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X広告とは?知っておくべき効果的なターゲティングとフォーマット活用法【2024年最新】
最終更新日 2024年11月5日(Tue)
記事作成日 2023年10月23日(Mon)
SNS担当者のみなさん、X(旧Twitter)の広告を効果的に活用できていますか?
X広告は商品・ブランドの認知拡大や売上アップに欠かせないツールですが、その成果を着実にあげるためには、広告の種類やターゲティングのポイントを理解することが大切です。
本記事では、Xで出稿できる基本的な広告の種類やカスタム機能、どんなキャンペーンに効果的なのか、SNS担当者が知っておきたいポイントについて公式画像を用いて図解します。
ぜひ参考にして、企業のSNSプロモーション戦略をさらに強化しましょう。
X広告の目標設定
X広告をうまく活用するためには、まず「何を達成したいのか」をはっきりさせることが大切です。その目標によって使うべき広告の種類や手法が変わってくるからです。
目標の明確化
目標設定 | 目標内容 |
リーチ | コンテンツや広告を届けたい |
動画の再生数 | アカウント内の動画再生数を増やしたい |
プレロールの再生数 | プレロール(本動画の前に流れる広告動画)の再生数を増やしたい |
アプリのインストール数 | 公式アプリのインストール数を増やしたい |
ウェブサイトのクリック数 | HPやECサイトへの流入・閲覧数を増やしたい |
エンゲージメント数 | ユーザーや顧客とのエンゲージメントを向上したい |
アプリのエンゲージメント数 | 公式アプリのエンゲージメントを向上したい |
売上 | 売上をアップさせたい |
キーワード | 指定キーワードからの流入を増やしたい |
たとえば、ブランドの認知度を上げたい場合と、実際の購入につなげたい場合では、選ぶ広告のスタイルが異なります。また、たとえ「エンゲージメントの向上」を目標にしても、動画広告やテキスト広告などその手法は多様です。
そのため、自分の設定する目標に合わせた広告選びをする必要があります。
エンゲージメントの向上を目標にしても、動画広告やテキスト広告などその手法は多様です。
3種類以上の広告使用が理想的
X公式サイトによれば、「広告フォーマットを3種類以上使用すると、広告キャンペーンの認知度が20%、購入意欲が7%向上」することが分かっています。
1つの広告に偏るのではなく、自社の予算内でどのように広告を組み合わせていくかが重要です。
X広告のカテゴリ・フォーマットの種類【主要4選】
X広告にはさまざまな種類があります。この中から、企業の目的やターゲット層に合わせ、より効果的なプロモーションをすることが重要です。
本章では、Twitter時代から続く主要4つの広告カテゴリ・フォーマットの種類について詳しく紹介します。
カテゴリ | フォーマット |
プロモ広告 |
|
X Amplify |
|
|
|
X Live | - |
1.プロモ広告
タイムラインや検索結果に表示され、ユーザーに自然にリーチできる形式です。
タイムライン上に自動的に表示されることで多くの人の目に留まり、「いいね」「リポスト」「リプライ」によりユーザーのエンゲージメントを高める効果があります。
プロモ広告には、主に以下5つのフォーマットがあります。
テキスト広告 | シンプルなテキストのみで構成され、短くインパクトのあるメッセージを伝えるのに最適。 |
画像広告 | 画像を使って視覚的に訴求する広告で、目を引くビジュアルでメッセージを強調する。 |
動画広告 | 動画を用いて商品やサービスの魅力を動きのある形で伝え、理解を深められる。 |
カルーセル広告 | 複数の画像や動画をスライド形式で表示する広告で、幅広い情報をまとめて伝えられるのが特徴。 |
モーメント広告 | ユーザーが作成したコンテンツや話題に関連した広告で、特定の瞬間に合わせて表示され、親しみやすさを生み出す。 |
2.X Amplify
Xとパートナーとして提携している企業の動画に、自社の広告を配信する形式です。大規模なユーザーに向けて広告を配信できるメリットがあります。
