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最終更新日 2025年3月21日(Fri)
記事作成日 2025年3月21日(Fri)
これまでインフルエンサーの影響力を測る基準は、「フォロワー数」とされてきました。
しかし、昨今は時代が変わり、その影響力の強さはフォロワーの多さよりも「エンゲージメント」が重要になっています。企業案件においても、重視されるのは「実際に人を動かせる発信ができるかどうか」という点になってきているようです。
この記事では、今求められるインフルエンサーの姿とは何か、そしてエンゲージメントを高めるために重要な5つの指標について解説します。
目次
インフルエンサーの種類 | フォロワーの数 |
ライトインフルエンサー | フォロワー1,000人~1万人 |
マイクロインフルエンサー | フォロワー1~10万人 |
ミドルインフルエンサー | フォロワー10~100万人 |
メガインフルエンサー
(トップインフルエンサー) |
フォロワー100万人以上 |
フォロワー数別の特徴で見ると、ライトインフルエンサーやマイクロインフルエンサーは、特定のコミュニティで強い影響力を持ち、親近感のある発信が魅力です。
ミドルインフルエンサーはより広い層にリーチでき、企業とのコラボも増える傾向があります。
そして、メガインフルエンサー(トップインフルエンサー)は、有名芸能人や世界的なクリエイターなど、圧倒的な影響力を持つ存在です。
一昔前のインフルエンサーは、フォロワー数が多いほど影響力があるとされていましたが、今は状況が変わりつつあります。単にフォロワーを増やすことよりも、フォロワーとの「関係性」や「共感度の高さ」が重視されているようです。
実際に、10万人のフォロワーを持つインフルエンサーよりも、1万人のフォロワーしかいないインフルエンサーの方が、企業とのタイアップで高い売上を生み出すケースも珍しくありません。
フォロワーが多くても、関係性が希薄であればPRの効果は限定的です。単に「見られている」だけではなく、「心を動かせる」インフルエンサーこそが、本当に影響力のある存在であるといえます。
インフルエンサーとして重要なのは、フォロワーとの「信頼関係」と「エンゲージメントの高さ」です。ポイントは、フォロワーの数(量)よりも、どれだけ深い関係を築けているか(質)が求められているということです。
質を高めるには、以下の点を意識する必要があります。
フォロワーに「この人の投稿は見る価値がある」と思ってもらえれば、自然とアクションが増え、長期的な関係性が築かれます。
平成の雑誌に登場していた読者モデルのように、可愛いからといって必ずしも人気を得られるわけではありません。
たとえば、地下アイドルはファンの数こそ限られていますが、距離が近いため熱心なファンが多く、強いエンゲージメントが生まれています。
一方で、人気が出すぎると、一人一人に割く時間が少なくなってしまい、ファンが離れていくこともあります。これは、大きなコミュニティほど活気を失いやすいのと同じ現象です。
今の時代、本当の影響力はフォロワー数ではなく、「どれだけ深くファンとつながれているか」にかかっています。
SNS上での発信、訴求において大切なのは「共感」を生み出すことです。
では、どうすればフォロワーの心を動かし、共感を高めることができるのでしょうか。
LIDDELLが提唱する「5つの共感指数」は、その指標となるものです。
本章では、それぞれの計算式を解説します。この指標を意識して実践すれば、フォロワーとのつながりが深まり、より影響力のある発信ができるようになります。
まず重要なのは、自分の発信がどれだけの人に届き、広がっているかという「影響の範囲」です。
【影響の範囲の値の計算式】
フォロワー数-フォロー数×0.2=影響の範囲の値 |
これは、フォロワー数に対してフォロー数が少ないほど、影響力が高いと判断される指標です。
フォロー数が多すぎると、相互フォローでフォロワーを増やしている可能性があり、実際の影響力が低いと見なされることがあります。逆に、フォロー数が少なくてもフォロワーが多い場合は、自然に人を惹きつける力が強いと考えられます。
インフルエンサーとしての影響力を高めるには、「この人の情報は参考になる」と思ってもらうことが大切です。
【参考の値の計算式】
ハッシュタグ関連キーワード数×テキスト文字数=参考の値 |
フォロワーが投稿内容を信頼し、実際に行動に移すかどうかが「参考の値」に関わります。
特に、実体験に基づいた発信は、価値のあるコンテンツとして有効です。
承認の値は、投稿ごとの「いいね」や「コメント」などのアクション数をもとに算出されます。
