コラム

広報PR職の担当者が考える!Public relations 【PR】について

最終更新日 2025年3月7日(Fri)

記事作成日 2023年12月23日(Sat)

広報(PR)は物・サービスを販売するうえで不可欠な存在で、営業のように表側に出る職ではないものの、企業の柱となる影の大黒柱です。
昔と比べ今は、業務内容・手法・メディアのあり方に多少なりとも違いがありますが、根本は同じなのではないでしょうか。
今回は、広報とは何かを手探りながらに追求、解説していきます。

Public relations【PR】の役割

広報・パブリックリレーションズは、“関係性の構築・維持のマネジメント”である。
企業・行政機関など、さまざまな社会的組織がステークホルダー(利害関係者)と双方向のコミュニケーションを行い、組織内に情報をフィードバックして自己修正を図りつつ、良い関係を構築し、継続していくマネジメントだといえる。

パブリックリレーションズとは – 公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会

改めて定義を確認すると、「気付き」がたくさんあります。

特に「自己修正を図りつつ、良い関係を構築し、継続していくマネジメント」は難しく、10年以上携わっていても明確な「正解」にはたどり着けません。

しかし、「修正」しながら「継続」するマネジメントだからこそ流動的で、PDCA・OODAを循環し続けているのだと納得ができます。

Public relations【PR】の準備

さて、定義を実現させるために、先に「Public relations【PR】の準備」としましたが、広義なものではありません。

SNS・インフルエンサーマーケティング自体、日本に根付いて10年満たず、「インフルエンサー」という職も市民権を得たのはつい最近の感覚です。
また、リデルはベンチャー企業です。

ここからは、そんな新しい市場のベンチャー企業でのPR担当視点での「やること」を列挙します

ネタ探し

「双方向」のコミュニケーションを実施するために、きっかけとして情報発信があります。

発信先は社外、社内、問わずで、そのための「きっかけ作り」と捉えています。

【例】

  • 自主調査
    リデルの場合、3.5万人の登録インフルエンサーから聴取した定量・定性調査をもとに、レポートを定期発信しています。

  • デスクトップリサーチデータ
    InstagramやTwitter、TikTokなどの各種SNSプラットフォームの公式発表されている情報、各種オープンデータ、昨今はWeb3.0やメタバースなどの最新事例などをまとめ資料化しています。
  • インタビュー
    主にリクルーティングを目的としたBord Memberや社員インタビュー。ビジネスパートナーのインフルエンサー、そして、弊社サービスをご活用いただいているクライアントなど、多種多様な目的で様々な方々にインタビューさせていただいています。

Key message(訴求点)を策定する

さまざまな「ネタ」を集める前に、その後、コンテンツとしてカタチにするための「軸」となるものを決めておきます

この「軸」を決めておかないと、目の前のこと、特に制作業務に夢中になってしまうと見失ってしまい、タイトルと本文にズレが生じてしまったり、情報が散漫な画像になってしまったりします。

このように言っていても、広報10年の担当者ですらブレブレのコンテンツを作ってしまうことがあります。

言葉探し

比喩を用いると、下記のような感じではないでしょうか。

ネタ=食材
Key message=料理の方向性
言葉探し=調味料

この言葉探しの際に役立っている技術が「論調分析」です。

●論調とは
議論の調子。議論の立て方・傾向。「鋭い―で批難する」「新聞の―」

https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E8%AB%96%E8%AA%BF/

●論調分析とは
ある一定のテーマについてマスメディアなどで論じられている内容を分析し、傾向をはかるもの

 

「論調分析」を引用元がなかなか出てきませんが、SNSでは「ソーシャルリスニング」と言っています。

今でこそデジタル時代ですが、SNSもなく、Webメディアより新聞・雑誌の紙メディアが主流だったころ、厚みにして5cmぐらいの、大量な記事をひたすら読み込み、分析し続けた鍛錬は今なお役立つスキルです。

  • 「ネタ」と「Key message」を表現する適切な言葉
  • 今、主流となっている言葉

この2つを探すために、ありとあらゆるメディアを見ています。

Instagram「発見タブ」やX「トレンド」、SNS以外にもnoteの「定番」にあがっているもののタイトルなど、多くのメディアから分析して頻出している言葉、表現などの傾向を探ります。

Public relations【PR】の実務

ここでも広義なものではなく、極めて狭義です。

以下でリデルでの一例をご紹介しましょう。

コンテンツ作り

上記の通り、「ネタ」「Key message」「言葉探し」が出揃ったら仕上げていきます。

ニュースリリース(プレスリリース)
Wantedlyストーリー
コーポレートサイト、サービスサイト、LP(ランディングページ)の自社メディア
リデルの公式SNS
社内発信
各種講演会・セミナー
社内勉強会、など

上記、制作するコンテンツは各種媒体の体裁にあうように、トーンを変えながら作っていきます。

制作において、とても重要なのが「パートナー」です。
自分で執筆・制作することも多々ですが、ライター、デザイナー、コーダー、校閲者、インフルエンサーなどあらゆるスペシャリストの皆様のお力を借りています。

仕組みづくり

リデルスタッフに力を借りるための「仕組み作り」もとても重要です。

  • 意義の理解促進
  • 役割分担
  • 効率化

導入できるツールはフル活用し、最近ではRPAなどのテクノロジーを駆使してますが、この仕組み作りが「マネジメント」の始まりなのかもしれません。

まとめ

今回は、「Public relations 【PR】」について改めて考えてみました。
お客様に満足して頂けるコンテンツを制作するには、時代の流れやトレンドに合わせて流動的であり、止まることはできません。会社にとってもお客様にとっても満足がいくコンテンツを制作できるよう、弊社は日々精進しております。

SNS・インフルエンサーマーケティングで行き詰っている、という方はぜひ一度弊社へご相談ください。

 

LIWでは【認知・周知 ▷ 広告・宣伝 ▷ 制作・運用 ▷ 接客・販売 ▷ 調査・開発】の5つのメイン機能を一元管理し、貴社のSNSやインフルエンサーマーケティング成功に導きます。

SNSやインフルエンサーマーケティングでお悩みの方は、LIWまでご相談ください。

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