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【完全版】Instagram広告マニュアル!配信の基礎知識から効果が出やすいパートナーシップ(旧ブランドコンテンツ)広告も解説
最終更新日 2023年11月24日(Fri)
企業でのInstagramを運用したマーケティング施策は、現在、加速度的に普及しています。
なかでもInstagram広告は効果が高く、大変注目を浴びています。
ですが実際にInstagram広告を始めるとなると、その具体的な方法が分からなかったり、種類に迷ったりされるSNS担当者様も多いことでしょう。
本記事では、Instagram広告の種類・運用メリット・出稿の方法や、配信手法の中でも特に配信効率の良いブランドコンテンツ広告についても解説をしています。
「Instagram広告の始め方が分からない」
「Instagram広告ってどんな種類があるの?」
「パートナーシップ(旧ブランドコンテンツ)って何?」
とお考えの方に役立つ記事となっていますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
Instagram広告とは?
最初に、「Instagram広告」とはどんなものかを解説します。
Instagram広告とは、Instagram上で配信する広告のことで、「フィード(タイムライン)」「ストーリーズ」「発見タブ」「リール」などに、写真や動画の形式で広告を出稿します。Instagramのシステム上、広告配信が可能となっています。
他の投稿に自然になじんだ形で広告できるのが特長で、少ない予算から可能、というメリットもあります。
Instagram広告と購買の関連性
あるアンケートによると、「Instagram広告がきっかけで商品を購入したことがある」と答えた人は、なんと81%でした。
これは、他のSNS媒体がきっかけとなった購入の比率と比較しても大きな数字です。
Instagram広告は、なぜこれほどまでに有効なのでしょう。
それは、Instagramの人気の高さ、使用している世代の広がり、フィードの形式と広告との相性、その使われ方など、数々の好条件や要因が揃っているからです。
Instagram自体、日本では3,000万人以上のアクティブユーザーがいる人気SNSであり、さらにユーザー数はさらに増加中、そして若年層から50代まで幅広い世代にアプローチする媒体だということが、ベースとなる大きな要因でしょう。
また、Instagramは写真や動画などビジュアルを主体としたSNSであることも、広告活動に大変マッチしています。
そして、Instagramは「コミュニケーションツール」として以外に、#(ハッシュタグ)を使った「検索ツール」として利用されていることも、広告を配信する上で有利です。
上のような様々な要因から、Instagram広告は、広くユーザーに注目され参考してもらえる場合が多く、影響力も強い広告手法だと言えます。
Instagram広告の配信メリット
さらに、Instagram広告がこれほどまでにユーザーの購買行動に影響する決め手として、Instagram広告ならではの、強みや特長、メリットが存在します。
この項目では、Instagram広告の特長やメリットを詳しくご説明します。
Instagram広告の特長やメリットは、大きく分けると下の3点です。
- 精度の高いターゲティングができる
- 低予算から広告配信でき、様々なタイプのクリエイティブで広告運用が可能
- 目的に応じて様々な形式の広告を配信できる豊富な広告フォーマット
1点ずつ解説します。
特長① 精度の高いターゲティングができる
最初にご紹介するInstagram広告の特長は、「精度の高いターゲティングができる」という点です。Instagram広告では、商品によってターゲティング設定を詳細に分けることができます。
ターゲティングの分け方は、例として下の通りです。
- ユーザーの興味関心
- 年齢
- 性別
- 職種
- 交際ステータス
- 言語
- いいねユーザー
- 個人データに基づく広告配信(カスタムオーディエンス)
このようにターゲティングの精度を上げていくことで、「見て欲しい人に見て欲しいものを」といった形で、効果的に広告が出せます。
