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Tiktok広告でインフルエンサーの投稿から広告が配信できる? パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)?SparkAdsとは?
最終更新日 2024年10月17日(Thu)
記事作成日 2023年6月27日(Tue)
クリエイターが投稿したコンテンツをそのまま自社の広告として配信「パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)」はご存じでしょうか?第三者広告とも言われております。
2019年にMeta社で発表された広告配信方法で、TikTok上では「SparkAds」と言われ、同様にクリエイターが投稿したコンテンツをそのまま自社の広告として配信することが可能です。
本記事ではTikTokのマーケティング特徴から始め、"tiktokのブランドコンテンツとは"、SparkAdsを利用して広告を配信する方法についてまとめました。
目次
TikTokのブランドコンテンツ広告配信
現代におけるマーケティングの一環として、TikTokのSparkAds配信が注目を集めています。短時間のビデオコンテンツが鍵を握るTikTokの世界で、SparkAdsはその新たな可能性を広げていきます。
そもそもブランドコンテンツ広告とは?
「企業がインフルエンサーと連携することで、インフルエンサーの実際の投稿を広告として配信できる」というMeta社の広告メニューです。
まず、インフルエンサーやクリエイターがInstagramに投稿を行います。
従来、この投稿はそのインフルエンサーやクリエイターのアカウントから投稿されたものなので、タイアップ元である企業がその投稿を「広告素材にしたい!」と思っても、これまでは写真素材を提供してもらう=「二次利用 」でしか広告配信が行えませんでした。
ですが、「ブランドコンテンツ広告」はその名の通りその投稿主と連携(相互承認)することで、その「投稿=ブランドコンテンツ」を使って好きなように広告を配信することが可能になります。
例えば、Aさんが「子どもの新しい洋服を買ったよ!」という投稿をしたとします。
その子ども用の洋服を提供している企業Bが、このAさんと連携作業を行えば企業BはこのAさんの投稿=ブランドコンテンツ をそのまま使って、ユーザーをECサイトに遷移させる、など目的に合わせた広告配信が可能になります。
ブランドコンテンツ広告の効果
SNSに溢れる情報の数々はユーザーが日々体験したことが多く投稿されております。「美味しいご飯食べに行った」「映画を観て泣いた」など、そこに企業アカウントが入り込んで「これ美味しいよ!」「この映画泣けるぜ!」という消費を促すプッシュ広告は、パフォーマンスが上がりづらい、という傾向がありました。
そんな中、先にもご説明した通り、ブランドコンテンツ広告はインフルエンサーやクリエイターが投稿したコンテンツをそのままの形で配信できます。
そして、アカウントのアイコンもアカウント名も、そのインフルエンサーやクリエイターの方のアカウントから配信されるので、広告を閲覧するユーザーはより自然な形でその広告情報を受け取ることになります。
実際の体験情報を体現者から商品の特徴や使用方法を紹介するだけでなく、ブランドの価値や理念を伝えるストーリーを含むことが多いことが特徴です。
ブランドコンテンツ広告の新たな可能性 – SparkAdsとは
SparkAdsはTikTokが提供する広告配信枠で、TikTokに投稿したコンテンツを広告出稿して、意図的に再生数を伸ばすことができる広告フォーマットです。
要するに、Meta社のブランドコンテンツ広告と同様の広告配信の手法になります。
広告そのものがエンターテイメントや情報として価値を持ち、視聴者にとって有益なコンテンツとなるため、ユーザーの体験情報をショート動画に取り組めるSparkAdsは広範な視聴者に対して訴求することが可能になります。
これは伝統的な広告手法とは異なり、消費者に直接的に企業から商品やサービスを売り込むのではなく、消費者がブランドの価値を伝え、関心を引きつけることができます。
視聴者に価値ある情報やエンターテイメントを提供することで、視聴者とブランドの間に信頼関係を築く近道にもなります。
