コラム

2023年下半期 X(旧:Twitter)のトピックまとめと今後について

最終更新日 2025年3月7日(Fri)

記事作成日 2024年1月22日(Mon)

2023年7月から正式にTwitterからブランド変更があったX。そんな2023年のXでは、機能の変更が頻繁にみられたのが印象的です。今回は2023年7月~12月までの注目トピックや特に気になる動きをまとめました。 (※本記事は、2024年1月現在の情報です。)

X(旧:Twitter)の動向 2023年1月~6月

X(旧:Twitter)の動向 2023年1月~6月
2023年上半期、機能変更の中でも特に革新的だった出来事は、1月に「Twitter Blue(現:Xプレミアム)」というサブスクリプションがスタートしたことです。半角4,000(全角2,000)文字までツイートが可能となったほか、投稿の編集ができたり優先的に投稿が上位表示されたりと、さまざまな機能が付与されました。

その他では、「休眠アカウントの削除」「広告の収益化」も大きな変革と言えます。Xの買収にあたり、X社のCEOイーロン・マスク氏が今後のビジョンで語った「何でもアプリ」への進化を推し進めているようです。

【上半期のまとめについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。】

X(旧:Twitter)の動向 2023年7月

X(旧:Twitter)の動向 2023年7月
Twitterは公式に名称を「X」に変更し、従来の青い鳥ロゴから黒と白で作られた「X」ロゴへリニューアルを行いました。

→Twitterの突然のブランド終了により、ユーザーからさまざまな意見が出ていますが、今後は「X」のサービス詳細やユーザー数の動向が気になるところです。多くのユーザーが馴染んできた「青い鳥」ロゴから「X」ロゴへの変更に対し、賛否両論ありますが、今後、Xがどのような進化を遂げるのかに注目が集まるでしょう。

API制限に関する公式声明が発表されました。

→7月に入り、API制限で表示される投稿の閲覧回数に制限がかかりました。閲覧できる制限回数を超えると、スクロールしても他のユーザーのポストを閲覧できなくなりました。

プラン別にDM制限がされるようになりました。

→具体的には、Xプレミアムに加入している人は優遇されるようになります。
Xプレミアム加入者は個人であれば青色、法人であれば金色の認証バッジが付与されます。このような認証済みアカウントは、X社に広告出稿申請することで100通以上のDM送信が可能となります。Xプレミアム未加入者のDM送信可能数は20~100通程度なので、キャンペーンなどを実施する際には、有料オプションへの加入が必須です。

Xは、クリエイター広告収益分配プログラムを開始したと発表しました。

→収益分配の要件は以下の通りです。

  • X PremiumあるいはVerified Organizationに登録
  • フォロワーが500人以上
  • 過去3カ月間の投稿インプレッションが500万件以上
  • 18歳以上
  • 過去30日間アクティブユーザーであること
  • Xポリシーを遵守していること

上記要件とXの審査をクリアし、クリエイターであることが正式に認証されたユーザーが、自身のポストに対するリプライに表示される広告から収益を得られる仕組みです。
フォロワー数に関しては比較的緩い条件設定ではありますが、インプレッション数が課題となりそうです。(Xにおけるイプレッション数とは投稿がユーザーに表示された回数を指します。)スタート当初は「3ヶ月以内で1,500万件以上のインプレッション獲得」が条件だったことを考慮するとだいぶ緩和しましたが、それでもなお高いハードルだと言えるでしょう。

スパム対策のため、メッセージ設定の機能追加をアナウンス。
→この設定を有効にしておくと、非フォロワーの認証済みユーザーからのメッセージが「リクエストの受信箱」へ送信され、承認しないと受信ができないようになります。

X(旧:Twitter)の動向 2023年8月

X(旧:Twitter)の動向 2023年8月
イーロン・マスク氏は、Xの認証済みアカウント(Xプレミアム登録者)向けに「動画のダウンロード」機能を発表しました。

→本件はXアカウントからではなく、イーロン・マスク氏本人のXアカウントから発表がありました。この新機能は、クリエイターにとって活動の範囲を広げる素晴らしいチャンスとなりそうです。

X社はパートナーシップを通じて、広告マネージャー向けに2つの隣接制御の新機能である「感度設定」と「ブロックリスト」を拡張する計画を発表しました。

→感度設定により、大規模かつ自動化された方法で「広告配置」と「検索結果」の適合性ニーズを達成できるようになります。また、ブロックリストを設定することでホームタイムラインへ不適切キーワードに関連する表示を防ぎ、安全な広告配信を可能とします。

広告マネージャー向けに新機能を拡充すると同時に、以下の取り組みも発表しました。

  • パフォーマンス広告の提供強化
  • よりインパクトがあり、パーソナライズされた広告フォーマットの導入
  • 広告主がXプレミアムへ簡単にアクセスできること

