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2023年10月23日(Mon)
無料で手軽に始められることから、今や企業におけるSNSでのデジタル広告は不可欠な存在です。LINE、YouTube、X、Instagram、Facebook、TikTokなど主要SNSのほとんどで、ユーザーは企業広告を目にしていることでしょう。その中でもXでは、2023年7月に「広告収益分配プログラム」がリリースされ、ますます広告事業に注目を集めています。
本記事では、Xでデジタル広告を効果的に用いて、企業が集客・販売を成功させるための秘訣を解説していきます。それぞれの広告における種類・使い方を比較して、自社PRへと生かしていきましょう。
Xで企業が広告運用をするには、非常に多くのメリットが期待できます。Xは匿名でもアカウントを作成できる手軽さから、国内外におけるユーザー数が多く拡散性が非常に高いツールだからです。
2023年10月現在、Xで広告配信をするためには2種類ある有料プランいずれかへの加入が必要ですが、より安価なX Blueでは月額980円で利用できます。自社アカウントから直接投稿を発信し続けることで、広告コストを大幅に削減できるでしょう。
尚、Xでは2023年8月にフォロワー獲得広告の提供を終了する旨の発表がされました。本記事における種類や使い方は2023年10月現在において運用できる情報について掲載していきます。
(出典:X公式ホームページ「Twitter広告プロダクトのリブランディングのお知らせ」より)
企業PRで最も主要に使われているのが、「プロモ広告」です。
運用アカウントの管理画面からの投稿で、文字テキストとともに複数の画像・動画を掲載することができます。タイムライン上に表示されることで多くの人の目に留まり、ユーザーは「いいね」「リポスト」「リプライ」といったアクションが可能です。
プロモ広告は、その仕様によって「画像広告」「動画広告」「カルーセル広告」「モーメント広告」「テキスト広告」の5つに大別されます。
次にご紹介するのは、Amplifyプレロール広告です。
【プレロールとは何か?】
Twitterと提携している200以上のコンテンツ配信パートナーの動画の本編の前に再生される動画広告のことを指します。Twitter Amplifyを使うと、ハイライトやその他の人気の動画クリップなど、利用者が視聴しているブランドセーフなプレミアムコンテンツをターゲットに、プレロール動画コンテンツを再生できます。 (引用:X公式ホームページ「プレロールとは?」抜粋) |
Amplifyプレロール広告を利用することで、ハイライトやその他の人気コンテンツにおいて、興味・関心の高い特定ユーザーへ広告配信できる仕組みで、効果にコミットしたPRができます。
Twitterテイクオーバーは、「買い切り型」の広告仕様で、1日単位で設けられている「広告枠」を購入して配信を行います。Twitterテイクオーバーでは、2種類の仕様があります。
1つ目は、広告をタイムラインの1番上に優先表示させ、Xを開いたユーザーの目に留まらせる「タイムラインテイクオーバー」です。人の心理的にも、タイムラインの上位にあるものは新鮮さがあり、時間をかけて投稿を見る傾向にあります。
2つ目は、配信する日の0時~24時までの24時間において、話題を検索する「虫眼鏡ボタン」を押すと、おすすめに広告表示される「トレンドテイクオーバー」です。
こちらは1日1社のみで獲得する競争率が高い一方で、情報に敏感なアクティブユーザーから見られやすいメリットがあります。
X上でライブ配信を行う「Twitterライブ」では、情報をリアルタイムに届けられるので、丁寧な商品説明をしたい場合などに最適でしょう。
日常的に行うことでファンや支持者を獲得しやすく、新商品や季節商品の紹介、また特別な場所からの中継によって、よりリアルさをアピールできます。
ただし、ユーザー側のデータ消費量を考慮すると、外出時の時間帯は見られづらいといったデメリットがあります。時間帯や配信内容など、戦略的に実施していく必要性があるでしょう。
一口にX広告と言っても様々な仕様があり、どの広告法を用いるべきか、Webマーケティング担当者は悩むことかと思います。会社の規模によっては、広告にかけられるコストに予算制限があり、思い通りの広告が出来ない企業もあるでしょう。
そこでこの章では、Xを使って今すぐ始められる広告事例をご紹介していきます。PRにはコストをかける方が成功への近道とはなりますが、コツコツと進めることで「買い切り型」など特別な購入をしなくても、着実に成功へ近づくことが可能です。
有料プランへの加入以外にコストをかけない有効的な使い方は「有益情報の発信」です。SNSによる様々な調査結果から、ユーザーが企業アカウントをフォローする理由が「有益情報の取得」だということが明らかになっています。
その中でも最も有益情報とは「キャンペーンなどのお得情報」、次いで「季節イベント告知」でしょう。
