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食品業界とインフルエンサーマーケティングは相性抜群!成功させるポイントや成功事例を解説
最終更新日 2024年10月17日(Thu)
記事作成日 2023年5月15日(Mon)
SNSで影響力を持つ人物に商品を紹介してもらう「インフルエンサーマーケティング」は食品業界と相性がピッタリです。視覚的に訴えかけやすい且つ、狙った顧客へピンポイントで商品をアピールすることが可能になります。
本記事では食品業界のインフルエンサーマーケティングについて成功するためのポイントや成功事例を紹介しています。
目次
食品業界はインフルエンサーマーケティングを活用すべき!
食品を売り出す際、インフルエンサーマーケティングというプロモーション手法を導入することは非常に効果的と言えます。インフルエンサーに商品の紹介を依頼することでその商品の認知度を上げるだけではなく、ブランド力の構築や強化にも繋がるからです。なぜインフルエンサーマーケティングが食品業界のプロモーション手法として活用すべきか、5つの理由を解説します。
商品のブランディングが可能
インフルエンサーに投稿してもらうことで、その投稿を見た多くの人々にその商品がどんな商品なのかを分かりやすくアピールすることが可能になります。
インフルエンサーによる宣伝は商品の良さが伝わるだけではなく、“そのインフルエンサーがおすすめしている”という部分でも心理的に商品に対する評価が上がり、結果的に商品のブランディングをすることができます。より効果的なブランディングを成功させるためには、貴社が顧客としたい顧客層にマッチしたインフルエンサーに投稿を依頼することが重要です。
リアルな美味しさをアピールできる
視覚的に美味しそうに見える宣伝が多い今、この食品業界では「実際にどんな味なのか?」という部分をいかに顧客層に伝えるかが重要となっています。
インフルエンサーに実際に食品を食べてもらい、その食リポや感想を投稿してもらえば、リアルな味や美味しさをアピールすることができます。
TVCMでも食品の宣伝は多く流れていますが、“わざとらしさ”や“あざとさ”がありがちですよね。宣伝が仰々しく見えてしまっては興ざめされてしまうことも考えられます。その点、インフルエンサーのリアルな宣伝はそういったわざとらしさやあざとさを軽減できるメリットもあります。
またインフルエンサーは独自のスタイルや視点を取り入れたコンテンツを作ることができるため、商品の差別化を図ることもできます。
新規顧客層へのアプローチ
貴社で取り扱っている食品が既存商品の場合、今までの宣伝手法だけでは新規開拓がしにくいです。なぜなら時代の移り変わりと共に新聞広告やテレビ広告を見る人が減り、スマホから情報収集をしている人が多くなっているからです。特に、若い世代の顧客の新規開拓をしたい場合はこれまでの広告手法だけではなく、SNSを使って宣伝をするインフルエンサーマーケティングを活用することで、よりターゲットとしたい新規の顧客にアプローチをすることが可能になります。
インフルエンサーの影響力を活用した信頼感ある拡散
SNS内で大きな影響力を持つインフルエンサーは、抱えるフォロワーやファン(ユーザー)の数も多く、信頼度も高いです。特に発信している内容のクオリティーが高く、コツコツと頑張っていることが伝わるインフルエンサーは投稿に説得力があり、ネット広告やテレビCMよりもユーザーの心に刺さる宣伝をしてくれます。特にSNSを使った宣伝では、実際に食べているところの写真や動画を使ったリアルな投稿があるため、興味を引くだけではなく商品に対する信頼度や期待値も上がります。
こういったポジティブな影響力は何よりも価値があり、宣伝として大きな効果を期待することができるのです。
取り寄せ食品の需要増加
この数年間、コロナ禍で多くの人が外食を自粛する傾向にあったため、家で食事を楽しむ「おうちごはん」にハマるユーザーが増えました。しかし、元々自分で用意できる食事では限界があったり、飽きてしまったりすることから、配達や取り寄せができる食品の需要が高まりました。SNSでもこのような投稿が増え、「何か美味しそうなものを家で食べたいな」と思った時に、まずSNSで情報収集をするユーザーも少なくありません。このようにSNSで食品に関する情報を求めているユーザーがいることから、リアルな映像や感想を伝えることができるインフルエンサーによる食品の紹介はかなり効果的な宣伝と言えます。
