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Xのアカウント分析には「ツイートアクティビティ」が必須!見方や正誤性を解説
最終更新日 2024年9月6日(Fri)
記事作成日 2024年6月29日(Sat)
SNSマーケティングで効果を発揮するには、自社アカウントの発信に「いいね」などアクションを起こした「特定ユーザーのアカウント分析」が非常に重要です。
中でもXには「ツイートアクティビティ」が備わっており、ユーザーの特徴や傾向、また特定ユーザーの興味・関心ごとが分かります。
本記事では「X」におけるツイートアクティビティの分析や、その利用手順・見方などを解説していきます。
目次
Xの運用効果を分析するには「ツイートアクティビティ」の活用が大切
「アクティビティ」は直訳で「活動」という意味を表しますが、Xでの「ツイートアクティビティ」とは具体的にどのような意味なのでしょうか。
ツイートアクティビティとは何か?
ツイートアクティビティとは、自分のアカウントが発信した投稿に対して、閲覧された表示回数や、いいねやコメント・リポストなどの「アクション回数」のことです。
多くの企業やブロガーは、自社のホームページのPV(ページビュー)数を調べる際のツールに「Googleアナリティクス」を用います。
同様にXのツイートアクティビティ解析でも、X内においても「アナリティクス」機能を使ってユーザーのアクションを調査することが可能です。
アナリティクスを利用すると何が分かる?
Xではツイートパフォーマンスを示す「ツイートアクティビティ管理画面(TAD)」と「動画アクティビティ管理画面(VAD)」が備えられており、どちらも無料で利用が可能です。
いずれにおいても、過去28日間のデータが自動的に表示され、測定結果は「.CSV」ファイルでのデータ化もできます。(ただし、エクスポートはツイート3,000件が上限)
TADで分かる主な内容 | VADで分かる主な内容 |
・投稿のインプレッション数
・リポストの数 ・いいねの数 ・返信の数 ・プロフィールへのアクセス数 |
・リテンション(保持率)
・再生率 ・再生完了率 |
エクスポートには、広告用ポストに限定してフィルタリングしたり、日付範囲を変更したりと必要な部分だけを抜粋することも可能です。
また、月ごとに「最もインプレッション数が高いポスト」や「最もエンゲージメント率が高いポスト」などが分かるので、今後の施策に活用できるでしょう。
Xでツイートアクティビティの分析が必須な3つの理由
どんな分野においても、Webマーケティングではオーディエンスの「分析」は欠かせません。この章では、X運用に際して「ツイートアクティビティの分析が必須」と言われる主な理由を3つ解説します。
その1:ポストに対するアクション数が確認できる
1つ目は、どんな内容のポストにどれだけのアクション数が集中しているかを確認するためです。インプレッション数が多い投稿はユーザーの興味が高い内容であると考えられ、類似する内容の発信をより強化していくことで、Xアカウントが成長する可能性を高められます。
運用を開始して間もないアカウントには過去のデータがありませんが、運用開始して28日以降はしっかりパフォーマンスの変動を確認する必要があります。
その2:ポストに対するユーザーの特性が把握できる
2つ目の理由は、ポストに対してユーザーがどんな特性を持っているのかが把握できることです。例えば、フォロワー獲得につながったポストや、外部リンクでコンバージョンにつながったポストの特定などです。
残念ながら、2023年10月現在、「性別」「年齢」「居住地」といった本人の属性に関わる内容については特定ができません。ユーザーの属性については、アクションごとにプロフィールへ飛んで確認する、もしくは外部ツールなどの導入が必要となりそうです。
ユーザーのアクションが高いポストを特定することで、販売達成までのルートが導き出されます。
その3:複数のポスト分析でユーザーが関心のあるコンテンツが分かる
これらの複数のポスト分析を定期的、かつ継続的に行っていくと、ユーザーが何に強い関心を持っているのか、ネタを把握できるようになります。
通常、新しいポストが上に表示されるようになり、日付が古くなるとインプレッション数が高いポストでも下の方に埋もれてしまいます。
ユーザーのインプレッション数が高い投稿は一番上に固定表示しておくことで、新規ユーザーにもPRできるでしょう。
また、インプレッション数・アクション数ともに低いコンテンツは投稿を控えるか、どうしても伝えたい内容であれば別の形に変えてPRして下さい。
Xのツイートアクティビティを使った分析手順
「Googleアナリティクス」を利用する企業やブロガーは多いですが、Xにも「アナリティクス」機能があることを知っている人は意外と多くありません。