リアルタイムのコンテンツと共に広告を届けることで、注目度を高め、より多くのエンゲージメントを狙います。関連性の高いカテゴリー選定をすることがポイントです。
Amplifyプレロール(スポット出稿型) | 15以上のカテゴリーの中から動画広告を配信する動画のコンテンツカテゴリーを選ぶことができる。 |
Amplifyスポンサーシップ | 広告主が選択したモーメントに、1つのパブリッシャーと1対1で提携関係を結び、キャンペーン期間中はポスト単位で広告を管理できる。 |
3.X テイクオーバー
検索タブやログイン画面などの目立つ位置に広告を表示し、短期間で多くのユーザーにアプローチします。大きなインパクトを与えるキャンペーンや新商品の告知に最適です。
タイムラインテイクオーバー | ユーザーがXを開いた際に最初に表示されるタイムライン(上から二番目)に広告を配置し、強いインパクトでブランド認知を狙う。 |
トレンドテイクオーバー | 「トレンド」タブの最上部に広告を表示し、話題の中心としてユーザーの注目を集める。(24時間) |
Xテイクオーバー広告は、X広告の正規代理店以外は利用できません。また、事前予約が必要で、1広告主につき1日1国の制限があります。
4.X Live
ライブストリーミングイベント中に広告を配信する形式です。視聴者がリアルタイムライブに集中しているタイミングで広告を挿入し、購入を促します。
後述のカスタム機能を上手く利用することで、ライブ中に直接ユーザーと交流し、実際のアクションに誘導しやすいのが特徴です。視聴されやすい時間帯に的を絞り、戦略的に配信を行う必要があります。
X広告のカテゴリ・フォーマットの種類【その他】
X広告には主要なカテゴリ以外にも、企業のニーズに応じて活用できる多彩なフォーマットが用意されています。これらの広告を効果的に組み合わせることで、よりターゲットに響くプロモーションが可能です。
以下では、さらに広がりを持たせるためのその他の広告カテゴリやフォーマットについて紹介します。
1.コレクション広告
コレクション広告は、複数の商品やコンテンツをまとめて見せることで、ユーザーにインパクトを与える広告です。一度に複数の商品を表示するため、ECサイトや新商品プロモーションに適しており、ユーザーは複数のアイテムを簡単に比較できます。
1つの商品で複数のカラーを載せたり、関連商品の画像を見せたりするときに使いやすいです。
視覚的に引きつけられるデザインが特徴で、ブランドのイメージを伝えやすく、購入意欲を高める効果も期待できます。
2.ダイナミックプロダクト広告(DPA)
ユーザーの過去の閲覧履歴や購入履歴に基づいて、一人一人に合った関連性の高い商品を自動で表示する広告形式です。
ターゲットに合わせたパーソナライズされたアプローチで、コンバージョン率を高めます。DPAは一度設定すれば自動で関連商品を表示できるため、広告運用の手間が省け、効率的に売上を伸ばせる点が魅力です。
キーワード広告
ユーザーが検索した特定のキーワードに関連する広告を表示し、ニーズに合った情報をタイミングよく届ける形式です。検索意図に基づくため、効果的にターゲットユーザーにリーチできます。
2023年1月にローンチされた、比較的新しい広告機能です。
カスタム機能・ブランド機能
X広告には、ユーザーの興味を引き、エンゲージメントを高めるためのさまざまなカスタム機能やブランド機能が揃っています。これらの機能をうまく組み合わせることで、ユーザーが自然と広告に引き込まれ、ブランドとのつながりが深まります。
|
X広告のターゲティング手法
前章で解説した広告の効果を発揮するには、具体的なターゲティングが重要です。
「ペルソナは決まっている」という企業が多い中で、具体的なターゲティング手法が定まっていないケースはよくあります。
- 基本的なターゲティング手法
- 基本に掛け合わせたいターゲティング手法
本章では、上記2つのターゲティング手法について、X公式サイトから内容を抜粋して解説します。
基本的なターゲティング手法
まずは、基本的なターゲティング手法の一覧です。
ターゲティング手法 | 説明 |
