選

YouTubeでの企業チャンネル成功事例5選

実際にYouTubeで成功している企業の事例を見ていきましょう。

  • CMでお馴染みのパーソナルジム
  • 大手ファストフードチェーン店
  • 某アパレルブランド
  • 北欧雑貨に特化したECサイト
  • 保育士の転職希望者に向けたチャンネル

自社のチャンネルでも参考にできそうな施策があれば、ぜひ取り入れてみてください。

 

1.CMでお馴染みのパーソナルジム

テレビCMでお馴染みのパーソナルジムは、設備の紹介だけでなく、実際のトレーニング風景や栄養素などの知識も公開しています。

設備の紹介だけでは、入会を本格的に検討している段階の人に向けた限られた情報提供となってしまいます。トレーニングやダイエットに興味を持っている人への発信とすることで、見込み顧客との接点作りを可能にしました。

動画を通してトレーニングやダイエットに興味を持ってもらうことで、ジムを本格的に検討する段階まで教育する効果を発揮できます。

 

2.大手ファストフードチェーン店

某ファストフードの企業チャンネルでは、新商品のCM以外にも、お楽しみコンテンツを投稿しています。

例えば投稿しているのは、キッズ向けメニューに付属するおもちゃの解説や、パッケージや袋を使用した工作動画などです。おもちゃや工作に関する動画では、子供の興味を高めることでファミリー層の来店をうながせるでしょう。

また、食材の安全性を証明するため、生産地の様子なども公開しています。ブランドのファンのみならず、親子連れや食の安全性への関心が高い人など、さまざまなユーザーに寄り添った内容となっています。

 

3.某アパレルブランド

某アパレルブランドの企業チャンネルでは、あえてプロのモデルを起用せず、社員による私服のコーディネートなどを紹介。ブランドを熟知した社員による情報提供で、視聴者は着こなしのアイディアなどを勉強できます。

他にも最新のスキンケアなど、おしゃれに関する情報も公開しているため、単純に新商品を紹介する場にはなっていません。ファッションに興味を持つ視聴者に好まれそうな副次的な話題を予想し、動画の企画案としているのです。

 

4.北欧雑貨に特化したECサイト

北欧らしい暮らしをテーマに、雑貨やファッションを紹介している企業チャンネルです。主にルーティンや料理風景などの動画を投稿し、北欧のライフスタイルをイメージさせることを重視しています。

動画で登場した商品の購入ページを概要欄に添付して、ECサイトへの誘導を徹底。動画を通して商品の使用方法などを教育し、視聴者の購買意欲を高めています。

 

5.保育士の転職希望者に向けたチャンネル

現役保育士と将来の保育士向けの情報を公開しているチャンネルです。

  • 保育士の求人
  • 副業アイディア
  • 資格情報
  • 就職ノウハウ

など、保育士の転職や就職を目指す視聴者へ幅広いコンテンツを提供。ターゲットが欲している情報を広く取り上げ、有益性を高めています。

 

YouTubeを企業が活用する方法3選

YouTubeを企業が活用する方法3選

YouTubeの運用効果を高めるために、次の3点をぜひ意識しましょう。

  • 自社製品のPRやCMをアップロードする
  • インフルエンサーとコラボレーションする
  • 広告機能を使う

1つずつ、ポイントを詳しく紹介します。

 

1.自社製品のPRやCMをアップロードする

商品の魅力を伝えることに重きを置いた運用スタイルです。商品の購入を検討する視聴者の背中を押せるような情報を、積極的に提供します。商品の認知を高めるだけでなく、テキストベースの雑誌や短尺のテレビCMよりも濃い情報を伝えるのに効果的です。

また、すでに購入した人向けに、商品の使い方や管理方法を公開する使い方もできます。商品を長く使ってもらったり、リピート購入に向けて教育したりする効果を期待できます。

 

2.インフルエンサーとコラボレーションする

YouTubeで活動しているインフルエンサーとコラボすることで、商品の認知度の拡大などを狙えます。単純に人気があるインフルエンサーではなく、自社商品と親和性が高い人や、ターゲット層が同じ人とコラボすると効果的です。

例えば、企業チャンネルにゲストとして招待したり、インフルエンサーの動画で商品を紹介してもらったりしましょう。

 

3.広告機能を使う

応用的な活用として、YouTube広告への出稿も検討してみてください。YouTubeでは、動画の再生前後などに流れる広告を有料で配信できます。

基準地点を超えた再生の回数や添付リンクの再生回数などで、広告料金が発生します。1日あたりの消費金額を出稿する企業自身で設定でき、テレビCMや街頭広告と比べて低予算で宣伝できることがメリットです。

どのようなユーザーに広告動画を視聴してもらうか細かく設定できるため、自社のターゲットに向けて効率的に届けられるでしょう。

 

YouTubeで企業チャンネルを運用する際の注意点

YouTubeで企業チャンネルを運用する際の注意点

YouTubeは、新規参入の敷居が低いため競合が多いため、企業チャンネルを開設すればよいというものではありません。

幅広い年代の目に触れる特性上、コンプライアンス意識の欠ける内容を発信により企業イメージを傷つける恐れが考えられます。チャンネルを伸ばすために過激な発言をしたり、競合他社を貶めるような伝え方をしたりすると、意図しない解釈であっても炎上などのトラブルになりかねません。

さらに、動画の内容が企業イメージと異なるとブランディングに悪影響を与える可能性があります。例えば企業イメージは高級志向なのに、新規顧客を獲得するために動画が節約志向の内容になっていると、本来のターゲットが離れることがあるため注意が必要です。

 

まとめ

まとめ

YouTubeは幅広い年齢層のユーザーに利用されていることもあり、多くの企業チャンネルが宣伝の場として積極的に活用しています。アルゴリズムや視聴者の興味を引くための動画作りのコツを学び、戦略的なYouTube運営を目指しましょう。

まずは運用目的の明確化や、ターゲット設定から始めてみるのがおすすめです。

 

LIWでは、YouTubeをはじめとするマーケティング施策の企画戦略から実行までを一貫してサポートしています。6,000社の実績データを基に成功パターンを共有させていただきますので、多業種の企業様に対してもご支援させていただきます。

LIWでは【認知・周知 ▷ 広告・宣伝 ▷ 制作・運用 ▷ 接客・販売 ▷ 調査・開発】

の5つのメイン機能を一元管理し、貴社のSNSやインフルエンサーマーケティング成功に導きます。

 

YouTubeなどのインフルエンサーマーケティングでお悩みの方は、LIWまでご相談ください。

https://service.liddell.tokyo/liw/

 

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