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LINE広告の効果的な活用方法とは?メリットや主要配信機能も紹介
最終更新日 2024年10月17日(Thu)
記事作成日 2023年8月31日(Thu)
LINE広告は、低予算で利用できる上に、アプローチできるユーザー数が多いことから、多くの企業に利用されています。
しかし、LINE広告を利用する企業の中には、なかなか成果が出ない企業も少なくありません。広告運用で成果が出ないのは、運用担当者がターゲティングや自動入札の設定などの運用方法を理解していないといった要因があります。
そこで、本記事では、広告配信目的に合わせたキャンペーンの選択や自動入札の活用など、LINE広告の効果的な活用方法について解説します。LINE広告を活用するメリットや、LINE広告の主要配信機能についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
LINE広告とは?
LINE広告は、自社の商品・サービスの認知や売上、集客力の向上を図るために利用できるLINEの運用型広告です。トークリストや「LINE NEWS」などの14つの広告配信面に、静止画か、動画の広告クリエイティブを配信できます。
LINE広告を活用するメリット
LINE広告を活用するメリットは次の3つです。
- 膨大なLINEユーザーにアプローチできる
- ターゲットに情報を高い精度で届けられる
- 豊富な広告配信面から出稿先を選べる
ここからは、上記3つのメリットについて解説します。
膨大なLINEユーザーにアプローチできる
LINE広告は、2023年3月末時点で月間利用者数が9,500万人に上るコミュニケーション「LINE」を介し、膨大なユーザーにアプローチ可能です。
LINE広告のメリットは、単にアプローチ可能なユーザー数が多いだけではありません。LINEが2022年2月に調査したインターネット調査で、LINEのみ使用するユーザーが41.6%いることから、LINE広告は、ほかのSNSサービスでリーチできない層にもアプローチが可能です。
ターゲットに情報を高い精度で届けられる
LINE広告は、高い広告効果を支えるターゲティングや配信機能が備わっていることから、ターゲットに情報を高い精度で届けられます。
具体的には、LINEサービスで、ユーザーが登録した年齢や性別、地域情報と、サービス上でのユーザーの行動履歴といった「みなし属性」をもとに、アクションする確率の高いユーザーに広告を表示することが可能。詳細は後述しますが、自社データを利用し、対象ユーザーに広告を配信できるオーディエンス配信といった配信機能もあります。
豊富な広告配信面から出稿先を選べる
LINE広告は、目的に応じて、豊富な広告配信面から出稿先を選べます。
例えば、大規模なプロモーションを展開したい場合は、アクティブ率が高いトークリスト画面に広告を出稿。他方、新製品の発売情報を配信する場合は、LINE NEWSに広告出稿します。
このように、LINE広告は、選択できる広告配信面が豊富です。ニーズに応じて適切な広告配信面を選ぶとよいでしょう。
LINE広告の配信先一覧
引用:LINE株式会社「LINE広告の特徴とは?配信面や費用、成功事例を総まとめ」
LINE広告の配信先一覧は次の通りです。
配信先 | 配信先の概要 |
---|---|
トークリスト | LINEアプリ内のトークリスト最上部。トークリストは最もアクティブ率が高いため、大規模なプロモーションに適しています。 |
LINE NEWS | LINEアプリ内で配信されるニュースサイト。ニュースページから流入する記事一覧などに広告配信できます。 |
LINE VOOM | 主に動画コンテンツを投稿・閲覧できるサービス。外部送客やアプリダウンロード促進の用途での広告掲載に適しています。 |
ウォレット | 「LINE Pay」を中心に、LINEが提供する金融サービスのゲートウェイ。「ウォレット」タブに配信できます。 |
LINE BLOG | 幅広いユーザーが情報発信の場として活用するブログサービス。 |
LINEポイントクラブ | 「友だち追加」や「動画視聴」など、指定条件をクリアすると、ポイントがもらえるサービス。 |
LINEショッピング | 1億点を超える商品をLINEアプリ上で購入できるショッピングサイト。 |
