【2023年Instagramまとめ】時系列ハイライト　アップデート・新機能！

2023年、日本国内でのInstagramのアクティブアカウントは、2,900万以上だったことが報告されています。発信ツールとしての使いやすさ、Xよりも炎上リスクが低いことから、ビジネスシーンにおいても重宝される存在です。そんなInstagramでは2023年、どのようなアップデート、新機能の追加があったのでしょうか？
この記事では、インフルエンサーマーケティングを専門とする弊社リデルが、2023年Instagramの重要ポイントを振り返ります。
※本コラムの内容は、Instagramを所有するMeta社の公式発表に基づいて解説します。

【この記事で分かること】
・2023年、Instagramでインフルエンサーに大きな影響を与えた新機能とは
・2023年のInstagram動向を時系列でご紹介

SNSを本業としたり、広告収入を得たりするクリエイターとしては、そのツールを利用して「どのように収益を得られるか」が大きなポイントになります。この収益化について、大きく動いたのが以下2つの新機能です。

この機能は2022年11月に米国で正式に導入されたもので、日本でも提供が開始されました。クリエイターによる登録者限定コンテンツなどクオリティの高いコンテンツを提供し、エンゲージメントの高い熱烈なユーザー・フォロワーと深い関係を築くことで、インスタグラムのサブスクから定期的な収入を得るものです。

【参考：クリエイターがファンのサポートで収益化できる機能「サブスクリプション」を日本でも提供開始 | Metaについて (fb.com)】

Instagramでは投稿したリール動画に対し、ユーザーからインフルエンサーなどのクリエイターへギフトを送れるようになりました。具体的に言うと、ファンであるユーザーがInstagram上で「スター」というバーチャルギフトを購入することにより、クリエイターをサポートします。これにより、クリエイターはスターの数に応じて収益を得ることが可能です。
ファンが初めてギフトを送るときは、以下のスターパックを購入します。

スター数	価格
45スター	70円
140スター	430円
300スター	860円

この機能は、2022年11月にテストがスタートし、2023年2月に全米で正式に導入・提供が開始され、2023年11月時点では全世界で34カ国に拡大しました。
これにより、多くのフォロワーを抱えるインフルエンサーに夢と憧れを抱き、そのポストを目指す人がさらに増えることでしょう。Instagramの存在感が確固たるものになり、今後もInstagramによるインフルエンサーマーケティングの拡大が期待されます。
【参考：クリエイターの収益化ツールを強化、日本でもギフト機能など導入 | Metaについて (fb.com)】

①【1月19日】アカウントセンターでのアプリ設定の情報一元化
→複数のアプリ（Instagram、Facebook、Messenger）を使用するユーザーに対して、「アカウントセンター」で情報の一元管理を可能としました。これにより、個人情報やパスワードなどが管理され、複数のアプリでの設定を簡素化し、容易にこれらの情報を管理できます。（同年10月、追加導入）

②【1月19日】10代の若者に向けた「クワイエットモード」の導入
→勉強中や学校にいる間の集中を考慮し、この機能を有効にすることでInstagramからの通知が届かないようになります。ダイレクトメッセージ（DM）が届いても相手への自動返信機能により、DMをスルーされた、というように不快な気持ちにさせることを防ぎます。
10代向けのツールではありますが、ユーザーであれば誰でもこの機能を使うことが可能です。

③【1月31日】短いテキストを残せる【ノート機能】の導入
→DM画面に最大60文字の短い文字を残すことができる機能です。LINEとXを融合したような、フォロワーや親しい友達に「リアルタイムで伝えたいことを手軽に伝える」カジュアル感があります。

④【2月8日】「ギフト機能」の正式導入（米国）
→前章でお伝えしたギフト機能です。いわば「投げ銭」と同じ概念で、ライブストリーミングやオンラインコンテンツ配信などのプラットフォームの機能を、一部取り入れたと言えます。（日本では、同年11月に導入）

⑤【2月16日】「Broadcast Channels」機能のテスト開始（米国）
→クリエイターとフォロワーが直接繋がることができるツール「Broadcast Channels」を導入し、米国でテストが開始されました。クリエイターはフォロワーにチャンネルへの参加促進の通知を1回送ることができます。（日本では、同年6月に導入）

①【3月3日】利用者の年齢認証テストを拡大
→Instagramは、13歳以上から利用可能ですが、13～17歳である場合には、一部のコンテンツなどに利用制限がかかります。利用者が「18歳未満」から「18歳以上」にInstagramに登録した生年月日を変更しようとすると、以下の2ついずれかの方法による年齢認証が求められる機能です。

②【4月14日】リール動画に新機能をアップデート（改善）
→リール動画に「トレンド」「編集」「ギフト」機能を付与することにより、現状機能を改善し、さらなる使いやすさを提供しました。