【承認の値の計算式】
(いいねの数+26×コメントの数)÷影響の範囲の値=承認の値 |
※「26」は、過去のインフルエンサーの「いいね」とコメントを観察していた係数です。
投稿コンテンツに多くのコメントが集まるほど、高い評価を得られます。
フォロワーが思わずコメントしたくなるのは、「共感せずにはいられない」「思わず語りたくなる」ほどの強い共感を生む投稿です。感情が動かされるほど、フォロワーは自ら意見を発信したくなり、エンゲージメントの向上につながります。
インフルエンサーの投稿がフォロワーの記憶に残るかどうかは、コンテンツの「インパクト」によって決まります。
【印象の値の計算式】
エンカウント率×クリエイティブ値=印象の値 |
どんなに良い情報を発信しても、内容が薄かったり、視覚的に魅力がなかったりするとスルーされてしまうことがあります。
写真や動画のクオリティ、投稿の構成、デザインなど、クリエイティブの質を高め、フォロワーへの強い印象付けが求められます。
発見される機会を増やすことが、新しいフォロワーやエンゲージメントの向上につながります。
【発見の値の計算式】
ハッシュタグの投稿件数×ハッシュタグの時代性=発見の値 |
適切なハッシュタグをリサーチし、投稿に取り入れることで、フォロワー以外のユーザーにもリーチしやすくなります。
インフルエンサーとして成功するためには、フォロワーとの繫がりに加えて、プラットフォームの仕組みを理解しておく必要があります。
特に「ザイオンス効果」と「アルゴリズムの評価」は、影響力を高めるうえで欠かせないポイントです。
「ザイオンス効果(単純接触効果)」とは、人が何度も目にする相手に対して、自然と好意を持つ心理のことです。
SNSでも、投稿の回数を増やしてフォロワーの目に触れる機会を多くすることで、少しずつ信頼を得て、影響力を高められます。
特に、共感できる内容や役に立つ情報を続けて発信することで、フォロワーとの距離が縮まり、長くつながりを持ちやすくなります。たとえば、美容系のインフルエンサーなら「スキンケアのコツ」を毎日1つ紹介したり、グルメ系なら「おすすめカフェ巡り」のシリーズを週ごとに発信するなど、テーマを決めて継続すると、フォロワーにとって親しみやすいアカウントになります。
投稿の内容だけでなく、無理のないペースで定期的に発信し続けることも大切です。
結果を出すインフルエンサーには共通点があります。
それは、フォロワーからの「いいね」やコメント、シェアなどの反応が多いことです。こうした反応が多い投稿は、SNSの仕組み(アルゴリズム)によって「人気のある投稿」と判断され、より多くの人の画面に表示されやすくなります。
そもそもアルゴリズムとは、SNSがどの投稿を優先的に表示するかを決めるルールのようなもの。全ての投稿が同じように表示されるわけではなく、ユーザーが普段どんな投稿に興味を持っているか、どのアカウントと交流が多いかなどのデータをもとに、個々のフィードが作られる仕組みになっています。
この仕組みを理解し、フォロワーとの接点を増やす工夫をすることで、アルゴリズムに評価されやすくなり、より多くの人にリーチできるようになるのです。
この記事では、フォロワー数にとらわれず、エンゲージメントを高めることがインフルエンサーとして成功する鍵であることを解説しました。
インフルエンサーの影響力は、フォロワー数の多さではなく、共感指数を高め、フォロワーとの深いつながりを築くことで生まれます。そのためには、一方的な発信ではなく、フォロワーとのコミュニケーションを大切にすることが欠かせません。
フォロワーとの関係性を強化し、ザイオンス効果やアルゴリズムの仕組みを活用することで、より多くの人に影響を与えられるインフルエンサーを目指しましょう。
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そこで、LIDDELL(リデル)は「インフルエンサー×SNS」に強みを持っており、人を基軸とした共感マーケティングに大きな強みを持っています。
自社で50,000人のインフルエンサーを抱えており、総フォロワー数は約7.3億人と、国内最大級のSNSマーケティング支援企業です。
実際にこれまで、7,000社を超える企業様へのサポート実績があり、あらゆる業界ジャンルのマーケティング課題をSNSやインフルエンサーを活用した支援施策によって解決してきました。
戦略のみなならず、インフルエンサーの協力をあおいでユーザーに共感されやすい自然な動画を制作するなど、さまざまな施策が可能です。SNS媒体のアルゴリズムに評価されやすい動画を作るなら、ぜひご相談ください。