食品業界のインフルエンサーマーケティングを成功させるポイント4選
実際に貴社の商品をインフルエンサーマーケティングで宣伝する際、成功させるために気を付けていただきたいポイントがあります。ここでは4つのポイントについて解説していきます。
細かいターゲット像を作る
SNSを使ったマーケティングを行う際、まず必要なことは「どんなお客様に商品を買ってもらいたいか」という部分を細かく設定することです。SNSは老若男女多くの人が利用していますが、全ての層に刺さる投稿を作ることはとても難しいことです。まずはターゲット像を細かく設定することでコンテンツ内容を決めやすくなります。ではどの程度までターゲット像を設定するかと言いますと、以下のように1人の人物像を考えておくことがおすすめです。
- 女性
- 年齢は20代前半
- 都市部在住
- 社会人
- 健康的な食生活を送ることに憧れがある
- 日頃からSNSを積極的に利用している
- 月収は20万円以上
- 週に3回程度外食をしている
- 旅行やアウトドアなどのアクティビティにも興味がある
- カフェ巡りが好き
- 最新の食品トレンドが好き
このように、年齢や性別だけではなく職業や住んでいる場所、ライフスタイルや趣味に至るまでを設定しておくことでそれぞれにより響やすいコンテンツ作りや宣伝内容をインフルエンサーに依頼することができます。
ブランド・商品に合ったインフルエンサーに依頼する
ターゲット像を絞り込み、コンテンツ内容にこだわることと同じくらい大切なことは、そのブランドや商品に合ったインフルエンサーに宣伝を依頼することです。もしここで人選を間違ってしまうとせっかく費用をかけてインフルエンサーマーケティングをしても、思ったような効果を得ることができません。例えば、中高年をターゲット像としたい健康食品を、20代の若者に人気なインフルエンサーに紹介してもらっても、そのファン層とはターゲット像が異なるため効果的な宣伝にはなりにくいです。宣伝を依頼するインフルエンサーを選ぶ際には、そのファン層に商品を売りたいターゲット像が多く存在しているかを慎重に確認しておきましょう。
そして宣伝を依頼したいインフルエンサーが貴社のブランドや商品に対して理解があり、宣伝活動について真摯な姿勢であることも成功へのカギとなります。人気度だけでもなく、より良い宣伝のためにしっかりとしたコミュニケーションが取れるインフルエンサーを選びましょう。
それぞれのSNSツールに合ったコンテンツ内容にする
インフルエンサーマーケティングはSNSを使ったマーケティングとなりますが、SNSにも色々な種類があります。それぞれに特徴があるため、利用するSNSによって宣伝効果の出やすいコンテンツは異なり、依頼するインフルエンサーも変わります。各SNSの特徴については後ほど詳しくご紹介しますが、各媒体の特徴をしっかりと把握しておくことで、貴社の商品をより効果的に宣伝できるSNSや、そのSNSで影響力のあるインフルエンサー、コンテンツ内容を選定、作成することができます。
「何をアピールしたいか」を明確にしたうえで投稿をしてもらう
インフルエンサーに宣伝をしてもらう際には、まず「何をアピールしたいか」という部分を明確にしておきましょう。販売する側がアピールポイントをまとめていないと、思っていたのとは違った宣伝内容になってしまうこともあり得ます。
アピールポイントとなり得る部分は、
- 独自の製法や使っている素材
- 高い栄養素
- 美味しさ
- 使い勝手
などが挙げられます。またその商品が開発されるまでのストーリーやブランドとしての哲学も共有し、宣伝の内容に盛り込んでもらうことで消費者に感情的な共感を持ってもらうことや、ブランドに対する興味や好意を高める効果も期待できます。
もしアピール部分が明確にされておらず、インフルエンサー任せになってしまっていた場合、消費者に伝えたい部分が伝わらなかったり、逆にマイナスポイントとなる部分を宣伝されてしまったりと思ったような宣伝ができないことも考えられます。
宣伝を依頼するインフルエンサーが決まったら、綿密な打ち合わせやコミュニケーションの機会を大切にし、貴社が依頼したいアピールポイントや期待する効果などをしっかりと説明しておきましょう。