フォロワーと類似ユーザー | 特定アカウントをフォローしているユーザーおよび似たユーザーにリーチできる。 |
興味関心 | 300以上のカテゴリーリストからユーザーの興味関心を選択してオーディエンスをターゲットできる。 |
キーワード・絵文字 | キーワード・絵文字キーワードターゲティングを使って適切な瞬間・文脈でユーザーにリーチできる。絵文字によるターゲティングも可能。 |
カスタムオーディエンス | 自社のウェブサイト訪問者データやメールアドレス、モバイルIDを基に、特定のユーザーのみにリーチすることができる。 |
会話トピック | Xユーザーが関心のある会話トピックを指定のリストから選択してターゲティング設定をすることができる。 |
エンゲージャー | 特定のポストにエンゲージメントしたユーザーをターゲティングして、再度広告配信をすることができる。 |
最適化ターゲティング | ターゲティングを最適化し、パフォーマンスを高められる可能性がある場合、ターゲティングしているオーディエンス以外のユーザーにXがリーチできるようにする。 |
アカウントのブランドセーフティ管理 | 特定のキーワードを含むポスト/特定のハンドルからのポストに隣接して広告を表示しないよう制御できる。 |
具体的にターゲティングするユーザーに関する詳細は、X公式サイトで公表しています。
掛け合わせたいターゲティング手法
前項の基本ターゲティングに加え、以下の手法を組み合わせた施策をすることが重要です。
ターゲティング手法 | 対象 |
地域ターゲティング |
|
言語ターゲティング |
|
性別ターゲティング |
|
携帯キャリアターゲティング |
|
新端末ターゲティングまたは除外 |
|
これらのターゲティングで、設定した条件全てに合致するユーザーへ広告が配信されます。
X広告のメリット・効果
X広告は、X(旧Twitter)のタイムラインや検索結果に広告を表示するサービスで、企業やブランドがユーザーに直接リーチできる強力なツールです。新商品やキャンペーン・セールの告知、ブランドの認知向上に効果的で、短期間で多くのユーザーに情報を届けることができます。
X活用で期待できる広告効果
日本のXでは、収益化できる1日のアクティブユーザーが4,000万人、月間では6,700万人という大規模なユーザーベースを誇り、この膨大な数の人々に広告を届けることができます。また、Xのユーザー層は平均年齢が37歳と利用世代が幅広く、若年層だけでなくさまざまな年齢層にアプローチが可能です。
X広告を戦略的に活用すれば、ユーザー同士のリポストによって、短時間で膨大なユーザーに情報が広がり、売上アップのチャンスを図れます。
Xユーザーと購買行動の関係
Xは、実はショッピングに関する会話が非常に活発なSNSです。
2021年は、日本国内でポストされたショッピング関連の総インプレッション数が約480億回にも上りました。また、「Xでの会話が商品の購買につながった」と回答した人々の割合は、なんと調査対象者の76%にのぼります。
このことから、Xは単なる「情報収集の場」を超え、実際の購買行動につながる強力なプラットフォームであることがわかります。
テレビ視聴との連動で高い効果
さらに、ユーザーの78%はテレビを視聴しながらXを利用しており、そのうちの約半数が「テレビを観ながらXを使うことで、より楽しめる」と答えています。テレビ番組・広告と連動したX広告の展開は、ユーザーの購買意欲をさらに高める可能性を秘めています。
X広告でよくある失敗理由
上記の方法をとっても、X広告での運用やユーザーのアクティビティ数に伸び悩む場合、以下のケースが考えられます。
投稿内容・広告の使い方について見直しを図り、戦略転換した方が良いかもしれません。
そもそも企業の認知度が低い
まずは、企業そのものの認知度が低いケースで、特に小規模企業に多い傾向にあります。
ヒット商品がある場合、ヒット商品の固定投稿表示や、商品名をタグ付けするなどの工夫をして積極的に信頼を得ましょう。
ヒット商品がなく、広告しても効果がない場合、先にXアカウントを伸ばす地道な努力が必要です。有益情報の発信を続け、フォロワー獲得から始めましょう。
ユーザーの興味関心がない広告を発信している