 

①【6月16日】一斉配信チャンネル機能を提供開始
→すでに同年2月、米国でテストがスタートされていた「Broadcast Channels」が日本でも提供されました。日本では、「一斉配信チャンネル」と呼ばれています。これによってインフルエンサーとユーザーのリアルタイムな交流が可能となり、エンゲージメント強化、つまりよりファン化を推進することとなるでしょう。

①【7月13日】InstagramとFacebookのサブスクリプション「Meta認証」提供開始
→Instagramはユーザーへの提供価値を高めるため、クリエイターからのフィードバックをもとに、日本でも「Meta」認証を提供開始しました。特に「認証バッジ」「アカウントサポート」に対する要望が多く、以下の通り特典を定めています。

上記のサブスクリプションは、InstagramもしくはFacebookから契約可能です。

②【7月18日】リールテンプレートに対するアップグレード
→近年Instagramのアカウントを成長させるためには、リール動画の投稿が欠かせません。クリエイターの編集にかかる手間を短縮し、クリエイティビティを向上させるため、コンテンツが拡充されました。これにより、クリエイターはわずかなタップ操作で魅力的なリール動画の作成が可能です。

③【7月25日】「サブスプリクション」による収益化機能を提供開始
→すでに解説した通り、クリエイター向けに収益を確保するための機能です。サブスプリクションの登録にはInstagramが定める一定条件を満たす必要があります。

④【8月11日】音楽を使った制作、友達とコラボーレーションなど新たな投稿方法のアップグレード
→投稿による交流の機会、楽しい価値を提供するために、主に以下3つの新しい機能が追加されました。

これらを共有・シェアすることにより、さらにInstagramの活用幅が広がるでしょう。

①【9月19日】ビジネス活用する企業向けサブスク「Meta Verified（メタベリファイド）」拡大
→Instagramは、企業クリエイター向けの新サービスを発表しました。MetaVerifiedは、「Instagram」「Facebook」「WhatsApp」でビジネスを行う企業がアプリ上で容易に目立つことを可能とし、適切なビジネスチャットを行っていることを顧客に伝え、信頼性を高めます。
9月19日の発表後、一部の国で数週間以内にテストが開始され、将来的なビジネス拡大を視野に入れた機能となっています。

②【10月17日】Instagram・Facebook内の「情報管理機能」拡張
→すでに1月19日に簡素化が発表されていた情報管理ツール「アカウントセンター」に、「情報のダウンロード」「情報へのアクセス」が追加されたことで、一元化されました。これにより、InstagramアカウントとFacebookアカウントが紐づき、より簡単に転送などの情報共有ができます。

①【11月6日】「ギフト」による収益化機能を提供開始
→先述の通り、同年2月8日に米国で提供されたもので、その約9ヵ月後に日本まで拡大しました。また、Instagramでは投稿するコンテンツのパフォーマンスに応じた報酬獲得制度を世界中で取り入れています。今後は段階的に日本でもテスト導入され、ますますSNSとしての幅は広がっていくでしょう。

②【11月15日】各投稿機能のアップデート、複数のインサイト更新
→Instagramではクリエイターがより楽にコンテンツ作成できるよう、常に最高のツール提供を目指しています。今回の主なアップデート機能は、以下の6点です。

③【12月6日】AIによるエクスペリエンス（MetaAI)向上の新機能を追加
→2023年の締めくくりとして、AIによってInstagram、Facebook、Messenger、WhatsAppのエクスペリエンス向上における20以上の機能が追加されました。
異なる種類の情報を同時に処理できる「マルチモーダルAI」機能などの活用により、Meta社は、本件の発表ページ（公式サイト）に「2023年はMetaのAIにとって素晴らしい年でした」と伝えており、SNS媒体として充実した様子を露にしています。

2023年、Instagramの機能はますます充実し、SNS媒体としての価値を高めた年だと考えられます。
記事内の一番最後にご紹介した、「AIエクスペリエンス」に関する公式ページでは、「コンテンツ生成、音声、マルチモダリティにおけるAIの進歩により、新しいクリエイティブで没入感のあるアプリケーションを提供できるようになる来年が待ちきれません。」と伝えています。2024年に先駆け、「今後ますます発展を続けるインフルエンサーマーケティングにおける基盤固めの年」と言えるでしょう。

リデルではInstagramの他にもX(旧：Twitter)、TikTok、新しく開始されたThreadsについても情報のキャッチアップを常に行っておりますので、お困りの際はぜひお問い合わせください。

LIWでは【認知・周知 ▷ 広告・宣伝 ▷ 制作・運用 ▷ 接客・販売 ▷ 調査・開発】の5つのメイン機能を一元管理し、貴社のSNSやインフルエンサーマーケティングを成功に導きます。

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