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企業タイアップが生み出すビジネス戦略の魅力とは?成功事例をご紹介
最終更新日 2024年9月17日(Tue)
記事作成日 2024年2月22日(Thu)
近年、SNSを利用したマーケティング戦略として、企業間や企業とインフルエンサーのタイアップが注目されています。異なる業種やカルチャーが組み合わさり、新しい価値を生み出すタイアップは、消費者に新鮮な驚きと共にブランドの魅力を伝える有効な手段です。
● 企業タイアップの魅力は何ですか?
● タイアップのメリットは何ですか?
● 企業タイアップの進め方はどのようにすれば良いですか?
● 企業タイアップのデメリットや注意点はありますか?
この記事では、企業タイアップの世界を深掘りし、よくある上記の質問について答えを導きます。また、タイアップ成功の秘訣と実際の成功事例についてもご紹介していきます。
タイアップの基礎知識
タイアップとは
タイアップとは、「異なる企業が協力しあって商品開発や販売促進を行うこと」です。
この方法により、双方のブランド力や知名度を活用して、新たな顧客層へアプローチすることができます。タイアップは、単に製品やサービスを共同で提供するだけでなく、ブランドイメージの向上や話題性を生み出すためにも利用されます。
タイアップの種類
具体的なタイアップの種類には、以下のものがあります。
- 商品開発
- 販売促進キャンペーン
- 広告、PR活動など
それぞれの方法によって目的や期待される効果は異なりますが、重要なのはタイアップを通じて「1+1=3以上の価値」を生み出すことです。
タイアップのメリット
タイアップの最大のメリットは、相手企業の持つブランド力や顧客基盤を活用できる点にあります。
これにより、短期間での市場浸透やターゲット層の拡大が可能となります。また、新規顧客の獲得だけでなく、既存顧客に対しても新たな価値を提供することで、顧客満足度の向上も期待できます。
このようにタイアップは、PR活動としても非常に有効であり、広告費用を抑えつつ効果的な宣伝が可能です。
今日のSNSを用いたタイアップは、その拡散力の高さを活かし「ターゲット層拡大」と「話題性」の面で特に重宝されています。
企業が選定したいタイアップ先5選
では、企業がタイアップする具体的な選定先について解説しましょう。
①企業
1つ目の相手は、企業です。
企業間のタイアップでは、お互いの持つ技術やブランド力を共有することで、クオリティが高く信頼性のある商品・サービスを生み出すことができます。
双方の持つファンや顧客からの購入を期待できますが、お互いの利益になる必要があるため、お互いが納得できる選定先でなければいけません。
そのため、中小企業で知名度の低い企業となると、交渉が難しいケースがあります。
②芸能人
古くからよくあるのは、芸能人や各界の著名人とのタイアップです。
タイアップではPR広告のように起用するだけでなく、実際に商品開発をともに行うケースが多くあります。例えば、モデルが監修する化粧品などは、ユーザーが抱える悩みにポイントをあて、それを大々的に打ち出すことで売上アップに繋がります。
③インフルエンサー
SNSを用いたタイアップでは「インフルエンサー」の活用が特におすすめです。
インフルエンサーは一般的に芸能人よりもコストを抑えられ、かつSNSを積極的に活用する顧客となりやすい層からの指示を集めています。
基本的にはインフルエンサーのフォロワー数に応じて単価が決まりますので予算組みがしやすく、ユーザーの共感を生みやすい点がメリットとなります。
インフルエンサーとのタイアップは、以下の記事でも解説しておりますので、参考にしてみてください。
【SNS担当者必見!】インスタで効果的なタイアップ投稿を行う秘訣
④番組・チャンネル
人気のあるテレビ番組やラジオ番組とのタイアップも、周知・認知を高めたり話題性を作ったりという面では、魅力的な選定先です。
ただし、視聴率が高いゴールデンタイムを狙うと効果を望める一方で、コストも高くなりがちです。最近では芸能人のYoutubeチャンネルなどのSNSや、サブスクリプションでの動画配信アプリ内の番組とタイアップする方法もあります。
⑤アニメ・キャラクター
アニメやキャラクターとのタイアップも、従来より多く使われている手法です。
話題性のある知名度が高いアニメは、一時的には高い効果を得られますが、一過性のもので終わってしまう可能性があります。
また、個性的なキャラクターを使いすぎるとブランドイメージを損ねてしまうことにも考慮が必要です。
企業のタイアップの進め方
企業がタイアップをする時は、以下の3ステップの流れで行いましょう。
STEP1:目的の設定
成功するタイアップの第一歩は、明確な目的とゴールの設定から始まります。
まずは何を達成したいか、どのようなターゲット層にアプローチしたいかを明確にし、それに基づいてタイアップ先を選定します。目的が明確であればあるほど、タイアップの方向性を維持しやすくなります。
STEP2:ゴールの設定
また、目的に応じてKPI(重要業績評価指標)を設定し、タイアップ企画の成果を定量的に測ることが重要です。これにより、企画の効果を可視化し、今後の改善点や次へのステップを考える基盤となります。
