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【2023年YouTubeまとめ】時系列ハイライト アップデート・新機能!
最終更新日 2024年9月17日(Tue)
記事作成日 2024年1月23日(Tue)
TikTokの普及やXのサブスクリプションなど、ここ最近「動画コンテンツ」の需要が特に伸びています。そんな中、動画コンテンツの王道「Youtube」の根強さはまだまだ健在です。
無料視聴するには広告こそあるものの、気軽に楽しい長尺動画を見ることができます。
例えば、文章で読んでも分かりづらい税金の手続きを税理士が解説するなど、ユーザーにとって有益コンテンツであることは間違いなさそうです。
この記事では、2024年のYoutubeの振り返りとして、アップデートや新機能、最新のトピックまとめについてご紹介します。
※本記事は2024年1月時点の情報で、日本での機能導入は発表から時差がある可能性があります。
目次
【2023年1~2月】Youtubeのアップデート機能・トピックまとめ
では、さっそく時系列順にご紹介していきましょう。
・①【2月1日】「休眠アカウント」に関するポリシー公開
→ユーザーに積極的なYoutube利用を促すため、休眠アカウントはYoutubeに返還される場合があると公表しました。今回、休眠アカウントの定義にいくつかの要件が付与されましたが、「Youtubeアカウントに半年以上ログインしていないこと」という身近な事項も追加されています。利用していないユーザーへの厳しい対応が伺えます。
・②【2月3日】ショート動画の広告収益分配がスタート
→ユーザーがYoutubeのショート動画を閲覧する際に表示される広告(Youtubeショート広告)による収益分配がされるようになりました。収益化するクリエイターたちがショート動画を投稿し、その中で自分の動画が全体の5%の視聴回数を獲得していると、各国のクリエイタープール(報酬対象となる全クリエイターへ支払われる報酬合計額)から収益の5%が分配される仕組みです。
・③【2月27日】「multi-language audio」の新機能テストを実施
→この機能では、クリエイターの動画に多言語音声を追加、つまり手軽な操作で吹き替えができるようになりました。これを活かすことで、今後は国内外問わず吹替版コンテンツを楽しむことができます。クリエイターの市場拡大、さらなる収益性アップが期待できるでしょう。また、ワールドワイドなコミュニティ形成でSNS媒体の存在感を示すにも、大きな一歩と言えそうです。
【2023年5~6月】Youtubeのアップデート機能・トピックまとめ
・①【5月19日】ノンスキップ機能付き30秒広告の導入を発表
→YoutubeSelect(予約型広告)にて、これまで15秒の広告を連続して表示していましたが、30秒の1つの広告を表示するとしています。広告の非表示にはYoutubePremium(有料)への加入が必要で、ノンスキップ機能であることから企業目線に寄り添う新機能と言えそうです。この機能はアメリカで導入後、段階的に世界的に広げていくようです。
・②【5月26日】一定時間見ることができる「Youtubeストーリー」廃止を発表
→1ヶ月後の6月26日から使用できなくなることを発表しました。しかし、これはマイナス的な要因があったからではありません。
- コミュニティ投稿
- ショート動画
- 長尺動画
- ライブ配信
これらの主要機能の開発を優先するため、またこれらがストーリーの代替となる機能性を満たすことが明らかになっている、と言います。
・③【6月14日】「Youtubeパートナープログラム」収益化機能の要件緩和を発表
→Youtubeパートナープログラムへの参加基準を低くし、クリエイターは収益化まで早期アクセスできるようになったとしています。
内容 | 緩和前 | 緩和後 |
Youtubeチャンネル登録者数 | 1,000人 | 500人 |
直近90日間の有効な公開動画 | 規定無し | 3本 |
直近1年間の公開動画の総再生時間数 | 4,000時間 | 3,000時間 |
直近90日以内の公開ショート動画の視聴回数 | 1,000万回 | 300万回 |
「直近90日間の有効な公開動画」という新たな内容が増えたものの、クリエイターのハードルは大きく下がったと言えるでしょう。日本でも。8月30日、これらの特典への早期アクセスが可能になったと発表されています。
【2023年7~8月】Youtubeのアップデート機能・トピックまとめ
・①【8月16日】Youtubeロゴが変わったと話題に
→こちらは突如現れた機能で、Yotube画面で見えるロゴの書体が代わり、パソコンでロゴにカーソルを合わせると「天才の筆遣い」という文字が浮かび、クリックするとクリエイターページに飛ぶようになっていました。
公式発表はされていませんが、日本以外の国でも確認されており、日本の文化である書道を世界中でより多くの人に知ってもらうため、Youtubeが独自考案したサービスであると考えられています。