特長② 低予算から広告配信でき、様々なタイプのクリエイティブで広告運用が可能
また、Instagram広告の特長として「低予算から広告配信でき、様々なタイプのクリエイティブ(広告内容)で広告運用が可能」という点もあげられます。
低予算から広告配信ができるというのは、具体的にご説明すると、Instagram広告では1日あたり100円前後から配信を行うことができます。
また、配信途中にクリエイティブ(広告内容)の差し替えなども可能で、広告を出稿しながら成果を見て、効果的に改善を行うことができます。
このように、小さく始めて反応を見ながら運用できる点が、Instagram広告の大きな特長でありメリットです。同じ予算や時間でも、運用の方法次第で最大限の成果が狙えます。
特長③ 目的に応じて様々な形式の広告を配信できる、豊富な広告フォーマット
最後にご紹介するご紹介する特長は、「Instagram広告には、目的に応じて様々な形式の広告を配信できる、豊富な広告フォーマットがある」という点です。
Instagram広告には、画像や動画による広告だけでなく、ECへ遷移させるための「ショッピング広告」や第三者のクリエイターの投稿をそのまま広告として配信する「パートナーシップ広告」などが存在します。
豊富なフォーマットが可能なことで、目的に最もふさわしい広告を打つことができます。様々なフォーマットについては、追って詳しくご説明します。
Instagram広告配信時に確認するべき項目
上の通り、大きなメリットを持つInstagram広告です。
そんなInstagram広告をさらに効果的に配信するためには、広告配信時に的確に数値や反応を確認しながら、配信内容を調整しつつ丁寧に運用していくことがコツになります。
配信数値を確認する際に抑えるべき項目は、以下の通りになります。
- 【リーチ】
- 【ソーシャルリーチ】
- 【レスポンス】
- 【頻度】
- 【クリック数】
- 【CTR】
- 【入札価格】
各項目について、1点ずつ解説します。用語を正確に把握することで、正しくユーザーの反応を掴み、スムーズに運用していただければと思います。
【リーチ】
【リーチ】とは、指定した期間で広告を見たユーザーの数です。
広告を表示した回数が表示される「インプレッション」とは異なり、【リーチ】においては広告を見たユーザー数だけが計算されています。
【ソーシャルリーチ】
【ソーシャルリーチ】においては、Facebookページに「いいね」をした友達や、イベント参加に返事をした友達のユーザー数が表示されます。
Facebookでのイベントやアプリ宣伝をしていない場合、ソーシャルリーチは表示されません。
【レスポンス】
【レスポンス】は、広告を見たユーザーのアクションが分かる項目です。
【レスポンス】においては、ユーザーが広告を閲覧してから24時間以内、もしくは28日以内に、「クリック」やそれ以外のアクションを行った回数が、グラフで表示されます。
【頻度】
【頻度】とは、ユーザーが広告を見た平均回数です。
【クリック数】
【クリック数】とは、文字通り、広告のクリック数です。
ちなみに【クリック数】には、アプリのインストールや外部リンクへの誘導などが含まれます。
【CTR】
【CTR】とは、広告に対するクリック数を、指定した期間で割り算した数です。指定期間での広告のクリック率が分かります。
【入札価格】
【入札価格】とは、Instagram広告を出稿する際に決める単価のことです。
基礎知識として、Instagram広告を出稿する際の費用はオークション形式で決まります。事前に上限金額を設定し、それを超えることはありません。
その際に、課金方法には下のようなものがあります。
CPC(クリック課金):リンク先へのワンクリックに対する課金
CPM(インプレッション課金):広告が表示された際の広告費単価としての課金
ちなみに、CPM(インプレッション課金)は、1000回表示された際に支払う料金です。
この項目の【入札価格】においては、CPC・ CPMにおける、ぞれぞれの最大掲載料金を変更することができます。こちらも丁寧に確認して、最適に運用してきたいものです。
Instagram広告では目的にあった広告配信手法を
ここまでの項目では、Instagram広告の概要と特長、基本的な広告配信の設定方法などを解説しました。
