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<30周年の新風> ラベルライター「NAME LAND」が切り拓く、クリエイターと共創するSNS時代の魅力
株式会社マクロミル「NAME LAND」
知らない人はいない時計ブランドを筆頭に、電子辞書や電卓などのオフィスや学びの場での電子機器でも、カシオの製品を目にする機会は多いでしょう。カシオの多岐にわたるプロダクトの中から、今回はラベルライター「NAME LAND」とその30周年企画プロモーションについてインタビューをさせていただきました。家庭でのお子様の持ち物の名前付けや、オフィスでは書類の整理や分別の際に、お手軽でデザインも豊富なラベルシールの存在は今や欠かせません。老舗ブランドとして経験に裏付けられた堅実なプロモーションを行う中で、インフルエンサー施策という新しいチャレンジがどのように動きだしたのか、同社のプロモーションを担当する株式会社マクロミル プロダクト統括本部の木村妙子様にお話をうかがいました。
株式会社マクロミル プロダクト統括本部 木村妙子様
サービス利用前
課題
UGC醸成のために、これまでとは異なるSNS施策を立ち上げたい。
- 周年記念のプロモーションでUGCを醸成したかった。
- 既存のフォロー&いいねなどの施策ではエンゲージメントの質が担保されない。
- 主要ターゲットである主婦層に届けるためアンバサダーを起用したい。
LIDDELLと
取り組んだ理由
クリエイターによるユーザー目線の発信のビジョンが描けたため。
- SNS運用だけでなくスポット的なキャンペーンなど多様なサービスの組み合わせが魅力。
- クリエイターを起用することで企業色の薄い、ユーザー目線の発信ができる。
- ブランドの世界観を描けるクリエイターさんとの出会いに期待できた。
施策の効果
ブランドに合ったクリエイターとの出会いで、SNSでの新規層へのリーチがUP。
- Instagramのアルゴリズムを熟知した施策で、新規フォロワーへのリーチを獲得。
- 毎月のレポートにより、常に新しい発見を得ることができる。
- 推しクリエイターとの出会いで、商品の魅力がより引き出せた。
サービス利用前
課題
UGC醸成のために、これまでとは異なるSNS施策を立ち上げたい。
カシオ様のNAME LANDは販売開始から30年を迎える、昔から愛されるご家庭・ビジネスシーンでのラベルライターです。その30周年記念にあわせてユーザーに感謝を伝えるために2022年の2月からInstagramでのアカウント運用を開始し、マクロミルではその運用や広告・インフルエンサー施策などのご依頼を受けて、共に商品の魅力を発信しています。現在はプロモーションの8割ほどはSNSが関わるものです。今回はアカウント運用とあわせて、UGC(ユーザー作成のコンテンツ)を醸成したいと思い、SNS運用をしている会社を探していました。
NAME LANDの主要ターゲットは主婦層で、お子様のお名前シールなどはもちろん、ハンドメイドなど自身で何かを作るのが好きなことが多い方々ですので、企業側からの強いプロモーションではなく、アンバサダーなどによるUGC追加が必要だと考えていました。
「フォロー&いいね」を条件としたプレゼント企画などはすでに実施していましたが、2つ課題がありました。1つは、商品自体を景品にするのは避けたく、やれることに限りがあった点。もう1つは、そういった企画では関心の低い人が強い意志なしに参加したり、関連性の低いアカウントからいいねやリツイートをいただいても、ターゲットから遠かったりと、エンゲージメントの質が担保できないという点です。
よりブランドにフィットした方による、質の高いエンゲージメントの確保ができる投稿と、まだ他社があまり行っていなかったエンゲージメント広告といった、新しい風を入れていきたいと考えていました。
LIDDELLと
取り組んだ理由
クリエイターによるユーザー目線の発信のビジョンが描けたため。
インフルエンサーやクリエイターの方による発信という方向性はカシオ様としてもしっくりはまったようです。先ほどもお伝えしたようにユーザーは自分たちで何かを作るのが好きな方が多いため、企業側が制作したものよりも、ユーザーに近いクリエイターが作ったものの方が、NAME LANDの世界観を共有しやすいというところがポイントだったのでしょう。リデルさんにサービスの説明をいただき、インフルエンサーを使った投稿ができるということにまず興味を持ちました。
