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<文化を繋ぐ一枚>MACOOLのスカーフがインフルエンサーを通じて新たな世代へ愛される物語
MACOOL JAPAN株式会社
MACOOL(マクール)は日本の伝統文化を世界に発信するブランドとして2016年にパリでデビューした、日本製のオリジナルスカーフブランド。折り紙の「折線」に着想を得たデザインには、趣ある和の歴史と、モードなアートセンスがたくみに織り上げられています。そんなMACOOLが設立当初から何よりも大切にしてこられたのが「お客様の声」なのだと、MACOOL JAPAN株式会社 代表取締役 鈴木雅子様は熱のこもったまなざしで語ってくださいました。
ポップアップの店頭などでお客様と対話をする中で得た日々の気づきを、丁寧に拾い上げて改良・開発されたMACOOLのプロダクトには、実際に使用する「私たち」目線に立った工夫がたくさん詰まっています。スカーフの巻き方が分からないという声を伺って制作したスカーフバックル(留め具)。お手入れへの不安の声が聞こえれば、より上質で、自宅でも手洗いできるシルク生地探しに東奔西走。そんな風にたくさんの声に真摯に向き合いながらブランドを育ててこられたMACOOLの次なる一歩が、「スカーフの魅力をより広い世代へ伝えるため」そして「スカーフのアレンジや楽しさをより身近に知ってもらうため」のオンライン販売への展開です。
本インタビューでは、これまでの対面販売でお客様と共有していた「商品への愛」を、いかにオンラインでも共有し続けるか、社内初のインフルエンサーマーケティングへの挑戦とその手ごたえをお伺いいたしました。
サービス利用前
課題
対面販売からweb販売への拡大期。初めてへの取り組みへの未知なる一歩。
- コロナ禍でニーズが出た「対面販売以外のマーケティング」のノウハウが不足していた。
- 品質向上に注力した数年。次なるステップとして、webを通じてより商品を広めたかった。
- 対面販売の業務もある中で、SNSでの施策も並行して進められるのか不安があった。
LIDDELLと
取り組んだ理由
シンプルながら挑戦したいことを的確に引き出してくれた、丁寧な提案が決め手。
- 「どんなことをやりたいか」を理解して、シンプルで丁寧な提案をしてくれた。
- 他社と比較しても、目的達成に向けた具体的なイメージが一番描けたのがリデルだった。
- 「好き」の気持ちを広めて繋がり合う、好循環の設計が魅力。
施策の効果
ブランドへの愛着が、そのまま投稿の熱量に。リアルな投稿に反応増で認知拡大に直結。
- 企業側の負担が少なく、通常の業務と並行しながらでも前向きに取り組むことができた。
- 投稿前のブランド説明を通して、インフルエンサー自身が商品に愛着を持ってくれた。
- 投稿して終わりではなく、熱量が詰まった投稿をそのまま広告配信することで、さらに効果を実感。
サービス利用前
課題
対面販売からweb販売への拡大期。初めてへの取り組みへの未知なる一歩。
もともと、固定の店舗を持たずに百貨店のポップアップなどに出店する業態をとっていました。売り上げの9割がそこでの対面販売からのものでした。でもコロナ禍になり、社会のニーズも変わっていく中で、対面一本でやっていくには限界があるなと考えていました。
同時期、自分たちの商品力に自信がついてきたタイミングであったことも重なり、webへの進出を考え始めました。MACOOLは私が企画を担い、実際のデザインはデザイナーさんに依頼するという形なのですが、初期はどうしても思い描く100点のデザインが上がってくることばかりではなくって。国内外の他ブランドの商品と見比べたときに、まだ線が甘いなとか、発色をもっと工夫したいなとか、お客様に「洗えないの?」という声をいただくことも多かったです。そこから時間をかけて、自宅で洗える素材のシルクを探して、ミシン縫製から手縫いに切り替えられる職人さんを探して、工場も見直して発色を良くして、デザイン力や企画力も向上して…。そうやって何年も品質向上を目指して、ようやく1年ほど前に「今の商品力なら、発信に力とお金をかければちゃんと結果が返ってくるだろう」と思えるところまで来ました。
でも、PRの具体的なイメージは持てなくって、それこそ、初めはインフルエンサーを自分で探してDMで依頼して…という方法も頭にはありました。けれど、依頼の仕方のノウハウや相場感もわからないし、小さなブランドは警戒されるかもしれないし、といったような不安があったんです。引き続き対面販売の仕事もありますから、それと並行してあまりたくさんのことはやれないよね、という懸念も社内でありました。
LIDDELLと
取り組んだ理由
シンプルながら挑戦したいことを的確に引き出してくれた、丁寧な提案が決め手。
対面販売のいいところって、スカーフそれ自体の商品力プラス、接客で魅力を伝えることができるところなんです。一方webではトークができないから、どうしても商品説明力が落ちてしまう。そんな課題も解決できる、SNSやwebマーケティングに強いマーケティング会社さんってないかな?といろいろ検索する中で、リデルさんがヒットしたというのがきっかけです。
一番にお返事いただけたのがリデルさんで、初めてお会いした面談のときに、私たちの言っていることをよく理解してくれて、「本当に、そういうことがしたかった!」というのをピンポイントで提案してもらった感じです。どうやって目的を達成するのかのイメージもわいて、合計5社に相談しましたが、リデルさんへの依頼はほぼ即決しました。webマーケティングが初めての私たちとしては、様々なオプションや複雑な仕組みを提示されると足踏みしてしまいがちだったのですが、そんな中で、シンプルかつ安価で提案していただいたのは助かりました。
