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- <靴下が主役に>ホカロン×インフルエンサーマーケティング施策で売上は前年比4倍に
<靴下が主役に>ホカロン×インフルエンサーマーケティング施策で売上は前年比4倍に
レンフロ・ジャパン株式会社
米国最大級の靴下製造販売会社「レンフロ・コーポレーション」の日本法人であるレンフロ・ジャパン株式会社。2021年に全国各地のスーパーやショッピングセンターで販売開始したライセンス靴下『履くホカロン』の売上が好調だ。23年は前年比約4倍となる売上を達成し、2024年は商品・販路のさらなる拡大を目指す。
靴下という、これまでアパレル業界の中では脇役的な存在だったカテゴリーで、ここまで売上げたのには、インフルエンサーマーケティングが深く関係している。
ヒットの舞台裏について、同社の支社長 高橋良太氏、デジタルマーケティング部 大坂 絢音氏に話を聞いた。
レンフロ・ジャパン株式会社 支社長 高橋良太様、デジタルマーケティング部 大坂 絢音様
サービス利用前
課題
「靴下=脇役」のイメージを変えたい
- 靴下はお金をかけてプロモーションしていこうという対象になりづらいカテゴリーだった
- 靴下業界では長らく「イノベーションを起こす必要性が薄い」という空気感があった
- SNSの力で商品の魅力をユーザーにダイレクトに届けたい
LIDDELLと
取り組んだ理由
提案力の高さ・インフルエンサーの質の高さ・柔軟な対応力
- 過去に様々な案件でリデルとインフルエンサーマーケティングに取り組んできた
- プラットフォームの規模が大きく、登録インフルエンサーの質・コンテンツの完成度に対して、満足度が高い
- タイアップ投稿はホカロンの機能・履き心地・デザイン・カラーバリエーションなどの魅力をビジュアルで伝えられることが強み
施策の効果
UGCの増加で売上は前年比4倍に伸びた
- インフルエンサー投稿後のオーガニックの投稿(UGC)が増えた
- InstagramやX(旧Twitter)、ブログなどで、一般ユーザーがホカロンについて多数投稿していた
サービス利用前
課題
「靴下=脇役」のイメージを変えたい
これまで、靴下はアパレル製品の中でも脇役的な存在でした。アウターやボトムスなどお目当てのアイテムを選び終わった後に、「せっかくだから靴下も買っておこう」という感じで、ついで買いする方がほとんどだと思います。
靴下がファッションの主役になることがなくても、売上自体が大きく落ち込むわけではないので、プロモーションに積極的に取り組もうというモチベーションが業界内でも生まれにくい状況でした。
“ついで買い需要”に甘んじていたのが、靴下業界の長年の体質だったのかもしれません。イノベーションが生まれにくい業界の停滞ムードを打破したいという想いもあり、靴下に特化したレンフロ・ジャパン株式会社を立ち上げました。
本社のあるアメリカでは、靴下の扱われ方が日本とは大きく異なります。向こうでは、除菌消臭や蒸れにくさといった、日本では当たり前と思われている機能性を全面的にアピールしているんです。おしゃれなパッケージデザインにも力を入れていて、「靴下のプロフェッショナル」としてのプライドを感じました。
その光景を目の当たりにした時、私は「日本でも靴下を主役級のアイテムに引き上げられるはず」と直感しました。そこで目をつけたのが、日本人なら誰もが知っている携帯カイロの定番ブランド『ホカロン』とのコラボレーションだったんです。
『ホカロン』と言えば、「温かい」というイメージが定着していますよね。その『ホカロン』と靴下を組み合わせることで、靴下の持つ“あたたかさ”という機能をより効果的に訴求できると考えたんです。
その中で、機能性や履き心地、デザイン、カラーバリエーションといった商品の魅力をユーザーにひと目でわかりやすく伝えるにはインフルエンサー施策が欠かせません。
実際に商品を使っているインフルエンサーが発信することで、「この人が良いと言っているなら、信頼できそう」と購入への後押しになります。
そのためには、商品やブランドコンセプトとの親和性が高いインフルエンサーを起用することが重要です。最近、社内の企画会議でも「SNSで刺さるかどうか」「インフルエンサーが興味を持ってくれるかどうか」を重視するようになっていました。
LIDDELLと
取り組んだ理由
提案力の高さ・インフルエンサーの質の高さ・柔軟な対応力
御社との協業を決めた大きな理由は、信頼と安心感です。過去にもしまむらさんで販売したソックスや、NewBalanceコラボソックスなど、インフルエンサーマーケティングで成功を収めてきた実績があります。
これまでの取り組みを通して、御社のプロフェッショナリズムを肌で感じていました。インフルエンサー選定のノウハウは業界トップクラスですし、ブランドイメージを理解した上で、最適なインフルエンサーをしてくださいます。
担当者の方々の提案力の高さ、起用するインフルエンサーの質の高さ、そしてクライアントへの対応力の高さには、いつも感銘を受けています。
大手企業からスタートアップまで、多種多様なクライアントとの取り組み実績が豊富で、その経験とノウハウの高さは御社の強みだと思いますね。
施策の効果
UGCの増加で売上は前年比4倍に伸びた
施策の効果を一番感じたのが、ユーザーの自発的な投稿(UGC)が増えたことですね。インフルエンサーの投稿をきっかけに一般ユーザーからのオーガニックな投稿が驚くほど増えて、1日5件以上のペースで関連投稿がバズっていたのには驚きました。
そしてさらに嬉しかったのが、UGCの増加が売上にも直結したことです。昨年の同時期と比べて、なんと売上が3.8倍まで伸びたんです。正直、ここまでの効果は予想していなかったので、とても喜ばしい結果でした。
今回の施策を通して、改めてUGCの重要性を実感しましたね。インフルエンサーの起用と合わせて、いかにUGCを増やすかが、プロモーションの鍵を握っているんだと。
SNSでの盛り上がりを受け、インフルエンサーとのコラボ企画や商品開発もできたらと思っています。コアなファンコミュニティを作って交流会やイベント開催など、リアルな場での接点も作っていきたいです。
おわりに
今後は、SNSで培ったユーザーとのつながりを、マスメディアなどへのPRにも活かしていく予定だという。固定観念を打ち破り、新たな価値を生み出し続けるレンフロ・ジャパン株式会社の今後の取り組みから目が離せない。
レンフロ・ジャパン株式会社
レンフロ・ジャパン株式会社は、米国の老舗靴下メーカー「レンフロ・コーポレーション」の日本法人として、2012年に設立。「We are gamechanger」というフィロソフィーを掲げ、靴下業界の常識を覆すような革新的な取り組みを続けている。
高い技術力と品質管理で知られる親会社のノウハウを活かしながら、日本市場のニーズに合わせた商品開発にも注力。ファッション性の高さでも定評があり、クラフトビール製造所「奈良醸造」や、ファッションの名門校「文化服装学院」とのコラボレーションも手がけている。
レンフロ・ジャパン株式会社は、米国の老舗靴下メーカー「レンフロ・コーポレーション」の日本法人として、2012年に設立。「We are gamechanger」というフィロソフィーを掲げ、靴下業界の常識を覆すような革新的な取り組みを続けている。
高い技術力と品質管理で知られる親会社のノウハウを活かしながら、日本市場のニーズに合わせた商品開発にも注力。ファッション性の高さでも定評があり、クラフトビール製造所「奈良醸造」や、ファッションの名門校「文化服装学院」とのコラボレーションも手がけている。