サービスの詳細をうかがうと、SNSのアカウント運用だけではなく、それにまつわるスポットのキャンペーンやその他のPR周りのサービスも複数の選択肢があり、課題に応じてご提案いただける点がさらに魅力に感じました。当初、期間設定がある企画だったこともあり、スポット的に柔軟に対応していただけるご提案の幅があったことで、思い描いていたユーザー目線の発信がどのように形になるのかビジョンを描くことができました。
また、多くのクリエイターと実績のあるリデルさんであれば、ブランドの世界観により合う出会いを作っていただけるという期待もありました。
施策の効果
ブランドに合ったクリエイターとの出会いで、SNSでの新規層へのリーチがUP。
クリエイターに投稿してもらったことで、Instagramの「発見タブ」に投稿が掲出されたのが良かったです。「発見タブ」に掲出され新規フォロワーに届くよう、SNSのアルゴリズムに作用した運用ができたことをカシオ様にも喜んでいただいています。企業アカウントの投稿では、「発見タブ」には極めて掲出されにくいですし、見る側も「企業だな」と警戒しますから。エンゲージメント広告を配信していただいている効果もここに実感しています。企業色の強くないユーザー目線の発信という当初理想としていた形に近いものですね。
実際、施策に関わったとあるクリエイターに対して、カシオ様が「推しクリエイターさんです」と絶賛していただくくらい、NAME LANDの世界を理解した魅力ある投稿をしてくれています。ラベルライターという商品の性質上、商品である機械それ自体より、作ったラベル・ラベルを付けたモノの方に魅力が生まれますから、こういう使い方もできるんだ!という発信をしてくださることで、ユーザーの輪が広がっていきました。ユーザーが多くなれば作例も多くなりますから、UGCの数も少しずつですが自然に増えてきます。当初は周年企画でしたが、運用が好調に進んでいるため、施策を継続しています。やはりクリエイターは投稿のプロですから、その力を手放すことで作例のクオリティが落ちてしまうのももったいないですし、今見てくださっているフォロワーの皆様が「投稿の雰囲気が変わったな」と離れてしまうのも寂しいですから。
クリエイターたちとカシオ様とで打ち合わせも行っているのですが、どうアカウントを運用したら良いかわからない中で、作り手の方からもしっかりご提案をいただけている点も気に入ってくださっています。ブランドにマッチした方と出会うことができれば、アンバサダーやインフルエンサーの取り組みというのは非常に効果的な施策ですね。「推しクリエイター」とともに、これからも投稿を活性化させていきたいと思っています。
また、数値的な成果の他に、施策のレポートを毎月リデルさんからいただくことで、常に何か「次の一手」が準備されているというのも心強いです。結果だけではなく毎月新たな発見を得ることができ、次の動きを考える良いサイクルができており、前に進んでいく推進力を常に感じられています。
現状を維持するだけでなく、社会のニーズやSNSの現場の動きを踏まえて大きく施策を刷新するようなご提案いただきたいですね。日々良いやり方を一緒に模索していければと思っています。
おわりに
今後について、「ブランドの良さ・他社との違いについてユーザーの方目線で派遣してもらい、プロモーションに活かしてきたい。企業側ではなかなか考え付かないことが、ユーザーの方から生まれることがあると思っています」と双方向性の高い可能性にも展望をお話しいただきました。代理店様からのお話ということで、施策の真ん中に立って企業とユーザー、そしてPRを俯瞰して見渡すプロの目線が印象的で、弊社も一層身が引き締まる思いです。繋がりが出来たクリエイターを中心にファンの声をさらに聴いて、よりよいアカウント運用やプロモーションのご提案を引き続きお届けさせていただくべく、尽力いたします。
株式会社マクロミル
マクロミルは、国内オンラインリサーチ業界のリーディングカンパニーです。豊富なリサーチ実績とノウハウ、独自に構築した消費者パネルから得られる多種多様なデータを活用し、お客様のマーケティング課題の解決に向けて最適なソリューションを提供します。
マクロミルは、国内オンラインリサーチ業界のリーディングカンパニーです。豊富なリサーチ実績とノウハウ、独自に構築した消費者パネルから得られる多種多様なデータを活用し、お客様のマーケティング課題の解決に向けて最適なソリューションを提供します。