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LINEマーケティングとは?メリット・デメリットや施策を紹介
最終更新日 2024年10月17日(Thu)
記事作成日 2023年8月29日(Tue)
LINEマーケティングは、国内最大規模のコミュニケーションアプリ「LINE」を活用したマーケティング活動です。メールよりもLINEがコミュニケーション手段の主流になる中、多くの企業がLINEマーケティングに取り組んでいます。
一方で、LINEマーケティングは、専門性の高い側面があり、メリット・デメリットや具体的施策について知らない企業も少なくありません。
そこで、本記事では、LINEマーケティングの定義について説明した後、メリット・デメリットについて解説します。その上で、LINEマーケティングの主な施策や成功事例について解説するので、ぜひ参考にしてください。
LINEマーケティングとは?
LINEマーケティングは、LINEのビジネスアカウントである「LINE公式アカウント」などを活用し、LINEユーザーに情報配信し、商品・サービスの認知拡大・集客・販促につなげる活動です。
LINEマーケティングは、LINEのトーク画面から、店舗や企業のアカウントになったユーザーに対して直接的にコミュニケーションを取れるといった特徴があります。このため、ほかのマーケティング活動と比べて、商品・サービスの購入につなげやすく、多くの企業でメインのマーケティング手法として活用されています。
LINEマーケティングのメリット
LINEマーケティングのメリットは、次の3つです。
- LINEの利用者が多いため、リーチ力が高い
- クローズドなコミュニケーションツールを活用するため信頼関係を築きやすい
- 多様なマーケティング施策を展開できる
ここからは、3つのメリットについて解説します。
LINEの利用者が多いためリーチ力が高い
LINEマーケティングは、LINEの国内月間ユーザー数が2023年6月末時点で、9,400万人を超えるなど、利用者が多いことから、リーチ力が高いのが特長です。
LINEマーケティングの特長は、マス層にアプローチできる高いリーチ力だけではありません。LINEに登録しているユーザー層は10代から60歳以上までと幅広いことから、LINEマーケティングでは、若者だけでなく、高齢者にもアプローチが可能。あらゆる商品やサービスとの相性が良い点もメリットと言えるでしょう。
クローズドなコミュニケーションツールを活用するため信頼関係を築きやすい
LINEマーケティングは、クローズドなコミュニケーションツールであるLINEを活用するため、見込み客と信頼関係を築きやすいのがメリットです。
X(旧Twitter)やフェイスブックなど、LINE以外でのSNSは、見込み客の認知拡大を主目的としており、見込み客の育成が容易ではありません。しかし、LINEは、企業と見込み客が1対1でコミュニケーションを取れる上に、顧客情報に基づいた情報配信もできることから、見込み客の育成や絞り込みがしやすくなっています。
多様なマーケティング施策を展開できる
LINEマーケティングは、LINE公式アカウントにショップカードや画像・動画配信、リッチメニューの拡充など、豊富な機能が備わっていることから、多様なマーケティング施策を展開できます。
さらに、LINE広告やLINEチラシなど、LINE公式アカウントの関連サービスを活用することで、集客力や販促力を高めることが可能です。
LINEマーケティングのデメリット
LINEマーケティングのデメリットは、次の3つです。
- 友だち追加してもらえないとアプローチできない
- アカウントが停止すると復活できない
- 友だちが増えると追加費用がかかる
ここからは、3つのデメリットについて解説します。
友だち追加してもらえないとアプローチできない
LINEマーケティングは、LINEユーザーに友だち追加してもらえないと、メッセージを配信できず、アプローチもできません。
したがって、LINEマーケティングで成果を出すためには、友だち数をとにかく増やすことが重要です。まずは店舗で友だち追加特典を用意したり、友だち追加広告を活用したりするといった集客施策を展開しましょう。
アカウントが停止すると復活できない
LINE公式アカウントは一度停止すると、二度と復活できません。アカウントが復活できない上に、顧客情報も全て消去されるため、LINE公式アカウントの停止は極めて重い措置だと言えるでしょう。
LINE公式アカウントが停止に追い込まれないためには、事前に利用規約やガイドラインを把握しておくことが重要です。よくチェックしておきましょう。
友だちが増えると追加費用がかかる
LINE公式アカウントは、友だち数が200人を超えると、無料のコミュニケーションプランが実質的に使えなくなり、追加費用がかかります。
友だち数が200人を超えている状態でメッセージを1通でも一斉送信すると、コミュニケーションプランの無料メッセージ通数の上限である200通に達してしまうためです。
このように、200人以上の友だち数がいる場合は、すぐに無料プランが使えなくなってしまうため、有料プランへの変更が必要です。
LINEマーケティングの施策
LINEマーケティングの主な施策は、次の4つです。
- LINE公式アカウント
- LINE広告
- LINEプロモーションスタンプ
- LINEチラシ
