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【2024年】広告戦略完全版!各SNS広告の特徴や成功事例も紹介
最終更新日 2024年9月17日(Tue)
記事作成日 2024年4月29日(Mon)
SNSを日常的に利用するユーザーは年々増加傾向にあり、それに伴って企業のSNS広告のニーズも拡大しています。
自社に適した広告戦略を展開すれば、他の媒体による広告ではアプローチできなかったユーザーにも効果的に広告を届けられ、同業他社とも差がつくマーケティングが可能となるでしょう。
この記事では、SNS広告を活用したマーケティング戦略の立て方を詳しく解説します。
SNS広告の成功事例も紹介しますので、ポイントを押さえて戦略的に広告を打ち出しましょう。
SNS広告とはどんなマーケティング戦略?
SNS広告は、InstagramやX、Facebook、TikTok、LINEなどのプラットフォームを使って配信する広告を指す、SNSマーケティングの施策の1つです。
幅広い年齢層に浸透しているSNSを上手く活用して広告運用すれば、効率的かつ効果的な集客が可能になるでしょう。
各ソーシャルメディアのプラットフォーム内に設けられている広告枠にて、有料で配信します。
SNS広告のメリット
SNS広告は、他の媒体による広告と比較して様々なメリットがあり、近年SNS広告を運用する企業が増えています。
企業がSNS広告を配信する主なメリットは以下の通りです。
- コストパフォーマンスに優れている
- 見込み客にアプローチできる
- 拡散されてリーチを広げられる
詳しく解説します。
コストパフォーマンスに優れている
SNS広告は、従来の広告媒体と比較して、コストパフォーマンスに優れています。
SNS広告は月額の固定の費用が設定されておらず、特定の操作が行われるごとに課金される仕組みが一般的です。
低コストで配信でき、予算の範囲内で無理なく広告を展開できます。
見込み客にアプローチできる
見込み客とは、企業が提供する商品やサービスに興味や関心があり、将来的に購入の可能性がある客を指します。
SNSは見込み客へのアプローチにとても効果的で、BtoCのみならずBtoBの見込み客集客にも最適です。
SNSではリターゲティング広告(自社サイトへアクセスしたことがあるユーザーに再度広告を配信する)を配信できるため、見込み客獲得が期待できます。
拡散されてリーチを広げられる
SNSは拡散力が強いのが特徴で、テレビや新聞などのメディアで広告を出すよりも高い広告効果が期待できます。
ユーザーがつい拡散したくなる仕組みを作れば、多額の広告費をかけずに自社広告を拡散でき、リーチを広げられるでしょう。
ただし、拡散がきっかけで炎上してしまうリスクもあるので、投稿内容には十分注意しなければいけません。
各SNSでできる広告戦略の特徴
SNS広告は、各SNSサービスによって特徴があります。
国内でもシェア率の大きい5つのSNSプラットフォームの特徴をご紹介します。
自社商品・サービスのニーズに合ったSNSを選べば、効果的な広告を打ち出せるため、あらかじめ押さえておきましょう。
ソーシャルメディア | 国内月間アクティブユーザー数(目安) | 年齢層 | 特徴 |
3,300万人 | 10〜40代 | ・写真・画像がメイン
・お洒落なデザインが好まれる |
|
X(Twitter) | 4500万人 | 10〜30代 | ・拡散力が高い
・情報がリアルタイムに更新 |
2,600万人 | 10〜50代 | ・メインユーザーは40代以上
・実名登録者が利用 |
|
TikTok | 950万人 | 10〜20代 | ・音楽と動画を組み合わせた投稿
・若いユーザーが多い |
LINE | 9,300万人 | 10〜60代 | ・コミュニケーションツール
・ユーザー数が多い |
Instagram広告の特徴
若い女性を中心とした幅広い層に人気のInstagramは、国内月間アクティブアカウント数3,300万人を突破(2019年6月時点)しているため、様々なターゲットへリーチできるでしょう。
Instagramの広告は、商品の画像や動画を画面全体に表示させ、インパクトを演出できることが特徴です。
Instagramでの広告配信方法として、フィード投稿・ストーリーズ・リール(動画)の3種類があり、企業の目的やターゲットに合った仕様を選択できます。