反対に、せっかくフォローされたのにフォロワー解除されてしまう理由について、「自分にとって関係のない投稿の多さ」や「有益な情報を得られない」等が挙げられています。
投稿が頻繁な上にキャンペーンなどのお得情報がほとんどない場合、フォロー率が低く、フォローされてもすぐに解除されてしまうかもしれません。
X広告によりユーザーの興味を引き付けることで、自社ホームページまでのアクセス誘導が非常にスムーズになります。
例えば、女性が旅先のセレクトショップの店頭で柑橘系のハンドクリームを見かけ、悩んだ末に購入をやめたとしましょう。
帰宅後に「やっぱりほしい」となった場合、検索ワードに「柑橘系 ハンドクリーム」と入力しても、おそらく膨大な数のハンドクリームがヒットします。店舗名が分からなければ、パッケージデザインの特徴を入力するなど、なんとかして商品ページへ辿り着かなくてはなりません。
しかし、X広告では、プロフィール欄などへリンクを貼ることでユーザーがすぐに商品ページに辿り着くことができ、使い方によって商品購入までの流れが大変スムーズになります。
Xで企業アカウントを運用する上で、ユーザーに親近感を持たせる「距離感」も非常に大切なポイントです。遠すぎると「会社感」が出てしまい、反対に近すぎては「個人感」が出てしまいます。これを絶妙に回避させるのが「リポスト」機能です。特に、自社の商品を実際に使った一般ユーザー(利用者)の口コミをリポストすることで、「宣伝感」から「有益情報感」の発信へと見方が変わりやすくなります。
ただし、リポストは非常に拡散力が高く、写真やアカウントから個人を特定してしまう危険性があります。リポストの際には、ユーザーの許可を取るようにしておきましょう。
X広告を使った販売促進には、ターゲットを企業とした【BtoB】とターゲットを顧客とした【BtoC】があります。BtoCとBtoCそれぞれの使い方において、フォロワー数10万人超えの企業が実際に成功した、学ぶべき運用術をご紹介しましょう。
BtoBの運用戦略 | BtoCの運用戦略 |
・他企業の投稿を積極的なリポスト ・いいね、リポスト、リプライで親近感獲得 ・動画を用いた具体的な商品説明 ・会社概要や理念などを面白く表現した投稿 ・ユーモアを交えた投稿でファンの獲得 ・企業や商品に交えた豆知識投稿で認知度の拡大 |
・フランクなUGCアカウントスタイル ・毎日ポスト時間を決めた投稿 ・1日5件以上の積極的な投稿 ・リポスト、リプライによる親近感獲得 ・お得なキャンペーンやイベントを画像で広告 ・フォロー・リポストによるキャンペーン参加法 ・店頭商品の広告で来店へ誘導 |
BtoB向けの運用アカウントの場合は、ジョークやユーモアを加えた、面白みのある発信は特に有効的です。
BtoC向けの運用アカウントの場合は、親近感を持たせるスタイルで有益情報を発信することによって、ユーザーの気を引くような工夫をしましょう。
上記の方法をとっても、X広告での運用やユーザーのアクティビティ数に伸び悩む場合、以下のケースが考えられます。投稿内容・広告の使い方について見直しを図り、戦略転換した方が良いかもしれません。
まずは、企業そのものの認知度が低いケースで、特に小規模企業に多い傾向にあります。
ヒット商品がある場合、ヒット商品の固定投稿表示や、商品名をタグ付けするなどの工夫をして積極的に信頼を得ましょう。
ヒット商品がなく、広告しても効果がない場合、先にXアカウントを伸ばす地道な努力が必要です。有益情報の発信を続け、フォロワー獲得から始めましょう。
次に挙げられるのは、Xの広告でユーザーの興味や関心がない内容を配信してしまっていることでしょう。
先述の通り、ユーザーにとっての興味・関心事は自分にとっての「有益情報」です。広告を見たユーザーはどのように得をするのか、どのようなメリットがあるのか、効果的な側面を取り入れて考えましょう。
頻繁投稿や毎回似通った内容の企業アカウントは面白みがなく、ユーザー離れされます。運用側は大変ですが、ユーザー目線での広告に内容を変更してみて下さい。
3つ目の理由は、X広告の使い方を誤っていることが考えられます。
簡単な例を挙げると、動いている方がメリットを伝えられる商品を画像PRしてしまったり、仕事や学校で見られにくい時間にライブ配信してしまったりするケースです。
Xではアナリティクスによるインプレッション数などの確認ができるので、定期的にチェックしてユーザーの動向を把握することが重要になります。伸びている投稿を分析しながら、商品の特徴や良さを拡散するために最適な広告仕様を選ぶようにしましょう。
本記事では、Xでアカウント運用する企業に向けて、広告の種類や効果的な使い方について解説しました。広告の予算制限があっても、無料で今すぐ始められる運用法についても解説しておりますので、参考にしてみて下さい。
また、コストをかける場合には、企業や商品PRにおいて最適な広告をするよう、配信前には十分に協議しておきましょう。
※本記事で解説したXのアルゴリズム・サービス・料金を含む一連の内容は、2023年10月10日時点における情報です。
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