＜使用感を動画で再現＞商品の取扱店舗が増加『ulumee（ウルミー）』Instagram運用の道のり

Instagramでの発信に注力したのは、弊社で一般小売向け製品の開発に力を入れ始めたことがきっかけです。

弊社はヘアケア用品のメーカーでありながら、一般小売向け製品の開発が非常に限られていました。この状況を変えようと、メーカーとしての強みを活かして一般小売向けにも製品開発をスタートしたんです。

一般小売向け製品の第二弾として発売したのが、現在Instagramで公式アカウントを持っている『ulumee（ウルミー）』という製品です。第一弾で発売した製品では販売に苦戦した経験があり、認知度の向上を目的に『ulumee（ウルミー）』 公式アカウントの運用を始めました。

ところが、実際に集まったフォロワー数は約800ほどで伸び悩み、もっと認知度を上げなければ…と色々と施策を考え始めました。

ulumeeを広めるために、最初に取り組んだのがInstagramです。クオリティの高い画像作成までは手が回らず、課題を感じながらの運用でした。

そしてulumeeで目指せる“うるぷる”の質感を伝えるには、ビフォーアフター（使用前後）の画像で示すことが最適だろうと、SNSに詳しくないながらも気づいていたんです。
そこでInstagramに対応できる運用会社を検討し始め、御社からも色々な提案をもらいました。

その際、ちょうど御社の年末企画を教えてもらいました。たしか「お安く25本の動画を制作」といった企画内容だったと思います。動画を5本ずつ、5ヶ月作ってじっくり活用できると考えたら、一度やってみようかと前向きになれました。

制作してもらった動画が爆発的にヒットしたわけではありませんが「いい動画だね」と声をかけていただける機会が多く、企画後も依頼を続けたいと思えました。
本来思い描いていた万全な戦略が難しいケースもあるかと思いますが、とても上手に進めてくれていると感じています。

Instagram運用を得意とする企業がたくさんある中で御社を選んだのは、信頼性も寄与しています。本当に初めて関わる企業さんとは、手を組むのが少し怖いことも。しかし御社と力を合わせて取り組まれている企業がたくさんあることを知り、安心できたのを覚えています。

予算面などの課題はありますが、今後とも擦り合わせながらできることを増やしていきたいです。

Instagramに注力し始め、ulumeeは弊社で2番目くらいの売り上げとなりました。

御社とともに画像制作やプレゼントキャンペーンに取り組んだり、アットコスメで賞をいただいたり。要因がいくつも重なった結果かもしれませんが、800人で伸び悩んでいたフォロワー数は2024年6月現在で3,000人にまで増えています。

それまでに主に取り組んだのは、インフルエンサーに動画制作を依頼することです。最初は、どのようなレベルの動画が納品されるのか予想できず、少し不安を抱いていました。
ですが、期待を超えるクオリティで様々な動画を制作していただき、今では不安に思うことはありません。まるで一般のユーザーが自発的に投稿したコンテンツ（UGC）かのような自然な投稿に仕上がっています。

そして依頼を始めたころよりも、インフルエンサーが熱量高く動画制作に取り組んでくれているようにも感じています。特に何度も制作を重ねている人は、商品への理解や見せ方の研究が深まり、作りやすくなったのかもしれません。
撮影で弊社のアイテムを積極的に使ってくれる方もいて、とてもありがたいです。

また、動画ではulumeeの世界観を上手に引き出せていると感じています。ulumeeは、カラフルなボトルからもわかる可愛らしい世界観が印象的。そのコンセプトに合ったインフルエンサーを選んだり、動画の雰囲気を調整したりと、たくさん協力してもらいました。

こうして作ってもらった動画は、社内でも好評です。一般小売向けのシャンプー・トリートメントで、こんなに売れた商品はなかったんです。

サロン向け商品で動画を使って訴求することは、あまりありません。そのため社内からは「小売向け商品は動画で理解度を深められてうらやましい 」「いい取り組みだね」と、声をかけてもらえています。

次なる課題として、運用の目的である認知の拡大と、それを測るためのフォロワー数で伸び悩みも感じています。インフルエンサーに作ってもらっている動画は、ビフォーアフターがわかる良い内容ばかりなので、それをどう拡散させるかが今後の課題ですね。

当然ではありますが、最終的な目標は売上に繋げること。Instagramで認知を高めても、取扱店舗数が増えなければ施策の効果が最大化されません。ただ店舗を増やすだけでなく、Instagramで得た認知を取りこぼさないよう、バランスよく進めることが大切だと考えています。この点も意識しながら、発展途上のulumeeについて、今後もたくさんのユーザーに理解を深めてもらいたいです。