先にも少し触れましたが、Instagram広告には、さまざまな配信手法が存在します。
この項目では、Instagram広告の成果を最大限に上げていただくために、現在ある広告配信手法を一覧でご紹介します。
Instagram広告では「目的に合った広告配信手法」をとることが大切です。広告の目的に合った機能が選べるようにご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
Instagram広告の広告配信手法は、下の5点あります。
- カルーセル広告
- コレクション広告
- ショッピング広告
- アンケート広告
- パートナーシップ広告広告
1点ずつ詳しくご紹介します。
カルーセル広告
カルーセル広告とは、フィード上に複数枚の写真や動画とキャプションを表示し、配信する広告です。
1件の広告で10点の画像・動画の配信が可能です。また、それぞれに別なリンクを付けることができます。
1件の広告で複数の商品やサービスを紹介したい場合、または、商品やサービスの特徴を複数に分けて紹介したい場合に便利です。
また、複数枚の写真や動画とキャプションを表示できるため、広告に深みを出すこともでき、ブランドや企業のイメージも構築しやすくなります。
コレクション広告
コレクション広告とは、フィードの動画やメイン画像の下に、カタログ形式で自社商品を表示できる広告です。
フィード上においてカタログで商品を閲覧してもらえ、Instagramのショッピング機能を利用することでそのままECサイトと繋がるため、「広告から購入までスムーズに進んでもらえる」という利点があります。
仕組みとしては、事前に商品を登録します。ユーザーがその商品写真をタップすると、詳細を見られるようになっています。
ECサイト企業には人気の、広告配信手法です。
ショッピング広告
ショッピング広告は、「商品タグ付き広告」とも言われます。
Instagramのショッピング機能で、Instagramの投稿に「商品タグ」を設置できます。
商品タグを設置することで、ユーザーは商品タグをタップした際に
- 商品詳細を閲覧
- ECサイトに移動
ができます。
ちなみに商品タグとは、Instagramの投稿の商品写真部分に、フキダシのような形で注釈が付いたものです。
ショッピング広告では、ひとつ前のコレクション広告同様、商品認知から購買までをシームレスに完結できるため、ユーザーの不要な離脱を防ぐことができます。
認知してもらってから購入までをわずか数ステップで繋げることができる、効果的な広告配信手法と言えます。
アンケート広告
アンケート広告とは、ストーリーズの機能である「二択の質問スタンプ」をつけて配信ができる、広告手法です。
ストーリーズ投稿の「アンケート機能」を広告で利用します。
アンケートという参加型の広告なので、ユーザーとコミュニケーションが取れ、ユーザーにとっても商品やブランドが強く印象に残るというメリットがあります。
パートナーシップ広告
ブランドコンテンツ広告とは、Instagramで影響力を持つインフルエンサー(クリエイター)の投稿を、そのまま配信する広告手法です。
広告感の少ない良質なコンテンツを、企業の広告として配信できます。
インフルエンサーが生み出すハイクオリティなオーガニック投稿は、ユーザーからの好感度も高く、ブランドや商品を広く認知してもらえるというメリットがあります。
インフルエンサー(クリエイター)側から見ても、タイアップ広告という形で自身の投稿を企業広告として配信してもらえるため、Win-Winです。
企業とインフルエンサーとの間で双方にメリットがあり、しかも広告効果が高い配信機能として大変注目されているのが、ブランドコンテンツ広告なのです。
次の項目からは、このブランドコンテンツ広告についてより深く解説します。
第三者の投稿を広告として配信できる「パートナーシップ広告」
前述の通り、パートナーシップ広告は、インフルエンサー(クリエイター)による質の高い投稿を広告として配信できるため、大変効果的な広告配信手法として、現在多くの企業に活用されています。
この項目では、パートナーシップ広告の特長について、さらに詳しくご説明します。
パートナーシップ広告の特長は数多くありますが、最も大きなものは、下記の3点になります。