Xでツイートアクティビティは無料で確認できますが、「ツイッターアナリティクス」サイトから有効設定が必要です。設定が完了したら、おおよそ2時間以内にアナリティクス機能を利用できるようになります。
ツイートアクティビティの利用手順
設定の完了後、ツイートアクティビティを確認する手順をご紹介します。
Xのアカウントにログインし、管理画面左側にある項目一覧より「もっと見る」>「Creator Studio」>「アナリティクス」の順にクリックして下さい。(下記参照)
Xでアナリティクスを利用するには、ブラウザ版から開く必要があります。
アプリ版ではアナリティクスの分析詳細は確認できませんが、「ツイートアクティビティ」は見ることができます。
ツイートアクティビティの見方
アナリティクスのトップ画面では、「過去28日でのパフォーマンスの変動」が数値化されて示されています。
項目は、「ツイート」「ツイートインプレッション」「プロフィールへのアクセス」「ツイート」「フォロワー数」の5つです。
さらにそれぞれの項目において前月比の増減率が表示されているので、大きく上昇していれば原因を追求してみることで、今後のXアカウントの成長に繋がりそうです。
反対に計測値が大きく下降している項目についても、今後の炎上リスクなどに備え、原因を把握しておきましょう。
上部バーの「ホーム」横にある「ツイート」を選択すると、ツイートアクティビティが棒グラフで表示されます。
棒グラフの下には、各投稿ごとの「インプレッション数」「エンゲージメント数」「エンゲージメント率」の詳細が解析されています。投稿は1つずつクリックできるようになっており、クリックすると「投稿がクリックされた数」「いいねの数」「リプライの数」といったより詳細のツイートアクティビティの確認が可能です。
このツイート画面では、右上の「過去28日間」ボタンを押すとカレンダーが表示され、直近28日よりも前のデータも見ることが可能です。また、隣の「データをエクスポート」ボタンから、先述の通りデータを「.CSV」ファイルとして抽出できます。
上部バーの一番右側にある「詳細」>「動画」を選択すると、投稿した動画の「リテンション(保持率)」「再生数」「再生時間」「完了率」なども解析できます。
Xでツイートアクティビティを使って分析する際の注意点3選
上記で解説したようにXでのアナリティクスを用いたツイートアクティビティ解析は、Webマーケティングの強い見方となるに違いないでしょう。
とても有益な機能ですが、その数値のカウントにおける正誤性には、過大カウントされかねない落とし穴も見られます。下記で説明する3点においては、念頭に置いておきましょう。
自分の起こしたアクションもカウントされる
例えば、人気アカウントに見せるためポストに対して自分(自社アカウント)でも「いいね」をクリックしたとします。
Xのアナリティクスでは、自分の起こしたアクションは計測から除外する機能は付与されておらず、他ユーザーのカウントと一緒に計上されてしまいます。同様に「プロフィールへのアクセス」や「投稿のクリック」など、すべてのアクションが数値に加算されてしまうのです。
純粋にユーザーのツイートアクティビティを知りたい場合、自身での過度なアクティビティは控えましょう。
同アカウントによる重複アクションも全てカウントされる
上記と類似した点で言うと、同じアカウントが重複してアクションを起こした場合、その全てがカウントされてしまいます。
自社に興味を持っている特定のユーザーが何度もプロフィールへアクセスしたとしても、同一アカウントと認証して計上を除外する機能は付与されていません。
前章のアクションについては自分でカウントすることで正確な数値を算出できますが、ユーザー側の徘徊は正誤性が保たれない場合があります。
情報非公開の鍵アカもカウントされる
Xは匿名でのアカウント創設が可能なので、通称「鍵アカ」と呼ばれる情報非公開アカウントが起こしたアクションもカウントされてしまいます。
コンバージョンに繋がりそうなユーザーが情報非公開の鍵アカとなると、プロフィール欄などから見込み客の属性判断もかなわず、アナリティクスの実用性に欠ける一面もあります。
まとめ
この記事では、Xにおけるツイートアクティビティの分析項目や分析の重要性、またアナリティクス利用における手順や正誤性について解説しました。
ツイートアクティビティの分析は、Xでマーケティングをする企業にとっては不可欠で、定期的に計測データの確認が求められます。ユーザーの興味が低いコンテンツばかりを発信して、フォロー離れされないように気をつけていきましょう。
※本記事で解説したXのアルゴリズム・サービスを含む一連の内容は、2023年10月19日時点における情報です。
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