これにより、長期的な視点で見ても、顧客ロイヤルティの向上やブランドイメージの強化に可能です。
SparkAdsを活用していく前にTikTokを知る
TikTokの特徴を理解し、特徴を活かすことが必然不可欠です。
TikTokのマーケティングの特徴
TikTokのマーケティングは、その独特な形式とコミュニティが特徴的です。短時間で情報を伝え、視覚的に魅力を表現することが求められます。
TikTokはその独特なユーザー体験と広範囲な年齢層のユーザーを持つ点で、新たなマーケティングの舞台となっています。
15秒から60秒の短いビデオコンテンツが中心で、音楽やダンス、ユーモラスなショートフィルムなどがユーザーの間で共有されています。
TikTokの基本的な概念と魅力
TikTokを活用することは、企業からのメッセージを伝えるための一種のストーリーテリングです。商品やサービスを直接的にアピールするのではなく、ブランドの価値やビジョンを共有することを目的とします。
これにより、視聴者に対してブランドへの理解と親近感を深めることが可能になります。
そしてブランドの価値やメッセージを伝えつつ、視聴者に楽しみや価値を提供します。
またTikTokの魅力は、そのエンターテイメント性とシェアリングのしやすさにあります。視覴的で独創的なコンテンツは、視聴者の関心を引きつけ、自然とシェアしたくなる感覚を生み出します。この効果はブランドの認知度向上や新たなファン獲得につながります。
TikTokコンテンツの特徴
視聴者の感情に訴えるストーリーテリング、視覴的に魅力的な映像、そしてTikTokの特性を活かした短くてコンパクトな構成です。また、TikTokのユーザーが好むトレンドを把握し、それを取り入れることも大切です。
企業が活用するTikTok
多くの企業がTikTokを活用し、その効果を実感しています。例えば、一部のファッションブランドは、新製品のリリースをアナウンスするためのコンテンツを配信し、大きな反響を得ています。
また、飲食業界の企業は、製品の使用方法やレシピを共有することで、消費者との新たなつながりを生み出していています。
これらの例は多様にあり、TikTokブランドコンテンツは、様々な業種で幅広い活用法が可能で、それぞれのブランドの個性とメッセージを伝える有力な手段となっています。
これらの成功事例から学べることは、コンテンツが視聴者との強いつながりを築き、そのブランドへの認知度と信頼性を大幅に向上させる可能性です。そして、それは様々な産業や市場で適用することができます。
SparkAdsと他の広告の関係性
SparkAdsと通常の広告は、深く関連しており相互に影響を与え合っています。
広告とSparkAdsの目的の違いとは?
広告とSparkAdsは、その目的と方法において主な違いがあります。広告は商品やサービスの特性を強調し、購買を促進することが主な目的です。
一方、SparkAdsはブランドの価値やストーリーを伝え、視聴者との深い関係を築くことに強い特徴がございます。
SparkAdsが広告の形をとる理由
SparkAdsが広告の形を取る理由は、ブランドメッセージの広範囲な配信と視聴者の関心を引くためです。
広告としてコンテンツを配信することで、普段届きづらい人々にブランドのメッセージを届けることが可能になります。
そして、狙いたい層へターゲッティングできる広告は視聴者の関心を引き、認知を高めることに繋がります。
さらに、レコメンドフィードに馴染む自然な広告を出すことで、視聴者に広告が表示されることへの不快感を軽減しやすいでしょう。
またSparkAdsを使用すると、すでに作成および投稿された動画コンテンツの下部に「続きをみる」「詳細を見る」などのCTAを設置できるという側面もございます。
TikTokの広告環境とSparkAds
TikTokの広告環境はSparkAdsも最適化に有効とされています。
企業目線でないインフルエンサーが作成したビデオコンテンツ形式は、ストーリーテリングの力を最大限に引き立てます。
さらに、ユーザーが自然にコンテンツをシェアする文化にもマッチし広告の効果を拡大します。
SparkAdsを活用した広告戦略
ブランドコンテンツを活用した広告戦略は、広告の効果を最大化するための有力な手段です。