- 通常広告にブランドコンテンツ広告追加で配信効率アップ
- SNSナイズされた、信頼度の高い広告配信ができる
- 購入後の投稿率を高くすることができる(=UGCの発生)
この3点について、詳しく解説します。
通常広告にパートナーシップ広告追加で配信効率アップ
通常広告にブランドコンテンツ広告を追加した場合、下のような効果が見込めます。
- 広告のCTR(クリック率)が40%向上
- コンテンツを表示(インプレッションが発生)する可能性が87%向上
通常広告にパートナーシップ広告を追加することで、このように配信効率は大きくアップします。
SNSナイズされた、信頼度の高い広告配信ができる
パートナーシップ広告では、オーガニック投稿がそのまま配信されます。投稿に対する第三者からのコメントや、やりとりも可能です。
ユーザーや見込み客からの生の声や、配信側とユーザー側とのコミュニケーションが活かされた、SNSらしい広告配信手法といえます。
結果として、より信頼度の高い広告配信となります。
購入後の投稿率を高くすることができる(=UGCの発生)
ブランドコンテンツ広告においては、購入後、ユーザーが商品に関する投稿をしてくれる可能性が高まります。
誰かが体験した投稿を見て知った商品は、購入して終わりではなく、自分の体験した情報も同じように投稿する傾向にあります。
UGCとはSNSで「ユーザーによって投稿・生成されたコンテンツ」のことを指しますが、ブランドコンテンツ広告では、良質なUGCが生まれやすくなります。
UGCはさらに商品の認知や購買への可能性に繋がり、好循環を生み出します。
「パートナーシップ広告」はなぜ効果が出やすいのか?
数々の特長を持つパートナーシップ広告ですが、インフルエンサーの投稿コンテンツを広告配信すると、なぜこれほどまでに効果が出るのでしょうか。
この項目では、パートナーシップ広告で効果が出やすいことの要因を分析して、詳しくご説明します。
ブランドコンテンツ広告で効果が出やすい理由には、下の3点が挙げられます。
- 「インフルエンサーマーケティングの効果」が最大化するから
- インフルエンサーの投稿クリエイティブは、広告色が少ないから
- 商品タグ付やコラボ広告機能で、商品購入へ誘導できるから
この3点は、広告効果を高める大きな要因になっています。詳しくご説明します。
「インフルエンサーマーケティングの効果」が最大化するから
ブランドコンテンツ広告は、インフルエンサーマーケティングという大きな枠の中の、ひとつの手法であり施策です。
インフルエンサーマーケティングには、例えば「タイアップ投稿」という手法もありますが、タイアップ投稿では、実際に情報はフォロワーにしか届きません。
一方、パートナーシップ広告では、1件のコンテンツをより多くの人にリーチさせることが可能です。
つまり、パートナーシップ広告は、「インフルエンサーマーケティングならではの強みが最大化する広告手法」と言えます。
インフルエンサーの投稿クリエイティブは、広告色が少ないから
インフルエンサー(クリエイター)自身の投稿クリエイティブには、ユーザーから倦厭されがちな「広告色」が感じられません。
独自性が高いオーガニック投稿であるため、ユーザーには「価値をもたらすコンテンツ」「品質の高い広告」と認識してもらえます。
そのため、クリック率も非常に高いと推定されます。
クリックのされやすさ、コンテンツ・クリエイティブの魅力が、高い広告効果に繋がっています。
商品タグ付きやコラボ広告機能で、商品購入へ誘導できるから
パートナーシップ広告では、数ステップで商品ページに飛ぶことができます。
商品認知から購買までがスムーズで、ユーザーの不要な離脱もありません。実際に、広告が表示されてからその場で商品を購入されやすい傾向にあります。
このことも、パートナーシップ広告の効果が出やすいことの大きな要因です。
まとめ
本記事では、「Instagram広告」の種類・運用メリット・出稿の方法などについて解説し、なかでも多くの企業に活用されている「v」について、より詳しくお伝えしました。
パートナーシップ広告は、高い広告効果が確認されている広告配信手法です。この機会に活用してみてはいかがでしょう。
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