X(Twitter)広告の特徴
X広告は、20種類以上の商品オプションが用意されており、投稿内容やメディアの魅力を最大限に引き出してアピールできるのが特徴です。
Xで広告を出す大きなメリットは高い拡散力にあります。通常のツイートのようにユーザーからいいねやリツイートをしてもらえるので、二次拡散が期待できます。
そのため、話題になりそうな商品やお得なキャンペーン広告を打ち出す場合におすすめです。
Facebook広告
実名登録を基本とするFacebookは、アカウント開設時に自身の住所や出身学校、家族構成などを入力するため、それらを参考にした高精度なターゲティングを行えるのが特徴です。
商品やサービスを届けたい対象ユーザーにピンポイントで広告を配信できるのがメリットです。
Facebook広告は、ニュースフィード(タイムライン)、Facebookストーリーズ(モバイルアプリのみ)、PCの広告枠に配信されます。
TikTok広告
日本国内でも急成長を遂げているTikTokは、主に若年層に人気のショートムービーSNSです。
TikTok広告の最大の特徴は、BGM付きのショートムービー形式により、視覚と聴覚両方からのアプローチを行い、ユーザーに強く印象付けられる点です。
UGC(一般のユーザー自らが生み出したコンテンツ)による二次拡散も可能で、他のSNSに簡単にシェアしやすい点も企業に注目されています。
LINE広告
LINE広告は、月間利用者数9,300万人(2023年1月時点)と日本最大級のユーザー数を誇るコミュニケーションアプリ「LINE」に配信できる運用型広告です。
LINEは日本でも幅広い層に利用されているため、多様なユーザー属性にターゲティングが可能となっています。
トークリストやLINE NEWSなど、ユーザーが日常的に利用するサービスに広告が配信できるのが特徴です。
SNS広告を成功させる戦略の立て方
企業がSNS広告を戦略的に運用するための方法を解説します。
大抵のSNS広告では、以下の手順に沿って運用していきます。
- 目標の明確化
- ペルソナ・ターゲットの設定
- 競合他社の分析
- SNSの選定
- 広告を配信する時期の決定
- クリエイティブの制作
- 広告配信
- 分析・改善
詳しく見ていきましょう。
関連記事:企業SNSマーケティングの戦略の立て方と成功のコツ
①目標の明確化
SNS広告を配信するにあたり、まずは配信の目的や目標を明確化します。
目標の設定は広告運用の土台となるもの。何を目標にして広告配信を行うかによって、立てる戦略も大きく変わってくるので、はじめに決めておきましょう。
目標を定めると、ゴールまでのモチベーションが上がるほか、ゴールまでのプロセスを想定しながら、どの点に注力すべきかが見えてくるはずです。
②ペルソナ・ターゲットの設定
「ペルソナ」とは、自社の商品やサービスを利用して欲しい人物像を指します。
似た意味の言葉の「ターゲット」は、商品やサービスを訴求したい集団の属性を指します。対してペルソナは、ターゲットよりもより詳細に人物像を設定したものです。
どのような人物に向けた広告にするのかを具体的に設定すれば、本当に届けたいユーザーに必要な情報を届けられるでしょう。
③競合他社の分析
目標やペルソナを定めた後は、SNS広告の運用効率を高めるために、競合他社の出稿状況を把握して、自社の広告展開に活かしていきます。
具体的には、以下の項目の分析が必要です。
- 投稿内容(画像・動画・広告など)
- 投稿出稿頻度
- エンゲージメント数(いいね・コメント・シェアなど)
ユーザーが求めている情報を把握して、自社の広告に役立てましょう。
④SNSの選定
自社商品に向いているSNSはどれかを検討し、配信先を決定します。
自社のターゲット層とSNSのアクティブユーザーがマッチしていれば、広告の効果が得られやすいです。
先ほどご紹介した各SNSの広告の特徴を押さえつつ、最も効果が期待できるSNSを選定しましょう。
⑤広告を配信する時期の決定
続いて、広告を配信する時期を決定します。
トレンドや季節などを考慮しながら、最も売上が見込めるタイミングに広告配信できるよう日程を定めましょう。
新商品を販売する場合は、広告を出すのが早過ぎると購買意欲が失われてしまう可能性があるので、注意しなければいけません。