SparkAdsではブランドの価値やビジョンを伝えるコンテンツを配信することで、視聴者に深い印象を与え、広告としての認知度と信頼性を高めることを目指す。
通常の広告では、商品の購入やサービスを利用してもらうことを目的として配信します。
要するに、SparkAdsで認知を広げ通常の広告で刈り取る。二つの広告手段を組み合わせることで広告の効果を最大化します。
TikTokのエンターテイメント性の高いコンテンツは視聴者の関心を引きつけ、広告の視認性と共有性を向上させます。
これらの要素を組み合わせることで、SparkAdsを活用した広告戦略は、広告の影響力を一層強化し、ブランドの訴求力を高めることが可能になると言えるでしょう。
SparkAdsの成功とは
TikTokブランドコンテンツには数々のメリットがありますが、主な3つに加えてコンテンツ作成のポイントをお伝えします。クリエイターの力を借りることも鍵となるでしょう。
①ブランドの認知の向上
SparkAdsを投稿する最大のメリットは、そのブランドのストーリーを広く伝えることができることです。具体的な商品やサービスを推進するよりも、ブランドの価値やビジョンを伝えることで、視聴者とのより深いつながりを築くことができます。これにより、ブランドへの信頼性や忠誠度が高まります。
TikTokの視聴者はブランドコンテンツに強く反応します。そのエンターテイメント性と視覴的な魅力は、視聴者を引きつけ、コンテンツをシェアする動機を与えます。これにより、ブランドコンテンツは自然に広がり、その影響力が増大します。
②コンテンツの再生数をブースト
フォロワー数や再生数がイマイチ伸びないといった場合に利用するのも一つの手もございます。
再度配信を伸ばすことで投稿の効果検証を再度できます。
③投稿の再利用
広告配信をするに辺り、改めて作成の時間と費用をかける必要がございません。
良かった投稿をそのまま活かし、広告の費用対効果を良くすることもできます。
Spark Adsを活用したクリエイター投稿の事例
味の素のTikTok広告が1000万impを超え TikTokクリエイターとの共創の秘訣について語られた事例がTikTokを提供数ByteDance社の公式サイト記載がございます。
https://www.tiktok.com/business/ja/blog/ajinomoto-spark-ads-case-study
ポイントは下記3点を重視して投稿を選び自然に再生回数が伸びたものを「Spark Ads」で広告としても配信が行われました。
- KPIを達成できるクリエイターかどうか
- フォロワー数より再生回数
- 視聴者の興味が動画の内容に向けられているか
「広告だから、というよりも、生活者の関心にあった魅力的なものは見られるし、そうでないものは見られない。今回は、新しい生活様式もあってできませんでしたが、マーケター本人がクリエイターに製品の特徴や歴史、どんな点が支持されているかを、熱意をもって伝えられると、よりよいコンテンツができるのではない」と語られております。
コンテンツ作成のポイント
ブランドのイメージとなるコンテンツの作成は戦略的かつ創造的なアプローチが求められます。
その作成手順からアイデアの創出、注意点、そして結果の分析と改善まで、このセクションではその具体的なやり方を解説します。
コンテンツの考え方
まずコンテンツ作成前の前提として、ブランドのメッセージを明確にし、それを視覚的に魅力的な形で表現することから始まります。
次に、そのコンテンツがTikTokのユーザーと共鳴するように、エンターテイメント性を持たせることやユーザーが共有したくなるような要素を追加します。最後に、投稿するタイミングやターゲットの視聴者を考慮しながら、最適な投稿計画を立てます。
ブランドイメージを伝えるコンテンツアイデア
TikTokのコンテンツは、多様性と創造性が鍵となります。アイデアの創出は、ブランドの目標、視聴者の関心、そしてTikTokのトレンドを考慮して行います。特定のイベントや製品のリリースに合わせたコンテンツ、ユーモラスなスキット、教育的なコンテンツなど、ブランドのメッセージを伝える様々な手法があります。重要なのは、ブランドの価値を反映し、視聴者に魅力を感じさせることです。
コンテンツ作成の注意点
コンテンツ作成の注意点はいくつかあります。