次に、Xの広告でユーザーの興味や関心がない内容を配信していることが挙げられます。ユーザーにとっての興味・関心事は自分にとっての「有益情報」です。
- 広告を見たユーザーはどのように得をするのか
- フォローすることでどのようなメリットがあるのか
上記のような受け取る側の「ベネフィット」を考えましょう。
頻繁な投稿や毎回似通った内容の企業アカウントは、面白みがなくユーザー離れされてしまいます。運用側は大変ですが、ユーザー目線での広告に内容を変更してみて下さい。
広告の使い方が間違っている
3つ目の理由は、「X広告の使い方を誤っている」「キャンペーン設計ができていない」ことが考えられます。
簡単な例を挙げると、動画の方が良さを伝えられる商品を画像PRしてしまったり、仕事や学校で見られにくい時間にライブ配信してしまったりするケースです。
Xではアナリティクスによるインプレッション数などの確認ができるので、定期的にチェックしてユーザーの動向を把握することが重要です。伸びている投稿を分析しながら、商品の特徴や良さを拡散するために最適な広告仕様を選ぶようにしましょう。
X広告戦略「フォロワー10万人超の企業アカウントがしている工夫」
X広告を使った販売促進の方法は、ターゲットを企業とする【BtoB】、顧客とする【BtoC】で少々異なります。
BtoCおよびBtoCそれぞれの使い方において、フォロワー数10万人超えの企業が実際に成功した運用戦略を独自調査しました。
企業向けBtoBの運用戦略
【BtoBの運用戦略】 ・他企業の投稿を積極的なリポスト ・いいね、リポスト、リプライで親近感獲得 ・動画を用いた具体的な商品説明 ・会社概要や理念などを面白く表現した投稿 ・ユーモアを交えた投稿でファンの獲得 ・企業や商品に交えた豆知識投稿で認知度の拡大 |
BtoB向けの運用アカウントの場合は、ジョークやユーモアを加えた、面白みのある発信は特に有効的です。
たとえば、これまでに付き合いのない企業と新規取引するとき、まずは会社の公式HPを確認します。公式サイトでは正式な情報が理解できる一方で、会社内の雰囲気や従業員の商品・サービスに対する気持ちまでは届けられません。
そこで、ユーモア・面白みを交えたアカウントやX広告で、自社のカラーをカジュアルに伝えることができます。
個人向けBtoの運用戦略
【BtoCの運用戦略】 ・フランクなUGCアカウントスタイル ・毎日ポスト時間を決めた投稿 ・1日5件以上の積極的な投稿 ・リポスト、リプライによる親近感獲得 ・お得なキャンペーンやイベントを画像で広告 ・フォロー・リポストによるキャンペーン参加法 ・店頭商品の広告で来店へ誘導 |
BtoC向けの運用アカウントの場合は、親近感を持たせるスタイルで有益情報を発信することによって、ユーザーの気を引くような工夫をしましょう。
SNSで個人が「企業アカウントをフォローする理由」 のほとんどは、セールやキャンペーンなどのお得情報を獲得するためです。たとえば、お得情報の発信を毎週金曜に固定することで、ユーザーから見てもらいやすくなります。
このタイミングに合わせて、月1回などX広告を配信することで、より広告効果を発揮することができます。こうした工夫を取り入れ、ユーザーが求めるお得な情報を定期的に配信することで、BtoCアカウントのフォロワーを増やし、エンゲージメントも高められます。
まとめ
X広告には、認知度アップから売上向上まで、さまざまな目的に応じた広告フォーマットとターゲティング機能が揃っています。効果的に運用するためには、まず何を目指すかを明確にし、その目標に応じて複数の広告フォーマットを組み合わせることがポイントです。
また、ターゲットに合わせたターゲティングやカスタム機能をうまく活用することで、より多くのユーザーにブランドの魅力を届けられます。X広告の特性を理解しながら、ユーザーの行動データを基に戦略を調整していくことで、広告の効果を引き出せるでしょう。
本記事を参考にしながら、SNSプロモーションをさらに強化し、企業の目標達成に向けた広告活動に活かしてみてください。
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