⑥クリエイティブの制作
決定した目標やペルソナをもとに、クリエイティブ制作を進めます。
各SNSの特性を理解し、それに合わせた制作が必要です。
画像や動画の分かりやすさや見やすさ、スマートフォンからの見え方などを意識しながら、設定したペルソナに商品やサービスをアピールできる広告にしていきましょう。
デザイン等はツールを使用して制作するのもおすすめです。
⑦広告配信
プレビューやテスト配信などでで表示イメージを確認してから、広告の配信を行います。
拡散されやすいのがSNSの特徴なので、間違いがないように十分チェックしましょう。
FacebookやInstagramには、プレビュー機能が搭載されています。
⑧分析・改善
最後に、結果を分析してクリエイティブの良し悪しを判断して、運用改善に努めます。
なお、広告媒体となるSNSや目的によって、効果測定の指標が異なります。
改善方法の施策を早めに実行すれば、目標を達成できていなくても、挽回できる可能性が高まるでしょう。
広告を出した後は、どれほどの効果が出たのか測定することが、成果を出すために必要不可欠です。
SNSを使った広告戦略の成功事例
SNS広告の各媒体の特徴や戦略について解説してきました。
ここでは、実際にSNS広告で成果に結びついた事例をご紹介します。
Instagram広告
某結婚情報誌は、Instagramのストーリーズ広告を配信し、ストーリーズからアプリストアへ遷移を誘導しました。
結婚を意識している女性にとって関心度の高いドレスをメインに、シンプルな素材とカラーで、ターゲットとなる20代前半〜20代後半の女性に刺さる写真と動画になるよう工夫しています。
この広告を配信した結果、アクション数2.1倍、アプリインストール数が3.1倍と大きな効果が得られました。
X広告
あるアルコール飲料メーカーでは、オリンピックのスポンサーとして、売上の一部を日本選手団に寄付する活動を行いました。オリンピック開催中は、大会を盛り上げるためのキャンペーン広告を配信。
担当者が24時間体制で競技をチェックし、メダル獲得の瞬間など大きな盛り上がりを見せたタイミングでリアルタイムにツイートを投稿するなどして、参加者を増やしていくという、Twitterの特性を活かしたキャンペーン展開を行っています。
その結果、獲得フォロワー数9.5万人増加、キャンペーン参加ツイート数13.5万人増加、画像付きツイート数2.5万人増加と大成功を収め、メーカーの認知度や好感度上昇に貢献しました。
Facebook広告
ある食品・食材の通信販売と宅配事業を展開する企業が、ターゲットである30代〜40代の主婦層の認知拡大、会員数増加を目的とした広告を配信しました。
Facebookの特性を活かし、年齢、性別、興味関心も含め、ターゲットを絞った広告配信を実施。お試しセットの購入率7.6倍増、サイト訪問者1.7倍増と成功を収めました。
Facebookのメインユーザー層が商品のターゲット層と一致しており、ターゲットを絞った広告展開が成功のカギとなっています。
TikTok広告
あるお菓子メーカーがハッシュタグチャレンジ広告を配信しました。
ハッシュタグチャレンジとは、投稿のハッシュタグに企業がプロモーションのために指定した特定のハッシュタグを入れて、ユーザーに参加型で投稿を行ってもらう企画です。
オリジナルBGMと可愛らしいダンスを作成して誰でも手軽に参加しやすい環境を作ったため、大きな成果を上げました。
「誰でも真似できる」「楽しそうだから自分も投稿したい」とユーザーに思わせたのが最大の要因であると考えられています。
SNS広告を戦略的に活用しよう
SNS広告は、費用対効果が他の媒体広告よりも高く、これまでリーチできなかったユーザー層に情報を広げられるといったメリットがあります。
各SNSでリーチできるユーザー層が異なるため、それぞれの特徴を把握して最適な広告運用を行いましょう。
今回紹介したSNS広告の戦略の立て方や成功事例も参考にして、施策のコツをつかんでいただけたらと思います。
SNS運用において最も難易度が高いのは、フォロワーが少ない状態から一定数のフォロワーを集めるまでのフェーズです。
ある程度のフォロワーが集まれば、そこからはSNSの仕組み上フォロワーは増えやすくなります。
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