【2023年9~10月】Youtubeのアップデート機能・トピックまとめ
・①【9月25日】新たなAIツール追加導入(予定)を公表
→他のSNS媒体と同様、Youtubeも以前よりAIツールの開発には積極的な姿勢を見せていました。そして、クリエイティビティの向上、クリエイターの制作負担軽減、などの理由から、以下のAIコンテンツの導入を行うとしています。
【出典:「日本版Youtube公式ブログ」より】
これらのAIツールを一部で段階的に導入し、2024年以降、提供範囲を拡大していくようです。これに伴い、「Youtube Create」という新しいモバイルアプリのリリースも発表されており、クリエイターにとって動画制作の環境がさらに改善されます。
・②【9月27日】YoutubeMusicにてポッドキャスト視聴機能を拡大
→すでに米国で提供されているポッドキャストをアップグレードし、全世界に拡大すると発表しました。2024年にはGoogleのポッドキャストサービス「Google Podcasts」の終了が決定しており、YoutubeMusicでのポッドキャスト一本化に動いているようです。
・③【10月17日】大規模アップデートで新機能が拡張
→これにより、10個以上の機能が追加されました。「Youtab(マイページタブ)」の設置や動画画面を長押しすることで再生速度を変えられる「ユーザー向け機能」から、Youtubeのプロフィール欄に他のSNS媒体のプロフィールボタンを設置できる「クリエイター向け機能」まで様々です。他にも、誤操作により一時停止を防ぐ機能など、利用者双方の視点に寄り添ったアップデート内容となっています。
【2023年11~12月】Youtubeのアップデート機能・トピックまとめ
・①【11月10日】新たなショッピング機能登場を公表
→タイムスタンプを追加し、ファン(ユーザー)が商品購入できる適切なタイミングで、アフィリエイト商品が表示される機能です。これにより視聴時のエンゲージメント確認といった情報分析もできます。ただし、そもそもYoutubeでショッピング機能を使うには、登録者数1,000人以上、チャンネルが収益化されているなどの要件がありますので、利用したい方はまずこちらの確認をしましょう。
・②【11月15日】「Youtube Premium」に新特典追加を公表
→月額制の有料サブスクリプションである「Youtube Premium」がアップデートされ、いくつかの新たな機能が付与されました。(4月10日、一部同様の発表がされており、より拡充された内容となっています)
- 1080p Premium(高画質設定)での視聴
- スマートフォン・タブレットなどモバイル端末でコンテンツを「キュー」入れ
- 独自の対話型AIツール、「Ask」機能
- 「Meet Live Sharing」で複数人での同時動画視聴
・③【12月13日】「2023年日本のYoutube年間ランキング」発表
→「トップトレンド動画」「トップショート動画」「トップ音楽動画」「トップ登録者増加クリエイター」「急成長クリエイター」「トップゲーム動画」の6部門で、それぞれ年間ランキングが発表されました。ちなみに、それぞれの1位をご紹介しましょう。
部門 | 受賞 |
トップトレンド動画 | 20億円のヒカキン新居ハウスツアー! 超巨大室内温水プール&庭付きの家 |
トップショート動画 | 落とした分コーラを飲め!!! |
トップ音楽動画 | YOASOBI「アイドル」 official Music Video |
トップ登録者増加クリエイター | ちょんまげ小僧 |
急成長クリエイター | オムライス兄さん Omurice Boy |
トップゲーム動画 | ゲーム史上最高傑作と名高い神ゲー 「ゼルダの伝説ティアーズ オブ ザ キングダム」♯1 |
2023年話題(トレンド)になった方ばかりで、YoutubeというSNS媒体の強さが分かる結果だと感じています。
【2023年】Youtube総まとめ
2023年を振り返ってみて、いかがでしたでしょうか。
Youtubeは、日本公式ブログで「生成 AI を使用して YouTube 上で新たな形のイノベーションや創造性を解き放つ旅はまだ始まったばかりです。(中略)
また、クリエイター、アーティスト、その他クリエイティブ業界関係者の方々と協力して、皆に利益をもたらす未来を築いてまいります。」と示しており、2024年も生成AIのより強化、大規模アップデートが予想されます。
また、トップ登録者増加クリエイター1位の「ちょんまげ小僧」は、現時点で13歳です。Youtubeでのアカウント作成は13歳以上と年齢制限があり、12歳以下は親名義でのアカウントを利用しています。
公式ブログでは、未成年者との向き合い方に配慮していることが伺えますが、未成年者がトラブルに巻き込まれないよう考えていくことは、他のSNS媒体も含め、社会全体としての重要課題です。
動画コンテンツとしてはTikTok人気が右肩上がりですが、Youtubeは一線を引いた不動の地位を確立していると言えるでしょう。