コラム

【2023年TikTokまとめ】時系列ハイライト アップデート・新機能!

最終更新日 2025年3月7日(Fri)

記事作成日 2024年1月22日(Mon)

Instagram、YouTube、TikTokなどのソーシャルメディアは、スマートフォンやタブレットの普及によって日常生活に不可欠なツールとなりました。特にショートムービーに焦点を当てたSNS「TikTok」は、2023年に新たな収益化プログラムやショッピング機能が次々と追加され、ユーザーが体験できるコンテンツ幅が広がりました。

今回は、TikTokにおける2023年の最新機能・サービスに関するトピックをまとめてご紹介します。この記事を参考にして、TikTokを積極的に活用した最新のSNSマーケティング施策に組み込んでみてはいかがでしょうか。

【2023年1~2月】TikTokのアップデート・新機能まとめ

【2023年1~2月】TikTokのアップデート・新機能まとめ
それでは、2023年のTikTokの進化を1月から順に振り返ってみましょう。

①【2023年1月】TikTok Japanは、2022年12月14日に「第15回TikTok Japan セーフティパートナーカウンシル」をオンライン開催したことを発表

→ディスカッションでは、デジタル・シティズンシップの捉え方や、子どもたちに市民社会への参画を促進する方法、デジタル知識の分断に対処するための社会的な仕組みの構築などが議論されました。

【参考:TikTok News and Top Stories | TikTok Newsroom】

②【2月2日】最新のアカウント執行システム(違反アカウントへの対応システム)でTikTokクリエイターのサポートが開始

→プラットフォームの向上を図るために以下のアップデートを行いました。

【目的】
クリエイターのクリエイティビティを尊重しつつ、プラットフォームの安全性を向上させること【改善点】
①有害コンテンツ排除
→ 違反行為の厳格な対処により、有害なコンテンツを排除し、クリエイターコミュニティの安全性を向上
②透明性向上
→システム変更により、違反の基準やアカウント状況がクリエイターにとって分かりやすくなり、透明性が向上【新機能】
①ストライクシステ厶
→違反行為ごとにストライクが蓄積され、基準値を超えると永久停止
②セーフティセンター機能
→クリエイターが通報や異議申し立てを行える新しい機能がセーフティセンターに導入

これにより、さらに安全かつ快適にTikTokを楽しむことができそうです。

③【2月21日】テレビ画面でTikTokを楽しめる「TikTokTV」アプリが日本で提供開始

→「TikTokTV」アプリでは、自身のTikTokアカウントを使い、テレビの大画面でTikTok視聴ができるようになりました。【おすすめ】と【フォロー中】のTikTokコンテンツを楽しめますが、TikTokLIVEの視聴はできません。今後は大きな画面で家族や友人とTikTokコンテンツを楽しむことが可能となります。

【2023年3~4月】TikTokのアップデート・新機能まとめ

【2023年3~4月】TikTokのアップデート・新機能まとめ
①【3月2日】TikTokは、10代の子どもたち、保護者、そしてコミュニティのために新しい機能改善・拡張を発表

→変更点は以下の通りです。

    • 18歳未満のユーザーに1日60分の自動視聴時間制限を設定、追加の時間はパスコードが必要
    • 18歳未満のユーザーが1日100分以上利用すると、スクリーンタイム制限の設定を促す通知が送信される
    • 10代のアカウントには強固な安全設定を追加、デフォルトで非公開に設定
    • 保護者向けにペアレンタルコントロールに新機能追加

(1日の視聴時間制限の調整、スクリーンタイムダッシュボード表示、通知のミュート設定が可能)

  • 家族との対話を促進し、デジタルウェルビーイングに関する情報提供に力を入れる

これらの変更により、ユーザーが自分のデジタル体験を管理しやすくなり、家族間での対話と安全なコミュニケーションを推進します。

②【3月8日】TikTok for Businessの「Events API」と「ONE’s Data」の連携開始

→TikTok for Businessで計測ツールとして使われている「Events API」と株式会社オプトが提供する統合データ活用プラットフォーム「ONE’s Data」の連携が開始されました。

個人情報保護や消費者保護という観点から、Webマーケティングで必須である「Cookie規制」が厳しくなっています。そこでCookieレスに配慮しながらも、ユーザーの動き・エンゲージメント測定の管理をしやすくするための取り組みです。