STEP3:提携先の選定
タイアップを成功に導くためには、提携先の選定が重要です。
- 提携先のブランドイメージが自社のイメージと合致しているか
- ターゲット層が重なっているか
- 費用対効果が見合っているか
自社の商品やサービスと相性のよいパートナー選びが成功のカギを握ります。
また、提携先の提供できるリソースや強みを事前にリサーチすることも必須です。
提携先を選定する際には、具体的な数字や実績も考慮に入れるべきですが、その企業が持つストーリーやコンセプトについても検討し、共鳴できる点があるかを見極めましょう。
企業タイアップの成功事例から学ぶ
①飲料水×衣料ブランドのタイアップ
いずれも「環境に優しい」アクションを共に推進することで、両ブランドの環境への取り組みをアピールした企業タイアップの成功例です。
このキャンペーンでは、リサイクルプロジェクトを共同で行い、消費者に対しても積極的に環境保護への参加を呼びかけました。
この事例から学べるのは、共通の価値観や目的を持った企業同士がタイアップすることで、消費者の共感を得やすくなるという点です。さらに、社会的な意義があるプロジェクトに取り組むことで、ブランドイメージの向上にもつながります。
②おもちゃメーカー×YouTuberとのタイアップ
2018年、有名おもちゃメーカーが数百万人のチャンネル登録者数を誇るYouTuberとタイアップしたお話です。このYouTuberは日頃から子ども向けの発信をしていたこともあり、ファミリー層から絶大な人気を得ていました。
(出典:UUUM株式会社「YouTuberを活用したタイアップ動画の態度変容効果を検証」より)
このタイアップでは、知名度の高くない1つのおもちゃをチャンネル内で紹介し、のちに効果の検証もされています。調査結果では、チャンネルの視聴者と非視聴者に上記の差が生じました。認知度、好感度、購入意向いずれにおいても視聴者は80%を超えており、非常に高い数値であることが伺えます。
企業がタイアップをするデメリットと注意点
上記のように明確な数値があると、いかにタイアップが有益で効果的であるかが分かることでしょう。
しかし、せっかく費用をかけても成功させなくては意味がありません。
以下では、企業がタイアップを行う際のデメリットと注意点をご紹介します。
契約交渉の難しさ
タイアップを進める上で、選定先との契約交渉は避けて通れない道です。特に、異なる業種の企業間では、利益の配分や宣伝方法などについての意見の相違が出やすく、交渉が長引くことがあります。このような状況を避けるためには、初期段階で具体的なゴールや期待する成果を明確にすることが重要です。
また、それぞれの企業がタイアップにかける重視点を共有し、お互いの理解を深め合うことも円滑な交渉には欠かせません。
ブランドイメージのリスク
タイアップは、互いのブランドイメージを活用することで成立しますが、その一方で、相手企業のスキャンダルや品質問題などが自社のイメージにも影響を及ぼすリスクが存在します。このリスクを回避するためには、提携前の十分なリサーチと定期的なコミュニケーションが必要です。
また、タイアップ先との関係性が公になった際の消費者の反応も考慮し、ブランドイメージが損なわれないよう注意深く進める必要があります。
まとめ(よくある質問の回答)
Web検索やテレビ番組に人が集まっていた時代から、SNSやサブスクの動画配信アプリに人が集まるようになった現在、戦略的なタイアップは高い効果が期待できます。タイアップ先を柔軟に選べる中、コストを抑えた賢い選択が求められます。
では、最後に「よくある質問」の答えを、まとめてお伝えしましょう。
Q1: 企業タイアップの魅力とは何ですか?
A1: 企業タイアップの魅力は、異なる業種やカルチャーが組み合わさることで新しい価値を生み出し、消費者に新鮮な驚きと共にブランドの魅力を伝えることができる点です。話題性や認知度を上げ、最終的な売上アップに繋がります。
Q2: タイアップのメリットは何ですか?
A2: タイアップのメリットは、相手企業の持つブランド力や顧客基盤を活用できることで比較的短期間での市場浸透やターゲット層の拡大が可能となる点です。また、新規顧客の獲得だけでなく既存顧客に対しても新たな価値を提供し、広告費用を抑えつつ効果的な宣伝が可能です。
Q3: 企業タイアップの進め方はどのようにすれば良いですか?
A3: 企業タイアップを進めるためには、まず明確な目的とゴールを設定し、タイアップ先を選定します。目的が明確であればあるほどタイアップの方向性を維持できます。また、タイアップ先のブランドイメージとの相性や提携先のリソースや強みをリサーチし、お互いの理解を深め合うことが重要です。
Q4: 企業タイアップのデメリットや注意点はありますか?
A4: 企業タイアップのデメリットや注意点として、契約交渉の難しさや異業種間の意見の相違が挙げられます。また、相手企業のスキャンダルや品質問題が自社のイメージにも影響を及ぼすリスクがあります。これらを回避するためには、事前のリサーチと定期的なコミュニケーションが必要です。
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