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最終更新日 2025年1月31日(Fri)
記事作成日 2025年1月31日(Fri)
2024年12月にリリースされたmixi2。新たなSNSとして、企業でのマーケティング活用をいち早く検討したいと考えている方も多いのではないでしょうか?
mixi2は、企業がファンを育てたりブランドの認知度を高めたりするのに最適な場となる可能性があります。
本記事では、具体的なマーケティング活用のアイディアを膨らませるために、mixi2と他のSNSの違いや企業ができることを紹介します。また、mixi2の特徴であるコミュニティ機能を企業で活用する際のポイントも、本記事で把握しておきましょう。
mixi2が気になるものの運用のイメージがわかない、という企業担当者の方はぜひ最後までお読みください。
目次
mixi2は、趣味や価値観を軸としたコミュニティの形成に強みを持ち、企業がユーザーと深いエンゲージメントを築く場として大きな可能性を秘めています。
具体的にどのような活用方法により企業のメリットとなるのか、確認していきましょう。
なお、 mixi2のサービス概要や特徴、登録方法などの基本情報は関連記事「進化する『mixi2』とはどんなSNS?特徴や旧mixiとの違いも解説」をご覧ください。
mixi2のコミュニティ機能により、趣味や価値観を共有するユーザーが1箇所に集まれる環境となっています。
企業がコミュニティ内の発言を分析することで、ユーザーがどのような価値を求めているのか具体的に知れるでしょう。
ユーザーの声を反映した商品開発やマーケティングが実現し、ブランドロイヤルティの向上につながります。
企業が公式コミュニティを立ち上げることで、ユーザーと直接対話しやすい環境を作れます。例えば商品に関する意見交換や、ユーザー参加型のキャンペーンを展開することで、ブランドへの愛着を高められるでしょう。
従来のSNSでは、企業アカウントから一方的に発信し、ユーザーがそれを見るという構図がありました。しかしmixi2のコミュニティのように企業とユーザーが気軽にやり取りできる場があると、お互いにコミュニケーションを楽しみながらより身近な存在として認識してもらえます。
mixi2は、従来のSNSと比べて広告やアルゴリズムの仕様が異なるだけでなく、ユーザーが楽しみながら交流できる独自の機能を備えています。この章では、mixi2が他のSNSとどう違い、企業がどのようにその特徴を活用できるのかを詳しく見ていきましょう。
mixi2の投稿機能には、投稿の見た目をカスタマイズできる「エモテキ」が搭載されています。この機能を活用すると、投稿にインパクトを与えやすくなります。
(画像引用:mixi2: サポート)
ユーザーが投稿の見た目を楽しめて、ついリアクションしたくなるかもしれません。感情表現豊かな平和な世界観を作れます。
また、「エモテキ」機能によるアレンジで発信に込めたメッセージがユーザーに伝わり、共感されやすくなります。
このようにブランドへの信頼感や親近感が高まる要因として「エモテキ」機能が役立つでしょう。
※今後のアップデートで変更される可能性もあります。
mixi2のタイムラインは現時点で広告が表示されない仕様です。そのため、ユーザーにとってノイズの少ない快適な環境となっています。
広告による閲覧数のブーストができない点は、企業にとって不便に感じられるかもしれません。しかし、mixi2への投稿は宣伝色が薄まり、純粋に情報や価値を共有する姿勢がユーザーに伝わりやすくなります。その結果、企業はユーザーからの信頼を得やすくなるでしょう。
※今後のアップデートで変更される可能性もあります。
【SNSのアルゴリズムとは?】
SNSがユーザーに最適なコンテンツを表示するための仕組み
mixi2のタイムラインは、新着順で投稿が表示されるシンプルな仕組みです。他のSNSのようなアルゴリズムによる並び替えがありません。
最新情報を確実にユーザーへ届けられるほか、投稿がアルゴリズムによって埋もれる心配がありません。フォロワーに向けた投稿が全員に平等に表示され、企業が発信する情報の到達率が上がると予想できます。
ここまでの内容で、mixi2のビジネス的な特徴がつかめてきたのではないでしょうか?