LINEチラシ | 地域の店舗のセール・特売情報を閲覧できるチラシメディア。スーパーやドラッグストアなどでの買い物を検討しているような、購買意欲の高いユーザーにアプローチできます。 |
LINEクーポン | 全国のショップで利用できるクーポンサービス。普段からお得情報に敏感な中年層の女性をメインターゲットにした広告の掲載に適しています。 |
LINEマイカード | お店の会員証などを、LINEアプリの中で一括管理できるサービス。生活情報やお得情報への感度が高い全世代へ広告をリーチする際に適しています。 |
ホーム | 友だちやサービスなど、LINEのさまざまなコンテンツへの入口。「ホーム」タブに広告を掲載できます。 |
LINE Monary | お金に関するコンテンツを提供するサービス。普段からお得情報に敏感な30〜40代女性のほか、金融に興味関心がある20代をメインターゲットにした広告をリーチする際に適しています。 |
LINEオープンチャット | 共通点がある人同士でトークや情報交換ができるチャットサービス。 |
LINEファミリーアプリ | 漫画やカメラ、占い、各種ゲームなどのアプリ。 |
LINE広告ネットワーク | LINE以外のサードパーティアプリへ広告配信するネットワーク広告。 |
LINE広告の主要配信機能
引用:LINE株式会社「LINE Business Guide」
LINE広告の主要配信機能は次の3つです。
- オーディエンスセグメント配信
- オーディエンス配信
- 類似配信
ここからは、上記3つの配信機能について解説します。
オーディエンスセグメント配信
引用:LINE株式会社「オーディエンスセグメント配信」
オーディエンスセグメント配信は、年齢や性別、地域、興味関心などでターゲットを指定し、条件に合ったユーザーに広告配信する機能です。アクション率の高いユーザーに広告を表示するため、高い費用対効果を見込めます。
指定できるセグメントは、属性や行動、年齢、趣味・関心など、7つです。このうち、行動セグメントでは、テレビ視聴頻度やネットワーク利用、転居、購買経験などを設定して広告を配信できます。
このように、オーディエンスセグメント配信は詳細な設定ができますが、設定条件を詳細にし過ぎると、広告が配信されるユーザー(オーディエンス)の母数が小さくなります。このため、配信当初は、年齢や性別を狭めすぎず、ターゲットをやや広めに設定すると良いでしょう。
オーディエンス配信
引用:LINE株式会社「LINE Business Guide」
オーディエンス配信は、ユーザーのデータを利用して対象のユーザーに広告配信する機能です。コンバージョンの可能性が高いユーザーに広告を配信できるため、効率よくコンバージョンを獲得できる上に、全体CPA(顧客獲得単価)の引き下げ効果が期待できます。
オーディエンス配信の具体例には、初回購入したユーザーへのターゲティングと広告表示があります。初回購入したユーザーへのオーディエンス配信では、ユーザーの端末識別IDを使い、初回購入したユーザーをターゲッティングした上で、広告を表示することが可能です。逆に端末識別IDを使い、広告の配信対象から特定の購入者を除外できます。
なお、オーディエンスは端末識別ID以外に、動画視聴やLINE公式アカウントの友だちなどを使って作成可能です。
類似配信
引用:LINE株式会社「LINE広告のターゲティングの種類を解説 特徴やケース別の活用方法も」
類似配信は、選択したソースオーディエンスに類似したユーザーをLINE内で探し出し、オーディエンスを拡張して配信する機能です。過去に商品を購入したユーザーに特徴が似たユーザーに広告配信が可能。潜在顧客へ効率的にアプローチできるメリットがあります。
類似配信は、手動か自動で設定が可能。手動で設定する場合は、類似オーディエンスのサイズ(母数)を1〜15%の間で指定できます。
類似オーディエンスのサイズは小さくすると、類似度が高まり、オーディエンスのアクションの確度が高まります。一方、リーチできるユーザー数が限定される点がデメリットです。
対して、類似オーディエンスのサイズを大きくすると、類似度が低くなってしまいます。類似度が低いほど、広告へのアクションの確度が下がりますが、リーチできるユーザー数は増えるでしょう。
LINE広告の効果的な活用方法
LINE広告の効果的な活用方法は、次の5つです。
- 広告配信目的に応じたキャンペーンを選択する
- 自動入札を活用する
- リターゲティング配信を活用する