③【3月10日】TikTok LIVEクリエイターの力を引き出すための公式ポータルサイト「LIVE Creator Hub」を立ち上げ

→このサイトでは、TikTok LIVEに関する教材を中心に提供される予定です。クリエイターに有益な知識やヒントなどが掲載され、TikTok LIVEに関する最新情報が随時アップデートされます。初めてTikTok LIVEを試す方や始めたばかりのクリエイターでも、手軽にスキルアップが可能です。教材は今後も新しいコンテンツが追加される予定ですので、「LIVE Creator Hub」を直接チェックするか、TikTok LIVE Japan公式TikTokアカウントで最新情報を確認してください。

【参考:LIVE Creator Hubサイト

④【4月4日】おすすめ機能をリセットする機能についても発表

→新たなリセット機能を導入し、ユーザーが「おすすめ」フィードの投稿が自分に合わないと感じた場合、自分のフィードをリセットできるようになりました。これにより、TikTokのレコメンドシステム(おすすめ機能)はより多くのコンテンツ提供を可能とします。

また、TikTokはコンテンツの「繰り返し表示」を避けるための取り組みも進めており、特定のテーマが連続表示されることを抑制する、またユーザーに不適切なコンテンツをフィードから排除する機能などが含まれます。この機能により、幅広い視聴体験が提供され、安心して楽しいコミュニティが構築されることを目指しています。

【2023年5~6月】TikTokのアップデート・新機能まとめ

【2023年5~6月】TikTokのアップデート・新機能まとめ
①【5月19日】新しいオーダーメイド書体「TikTok Sans」を導入

→TikTok Sansは、開口部が広く、ストロークがクリアで相互に区別しやすいデザインを備えたフォントです。TikTok Sansは全世界のアプリ内および顧客接点で展開され、アクセシビリティ(アクセスのしやすさ)とスプーフィング(なりすまし)防止機能を完備しています。

②【5月26日】楽曲と企業をつなげる新しいプログラム「Artist Impact Program」を発表

→この最新のアップデートでは、世界各地のアーティストから提供された100万曲以上の楽曲を、企業が安全に活用できる「商用音楽ライブラリ」に追加されました。アーティストたちにとっても、広告コンテンツによる楽曲使用で新たな収益の機会が広がり、自分の音楽が世界中のユーザーに届く可能性が高まります。今後もTikTokの商用音楽ライブラリが進化し続けることに期待が寄せられます。

③【6月13日】新制度「LIVE Pro」を導入

→これは、魅力的なTikTok LIVEコンテンツを提供し続けてきたクリエイターを専門家として認定するもので、認定されたクリエイターにはプロフィールに認証マークがつき、「TikTok LIVEのオフラインイベントへの参加」や「公式アカウントへの出演」などの特典が与えられます。定期的に「LIVEPro」認定の追加や見直しも行われる見込みです。

④【6月29日】収益化新サービス「シリーズ」の導入開始

→この新サービスにより、参加条件を満たしたクリエイターが、プレミアムコンテンツ(有料コンテンツ)を投稿することで、報酬を獲得できるようになりました。視聴者は、動画内のリンクを経由し、プレミアムコンテンツを閲覧するためのアクセス権を購入する仕組みです。

【2023年7~8月】TikTokのアップデート・新機能まとめ

【2023年7~8月】TikTokのアップデート・新機能まとめ
①【7月25日】新たに「テキスト投稿」機能を導入

→この機能により、物語、詩、歌詞などを共有でき、表現の幅がより一層広がります。テキストの投稿は、「カメラ」ページからアクセスし、写真、ビデオ、そして新たに追加された「テキスト」の3つのオプションから選択できます。

投稿にはステッカーやタグ、背景色の選択など、さまざまな編集機能が利用可能です。より魅力的なコンテンツを作成し、視聴者とのコミュニケーションを豊かにすることができるでしょう。

②【8月25日】「Search Ads Toggle」を発表し、企業・ブランドは検索結果に広告を表示可能に

→既存の広告を使用し、自動的に生成されるこれらの広告は「スポンサー付き」ラベルがつき、ユーザーの関心に基づいて結果ページに表示されます。これにより、キャンペーンのリーチ拡大とエンゲージメントの向上により、収益を最大化できます。詳細は「Introducing the TikTok Search Ads Toggle」で確認可能です。