mixi2は、他のSNSにはない独自の機能を活かして、企業がユーザーとの新たな関係を築く可能性を秘めています。
企業が具体的にどのような取り組みを行えるのか、注目すべきポイントを解説します。
mixi2では、リアクションスタンプを使うことで、ユーザーが気軽に感想を送れます。スタンプはコメントよりも手軽なため、ユーザーが企業投稿に関わるハードルが低く、自然と企業との接点が増えます。これにより、投稿で紹介した商品への親近感や信頼感を醸成しやすくなるのが大きな魅力です。
さらに、ユーザーからのスタンプが多く集まることで、投稿への興味関心を具体的に把握でき、次回の投稿やプロモーション企画に活かせます。こうしたデータを基に、より効果的なプロモーション投稿を展開できるでしょう。
コミュニティ機能は、特定のテーマや商品に関心を持つユーザーが集まりやすい設計になっています。企業が公式コミュニティを立ち上げることで、ブランドや商品に興味のある人たちが自然に集まり、双方向のやり取りが生まれるでしょう。
コミュニティ内では、ユーザーが気軽に意見や感想を投稿できることも特徴です。これにより、企業はターゲット層のニーズや関心をリアルタイムで把握しやすくなります。
「mixi2には広告がない」という前提があるため、ユーザーは投稿を「宣伝」ではなく、純粋な情報として受け取りやすい環境が整っています。
この環境を最大限に活かし、企業の本音や裏側を伝えることで、ユーザーに「この企業ってこんな感じなんだ」と覚えてもらえるチャンスを生み出せます。
たとえば、社員が商品を試している場面や、開発プロセスを公開することで、商品へのリアルな思いを伝えられるでしょう。
mixi2のコミュニティを活用することで、単なる意見収集を超えた、ユーザーとの共創的な関係構築が可能になります。
実際にコミュニティを作る際のために、運用のポイントをここで予習しておきましょう。
コミュニティ運用を成功させるには、単に「交流の場を作って終わり」や「ユーザーの自主性に任せる」といった方針にならないようにしましょう。他のSNSと異なり、ユーザーと双方向にコミュニケーションできることがmixi2の魅力です。コミュニティを通じて、ユーザーと積極的に対話を重ね、リアクションを促進することで、コミュニティをより活性化させられます。
例えば、美容関係のコミュニティでは、「お気に入りのアイテムは?」「いつか買いたい憧れのデパコスは?」などのトークテーマを投げかけることで、ユーザーが発言しやすくなり、より深い交流を生み出せます。
ユーザーがどのような話題に興味を持つかを分析し、ニーズに合わせた投稿を繰り返しましょう。こうした積極的なコミュニケーションを続けると、他のSNSでは得られない深い関係性を築くことができます。
ユーザーが主体的に楽しめる企画を提供することで、コミュニティへの親近感やワクワク感を高められます。
【コミュニティ内企画の例】
誰でも気軽に参加できるよう、参加ハードルを下げる工夫が大切です。
また、企画内容をユーザーから募集するなど、ファンと一体感を持って動けると良いでしょう。
mixi2のコミュニティは、特定のテーマに特化しており、深い関心を持つユーザー同士が活発に意見交換を行う場として機能しています。
顧客の声をコミュニティ運営や商品開発に積極的に取り入れ、その結果を「皆さんのアイデアをこのように活用しました」と具体的に共有しましょう。ユーザーが「自分の意見が企業に届いている」と感じるきっかけとなり、企業に対する信頼感や、コミュニティ内での活動意欲が高まる効果を期待できます。
【参考コミュニティ】
管理人:『葬送のフリーレン』公式
コミュニティ名:投稿のフリーレン
週刊少年サンデー連載中『葬送のフリーレン』の公式mixi2アカウントが運営するファンコミュニティです。
この作品は、魔法が使えるファンタジー世界が舞台。コミュニティの案内(コミュニティノート)には「フリーレンについて投稿する魔法」と一言だけ記入してあります。
ユーザーたちは、まるで『フリーレンについて投稿する魔法』がかかったかのように、それぞれが作品に対する思いを投稿しています。
作品名「葬送のフリーレン」にちなみ「◯◯のフリーレン」という投稿もコミュニティ内で流行。
※「フリーレン」はキャラクターの名前
このようなオリジナル挨拶が、コミュニティメンバーから独自で生まれました。
現在のmixi2は、趣味や価値観を共有するコミュニティを中心にした設計が特徴です。これにより、単なる情報交換の場ではなく、ユーザー同士が深い信頼関係を築けるプラットフォームとして進化する可能性があります。
また、特定の趣味やライフスタイルにフォーカスすることで、ニッチなコミュニティでの成功も狙えるでしょう。
さらにこのまま広告やアルゴリズムの影響が低いSNSとなれば、mixi2は本来の目的である「趣味や価値観を共有する場」として機能しやすくなります。ユーザーが商業的なノイズを感じることなく、安心して活動できる環境が保たれることで、コミュニティの活性化や長期的な維持が期待できるかもしれません。
mixi2は、趣味や価値観で分類された深い繋がりをコミュニティ機能で実現しています。本記事を通じて、mixi2を活用したマーケティングの可能性やコミュニティ運営のヒントを見つけていただけたのではないでしょうか。コミュニティを活用した企画や意見収集を通じて、ブランドロイヤルティを向上させる取り組みが具体的にイメージできたかもしれません。
とはいえ、mixi2の運用には他のSNSとは異なる戦略が求められます。例えば、アカウントの方向性の設定や他のSNSとの連携方法など、具体的な課題に直面する企業も多いでしょう。
もし「どんなコンテンツを発信すべきかわからない」「既存のSNSとどう使い分けるか迷っている」という方がいらっしゃいましたら、ぜひリデルにご相談ください。専門的な視点から、貴社に最適なmixi2活用方法をご提案いたします。