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【独自分析】CRISP SALAD WORKSに見るマーケティング戦略
最終更新日 2024年9月17日(Tue)
記事作成日 2023年12月25日(Mon)
人は年齢を重ねるごとに「健康志向」になっていきますが、近年外食産業でも「サラダ専門店」が増加しています。
また、専門店でなくても「サラダランチ」がメインメニューにあるなど、その位置づけは高まってます。
そこで今回は、【独自分析】としてサラダ専門店の1つ「CRISP SALAD WORKS(クリスプ・サラダワークス)」をご紹介しましょう。
実は「CRISP SALAD WORKS」は非常に興味深い“ファンマーケティング“をしており、インフルエンサーマーケティングをする弊社でも注目しているお店です。
今回は、リデルシェア(note)にて弊社中家が担当した「【独自分析】CRISP SALAD WORKSに見るマーケティング戦略」をコラム記事としてお届けします。
目次
「CRISP SALAD WORKS」とは
「CRISP SALAD WORKS」は、“丁寧に手作りした本物の味を、カジュアルに提供する”ということをコンセプトに、ひとつひとつ手作りのサラダを提供するカスタムサラダ専門店です。
【特徴】
- 合成保存料、着色料を一切使用していない
- 作り置きでなくほぼ全ての食材を毎日店舗で調理している
- 手作業の調理がゲストの目の前で行われる
フレッシュな野菜や肉などの素材を丁寧に細かく刻み、ボウルに入れるまでの工程をライブ感溢れる実演で楽しめます。
約30種のトッピング&8種のドレッシングを自由自在にカスタマイズできるお店です。
副菜であることの多いサラダを「主食」に変えた、大変有名なお店であり、こちらのお店の登場と共に、サラダ専門店が一気に増えました。
CRISP SALAD WORKS:何がそんなに良いのか?
何が良いのか、結論としてシンプルに「美味しい」この一言に尽きます。
豊富なトッピング・ドレッシングの他に、ハムやチキンなどのたんぱく質、クルトン・ワイルドライスなどの炭水化物をカスタマイズできるのも楽しめるポイントです。
そして驚くことに、カロリーは400~700kcal、重量は400~450グラムもあり、きちんと“1食”として成立する、満腹感を得られるサラダです。
サラダと言えば、意識の高い女性が食べるものなのでは?というイメージもありますが、実際に店舗を訪れると女性だけでなく、男性の姿も多く見かけます。
CRISP SALAD WORKS:なぜ何度も購入してしまうのか?
「1280円もするサラダ」、決して安いとは言えません。
しかし、弊社でも大人気で多いときには週に3回食べてしまうくらいのリピーターもいます。
当然、サラダに対して「健康に良さそう、太らなそう」というベジタブルな意識が働いて選択している部分もありますが、それだけではありません。
こちらのサラダ、アプリでカスタムオーダーができることも大変便利で魅力的ですが、そのアプリがとても使いやすく、顧客の心をとても上手に掴んでいるのです。
CRISP SALAD WORKS:人の心を掴む「アプリ画面」
【アプリ立ち上げ画面】
サラダ選択画面(既にパターンが決まっているサラダ)
「こんなオシャレなサラダありますか?」と言うほど、一つ一つのメニューに丁寧なコンセプトが掲げられ、説明がなされています。
また、既定メニュー以外にもカスタムオーダーも可能です。
ドレッシングだけでも追加(2つまで)・量調整や、サラダに混ぜるか、別添えで提供してもらうかの選択ができます。
そして、面白いのはその「距離感」です。
何かと距離が近めですが、なんとなくこちらも寄り添いたくなる感じです。
オーダーすると「ちょっとこの画面で待っててくださいね〜」「私たちも素敵なサラダをつくることが楽しみです!」といったメッセージも表示されます。
また、購買回数に応じてリワードが発行される仕組みもあります。
CRISP SALAD WORKS:サラダ屋さんのDX戦略
- 美味しさ
- センスのあるオシャレなメニュー提供
- ユーモラスなコミュニケーション
- 会員の購買データをもとに、購入した回数に応じリワードを出し、さらにリピート率を上げる
このような戦略により「CRISP SALAD WORKS」は、確実な熱狂的ファンを獲得しています。
調べたところによると、モバイルオーダーを2017年に自社開発して導入し、自社オリジナルのセルフレジとモバイルオーダーを組み合わせた「完全キャッシュレス・レジレス店舗」を運営しているようです。
そして、キャッシュレス比率はなんと85%を超えています。
アプリに至っては6万人以上のユーザーを抱え、50万件以上の購買データを日々蓄積しているとのことです。
アプリで注文し、店頭で提供を待つことなく商品を受け取れるのは、スピードを求めるユーザーの利便性を向上させ「大変便利だな」と実感します。
代表の宮野 浩史さんの記事を拝読すると、以下のように書かれておりました。
美味しいは当然、顧客が楽しめるプラットフォームを用意し、常に購買データを収取・分析することが消費者のリピートに繋がっていることが窺えます。
まとめ
忙しい毎日の中で、短時間で、手軽に“自分のためにカスタマイズ”したサラダを食べることができる。
「また買おう」そう思わせる理由が沢山あり、そこに大きな価値があるように思いました。
業界こそ違いますが、「またお願いしよう」と思われる会社であり続けるために、弊社もインフルエンサーマーケティングのトップを走り続けます。
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