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【2024年Instagram予想】SNSとしてどう変化するのか?
最終更新日 2024年9月17日(火)
記事作成日 2024年1月30日(火)
2023年のInstagramと言うと、これまでの「フィード投稿」から「リール投稿」が伸びるようになり、右肩上がりに成長するTikTokへの意識を感じた年のように思います。
今回は2024年のInstagramについて、どのような変化を遂げるのか予想していきましょう。
目次
【2024年Instagram】予想①:SNSとしての立ち位置変化
TikTok以外にも、2020年にフランスで公開されたリアルな日常を発信する盛らないアプリ「BeReal(ビーリアル)」など、成長を続けるSNS業界への新規参入は止まりません。
そんな中で2023年9月、LINEによる興味深い調査が行われました。
LINEリサーチ調べによれば、「今後(いまよりも)流行りそうなSNSは?」というアンケートで、Instagramは2位のTikTokに10ポイント以上の差をつけて1位となっています。また、令和4年の総務省の調査でも、10代~20代の利用率は70%を超えていることが明らかです。
1位に挙げる理由については、利用者の多さや手軽さといった身近なものから、「Threadsとの関係でもっと利用者が増えると思ったから」という声も見られました。
本アンケートでは、15~24歳の若年層を年齢・性別分けした全てのカテゴリーで1位を獲得しており、Instagram の根強い人気が伺えます。
トップを独走するには時代の先駆けとなる機能・サービスを続けていかなくてはなりません。今後も他のSNS媒体との差別化を図り、Instagram特有の価値を生み出す必要がありそうです。
【2024年Instagram】予想②:AIツール、動画機能の急加速
近年のめまぐるしいテクノロジー発展で、SNS媒体にもAIが大きな影響を与えています。
2023年を振り返ると、「ノート機能」導入や「Threads」の誕生によりXへの意識、「リール動画」の新機能や「ギフト機能」でTikTokや他SNS媒体への意識も感じとれます。
Instagramは「コンテンツ生成、音声、マルチモダリティにおけるAIの進歩により、新しいクリエイティブで没入感のあるアプリケーションを提供できるようになる来年が待ちきれません。」と公表しています。
すでに2023年、容易なリール編集(生成)を可能としており、テンプレートを拡充させコンテンツの拡充がされました。今後も音源であったり、今は機能的にそこまで強くないアバターなどの拡充が予想されます。
別記事でも一部触れておりますが、Instagramのアバター昨日は現在精度としてはそこまで高いものではありません。Meta社はすでにfacebookのアバター機能を充実させており、この取り組みがInstagramも導入されるのではないでしょうか。
【Instagram】アバターは可愛くない?真偽と実際に作ってみた感想
すでにTikTokを意識して画像コンテンツから動画コンテンツにも幅を広げ、エンターテインメント性が高まってきたいる印象を受けます。従来の「映える画像を載せるSNS」とは異なるイメージになってきました。
そこに加え、高度な3Dアバターの導入となると、需要が伸びている「オンラインゲーム」など全くの新ジャンルを意識した新機能なども、2024年はあり得るかもしれません。
【2024年Instagram】予想③:Threadsの変化とXとの比較
では、Instagramが流行りそうな理由として挙げられた「Threads」の存在は、どう影響するのでしょうか。Threadsは2023年7月6日にリリースされたMeta社のアプリですが、テキストベースであることからXの代替的存在になれるのかがポイントの1つです。
Instagramとの連携が可能であり、リリース当時は多少の注目を集めたものの、正直なところSNS界隈では急成長している、とは言えません。
しかし、上記のアンケートでThreadsはなんと5位にランクインしています。この理由をXとの比較を交えて考えてみました。
比較①まだ機能が充実していない
