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大ヒット映画の裏側でも活用されている!上手なSNS集客とは?
最終更新日 2024年9月17日(Tue)
記事作成日 2023年12月23日(Sat)
コロナの影響をダイレクトに受けた映画業界も、2022年 日本においての興行収入がコロナ前の1割減まで迫るまで回復しているそうです。
アジアを中心に世界でも大ヒットを記録した『THE FIRST SLAM DUNK』も、2022年12月3日の日本公開から、超絶ロングランを経て、2023年8月31日に終映となったように、「売れてる映画の話題化」を目にする機会が増えたように思います。
そこで今回は、最近の上映ヒット作がSNSをどのように活用していたかを簡単にご紹介しましょう。
今回は、リデルシェア(note)にて弊社西村が担当した「ヒット映画はSNSをどう使ってる?」をコラム記事としてお届けします。
目次
1.THE FIRST SLAM DUNK
本作品は、先述の通り半年以上に渡る劇場公開の偉業を成し遂げた作品です。
その興行収入は、なんと 155億円に上ります。
どれほどすごいのかがイメージしづらい方もいるかと思いますが、同等の興行収入を誇る作品として「アバター」や「崖の上のポニョ」が並びます。
そんな本作、主にはインスタグラムとX(旧Twitter)をPRの場としての活用が印象に残っています。
「ノンプロモーションのプロモーション」を体現
https://www.instagram.com/slamdunk_movie/
公開の5ヶ月前にインスタグラムに投稿されたポスター写真とともに、公開日の決定やタイトル告知など、一般的な情報発信がなされます。
そこから、チケット販売などの告知を挟み、公開2週間前からのカウントダウン投稿が開始します。
本編映像はほとんど無く、「期待値を煽らない」「観る前に固定の価値観を植え付けない」と潔さを感じました。
作品価値を高める良質なストーリーズ活用
これでPRになってるの?と思われるかもしれませんが、長く続き昔からのファンも多い作品だからこそ、その想いに答える形を「ストーリーズ」で展開していました。
https://www.instagram.com/stories/highlights/18149418226255013/
ストーリーズでは「この作品に向き合い続けたスタッフ」に焦点を当て、作品を作り続けた人々の熱い想いを届けます。
これから鑑賞する人の鑑賞意欲を焚き付け、鑑賞し終えた人にはその高ぶった感情をさらに昇華するコンテンツです。
まるで、『THE FIRST SLAM DUNK』の裏側で行われていた熾烈な試合のごとく、作品バリューを高める良質なストーリーズ活用が行われていました。
SNSはそもそも、個人があらゆる感情を発信する場所です。
企業体であっても、その点を忘れずうまく活用することで、特に映画などのコンテンツはさらにユーザーのエンゲージメント向上へと繋がります。
2.キングダム 運命の炎
大人気マンガの実写映画化 第三弾の本作品は、日本映画にはなかなかないスケールで描き、実写化のクオリティも賞賛されています。
2023年8月末時点の興行収入は45.9億円と、今のところ回を重ねるごとに低下傾向にあります。
- 1作目:57.3億円
- 2作目:51.6億円
そんな『キングダム 運命の炎』、おそらくSNSを熟知している方が運用されているのではと感じます。
圧倒的なフィード投稿数
https://www.instagram.com/kingdom_movie/
SLAM DUNK とはうって変わって、ストーリーズとハイライトの活用は薄く、その代わりフィードの投稿数が圧倒的です。公開中は1日1投稿以上の情報発信を決めて運用されているように見受けます。
そんな中、上図の通り、インスタグラムの機能「ピン留め」をうまく活用している印象を持ちます。
「ピン留め」とは設定した投稿を一番上に貼り付け、投稿順に流れていかないようにし多くのユーザーの目に留める機能です。
公開から話題化の継続のため発表された「シークレットキャスト映像」も、早速最もユーザーから見えてもらえる左上にピン留めされています。
また、ピン留めは3つのコンテンツを同時に行うことができます。
- 最新情報
- キャストの様子(ここだけしか見れない限定コンテンツ)
- 予告映像
これら3つの情報のバランスを取ってユーザーに対して全方位の構えをしている点は、とても上手に活用されています。
キャンペーンの実施
さらに「感想を投稿してもらうキャンペーン」も付随して展開・告知しており、拡散する仕組みやSNSのトレンドを含んだ運用法をしています。
本作品はキャスト名をハッシュタグとして付与した投稿が多く見られ、ファンなどハッシュタグ検索でアカウントの流入も狙っています。適切なハッシュタグの選定は、エンゲージメントの向上に必須です。
しかし、逆パターンも然りです。
アカウントに滞在しているユーザーがそのハッシュタグを押下してハッシュタグ検索画面に遷移する、つまりアカウントから出て行ってしまうことにもなり得ます。
ユーザーは一度アカウントから出て行くと、ほとんど戻ってこないとも言われているため、ハッシュタグの内容や付与する場所に注意しましょう。
3.バービー
アメリカで2023年に公開された「バービー」は、映画作品No.1になりました。
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を早々に抜き去り、ワーナー・ブラザーズ配給作品でも過去最高額を更新中と、ビッグヒット中です。
公開から何かと話題のこの作品ですが、日本では公開3週目にして興行収入5.6億円、全米840億円と比べると低迷中です。
バービーフィルター
日本では大人しめの興行収入ではありますが、作品の特徴をうまく活用した、誰でもバービーになれちゃう「バービーフィルター」の展開には目を見張りました。
自身やペットの写真をアップロードすると、バービーの世界観に入ったようなオリジナルのクリエイティブが作れるサービスです。
公開前のローンチと合わせて、多くのインフルエンサーやユーザーのSNS投稿を見かけました。
「特別な体験」を露出したくなる、SNS利用者の心理もうまく活用した好事例と言えるでしょう。
まとめ
人気を集めた映画たちは、その裏側でSNSを活用した戦略により「大ヒット」へ繋がっているケースもあります。
次回観に行く映画は、事前にどんなSNS活用をしているかチェックしてから観ると、また違った鑑賞体験ができるかもしれません。
LIWでは【認知・周知 ▷ 広告・宣伝 ▷ 制作・運用 ▷ 接客・販売 ▷ 調査・開発】の5つのメイン機能を一元管理し、貴社のSNSやインフルエンサーマーケティング成功に導きます。
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