- ターゲティングは広めに設定する
- 配信面に合わせたフォーマットでクリエイティブを作成する
ここからは、上記5つの活用方法について解説します。
広告配信目的に応じたキャンペーンを選択する
引用:LINE株式会社「キャンペーンを作成しよう」
LINE広告を展開する上では、広告配信目的に応じたキャンペーンを選択しましょう。
選択できるキャンペーンの目的は、「ウェブサイトへのアクセス」や「アプリのインストール」など、8種類です。選択する目的によって入稿可能な広告のフォーマットや、広告配信を最適化する方法が異なります。目的から逆算して適切な目的を選びましょう。
自動入札を活用する
引用:LINE株式会社「LINE広告の基礎知識③(入札編)」
LINE広告の運用にあたっては、機械学習を利用して個々のオークションでの入札を自動で最適化させる自動入札を活用しましょう。
LINE広告の自動入札は、ウェブサイトのトラフィック数やコンバージョン数など、配信結果に基づき、運用目標に近づけるよう自動で入札調整しながら、広告を配信することから、効率改善や運用工数の削減が期待できます。
自動入札の入札戦略は、「イベント単価の上限を設定」や「入札額の上限を設定」など、4つのタイプから選択可能です。4つの戦略のうち、「イベント単価の上限を設定」と「イベント単価の目標を設定」は、日予算や目標CPAに合わせて入札単価を調整してくれます。選択する入札戦略で迷った際は、選択すると良いでしょう。
リターゲティング配信を活用する
広告効果を高めるためには、過去にサイトに来訪したユーザーに広告を配信するリターゲティング配信機能を活用しましょう。
リターゲティング配信は、コンバージョンする可能性が高いユーザーに広告配信することから、CTR(クリック率)の改善や全体CPAの押し下げを図れるメリットがあります。
リターゲティング配信でのメリットを享受しやすいのは、ECサイトの運営企業です。ECサイトの運営企業は、まだ購入していないユーザーなどを対象にリターゲティング配信することで、商品購入というコンバージョンの改善を促せられます。
ターゲティングは広めに設定する
広告グループ単位でのターゲットは、配信母数を多く取るために広めに設定しましょう。ターゲティングを広めに設定することで、商材と相性の良い年齢・性別のユーザーに取りこぼしなく広告を露出できます。
特にターゲティングを広めに設定すべきなのは、オーディエンスセグメント配信を使用する時です。前述の通り、オーディエンスセグメント配信を利用して間もない時は、年齢・性別を最初から狭めすぎず、やや広めのターゲットからスタートしましょう。その後、徐々に配信量やクリック数、獲得数、CPAを年齢・性別ごとに確認しながら効率の悪いユーザー層を省くなど、段階的に調整していくことが推奨されます。
配信面に合わせたフォーマットでクリエイティブを作成する
引用:LINE株式会社「LINE広告運用ガイド(ウェブサイトコンバージョン編)」
広告効果を高めるためには、配信面に合わせたフォーマットでクリエイティブを作成しましょう。LINE広告では、配信面の指定をできないものの、狙った配信面への表示が期待できます。
配信に利用できるサイズとフォーマットは、以下の通りです。
- 動画(Card[16:9]、Square[1:1]、Vertical[9:16])
- 静止画(Card[1200×628]、Square[1080×1080]、Carousel[1080×1080]、画像[小]、画像[アニメーション])
- カルーセル[1080×1080]
- DPA(LINEダイナミック広告)
このうち、早急に作成すべきなのは、静止画の1080×1080です。対応する配信面が多い上、1つのビジュアルにつき、1つのメッセージを掲載できることから、ターゲットに訴求しやすい簡潔な広告を低コストで作れます。
まとめ
LINE広告は、膨大なLINEユーザーにアプローチできたり、ターゲットに情報を高い精度で届けられたりするメリットがあります。
しかし、LINE広告は、ただ運用するだけではメリットを享受できません。広告の運用効果を高める上では、ターゲティングや配信機能について理解する必要があります。
その上で、広告配信目的に応じたキャンペーンの選択や、自動入札の活用など、効果的な活用方法について学習すると良いでしょう。
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