Xは今後も広告パフォーマンスの向上に向け、新しいソリューションへの投資を増やしていく予定です。これは中小企業にとってX広告を開始する良い契機となりそうです。

X(旧:Twitter)の動向 2023年9月

X(旧:Twitter)の動向 2023年9月
X社はXプレミアム加入者向けに、特定の機能を追加しました。

→「いいね」欄を非表示にできる機能など、さまざまな機能が追加されています。この新機能は、利用者がお気に入りの投稿を自由に閲覧できることを可能にしました。
また、この機能を利用することで、加入者は以下のサービスを受けることができます。

  • プロフィール上のID認証済みバッジの取得
  • 自身のなりすましアカウント発見時の優先的サポート
  • 青いチェックマークを取得するための迅速なレビュープロセス(プロフィール変更が可能)

Xプレミアム加入者向けにタイムラインホーム画面の下部メニュータブに「コミュニティノート」をピン留めできる機能を発表しました。

→この新機能は多くのユーザーが協力し、役に立つ背景情報をポストに追加することで、正しい情報を提供することが目的です。さらにID認証の機能も追加され、Xプレミアムの魅力がますます高まることが期待されます。
Xは誤解を招く可能性のあるポストに対し、「コミュニティノート」のインサイト機能を追加しました。

→この機能により、投稿にコミュニティノートを書いた際、ユーザーはコミュニティノートが必要でない理由について通知を受け取ることができます。この機能は情報過多を避け、正確なフィードバックを提供するための配慮がされています。

X「完全有料化」に関する話題が報じられました。

→しかし、イーロン・マスク氏は完全有料化への移行について公式にアナウンスしておらず、この報道は一部情報を切り取り伝えたことで不安を煽る形となったようです。現時点で、正式な完全有料化のアナウンスはされていません。

X(旧:Twitter)の動向 2023年10月

X(旧:Twitter)の動向 2023年10月
有料サブスクリプションである「Xプレミアム」に2つの新しいプランが追加されました。

→新たに追加されたプランは、「ベーシック」と「X プレミアムプラス」の2つで、既存のプランは「プレミアム」という名称に変更されました。これらのプランの価格設定は以下の通りです。

  • 「ベーシック」:月額368円(年額3,916円)
  • 「プレミアム」:月額980円(年額10,280円)
  • 「Xプレミアムプラス」:月額1,960円(年額20,560円)

※「ベーシック」には認証済みアカウントを示す青色バッジは付与されません。

これらの有料の「Xプレミアム」に加入することで、長文ポストの投稿やテキストの書式変更、長尺動画のアップロード(制限有)などが可能になります。

X プレミアムの加入者のポストへのアクションは、「フォロワーに対しては4倍・フォロワー外だと2倍」になるようです。スコアが高い投稿ほどおすすめ表示されて多くのユーザーが視聴可能になります。さらにXプレミアムでできる長文投稿・長尺動画もスコアが高くなる要素のひとつです。少ない労力でスコアをあげるのであればXプレミアムへの登録はおすすめです。

参考:公式サイト「Xプレミアムについて」

X(旧:Twitter)の動向 2023年11月

X(旧:Twitter)の動向 2023年11月
スマートフォン用のアプリで、アイコンをカスタマイズできる新機能が追加されました。

→この機能は「Xプレミアム」加入者専用機能で、同機能の操作手順はポスト(ツイート)内で詳細に説明されています。現在の手順では、「プレミアム → 設定 → その他 → アプリアイコン」と進むことで、アイコンを変更することが可能です。

イーロン・マスク氏は、自身のXアカウントの投稿にて「ハッシュタグ」は過去の遺物である旨をポストした

→このことで、「ハッシュタグ廃止」がトレンド入りし、注目を集めました。

しかし、2024年1月現在ハッシュタグの廃止について正式なアナウンスはありません。今後も動向のチェックが必要です。

X(旧:Twitter)の動向 2023年12月

X(旧:Twitter)の動向 2023年12月
ライブ配信画面にコメント表示や投げ銭機能を追加できる「Streamlabs」が、ストリームキーの手動入力なしでXのライブストリーミングを可能にすることを発表しました。

→これにより、ユーザーは既存のX認証情報を使用して、Streamlabs DesktopやStreamlabs Mobileアプリにログインし、数回のクリックだけでライブストリーミングを開始できるようになりました。

自分好みの画面や機能に配信をカスタマイズしたい場合には、便利なソフトウェアといえるでしょう。

2023年X新機能・アップデート情報まとめ

2023年X新機能・アップデート情報まとめ
X社は公式ブログで「2023年はXの基礎であり、2024年は変革的になるだろう。」とアナウンスしています。

Xは、接続、コミュニケーション、取引方法を再構築する画期的な製品とサービスで2024年に革命を起こす予定です。人々、パートナー、コミュニティへの揺るぎない献身は、コミュニティのニーズに同調を保ちながら、未知の領域に大胆に冒険し、改善と革新するという私たちの使命を推進します、と公式ブログから発言していることから、Xをより良いスーパーアプリ(1つのアプリで複数の機能、サービスが統合されたアプリを指します)として機能させることに意欲的であることがわかります。

Xの人気は日本でも依然として高いことが調査結果で示されています。Xは日々変化を遂げていますが、マーケターの観点からは、現状を正確に把握しつつ、適切なタイミングで最適な戦略を実行するためにポイントを押さえておきましょう。

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