ここからは、4つの施策について解説します。
LINE公式アカウント
LINE公式アカウントは、日本最大級のコミュニケーションアプリ「LINE」を介して、友だち追加してくれたユーザーに直接情報を届けられるサービスです。LINEマーケティングの施策は基本的にLINE公式アカウントを介すことから、基軸サービスとなっています。
LINE公式アカウントでは、メッセージ配信やクーポン、ステップ配信など、さまざまな機能が利用可能です。無料で開設・利用できますが、無料のメッセージ通数を超えるとメッセージ配信が課金対象となるほか、オプションの利用には別途申し込みやサービス連携が必要となっています。
LINE広告
LINE広告は、LINEに広告を出稿するための広告配信プラットフォームです。「トークリスト」や「LINE NEWS」、「LINE VOOM」など、さまざまな場所に広告配信が可能で、 ウェブサイトへのコンバージョン数や友だち数を増やせるメリットがあります。
LINE広告は、ユーザーの性別や年齢など、ユーザーの行動履歴や、LINE内コンテンツの閲覧傾向などをもとに分類した「みなし属性」の活用により、精度の高いターゲティングが可能。過去に購買に至ったユーザーに類似した仮想のオーディエンスの作成もでき、効率的な広告配信を可能にしています。
LINEプロモーションスタンプ
LINEプロモーションスタンプは、ユーザーに無料または条件付きで提供しているスタンプです。広告費の出稿により利用できる有料サービスとなっています。
LINEプロモーションスタンプは、友だち追加数の増加や、企業・キャラクターへの認知度・好意度向上を目的としたブランドリフト、販促・キャンペーンといった場面での活用が可能です。定額プランに加えて、ダウンロード数に応じた従量課金プランもあるため、予算や用途に合わせて活用すると良いでしょう。
LINEチラシ
LINEチラシは、チラシやDMを、商圏内のユーザーにLINE上で配信できるチラシメディアサービスです。
LINEチラシは、LINEウォレット面やチラシメディア面にただ掲載するだけではありません。新規顧客を目的としたセグメント配信や、購買行動に移す可能性の高いロイヤル顧客へのプッシュ配信など、顧客のステータスに応じたアプローチも可能です。
LINEマーケティングの成功事例
LINEマーケティングの成功事例として、三井住友カード株式会社とさくらフォレスト株式会社、アサヒビール株式会社の取り組みについて紹介します。
三井住友カード株式会社:LINE公式アカウント
引用:LINE株式会社「ユーザーのニーズに寄り添った通知サービスの拡充で、会員サービス「Vpass」のID連携数を前月比7倍に」
三井住友カード株式会社は、ユーザーの利便性を向上させるため、2019年4月にLINE公式アカウントを開設。クレジットカード会員向けサービス「Vpass」のIDとユーザーのLINE公式アカウントを連携させるなど、LINE上でのサービス拡充に取り組んできました。
サービス拡充施策の中でも、効果が高かったのが、2021年10月に開始したLINE公式アカウントによる「通知サービス」です。同社は通知サービスをリリース後、約1カ月にわたってVpassとLINE公式アカウントとの連携を促すキャンペーンを展開したところ、キャンペーン期間中のLINEアカウント連携数が前月比で7倍に伸長したといいます。
さくらフォレスト株式会社:LINE広告
引用:LINE株式会社「コンバージョン数が約6倍にV字回復!健康食品ECにおけるLINE広告活用の“勝ち筋”とは」
健康食品やスキンケアなどの自社通販を手がけるさくらフォレスト株式会社は、一部通販アイテムのウェブマーケティングにLINE広告を活用しました。
同社は、LINE広告の新たな広告フォーマット「画像(アニメーション)」を活用し、配信面で価格が小刻みに動くクリエイティブを配信。自社で保有するデータをもとにした類似配信にも取り組んだ結果、3カ月でコンバージョン数が6倍になるなど、目覚ましい成果をあげました。
アサヒビール株式会社:LINE公式アカウント、LINEプロモーションスタンプ
引用:LINE株式会社「アサヒビールが示したLINEプロモーションスタンプの新たな価値」
アルコール飲料を製造・販売するアサヒビール株式会社は、2017年にLINE公式アカウントの運用を開始したほか、20年に友だち集めを目的にLINEプロモーションスタンプへ出稿しました。
出稿したLINEスタンプは、株式会社クオンの人気キャラクター「ベタックマ」とのコラボしたクリエイティブ。「2種類×8シーン」のクリエイティブで構成され、対となるスタンプを送り合うことでコミュニケーションが成立する設計にしました。
コロナ禍で人と人とのつながりの重要性を再認識する機運が高まっていたこともあり、同社はLINEスタンプ出稿の結果として、100万人単位でターゲットリーチ(ブロックを除外した有効な友だち数)を獲得しています。
まとめ
LINEマーケティングは、LINEの特性により、リーチ力が高い上、見込み客との信頼関係を築きやすいといったメリットがあります。
LINEマーケティングの主要施策であるLINE公式アカウントやLINE広告などを効果的に展開することで、企業は、マーケティング上のメリットを享受できるでしょう。
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