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タイガー魔法瓶株式会社
タイガー魔法瓶株式会社様は、真空断熱ボトルやジャー炊飯器、電気ケトルといった日常的に役立つ製品を作る企業です。
Instagramでは、インフルエンサーとの共創施策やプレゼントキャンペーンなどで製品の認知度向上を目指しています。2021年からのリデルとの定期的な運用で、フォロワー数は3万人弱から14万人以上に増加。キャンペーンでは、競合に圧勝する結果となっています。
今回は広報宣伝チームの柴田安可里様から、これまでリデルと取り組んできた施策について、実感した効果などを伺いました。
タイガー魔法瓶株式会社 ソリューショングループ 広報宣伝チーム 柴田安可里様
写真や動画を掲載できるInstagramでは、文字だけでは伝えにくいことも視覚的に訴求できると思っています。製品の特徴や企業理念を、写真と文字を組み合わせることで具体的かつわかりやすく伝えられるでしょう。まだ商品を持っていない方にも興味を持ってもらえる、認知の入口のような位置付けとして、弊社ではInstagramの運用を続けています。
しかし、スタート時から満足のいくアカウント運用ができていたわけではありません。
リデルさんにお願いする前、実は別のSNS運用会社に頼んでいた時期があったんです。その中で「運用設計や進行をもう少し上手にできるのでは?」と感じる場面があり、費用対効果につながっていない不安がありました。
PDCAをスムーズに回せているという実感が薄かったことが原因だと思います。投稿をしたとしても、どのような反応を集められていて、どう改善する必要があるのか。こういった分析が薄く、少し心配に感じていました。
クリエイティブのことで課題に感じていたのは、段取りについてです。他社では1〜2ヶ月に1度程度の間隔で撮影日を設けていました。その1日で素材をまとめて撮影するような進め方です。
ただ、これではお互いに大変だったり、似たような写真が増えてしまったりして、クリエイティブの幅が広がりにくいと感じていました。
もう1つ、今では弊社Instagramの中心施策となっているプレゼントキャンペーンですが、当時は定期的な開催ができていませんでした。思い返してみると、キャンペーンを始めたのは弊社からの提案がきっかけ。運用をお願いしている会社さんから積極的に声をかけてもらったわけではないため、お互いに不慣れな状況で進める形になっていたと思います。
リデルさんからの提案内容で、これなら弊社のInstagramもより良くなるのではないかと前向きになれたことがきっかけです。
運用を始めるときに「世界観を作っていこう」と声をかけてもらいました。今までInstagramの世界観はスタジオでの撮影が中心だったため、日常で使わているシーンがイメージしづらかったのですが、インフルエンサーの力を借りればタイガー製品が生活の中に溶け込んでいる様子を伝えられると教えてもらったんです。
担当の方から、説得力のある提案をいただいたことを覚えています。
もちろん単なる提案では終わらず、有言実行で施策に落とし込めていると、運用を通して実感できています。
例えば、フォロワーのボリュームゾーンである20〜40代の女性と近い立場の方から、マッチするインフルエンサーを提案してもらいました。それによって、クリエイティブを作る人とそれを見る人との目線が近く、フォロワー属性に一致した共感性の高い投稿が完成していると思います。
一方、変わったコンセプトの商品では、インフルエンサーが得意とする世界観とは少し合わない場合もあります。そのような時は商品に合う別のインフルエンサーも選定してもらい、しっかりと数字につながりました。
そして、もともと不定期な開催となっていたキャンペーン施策については「月に1度は実施したほうがいい」と、声をかけてもらいました。キャンペーンをやりたいけどうまくできないという状況でしたが、最初から「やるべき」という前提でスムーズに話を進めてもらえて安心できました。
インフルエンサーとの共創施策については、Instagram内での伸びはもちろん、Instagramの外にまで波及効果を生んでいます。
インフルエンサーに作ってもらった素材は広告に使ったり、ECサイトに載せたりと社内でマルチに活用しています。社内の別チームから「素材をぜひ使わせてほしい」と声をかけられる機会もあり、とても嬉しいです。
さらに、社内の媒体にとどまらず、メディアにまで取り上げられている点が印象的でした。
テレビ番組で白湯ブームに関する特集が組まれた際、白湯の作り方を紹介するために弊社Instagramに投稿した動画のキャプチャが使われたんです。これも、インフルエンサーに作ってもらった動画でした。報道向けの資料に「10万回再生された動画」と投稿を紹介したのをきっかけに、テレビで紹介できるか検討してもらえたのかもしれません。
ほかにも、反応が良かったフィード投稿が新聞で取り上げられる機会もありました。
社会的な需要など複合的に要素が重なった結果かもしれませんが、インフルエンサーに作ってもらった素材が、Instagramの外にまで波及効果を生んでいます。共感をしっかり捉えたコンテンツだからこそ、PRへの活用やメディア露出といった相乗的なプラスとなっているのではないでしょうか。
プレゼントキャンペーンに関しても、以前と比べて施策の効果を数字で実感できました。
リデルさんと本格的な運用を始める前は、他社の飲み物などをプレゼントとして選んでいました。リデルさんの力を借り、最近では弊社の商品をプレゼント対象にしています。
キャンペーン投稿に以前の10倍もの「いいね」が届くようになり、コメントも積極的に書き込まれるようになっています。製品に興味を持ってくれる人が、以前よりも増えている証拠だと思います。
また、通常のフィード投稿と比較しても、キャンペーンにはポジティブな反応が現れました。キャンペーンはアプリ内広告の出稿も重ねていますが、商品ページへの遷移数がフィード投稿の3倍も伸びているんです。
キャンペーンがきっかけとなり、きちんと認知の向上に役立っていると感じています。
今後について伺うと、「インフルエンサーの力も借りながら、今度もタイガー魔法瓶というブランドの認知度UPを目指していく」、また「リール動画の可能性にも注目している」とのこと。色々な方に「タイガー魔法瓶のオンラインストアから購入したい」と感じてもらえるよう、引き続き運用を進めていきます、と力強いコメントをいただくことができました。
インスタグラムの運用においては、世界観づくり、継続的に運用するための仕組みづくりが欠かせません。社内での運用に限界を感じている企業様は、ぜひ一度ご相談ください。
1923年に「虎印魔法瓶」の製造で創業。独創的な工夫の積み重ねと真摯なモノづくりで、ぜいたく品だった魔法瓶を日常品として皆様のご家庭にお届けしてきた。真空断熱ボトルや保温ポットに代表される「真空断熱技術」と、炊飯器「炊きたて」などの「熱コントロール技術」を用いた製品づくりが強み。2023年に創立100周年を迎え、さらなる100年、200年と続く企業を目指して「世界中に幸せな団らんを広める。」というVisionの実現のため、挑戦を続けている。
1923年に「虎印魔法瓶」の製造で創業。独創的な工夫の積み重ねと真摯なモノづくりで、ぜいたく品だった魔法瓶を日常品として皆様のご家庭にお届けしてきた。真空断熱ボトルや保温ポットに代表される「真空断熱技術」と、炊飯器「炊きたて」などの「熱コントロール技術」を用いた製品づくりが強み。2023年に創立100周年を迎え、さらなる100年、200年と続く企業を目指して「世界中に幸せな団らんを広める。」というVisionの実現のため、挑戦を続けている。