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Clubhouse(クラブハウス)は今後どうなる?人気の理由と現在の状況、歴史について徹底解説
最終更新日 2023年11月24日(Fri)
「招待性」というユニークで衝撃的な登録方法が話題となり、日本でも大きな話題となった音声SNSアプリ「Clubhouse(クラブハウス)」。
登場時には多くの著名人や有名芸能人でさえ、その招待を欲しがっていることをテレビやSNSで公にして、ちょっとした社会現象にもなりました。
しかし、最近ではInstagramやXといった老舗サービスと比較すると、話題に上る機会が少なくなってきています。
このような状況では、マーケティングに使用するプラットフォームとして興味があるけれど、クラブハウスの将来性に不安を感じ、運用に踏み出せない担当者の方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、クラブハウスの今後について、人気になった理由や現在の状況、その歴史について徹底解説します。
これからのマーケティングに使用するSNSプラットフォームとして、クラブハウスの可能性を知りたい方々に役立つ内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Clubhouse(クラブハウス)の歴史
2020年3月にアメリカの企業である「Alpha Exploration」が開発した招待制音声SNSである「Clubhouse(クラブハウス)」。最大の特徴は、音声のみでコミュニケーションをとる点にあります。
登場と同時に大きな話題となったこのサービスですが、「クラブハウス」の歴史はどのようなものなのでしょうか。
Clubhouse(クラブハウス)の誕生
クラブハウスの全身である「Talkshow」は、2019年に元Google社員のポール・ダヴィソンとローハン・セスがスタートさせました。
視聴者参加型ラジオ形式の番組を即座に配信できるという画期的なサービスは、新たなる価値を創造するSNSとして、業界で大きな話題を集めました。
フォロータイプのキャンペーンなら、通常のSNS運用より効率的にフォロワー増加を目指せます。
Alpha Exploration (アルファエクスプロレーション)の共同設立
その後、サンフランシスコ出身の企業家であるダヴィソンとシリコンバレーの連続起業家であったセスは、2020年にAlpha Exploration (アルファエクスプロレーション)を共同設立しました。
さらに、企業や開発者にアプリ用のSDK(ソフトウエア開発キット)を提供する声網(Agora.io)から、リアルタイムビデオ通話・ライブ配信SDK「Agora Video SDK」の提供受けることで、クラブハウスは開発されました。
サービスの開始とロックダウン
2020年4月から約4ケ月間は5000人限定のサービスとして開始され、同年の8月にはアメリカ合衆国向けのApp Storeにも登録されました。リンクが届く日本人が現れたのも、この時期になります。
さらに、新型コロナウイルス感染症のロックアウト時期と重なったことで、SNS利用者自体が爆発的に増加。クラブハウスは人気を博すことになりました。
Androidへの対応と招待性から一般登録へ
リリース当初はiOSのみの対応だったクラブハウスですが、2021年からはAndroidへの対応も開始されました。
また、クラブハウスのサービス開始時から継続していた招待制は、2021年の7月に正式に廃止されました。これによって、クラブハウスは、誰でも気軽に参加できるSNSへと進化していきました。
Clubhouse(クラブハウス)が人気になった理由
クラブハウスが登場した際、日本の有名起業家や著名人がSNSやマスコミで、クラブハウスを話題としました。招待枠を求めて多くの投稿がなされ、X(当時:twitter)のトレンド入りをするなど、大人気となりました。
ここでは、クラブハウスが人気となった理由について、解説していきます。
Clubhouse(クラブハウス)にはプレミア感があった
リリース当初、クラブハウスでは、利用者の枠がかなり限定された完全招待制のシステムを採用していました。クラブハウスに登録するためには、クラブハウス登録者からの招待を貰う必要があったのです。
招待をもらう人とは電話番号を共有している必要があり、その招待枠も原則的として1人につき2枠のみでした。
そのため「招待されること」自体が、一種の「プレミア」となって、人気が盛り上がったのです。
Clubhouse(クラブハウス)では有名人の話が聴ける
クラブハウスでは、多くの有名人が「Room」と呼ばれる部屋の中で、会話を繰り広げています。
招待によってRoomに入る権利を得ることで、有名人の話を聴くことができます。また、有名人同士がRoomで会話を行う場合などもあり、その会話を楽しむこともできます。
クラブハウスでは、有名人の話をその場で聞いているような雰囲気を味わうことができるのです。
Clubhouse(クラブハウス)ではRoomを作成できる