ご依頼前と後で良い意味でギャップがあったのが、とても気さくで話しやすかったところです。ホームページも立派で、きちんとした事例が載っているから、堅苦しいのかな?と思いきや、専門家ではない私たちの目線までおりて、こちらの伝えたい思いを「こういうことですよね!」とくみ取りながら形にしてくださいました。
たとえば、商品のことは絶対に直接伝えたいんです、とお願いしたところ、インフルエンサーさんに対面でプレゼンする場を作ってくださいました。これは結果の話になりますが、熱量をじかに伝えられる機会があったからこそ、実際の投稿が動き出した後も私たちの伝えた「好き」の思いが、インフルエンサーさんからそのフォロワーへ、そして自然発生的な投稿へと、つながっていく好循環ができたんだと思います。
施策の効果
ブランドへの愛着が、そのまま投稿の熱量に。リアルな投稿に反応増で認知拡大に直結。
施策全体を通してシンプルで、手間がかからなかったという印象です。新しいことをやるときって、何かと時間がかかるものだと思っていたけれど、リデルさんとのやりとりはいい意味で最小限でした。売り場が始まって忙しくなる私たちにとって、細かいやりとりがありすぎると「インフルエンサー施策って大変…」と心が折れてしまっていたと思うんです。でも、「するっと始まって、するっと終わって、それでいて効果が出ていた」から、それがすごくありがたかったです。反応がすぐわかるのも良かった。
もちろん、裏でやってくださっていることは複雑だとは思います。でも、私たちから見える範囲はすごくシンプル。従来型の、手間と時間をかけて…というのもひとつのやり方だけれど、シンプルでスピード感のあるリデルさんとの施策が、当初考えていた今回やってみたいPRのイメージ通りでした。
一番大きかったのは、やっぱりインフルエンサーさんに直接会って商品のことをプレゼンできるオリエンテーションの機会を作ってくださったこと。コロナ禍でも店頭販売の売り上げや利益を維持できたのだから、対面でこそ魅力が伝えられる、という思いはありました。場所を作って時間をとってくださったおかげで、ちゃんとそれを伝えることができました。
リデルさんというマーケティングの専門家を通して施策を打ったこと自体にも意味がありました。実は、最初にインフルエンサーさんが投稿したとき、その時点でもっと反応があったりフォロワーが一気に増えたりするイメージがあったんです。でも、正直その瞬間の効果はそれほどでもなくって、自分が個人で依頼していたら、そこで終わってしまっていたと思うんですよ。
でもリデルさんがいることで、そこから施策をさらに展開・改善できました。インフルエンサーさんの投稿自体は非常に素敵なものだったんです。オリエンテーションで伝えたスカーフのアレンジを積極的に取り入れてくれたり、スカーフ留めの便利さを訴求してくれたり、とても熱量の高い投稿を、依頼以上に自発的にもしてくださっていました。そこから、特に反響の良かった投稿をそのまま広告として回してくださった(ブランドコンテンツ広告)ことで、オリエンテーションを通して得た1つめの効果=思いの共有を、より多くの人へリーチさせ、私も欲しいと思ってもらえるようにするという2つめの効果に繋げられました。
直接交渉では生まれなかった売り上げや集客・アクセスが間違いなく増えたと感じています。ただ単に投稿するだけではいけないな、というのを実感できたので、お願いして良かったです。
おわりに
「スカーフの面白さや魅力を、老若男女問わず伝えていきたい。そして、インフルエンサーさんが自分のアカウントを大切に作り上げてこられたことにもリスペクトを持って、一緒に施策を育てていきたいですね。無理にお願いしたり、マネキンのようにただ着用してもらったりするんじゃなくて、心から良いと思って投稿してほしい。そのために、胸を張って良い!と言える商品をこれからも皆で協力して作っていきたいです。スカーフひとつひとつが大切な我が子のようなものだから。」と、言葉のひとつひとつに詰まった思いが胸を打つインタビューでした。
「一人では何もできないから、いつも『どう思う?』って、みんなに聞くんです。」と謙遜しながらも、常日頃からMACOOLの中では共に創るチームワークがあることがひしひしと伝わる一幕。その伝え合う力がインフルエンサーにも確かに伝播したことで、今回の成果が何倍にもなったことは間違いありません。働き方、関わり方が多様化する現代だからこそ、人と人が繋がることを大切にする。そんなリデルの思いにも強く共鳴していただけた、嬉しい事例となりました。
次なる施策もすでに走り始めており、MACOOLさんの作った商品とその思いを1人でも多くの人に届けられるよう、協働の日々は続きます。
MACOOL
MACOOLは、「日本をクールに巻く」のコンセプトのもと、日本の伝統デザインを取り入れた、日本製のオリジナルスカーフを展開しています。折り紙の折線をベースに、様々な色や線、伝統文様を、フランス人デザイナーと日本人デザイナーが描く、ファッションアイテムとしての日本デザインに注目が集まります。
日本のものづくりとデザインコンセプトを大切に、世界で愛されるスカーフブランドを目指します。
MACOOLは、「日本をクールに巻く」のコンセプトのもと、日本の伝統デザインを取り入れた、日本製のオリジナルスカーフを展開しています。折り紙の折線をベースに、様々な色や線、伝統文様を、フランス人デザイナーと日本人デザイナーが描く、ファッションアイテムとしての日本デザインに注目が集まります。
日本のものづくりとデザインコンセプトを大切に、世界で愛されるスカーフブランドを目指します。