まず、コンテンツがブランドの価値やメッセージに一貫して合致していることを確認することが重要です。
次にコンテンツは視聴者にとって有用で魅力的である必要があります。
最後に、TikTokのガイドラインと規約を守ることを忘れないようにしましょう。
公式のブランドコンテンツポリシー:https://www.tiktok.com/legal/page/global/bc-policy/ja-JP
配信の分析と改善
配信後パフォーマンスを分析し、必要な改善点を見つけることは、その成功に欠かせないステップです。視聴者の反応、コンテンツの共有数、視聴時間など、さまざまな指標を用いてコンテンツのパフォーマンスを評価します。そして、そのデータを基にして、コンテンツの改善や新たな戦略の立案を行います。
時には、投稿時間やターゲット視聴者の見直しも必要な場合があります。分析と改善のプロセスは、コンテンツの効果を最大化するためには必要不可欠なものであり、その成功を保証する鍵となります。
SparkAds配信の流れ
SparkAdsを使った広告配信の手順
SparkAdsを使った広告配信は、まずブランドとクリエイターがコラボレーションしてブランドコンテンツを作成するところから始まります。作成したコンテンツは、クリエイターのアカウントから投稿され、その後SparkAdsにより広告として配信されます。その際、ブランドは広告配信のターゲット設定や予算設定などを行い、自身のマーケティング目標に合わせて広告キャンペーンを最適化します。
SparkAdsの注意点
通常の広告はアイコン画像、CTAボタン、ユーザー名の3つが遷移ポイントとなりますが、SparkAdsの場合CTAボタンしか遷移ポイントがありません。
アイコン画像やユーザー名をクリックするとインフルエンサーのプロフィールに遷移してしまうため、広告離脱率が高くなってしまいます。
SparkAdsを利用してブーストされたコンテンツは、広告として作成されているものではない分、エンタメコンテンツとして消費される傾向があります。また、遷移ポイントが少ない点を踏まえると直接購買につながりにくくなる場合もあるため、注意が必要です。
SparkAdsで成功するためのステップ
SparkAdsで成功するためには、いくつかのステップがあります。
まず前提としてブランドとクリエイターの良好なパートナーシップが重要です。クリエイターのスタイルとブランドのメッセージが一致していることが求められます。
次にクリエイティブの制作の工夫が必要です。
例えば、コメント内での口コミを含めた会話が活発化することで、コメント閲覧時間が伸び、視聴継続率の伸長に繋がる副次的効果を生み出すことを可能にします。
その結果、通常広告と比較すると視聴継続率が高くなり、且つ商品への興味が深まりやすくなります。
SparkAdsを通じた商品理解によって、間接的な購買に繋がりやすくなるといえるでしょう。
また、広告配信のターゲットや予算の設定も重要な要素となります。これらはブランドのマーケティング目標に密接にリンクしており、適切な設定が成功に直結します。”
SparkAdsまとめ
SparkAdsはTikTok広告の可能性を広げるツールであり、その効果的な活用法はブランドの視認性とリーチを大幅に拡大させます。適切な設定と戦略により、企業にとって強力なマーケティング手段となり得ます。広告配信を最適化し、企業のマーケティング目標を達成するためには、パートナーシップの形成、ターゲットと予算の設定、そして良質なブランドコンテンツの作成が不可欠です。これらを適切に組み合わせることで、SparkAdsを用いた広告配信は大きな成功を収めることが可能となります。
まとめ
これらの情報を参考に、自社のブランド戦略や広告戦略を考えてみてはいかがでしょうか。
様々なマーケティング施策を組み合わせ、新しいマーケティングの形を探求することは、今日の競争社会においては欠かせません。
企業がTikTokブランドコンテンツ広告の力を活用し、広範で深いエンゲージメントを築くことで、ブランドの価値をさらに高める必要があります。
6000社以上のSNSマーケティング成功事例から導き出した最適なマーケティング施策の実施を約束いたします。
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