XとThreadsはアプリ自体の歴史が違うので、もちろんThreadsに付帯していない機能がたくさんあります。基本的な「いいね」や「投稿」「引用」といったアクションはできますが、ハッシュタグが使えなかったりキーワード検索ができない、といった使いづらさがあります。この点は、今後改良されていくとともに新機能の追加で、新たなプラットフォームの誕生が期待されるでしょう。
比較②ユーザーのネガティブ要素が少ない
Xはもともとリアルタイムを発信することを目的としたSNSです。そのため、事象が発生してから投稿するまでのスパンが短く、考え無しに投稿した結果「炎上」に繋がることが度々発生しています。投稿への誹謗中傷が、拡散力の高さゆえ想像以上に多くの人からの攻撃を受けます。また、簡単にネガティブな内容を発信できてしまうので、一部のユーザーはこれに疲れているようです。
Threadsは、Instagramと連携されていることで同じテキストコンテンツでも、どこかポップで明るい印象を受けます。Threadsには明るい未来が垣間見えます。
比較③CEO本人の影響力が少ない
「Threads(Instagram)のCEOは誰か?」という問いに対して、「マーク・ザッカーバーグ氏」と正解を答えられる人はどれほどいるでしょうか。弊社のような仕事をしていない一般ユーザーの多くは、おそらく答えられないと思います。
反対に、「XのCEOは誰か?」と言われれば、多くの人が「イーロン・マスク氏」だと回答できるでしょう。彼は、米国の電気自動車メーカー「テスラ」のCEOであり、他にも宇宙開発やPayPalなどの決済サービスを作り出すなどの偉業を遂げた有名人です。
一方で、彼は世界にマイナスの影響を与える発信を多くしており、度々その言動が取り上げられています。マスク氏のこれらの発信が、X離れを推進している面も見られます。
2024年は、DMやハッシュタグなどThreadsの機能追加が期待され、この機能が拡充した時、ThreadsのSNS媒体としての成長が急ピッチで進むのではと予測されます。
【2024年Instagram】予想④:「ARグラス」開発による変化
2022年4月、海外メディア「The Verge」で、「Metaは2024年に最初のARグラスを発売する予定」であると報じています。ARグラスとは、Meta社が独自開発する初代iPhoneのようなインパクトを起こす、「人間とテクノロジーの関係を再定義する、聖杯のようなデバイス」だと言います。これは、現在のアプリ市場はAppleとGoogleによる管理下にあり、これらを経由せず単体で動作できるデバイスをイメージしているようです。
ARグラスは2026年に第2世代、2028年に第3世代への進化を計画しているザッカーバーグCEOですが、報道から1年9ヵ月経つ今、事態はどのように動いているのでしょうか。
これに関しては、2023年9月Meta Connectでサングラスブランド「Ray-ban(レイバン)」によるスマートグラスが発売されています。デザイン性が高く、音楽を楽しめたり、通話機能を利用できたりと、機能性も良いものです。
残念なのは、これはすでにある他社のスマートグラスと一線を画く存在とはなっておらず、「初代iPhone」のようなインパクトはありません。次に発表を待つ「第2世代」「第3世代」へ期待が集まる状況です。
しかし、同時にMetaはAIツールやアバター機能の強化でも見られるように「3Dツール」の開発を進めています。これを「ARグラス」へ導入するなど、今後より「3Dバーチャル」に力を入れた技術促進が考えられます。
もしかすると、3Dバーチャルは、まだ機能が充実していないThreadsへ導入もあり得るかもしれません。今後、このような技術が発展し、Instagramはよりエンターテインメント性の高いSNS媒体へと進化していくと予想します。
まとめ
2024年のInstagramは、AIツールや動画コンテンツのますますの拡充が期待されます。
また、Threadsの成長、ARグラスといったMeta社の新たな挑戦も気になる部分で、Instagramとの連携など市場動向は敏感に追いかけていきたいところです。
Instagramは2024年だけでなく、今後数年はSNSのトップ媒体であり続けると予測されます。ビジネスや採用など、Instagram運用は早めの取り組みが吉と言えるでしょう。
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