食品業界のマーケティングにおすすめなSNSツール4選【各ツールの特徴を解説】
前項でもお伝えした通り、インフルエンサーマーケティングの効果をより高めるためにも、どのSNS媒体で宣伝を行うかは非常に重要なポイントとなります。SNSにはそれぞれに特徴があり、そこを理解しておくことで貴社の商品を宣伝するのに一番効果的なSNSを選ぶことができます。ここではマーケティングの場として代表される4つのSNSの特徴について解説していきます。
Instagramは“映える”写真や動画など、ビジュアルが重視されているSNSで、食品のみならずコスメやファッションなど、あらゆるビジネスの宣伝の場として重宝されています。写真や動画がメインで表示されるため、視覚的な訴えかけがしやすく、特に若い女性向けの可愛い食品などは相性がぴったりと言えます。Instagramではテキストの投稿自体はできますが、多くのユーザーが写真や動画を重視しているため、テキスト主体のコンテンツはしっかりと見てもらえない可能性が高いです。
またストーリーやリール機能を使うことでより多くの人の目に留まる可能性が高まり、それらの投稿に貴社のURLを貼り付けることで自然にストアへの流入を促す効果も期待できます。
画像や動画の投稿もできますが、主に短文の投稿がメインとなっているTwitterはリアルタイムで情報をいち早く共有したい人が多く利用しており、タイムリーな情報や短い感想を伝えるツールとして好まれています。このことからTwitterは他のSNSに比べて拡散力が高く、素早く情報を広めたい時にも役立ちます。
食品業界では、新商品の発売情報やイベント情報、キャンペーンの告知などで活用されており、Twitterの拡散力やハッシュタグ機能を利用したプレゼントキャンペーンも積極的に行われています。またTwitterはユーザー間の対話が活発であり商品の宣伝を消費者であるユーザー自身が行ってくれる場合もあります。それに加え消費者とブランドが直接コミュニケーションを取ることもできるため、商品に対する正直な感想や要望、ニーズを聞き出し、これからのマーケティング戦略に反映させるための貴重な意見を収集することが可能です。
YouTube
長尺動画を投稿することができるYouTubeは他のSNSに比べて商品の魅力や価値を伝えやすいSNSです。キーワード検索からの視聴が多いため、狙ったキーワードに沿ったコンテンツ作りが求められます。(カップラーメン うまい レビュー等)
食品業界では、商品を使った料理動画やアレンジレシピの紹介、食レポなどの動画が再生回数が伸びる傾向にあり、インフルエンサーによる宣伝の場として効果的であると言えます。
また動画の中で商品開発に至るまでの過程や、製造工程など写真や短時間での動画、テキストだけでは伝わりにくい部分も細かく伝えることができるので、ブランドの透明性や信頼度を高めるのにも役立ちます。
YouTubeのユーザーは幅広い年齢層となっているため、それぞれのターゲット像に合わせた動画コンテンツを制作することで見てもらいたいユーザーの目に留まりやすくなります。
TikTok
短尺の動画コンテンツが特徴的なTikTokは、主に「踊ってみた」「歌ってみた」という動画から人気に火が付きましたが、今では「食べてみた」「作ってみた」系の動画も人気を博しており、そこから数々の商品が入手困難になるほど認知度を高めました。TikTokは短い動画でありながらも、ユーザーが独自のクリエイティブなコンテンツを作成していることから、商品をより魅力的に見せたり、個性を表現したりすることもできます。
TikTokの利用者は若年層が多く、小学生の流行もTikTokの影響を受けていることもあります。そのため、若年層をターゲットとしたい商品の宣伝に向いているSNSとなっており、エフェクトやBGMを上手に活用できるインフルエンサーに宣伝を依頼することで、大きな宣伝効果を期待することができます。
LIDDELLが手掛けた食品業界のインフルエンサーマーケティング成功事例
弊社LIDDELLでは、インフルエンサーマーケティングを行ってみたい会社へのサポート事業を行っております。実際に弊社が手掛けたインフルエンサーマーケティングの成功事例を紹介したいと思います。
- 寿がきや食品株式会社様
「既存のローカルTV広告だけでは新規顧客が獲得できない」