③【8月30日】「Creativity Program Beta」を導入し、条件を満たすクリエイターがオリジナル動画を通じて収益化

→プログラムへの参加は、18歳以上でコミュニティガイドラインを守り、フォロワー数が1万人以上、過去30日間の動画視聴回数が10万回以上などの要件があります。ダッシュボードから簡単に条件や収益関連情報を確認ができます。

【2023年9~10月】TikTokのアップデート・新機能まとめ

【2023年9~10月】TikTokのアップデート・新機能まとめ
①【9月19日】AI生成コンテンツに自動的に「AI生成」のラベルを付ける新機能を導入

→現在はテスト段階ですが、リアルな画像や音声に誤解を避けるための対策で、最終的には全てのAI生成コンテンツに自動適用される予定です。これにより、コンテンツの文脈や背景がより正確に伝わり、安心して投稿できるようになります。

②【9月29日】TikTok for Businessアカウントを持つユーザー向けに、TikTok Creative Assistantとの協力を発表

→AI搭載の仮想アシスタントがTikTok広告や動画の作成に関するクリエイティブなアイディアを提供し、クリエイターをサポートします。この協力により、更に効果的にクリエイティブな制作ができるようになるでしょう。

【2023年11~12月】TikTokのアップデート・新機能まとめ

【2023年11~12月】TikTokのアップデート・新機能まとめ
①【11月7日】TikTokエージェンシーパートナープログラムを導入

→本プログラムでは、TikTokの専門知識を持つ世界中のエージェンシーを公式表彰、認定します。投稿動画を見た3人に1人が新商品を発見し、ユーザーの90%以上がコンテンツ視聴後に行動を起こしているメディアをエージェンシーパートナーとしています。

②【11月13日】TikTok for BusinessがSaaS型ECサイト「futureshop」と提携

→これにより、ビジネスは「futureshop」の商品情報を用い、TikTok広告を最適化できます。商品フィードの自動連携は簡単に始められ、TikTokのクリエイティブツールで広告作成もスムーズです。さらに、「TikTok Pixel」でECサイトのビジネス成果を効果的に測定可能。この提携はTikTokを通じた新たな顧客獲得の好機となるでしょう。

③【11月27日】TikTok for Businessが手軽な広告制作をサポートする「TikTok Creative Exchange(TTCX)」をリリース

→このプラットフォームでは、広告クリエイティブの制作や多様性、効率の向上を目指して、実績のあるパートナー企業とのマッチング、高品質な制作・運用サポートが提供されています。企業は好みに合ったプランを選び、ビジネスの成果を効果的に向上させることが期待されます。

④【12月14日】TikTokで出会った楽曲をストリーミングサービスに保存できる「音楽アプリに追加」機能が日本で導入

→新機能では、瞬時に音楽を保存することができるだけでなく、その楽曲を新しいプレイリストや既存のプレイリストに追加することもできます。制作コンテンツのクリエイティビティ向上に繋げられます。

⑤【12月20日】新しい広告運用手法「TikTok Quest」を発表

→この手法は、アカウントの構築から広告の作成、ターゲット設定まで、広告をより効果的に運用するためのステップバイステップのガイダンスを提供します。初心者でも分かりやすく、広告の最適化や認知拡大をスムーズに進めることができるため、ビジネスの課題解決において新たな糸口となりそうです。

【2023年】TikTok総まとめ

【2023年】TikTok総まとめ
2023年もTikTokは次々と進化を遂げています。次に来るのは「TikTok時代」と考えてよいと多くの有識者が述べているように、この1年でより安全で使いやすくアップデートされました。

今後はAIの活用によって、ユーザーの好む動画が自動的に現れる機能の向上に注力し、収益化やECサイトとの連携でビジネスにおいても画期的な進化がみられます。

また年代に応じた動画が現れるため、世代や嗜好が異なる動画がマッチングしにくくなります。これにより、世代間のギャップを解消し、より多くのユーザー獲得へと繋がるでしょう。新たな今後のアップデートにも注目をして効果的なアカウント運用を行い、SNSマーケティングを活性化していきましょう。

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