クラブハウスでは音声を聴けるだけではなく、音声で会話できるRoomを作成することができます。
その際には、相手との関係性に応じて3タイプのルームを作成できます。
- Open…誰でも参加できるRoom
- Social…自分をフォローしている人のみが参加できるRoom
- Closed…自分が任意に選択した人だけ参加できるRoom
目的や用途によって、作成するRoomのタイプを使い分けられます。
Clubhouse(クラブハウス)では多くの人と会話できる
クラブハウスでは、自分がフォローしている人や自分をフォローしている人が参加しているRoomがタイムラインで表示されます。
そのため、自分の知り合いだけではなく、「知り合いの知り合い」と遭遇する確率が高くなります。
知人や友人のInstagramやXなどで存在は知っていたけど、話したことがない人などと会話をするよい機会になるのです。
Clubhouse(クラブハウス)の現在の状況
最近では落ち着いた感のあるクラブハウスですが、現在の状況はどのようになっているのでしょうか。
利用開始条件が変更になっている
クラブハウスが登場した際に大きな話題となったことが、「招待制」ということでした。その参加の難しさがクラブハウスのプレミアム感を増し、スタートアップ代表者などの著名人がこぞって飛びつきました。
その一方、一般人に「難しそう」といったイメージを植え付けることになってしまいました。しかし、現在は招待制が廃止され、誰でも気軽に参加できるシステムに変更されています。
便利な機能が増えてきている
クラブハウスではアップデートが行われ、便利な機能が増えてきています。
スタート当初はiosのみだったサービス提供が、すぐにandroidにも提供されることになるなど、スピーディな対応が行われています。
また、便利な「スケジュール機能」では、ルームの開始日時などをあらかじめ決めておけます。その日時を告知しておくことで、ゲリラ的にスタートするRoomよりも多くのリスナーを獲得することができます。
Clubhouse(クラブハウス)アプリの状況
2021年の1月28日にはAppStoreの「無料アプリ」ランキングのトップに躍り出たクラブハウスですが、現時点(2023年11月)ではTOP100にも入っていません。
しかし、アプリの口コミサイトでは2023年も書き込みが継続されていて、クラブハウス利用者からの評価も4.5とかなりの高評価となっています。
Clubhouse(クラブハウス)は今後どうなる
それでは、クラブハウスの今後はどうなるのでしょうか。
ニッチな需要とブルーオーシャン
クラブハウスが登場した際に危惧されたことに、競合SNSからの追随がありました。
TikTokの機能に目をつけたInstagramがリールを、Xがフリート機能をリリースしたように、大手SNSがこの流れを無視する可能性は低いと考えられていました。
しかし、現時点でクラブハウスと同一の機能を提供する大手SNSは存在しておらず、クラブハウスの音声SNSというブランディングは、オリジナリティを確立できたと言えます。
類似アプリからの導入
現在、日本では「Spoon(スプーン)」や「Voicy(ボイシー)」といったクラブハウスに類似したアプリが存在しています。
このようなアプリは若い世代を中心に注目を集めています。そのため、ユーザーの年齢層が高めなクラブハウスと、ユーザーがバッティングする可能性が低くなります。
さらに、「Spoon(スプーン)」や「Voicy(ボイシー)」によって、音声アプリを知った若いユーザーがクラブハウスに興味を持つ可能性も考えられます。
FOMO心理はなくならない
「自分がいないところで誰かが有益な体験をしているのではないかと不安になる心理」のことを「FOMO心理」といいますが、クラブハウスでは、このFOMO心理を上手く突いています。
クラブハウスでの利用規約には、「内部の話は流出禁止」という内容が存在します。また、クラブハウスでのトーク内容は記録されないため、実際に参加しないと話を聞くことができません。
そのため、FOMO心理がある限り、クラブハウスのプレミアム感は継続していくと考えられます。
まとめ
この記事では、Clubhouse(クラブハウス)の今後について、人気になった理由や現在の状況・歴史などを踏まえて解説しました。
クラブハウスは、新型コロナ渦の外出自粛といった閉塞された環境で、SNSへの注目が集まったタイミングでリリースされました。
そのため、話題性が高く一気に知名度が上がりました。その反動によって、現在ではクラブハウスの人気が下降しているようなイメージを強く受けてしまっています。
しかし、クラブハウスは音声SNSの可能性を一気に切り開いたパイオニアとも言え、新たな発展が期待されます。
他とは違うマーケティングや自社の既存の方法にプラスしたマーケティングを行いたい場合、クラブハウスは絶好の市場になる可能性を秘めています。
ニッチでありながらも確固たるブランドを確立できているクラブハウスは、インフルエンサーの活用と組み合わせることで、企業のブランディングにも高い効果を発揮してくれるでしょう。
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