「SNSマーケティングへのリテラシー不足を補いたい」
という思いから弊社にご依頼いただきました。
予算に合ったインフルエンサーによるインフルエンサーマーケティングを紹介し、実行してみていただいたところ思った以上の効果が出て驚いたご様子でした。
マーケティングでは獲得したい顧客層にマッチした投稿内容にするということを心掛けた結果、購入数とブランドイメージの両方が向上する結果となりました。
その他にも、
①マネしたくなるカップラーメンのおすすめレシピ
②マーケティング感のない自然なコメント
③世界観を形成するデザインを意識した投稿内容
これらを意識したことが成功した主な理由と言えます。
寿がきや食品株式会社の成功事例インタビュー
https://service.liddell.tokyo/case/1601/
食品業界のインフルエンサーマーケティング:注意点
食品業界のインフルエンサーマーケティングもといSNSマーケティングには注意点が複数あります。これをチェックしておき、マーケティングの際にも気を付けておかなければ思わぬ炎上に繋がってしまい、会社の信用問題にも悪影響を及ぼす可能性もありますので、必ず読んでいただくことをおすすめします。
食品業界における法的規制の確認
まず食品業界における法的規制を確認しておきましょう。特に宣伝の際に使う文言には注意が必要です。例えば、「食べただけで寝起きが“必ず”良くなる」などと言った過大表現は、『健康増進法』において誇大表示とされ禁止されています。商品の宣伝の際には、このような過大表現をしないように使う文言は何度も確認しておきインフルエンサーにも注意してもらいましょう。
その他にも気を付けておきたい食品にまつわる法律は以下のものがあります。
- 食品衛生法
食品の製造・販売に関わる衛生基準や表示基準を規定したものであり、食品業界はこれらの基準を遵守する必要があります。
- 偽装表示防止法
商品の表示に関して、誤解を招くような偽装表示や過大表示は禁止されています。
- 消費者契約法
不当な勧誘やクーリングオフ制度など、消費者を守る制定が含まれている法律です。
- 食品添加物規制
食品添加物の使用に関しては、特定の基準や使用量が規定されており、食品業界はこれらの規制を遵守しなければなりません。
- 輸出入規制
国際的な取引においては、輸出入の規制や手続きが存在しています。食品業界は対象国の法令や関税、植物検疫や動物検疫などの手続きを遵守しなければなりません。
PR投稿であることを隠さない
数年前、ブログで数人の有名人が企業案件であることを隠したまま商品の宣伝をする「ステルスマーケティング」を行っていたことが発覚し大問題となったことが記憶に新しいですね。このように企業から依頼されてSNSで宣伝をする場合、そのことが分かる「#PR」「PRです」などの文言を表記しなければなりません。
より説得力を持たせるためには、そのインフルエンサーが自発的にその商品を好んでいるという風に見せた方が良いのですが、宣伝を依頼しているにも関わらずそのことを隠して宣伝するのは「ステルスマーケティング」という禁止行為になってしまいます。もしもこの禁止行為を行い、それが明るみになってしまった場合、ユーザーからの信頼を失ってしまうだけではなく、会社としての信用も落ちてしまうので絶対に行わないようにしてください。
インフルエンサーの選定は慎重に
これまでインフルエンサーマーケティングにおける注意点を紹介してきましたが、自社商品にマッチしたインフルエンサーを選ぶのが何より重要です。
どんなにフォロワーが多いインフルエンサーでも、ターゲット層と違う年齢層ばかりになってしまっては意味がありません。深く調査したうえで、活用するインフルエンサーを選びましょう。
まとめ
食品業界のインフルエンサーマーケティングを成功させるには、ターゲットを明確に決めること&インフルエンサーの選定が非常に重要です。
ポイントさえ押さえれば、食品とインフルエンサーマーケティングは相性が良いといえます。
「インフルエンサーマーケティングで自社商品の美味しさを若い人に届けたい」
「気になるけど、インフルエンサーの選び方が分からない」
こんな方はぜひ弊社LIDDLEへお問い合わせください。
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